機械族とは、遊戯王OCGの種族の一つである。
アニメ『遊戯王GX』で丸藤亮・丸藤翔兄弟が使用したのが影響となって注目されるようになった。
今でも様々な特殊カテゴリーやサポートカードが増えつつある。モンスターの総数は戦士族に次いで2番目に多い。
特徴
初期はあまり強力なカードがなかったが、城之内克也が使用した「人造人間-サイコ・ショッカー」というトラップ封じの強力カードが出てきて、さらに上記のようにGXが始まってからは爆発的に増え始めた。
それに対抗してか、相手の機械族をも吸収するモンスター「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」(アニメでは「キメラテック・オーバー・ドラゴン」に似たような効果であった)など機械族をピンポイント対策するカードが出てきたほどであった。
しかし今でも、「ガジェット」や「カラクリ」など強力カード・デッキが現れ続けるのは未だに健在である。
また、ハイリスク・ハイリターンの形で、適用ターンの終わりで機械族は自壊するが1ターンのみ攻撃力を倍にできる専用魔法カード「リミッター解除」の存在から、爆発的に攻撃力上げて1ターンキルを狙う、という戦法も秘められているのが特徴。
Gxの「サイバー」や「ロイド」、5D'sの「機皇」、ZEXALの「ギミック・パペット」など、敵・味方を問わず主要キャラクターにメインで使用するキャラが登場しているため、戦士族・ドラゴン族等と並んでなかなか人気がある種族でもある。
主な使用者
遊戯王/遊戯王デュエルモンスターズ
バンデット・キース
一番最初に機械族をメインに使ったデュエリスト。特に決まったモチーフのモンスターはいないが、銃火器類を題材にした機械族モンスターが多い。
大田宗一郎(BIG4)
「機械王」や「パーフェクト機械王」を主軸にこの種族を使用。派手さは無いが、堅実なバーン戦法をとる。
闇マリク
拷問や猟奇的なイメージを持つ機械族モンスターを使用。全体的に癖のある効果をもつモンスターが多い。OCG化に伴い悪魔族に種族が変更されたものもある。
ヴァロン
複数のパーツから成る「アーマー」と名のついた機械族モンスターを使用。文字通りのリアルファイトを城之内と繰り広げた。
遊戯王デュエルモンスターズGX
丸藤亮
サイバー流と呼ばれる流派の機械族デッキを使用。「サイバー・ドラゴン」を元に様々な派生モンスターが存在する。純正サイバーの【表サイバー流】、ドラゴン族とコラボの【裏サイバー流】の2つを使い分けている。
丸藤翔
乗り物をモチーフにした愛嬌のある「ロイド」と名のついたモンスターを使用。後に兄からデッキを受け継ぎ、自分なりにデッキを発展させた。
クロノス・デ・メディチ
「古代の機械」と名のついたモンスターが属する【暗黒の中世】デッキを使用。攻撃するときに相手の魔法・罠を発動させない強力な効果を有する。
鮫島校長
サイバー流の師範であり、丸藤亮の師匠。「サイバー・オーガ」を主軸にしている。
猪爪誠
サイバー流と双璧を成す【サイコ流】の使い手。「人造人間-サイコ・ショッカー」をメインに据え、そこからの派生モンスターで罠封じをする戦法を得意とする。
遊戯王5D's
不動遊星
「シンクロン」と名のつくモンスターを中心に低レベル・低ステータスのモンスターを利用した【ローレベルシンクロ】を得意としている。
龍亞
電化製品を題材にした「D(ディフォーマー)」と名のつく、表示形式によって様々な効果を得るモンスターを使用。
ボマー
長距離爆撃機や急降下爆撃機などの軍用機をモチーフにした【ジャイアント・ボマー・エアレイド】を使用。圧倒的な制圧力で相手の行動を制限する戦法をとる。
ディアブロ
