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ディアルガVSパルキアVSダークライの編集履歴

2022-07-20 22:24:29 バージョン

ディアルガVSパルキアVSダークライ

でぃあるがたいぱるきあたいだーくらい

『ディアルガVSパルキアVSダークライ』とは劇場版ポケットモンスターの第10作である。

概要

2007年7月14日に公開。『ダイヤモンド&パール』シリーズでの劇場版第1作であり、次作の『氷空の花束』と次々作『超克の時空へ』と物語が繋がる3部作構成になっている。

タイトルは発表当初は『ディアルガVSパルキア』までだったが、後に幻のポケモン・ダークライが加わった。


前売り券配信は、歴代映画主役ポケモンで行われた人気投票の結果で決まったデオキシス

また、本作からは映画館でもワイヤレス通信で配信が行われるようになった。本作での配信ポケモンはもちろんダークライ


ストーリー

次のポケモンコンテストに参加するため、アラモスタウンへやってきたサトシたちは、町でアリスという可憐な女性と出会った。アリスに町のランドマークである「時空の塔」や水と緑が豊な美しい庭園に案内され、すっかり観光気分のサトシたちだったが、そこで一行は何者かによって庭園があらされているのを発見する。そこへやってきたのは、この町の有力者アルベルト男爵。庭園をあらしたのは、幻のポケモン・ダークライのしわざにちがいないと自信ありげに語るアルベルト。やがて不気味な影の中から、サトシたちの前に漆黒のポケモン、ダークライがこつぜんとその姿を現したのだった。

はたして、ダークライは敵か? それとも味方なのか?(公式サイトより引用)


登場ポケモン


人物


用語

  • アラモスタウン

周囲を湖に囲まれた島の上に建てられた街。欧州の建築様式を思わせる建造物が特徴で、街のシンボルである時空の塔と庭園は天才建築家のゴーディによってデザインされた。アルベルト男爵はこの街の名士である模様で、アリスは気球を使って街のガイドをやっている。

サトシ達が訪れた時期にはちょうどお祭りが開催されており、そこでは三日月の羽が売られていた。

市街地の裏路地にはブニャットが、庭園にはポッポピジョットをはじめとする鳥ポケモン、コリンクヌオーマリルリなどが生息している。なお、この庭園に住むエルレイドはアリスと顔馴染みの模様。アリシアが子供だった時代にはレントラーが生息していたようだ。

シンオウ地方の地図上では谷間の発電所の南部にあり、北海道の地図上の位置では富良野か芦別辺りにある。モデルはスペインバルセロナ


  • 時空の塔

左を空間を象徴する空間の塔、右が時間を象徴する時間の塔で構成している街のシンボル。

一定の時間になると美しい曲が流れて時間を知らせる役割があり、内部にはポケモンコンテストの会場やトニオの研究室がある。また、曲の内容は機械室にセットする「音盤」によって異なる。

中央ホールには草笛を吹くアリシアの彫刻があり、アリシアの周囲をエルレイドザングーストリトドンドクケイルアゲハントリーフィアグレイシアエレキブルブーバーンプラスルマイナンハブネークサーナイトバルビートハブネークの彫像が取り巻いている。

モデルはサグラダ・ファミリアで、公開当時から13年たった今も未だに完成していない。


  • オラシオン

ゴーディの日記に描かれていた謎の単語で、未来に起こる何らかの危機の為にゴーディが遺したものらしい。

その正体はアリスが祖母アリシアから教わった草笛の曲の事であり、時空の塔にオラシオンを記録した音盤が遺されていた。この曲は荒んだポケモンの心を癒す力があるとされる。『キミにきめた!』では歌詞が付けられ、「オラシオンのテーマ~共に歩こう~」のタイトルでEDテーマに採用された。


余談

アバン

アバンでは10tnを記念して歴代劇場版に登場したキーポケモンが総登場している。なお、第3世代までの伝説のポケモンでライコウは過去の劇場版で活躍しなかった為、歴代伝説で1体だけハブられる羽目に…。彼の活躍は幻影の覇者まで待たねばならない。

ポケモン出典備考
ミュウミュウツーの逆襲(1997)
ミュウツー"シャドーボールを発射
ルギア幻のポケモンルギア爆誕(1998)ミュウツーのシャドーボールをひかりのかべ?で防御していた
フリーザー&サンダー&ファイヤー"アンノーンが散らばった際にフリーザーが通過するカットがあり、三鳥でも優遇された扱いになっている
アンノーン結晶塔の帝王ENTEI(2000)
エンテイ"ほのおのうずを発射
セレビィセレビィ時を超えた遭遇(2001)エンテイのほのおのうずみずのはどうでかき消した
スイクン"
ラティアス&ラティオス水の都の護神ラティアスとラティオス(2002)
グラードン七夜の願い星ジラーチ(2003)出典とは異なり、メインビジュアルにも描かれた本物が地面から登場
ジラーチ"
デオキシス裂空の訪問者デオキシス(2004)原作と同じく紫色のコアの個体、緑色のコアの個体が登場
レックウザ"はかいこうせんを発射
ルカリオミュウと波導の勇者(2005)レックウザのはかいこうせんを躱した
レジロック&レジアイス&レジスチル"三体同時にはかいこうせんを発射
カイオーガ蒼海の王子マナフィ(2006)大波と共に登場
ホウオウポケットモンスター第1話「ポケモン! きみにきめた!」「波導の勇者」とは異なり、恐らく本物


