コニシ艦隊

こにしかんたい

ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の集合タグのひとつ。コニシ氏デザインの艦娘さんの集合イラストに付けられる。

概要

コニシさんデザインの艦娘により編成される艦隊。

2021年9月現在、担当艦娘が41隻と突出しており、2位のしばふ艦隊の27隻、3位の藤川艦隊の22隻(間宮と伊良湖を含む)に大差をつける艦これ絵師艦隊の最大勢力である。

同一絵師艦で連合艦隊を組み尚且つ艦の重複無しで全艦を改二に改造した上で「空母機動部隊」「水上打撃部隊」「輸送護衛部隊」の3つの連合艦隊編成が組める、2021年現在でも唯一の艦隊である。

メンバー

金剛型戦艦（金剛、比叡、榛名、霧島）

クイーン・エリザベス級戦艦(ウォースパイト)

ネルソン級戦艦(ネルソン)

翔鶴型空母（翔鶴、瑞鶴）

ヨークタウン級空母（ホーネット）

アーク・ロイヤル級空母（アークロイヤル）

イラストリアス級空母（ヴィクトリアス）

祥鳳型空母（瑞鳳）

最上型重巡洋艦・後期艦（鈴谷、熊野）

長良型軽巡洋艦・後期艦（由良、鬼怒、阿武隈）

夕張型軽巡洋艦（夕張）

阿賀野型軽巡洋艦（阿賀野、能代、矢矧、酒匂）

Town級軽巡洋艦(シェフィールド)

陽炎型駆逐艦（陽炎、不知火、黒潮、親潮、初風、野分、嵐、萩風、舞風）

朝潮型駆逐艦（朝潮、大潮、満潮、荒潮、霰、霞）

J級駆逐艦（ジャーヴィス、ジェーナス）

速吸型給油艦（速吸）

しばふ艦隊に次ぐ多様な艦種を擁しており（※）、主要な艦種がほぼ揃う。入手時の初期能力では多少見劣りするが、練度を上げれば中心戦力として十分に通用する。加えて、コンバート改装や洋上補給、ネルソン・タッチ、（一般に他の同種艦は持たない）大発動艇や水上機の運用能力など、特殊な能力を獲得する艦も多く、多芸な艦隊であると言える。

※2021年2月時点で戦艦・空母・巡洋艦・駆逐艦が揃っているのはしばふ艦隊・コニシ艦隊・フミカネ艦隊・じじ艦隊のみ。なお、コニシ艦隊には未だに潜水艦が不在である。

中軸は改二実装済みの金剛型戦艦4隻と翔鶴型空母の2隻。クイーン・エリザベス級およびネルソン級の2戦艦、ヨークタウン級およびアーク・ロイヤル級・イラストリアス級の3空母も有力な戦力。これを質・量とも十分な軽・重巡洋艦、駆逐艦が補佐する編成が可能である。潜水艦こそいないが、水上での砲雷撃戦と航空戦で相手を制圧するには十二分であろう。

重巡洋艦は最上型後期型である鈴谷と熊野で、練度を上げると航空巡洋艦に、そして必要であれば軽空母にも改装可能。なお、この2隻を軽空母にした場合、敵艦隊に水上艦と潜水艦が混在していた場合、他の軽空母とは異なり水上艦を優先して攻撃する（艦これでは「攻撃型軽空母」と分類）。

軽空母の瑞鳳は、改二にすると射程が翔鶴型改二と同じく「中」まで伸びる。さらに瑞鳳改二乙となると射程は「長」まで伸び、かつ護衛空母としての役割・能力を獲得する。

軽巡洋艦クラスでは、多用途水上機/水上爆撃機(瑞雲・晴嵐等)や水上戦闘機(二式水戦改)が運用可能な艦が多いのも特徴(最初に運用可能になったのがコニシ艦隊の由良改二)。特に改二実装済みの由良・阿武隈・鬼怒・夕張の4隻は、軽巡洋艦でありながら大発動艇か搭載可能であり、また水上戦闘機や甲標的のいずれかが運用可能であったり、大発1艇分の輸送量を最初から内包していたり、装備スロット5つ持っていたりする（それぞれの性能や運用可能装備の違い等、詳細については個別の記事を参照）。これらは遠征や対陸上攻撃、輸送作戦などで優位な特徴である。