全てのモンスターが闇属性・機械族で構成される【A・O・J】を使用。完全な光属性メタデッキであり、「DNA移植手術」を使い、フィールド上のモンスターを全て光属性に変え、優位に立つ。
イリアステルの三皇帝(プラシド、ルチアーノ、ホセ)、アポリア
三皇帝はそれぞれシンクロキラーの「機皇帝ワイゼル∞」、「機皇帝スキエル∞」、「機皇帝グランエル∞」を使用。
三皇帝の真の姿であるアポリアは前述の「機皇帝」に加え、「機皇」と名のついたモンスターを使用。
ブルーノ/アンチノミー
機械族ともう一つの種族を持つ「TG」と名のついたモンスター群を使用。強力な効果を持つものが多く、2体ほど制限入りしている。
遊戯王ZEXAL
武田鉄男
ネジ巻きのブリキの玩具を題材にした機械族デッキを使用。九十九遊馬に敗北したことがないというだけはあり、実力は確か。エースはブリキの大公。
オボミ
スクラップでできた動物がモチーフの「オンボロボ」と名のついた機械族モンスターを使用。
油圧ショーベェ
工事現場の建設機械が題材の「重機」と名のついたモンスターを使用。圧倒的なパワーで攻めることを得意としている。使用エクシーズは重機王ドボク・ザーク。
神月アンナ
様々な列車をモチーフにしたモンスターが属する【鉄道】デッキを使用。並外れた攻撃力を誇るモンスターを用いるが、その分非常に癖のある効果を持つ。エースはランク10エクシーズである超弩級砲塔列車グスタフ・マックス。
Ⅳ
不気味な呪いの人形をモチーフにした「ギミック・パペット」と名のつく機械族モンスターを使用。レベルを変化させたり、墓地からモンスターを呼び戻す効果を持つものが多い。
Ⅴ
宇宙や天体に関する機器を題材にした機械族デッキを使用。切り札はランク9エクシーズNo.9天蓋星ダイソン・スフィア。他には「奈落」と名のついた罠カードをデッキに採用している。
遊戯王ZEXALⅡ
オービタル7
動物をモチーフとした小型ロボット、SDロボ(スーパーディフェンスロボ)を使用。切り札はカイトの銀河眼の光子竜のパロディである廃品眼の太鼓竜(ガラクターアイズ・ファットドラゴン)。
羽原飛夫&羽原海美
レベル10の超巨大飛行船や超巨大客船など、非常に大きいサイズの最上級機械族モンスターを使用。タッグデュエルのプロで、タッグデュエルの性質を利用した連携戦術を披露。使用エクシーズはランク10の超巨大空中宮殿ガンガリディア。
遊戯王ARC-V
権現坂昇
武蔵坊弁慶をモチーフとした「超重武者」と名のつく機械族モンスターを使用。魔法・罠カードが墓地に存在しない場合に発動できる効果が多く、必然的にフルモンスター型のデッキになっている。
ユーゴ
昔の玩具をモチーフとした「SR(スピードロイド)」と名のつく機械族モンスターを使用。シンクロ召喚を主軸した戦術を得意とする。
主なモンスター
メカメカしいものから一見機械に見えないようなものなど多彩な外見のモンスターが多く、種類も多岐にわたっている。
通常モンスター
効果モンスター
ガジェット(グリーン・ガジェット、イエロー・ガジェット、レッド・ガジェット)
ユニオンモンスター
融合モンスター
チューナーモンスター
シンクロモンスター
エクシーズモンスター
リンクモンスター
制限・禁止カード
カードガンナー(効果、準制限→無制限)
キャノン・ソルジャー(効果、禁止)
デビル・フランケン(効果、禁止→無制限→制限)
発条空母ゼンマイティ(エクシーズ、禁止→無制限)
フォーミュラ・シンクロン(シンクロ、チューナー、制限→無制限)
関連カテゴリー
機械族モンスターのみで含まれるカテゴリー
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