ネタ

VSダークライ

またしても戦わされるダークライさん

公開からしばらくした2011年頃から、SNSの発達に伴いタイトルが大喜利のネタとして流行しており、よく「○○VS××VSダークライ」の形で色んな対決に巻き込まれている。(ニコニコ大百科においては「VSダークライ構文」などと呼ばれている。)


上述の通り、この映画のタイトルは当初「ディアルガvsパルキア」として広報され、公開が迫ってからサプライズ的に「vsダークライ」が追加された。

しかし、ゲーム内ではディアルガ・パルキアと三つ巴関係にあるのはどちらかというとギラティナであり、ダークライは縁が遠い。ダークライ自身はむしろクレセリアとの繋がりが深い。

よって、「関係ない戦いに首を突っ込んでくる変な奴」状態になっていることが面白がられ、ネタとして定着し、今日に至っている。

2020年秋にはニコニコ大百科週間HOTワード第2位にランクイン。


VS構文の例

とまあこんな風にダークライは毎度の事無茶を強いられる。それどころか、ダークライの部分も改変される事もしばしばある。そのせいでネット上では「何かあるたびに無理矢理戦うことを強いられる人」というイメージを抱くユーザーも少なくはない…。




「パルキアのバカヤロー!!」

今作でのパルキアに対するサトシの理不尽な罵言である。(特撮ファンならこいつを思い浮かべた人もいるはず)。

これまでポケモンを誰よりも大切に考えて行動してきた少年が初めて、ポケモンに対する暴言に一部のポケモンファン(特にパルキア)の中にはトラウマになった人もいたのではないだろうか。


確かにアラモスタウンの人々を街に閉じ込め、崩壊寸前に追い込み、更にはダークライを殺害(その後復活したが)するなどの悪行を見れば無理もないと思うが、被害を拡大させたのは明らかにディアルガとダークライである。

パルキアは傷を負ってまで街に避難しに来たのにも関わらず、ダークライは(サトシ達が街から出られず困っているとはいえ)門前払い同然に「デテイケ!」と言わんばかりに無理矢理追い出そうと攻撃。無慈悲もいいところである。しかもそのせいでパルキアはディアルガから身を隠すための結界を解く羽目になり、その結果ディアルガに見つかってしまう。更にディアルガはパルキアを倒すために散々暴れまわってサトシ達を(オラシオンを鳴らす)妨害しておきながら、何の償いもせずにパルキアをほったらかして自分だけ先に帰っていく始末である。どう見てもこいつが主犯だろ。

結局パルキアはこの後サトシに過激な暴言を吐かれ、たった一体で全ての責任を背負われてしまう。


この様に、パルキアだけが悪者扱いされがちだが、意外にも他作品(TV版含む)に登場した伝説・幻のポケモンの中にもパルキアに限らず、サトシに迷惑をかけた奴らは少なくない。


例を挙げると…

  • 人間に復讐するために多くのポケモンを巻き込み、戦いを邪魔したサトシを石に変える→ミュウツー
  • 相棒のピカチュウをを勝手に連れ去り、住処の防衛システムを使って殺そうとした(その後、改心して助けるも、今度は別の事情で再び殺しかけた)→ミュウ
  • ディアルガと同様、些細な私怨で街に現れ、破壊行動を起こす→レックウザ
  • とにかくサトシにやたら生意気な態度を取り、挙句にギラティナの餌にしようとする→シェイミ
  • 主犯でもないのに、連帯責任同然にサトシ達を襲い、ピカチュウを石化して殺しかけた→イベルタル
  • 同じく、主犯でもないのに連帯責任同然にポケモンを嗾け、ピカチュウの目の前でサトシを消滅させる→マーシャドー
  • リーリエを無理やりテレポートさせてタイプ・ヌルに合わせて彼女のトラウマを呼び寄せ、更にその罪をサトシに押し付け、グラジオに𠮟責させる→コスモッグ

…どいつもこいつも、「バカヤロー!」と言いたくなる連中ばかりである。

だが、サトシが暴言を吐いた相手はパルキアただ一体だけである。


サトシに過激な暴言を吐かれ、たった一体で全ての責任を負わされ、次作には出番は無し、次々作で唯一「サトシに名前を呼ばれない」「ピカチュウと仲良くならない」など、パルキアには散々な扱いが続いた。唯一の幸いは「ギラティナに狙われなかった事」ぐらいか(逆に言えばディアルガは全ての責任をパルキアに押し付けた罪をギラティナに清算させられたともいえる)。

更に最終章では自分とディアルガが戦う事になった元凶は自分の親を裏切り、その怒りを買った愚かな古代人だという衝撃の事実が判明。人間の身勝手なエゴとその復讐心に囚われた親に振り回され、パルキアは達と共にどこかの古代怪獣と同様、愚かな古代人の尻ぬぐいをさせられる羽目に。何とも腑に落ちない扱いである。こう考えると、パルキアもまたそんな負の連鎖に巻き込まれた被害者であるとも言えなくもない。

果たして、ポケモンマスターを目指す少年の声を演じたこの人はパルキアという一匹のポケモンに対し、こんな言葉を投げつけてどんな気持ちだったのだろうか…?




関連タグ

ポケットモンスター 劇場版ポケットモンスター

ポケモンサンデー

ディアルガ パルキア ダークライ


ゴジラVSコング:第三者が乱入した対決映画繋がり。

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