駆逐艦クラスでは、改二実装済みの朝潮型駆逐艦全艦(朝潮改二丁･大潮改二・満潮改二・荒潮改二・霰改二・霞改二/霞改二乙)が大発動艇を運用可能。上記の軽巡洋艦改二と同様、遠征や対陸上攻撃、輸送作戦で力を発揮する。霞改二は「艦隊司令部施設」も装備可能。

速吸にいたっては輸送作戦ゲージを削るTPが全艦中最大の【15】で、なおかつ改で大発動艇搭載可能と輸送量においては圧倒的なアドバンテージを持っている。

一方で泣き所もある。レアリティの関係で入手困難となっている艦娘も少なくない為、実際に入手するには相応の苦労が伴う艦隊である。(おまけに重巡も改装してしまうと艦種が変わってしまうのもしばふ艦隊と同じ。とはいえ、重巡洋艦のままよりも多芸な艦へ成長するので一概に不利なわけでもない)

艦これの立ち上げ当時からの古参メンバーも多く、ネタ方面も含めて独特な人気を集めている艦娘も多数居る。メディアミックス作品で主人公やヒロインの経験者が多いのも特徴である。

ちなみに戦艦と朝潮型・速吸を除き、艦型内で体に一部分に極端な違いが発生しているとの指摘もある。特にこことここが顕著。

2021年10月22日現在、改二実装済みの艦は以下の25隻。内9隻がコンバート改装に対応(太文字が対応艦)。

(金剛・比叡・榛名・霧島・阿武隈・翔鶴・瑞鶴・霞・大潮・朝潮・鬼怒・荒潮・鈴谷・熊野・由良・満潮・瑞鳳・霰・陽炎・不知火・黒潮・夕張・能代・矢矧・親潮)

2018年4月6日の霰改二の実装で遂に改二の実装率が50％を突破した。そして2018年6月13日の黒潮改二実装により、艦隊これくしょん稼動開始より実装されている初期実装のコニシ艦全員に改二が実装された。

余談だが、2015年夏以降「改二」・「期間限定グラ」・「新規実装艦」・「書き下ろしコラボイラスト」等々、何かしらのイベントがある度にイラストが発表される為、コニシ氏の体調を心配する声もあがっている。

何時しかかっぱ寿司のコピペを改変したネタが提督間に浸透するようになり、コニシ氏はキュウリを報酬にかっぱ寿司の地下でイラストを描き続けてるとかなんとか………あれ？

更にはコンプティーク2017年12月号の満潮改二紹介記事では、CVが宮川若菜女史ではなく、担当『コニシ』氏と誤植されてしまい、「コニシ氏は絵師だけじゃなく声優も担当するとか才能マルチ過ぎだろ」とか「絵だけじゃ報酬のキュウリが足りないんやな」とか、もう何が何やら。

兎に角艦これ絵師として「しばふ氏」・「しずまよしのり氏」と並ぶ看板絵師なのは間違いない。

来歴

2014年8月に行われた夏のイベントAL作戦/MI作戦において連合艦隊システムが実装された。当初は現在の空母機動部隊のみが編成可能であったが、コニシ艦隊は絵師艦隊の中で当初から連合艦隊の編成条件を満たしたうえで12隻全てを同一絵師の艦娘で編成出来る唯一の艦隊であった(しばふ艦隊のみでも一応編成可能だが雷巡が軽巡扱いされない為、北上か大井のどちらかを未改造で運用しなければならない。この2隻を軽巡のまま運用する提督はまずいないであろう)。

同イベントでの大淀実装によって日本の軽巡洋艦は(中華民国海軍から鹵獲した八十島（元・平海）および練習巡洋艦として建造された香取型を除けば)全て実装済みとなった。その後徐々に海外軽巡が実装された事によって今後他の絵師艦隊でも空母機動部隊の編成が可能となる可能性はあるが、最大限に改造と近代化改修を施したうえで空母機動部隊を編成出来るのは現在のところコニシ艦隊のみの特徴となっている。

2014年秋イベント発動!渾作戦からは、巡洋艦や戦艦を中心とした「水上打撃部隊」を組めるようになった。この水上打撃部隊でも長らくコニシ艦隊のみが最大改造で連合艦隊を組める艦隊となっていた（後にしずま艦隊も2019年12月のアトランタ実装に伴い条件を満たすようになったため現在では唯一ではない）。

2015年秋イベント突入!海上輸送作戦に実装された第3の連合艦隊システム【輸送護衛部隊】においてもコニシ艦隊のみで最大改造で編成可能。特に改二実装済みの由良・鬼怒・阿武隈の3隻は軽巡洋艦でありながら大発動艇か搭載可能であり鬼怒改二は無条件で大発1艇分の輸送量を最初から内包している。又改二実装済みの朝潮型駆逐艦全艦(朝潮改二丁･大潮改二・満潮改二・荒潮改二・霰改二・霞改二/霞改二乙)も大発動艇が搭載可能、速吸にいたっては輸送ゲージを削るTPが全艦中最大の【15】でなおかつ改で大発動艇搭載可能と輸送量においては圧倒的なアドバンテージを持っている。また、2018年2月21日に実装された瑞鳳改二乙は護衛空母としての役割を新たに獲得しており、2018年4月23日の陽炎改二に実装で改二駆逐艦の数が7隻となり輸送護衛部隊でも全艦改二艦での編成可能となった。

2015年9月25日のアップデートにて翔鶴改二・翔鶴改二甲が、同年10月30日のアップデート瑞鶴改二・瑞鶴改二甲で実装され、改二だけでの編成を組むことが可能になった。2017年4月5日のアップデートにて実装された鈴谷改二/鈴谷航改二、同年6月6日の熊野改二/熊野航改二実装で改二艦が14隻(以後も増加中)となり、艦これ五周年の記念の日に陽炎改二が実装された事で12隻全艦改二に改装した上で艦の重複無しで「空母機動部隊」「水上打撃部隊」「輸送護衛部隊」が編成可能な2018年6月現在唯一の絵師艦隊という特徴も手に入れた。

2017年9月12日にしずま艦の「Saratoga」に改二である「Saratoga Mk.Ⅱ⇔Saratoga Mk.Ⅱ Mod.2」が実装されるまではコンバート改装が実装されていたのはコニシ艦隊だけであった(しかし他の絵師艦隊は全部を含めても3隻しか対応艦がいない為未だに数の上では圧倒的である)。

大発動艇及び水上機運用可能な軽巡洋艦として2017年12月11日に多摩改二が実装されたが、輸送能力面では鬼怒改二に、水上機運用及びマルチロールな運用では由良改二、ボスキラーとして甲標的が装備可能で魚雷カットインで高火力を発揮する阿武隈改二と由良型改二の3隻が突出している為、大発運用又は水上機運用、連合艦隊の軽巡枠でのコニシ軽巡洋艦の需要は未だに高い。

2019年4月22日には金剛の「第三改装」となる「金剛改二丙」が実装。雷装を新たに備えた高速戦艦となり、連合艦隊第2艦隊への配備が運営からも薦められるなど夜戦への適正が向上している。因みに雷装を備える戦艦はBismarck drei・Гангут дваに続く3例目。改装設計図2枚の他に新型砲熕兵装資材x2・戦闘詳報・開発資材x300と要求資材は多い物の他の2隻より入手難易度は圧倒的に低い。

金剛改二丙の実装で現在実装されている「十干」を冠した特殊改装形態の内「甲」「乙」「丙」「丁」の四種の改装形態が揃った。特殊形態の内四種が実装されているのはコニシ艦隊だけである(他艦隊に乙・丁改装(パセリ艦隊)は存在するが丙改装は金剛改二丙が初である、その他「改二戊」は現在しばふ艦隊の赤城改二戊と加賀改二戊の2隻のみ)

また2019年4月20日より開始した第3次瑞雲祭り「ズイパラ」のステージにてアニメ2期のPVに合わせ「矢矧改二」も予告され、コンプティーク2020年10月号の記事では「能代改二」の実装も予告され2021年2月1日に運営電文より能代改二実装間近なのが報告され、2月5日に実装された。矢矧改二・矢矧改二乙も3月30日に実装。