ソルガレオ
そるがれお
「ラリオーナッ!!」
基礎データ
図鑑番号 | No.791 |
---|---|
UBコードネーム | UB:SUN |
分類 | にちりんポケモン |
タイプ | エスパー/はがね |
高さ | 3.4m |
重さ | 230.0kg |
特性 | メタルプロテクト |
Zワザ | サンシャインスマッシャー |
各国での種族名
英語 | Solgaleo |
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フランス語 | Solgaleo |
スペイン語 | Solgaleo |
ドイツ語 | Solgaleo |
イタリア語 | Solgaleo |
韓国語 | 솔가레오 |
中国語 | 索爾迦雷歐/索尔迦雷欧 |
概要
初登場は『ポケモンサン・ムーン』。
アローラ地方に存在する伝説のポケモンの1匹であり、太陽を司る獅子の姿をしたポケモン。ルナアーラとは対を成す。
名前の由来は「ソル(sol:太陽)」+「ガ(牙)または(ヶ)」+「レオ(leo:獅子)」だと思われる。
ちなみに鳴き声はハワイ語でla(太陽)+liona(獅子)だと思われる。そのまんまである。
モチーフには諸説あるだろうが、ポリネシアやメラネシア、太平洋の熱帯圏から選ぶなら、インドネシアのバロンや沖縄や台湾などのシーサーなどに近い属性を持つ。または、錬金術における「緑の獅子」もあるだろうか。
太古の時代から太陽の使者として崇められており、人々から「太陽を喰らいし獣」と呼ばれていた。太陽を思わせる特徴的な鬣 (たてがみ) を持ち、体内に莫大な光のエネルギーを有している。
強大なパワーを解放すると顔の額部分に紋章のような眼が浮かび上がり全身が激しく輝く。この姿はライジングフェーズと呼ばれる。
ムーンのポケモン図鑑によるとルナアーラとは同じ種族であり、こちらは♂にあたるらしい。
専用技として「メテオドライブ」を持つ。
はがねタイプの技で、相手の特性を無視して攻撃できる特性「かたやぶり」の効果を持つ。
モチーフが太陽という事からほのおタイプだと誰もが思ったが、まさかのエスパー・はがねの複合タイプ。そして特性のメタルプロテクトはクリアボディと同じ効果だが、実は特性テラボルテージとターボブレイズを無効化する隠された効果があり、地味ではあるがクリアボディの上位互換である。
専用技・メテオドライブが物理技なので、物理型としては一番受けたくないいかくを無効にできる為、活用法がゼロと言う事も無いだろう。
異名に反して炎が弱点という一見矛盾したタイプのように見えるが、
- 相方のルナアーラは夜と闇を司る。となると、ソルガレオが担うべきは昼と光であり、炎は別に関係なくなる(フィクション、現実問わず太陽に関連するモンスターや神などは炎に関係しない単一の光属性として扱われることも多い)
- ソルガレオの設定についても、炎に関係するものはない。強いて言うなら技としてフレアドライブを習得するだけ
- はがねタイプはドーミラーやジラーチ、わざで言うとラスターカノン、コメットパンチ、はめつのねがいなど光・星・隕石に関係する物も多く、エスパーもエーフィやソルロックなど神聖な意味合いの為か太陽に関わることも多い(ちなみに太陽関係の設定で炎タイプを持つポケモンはウルガモス系統しかいなかったりする)。
この為、矛盾したように見えて意外に筋が通った組み合わせのタイプといえる。
ネタ的にもさらにソルロックとのシナジーが上がった。
……メタいことを言えば、ガオガエン(ほのお・あくタイプの虎型猫ポケモン)とのキャラ被りを避けた結果というのもあるかもしれない。
ちなみに、顔と四肢は歴代で最もリアルな獅子に近い。
なお、鼻の穴に当たる部分を目と勘違いしたばっかりに「ゴツいソーナンスみたいだ」と感じた人が発信、それに他の人が感化されてしまい、「そうとしか見えなくなってしまった、どうしてくれるんだ」と嘆いた事態が発生したらしい。
色違いは全身が主に白い体なのに対し、とにかく赤く、紅に燃えている。この色違いのお陰で通常色より更に太陽に近くなった。紅き獅子の戦士と言えば…?
ポケモンUSUMではネクロズマがソルガレオを取り込んだ姿「たそがれのたてがみ」が登場する。こちらは能力的にも相互互換といった所だった。
ゲーム中での性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
137 | 137 | 107 | 113 | 89 | 97 |
HP・攻撃の種族値が共に137、防御も107と物理方面に優れる。
特殊面も弱いかと言えばそこまでではなく特攻は113・特防は89と悪い数値ではない。
素早さは伝説のポケモンの中では意外と高めの97。
技も前述のメテオドライブ・フレアドライブの他エスパー・はがね・ほのおタイプの技を幅広く覚える。太陽の化身だからかソーラービームまで覚えてしまったりする。
また、伝説のポケモンとしては実に3世代振りにじしんを習得可能。今まで長かった。
小技もでんじは・ひかりのかべ・リフレクターと意外と充実している。
地味にバークアウトまで覚えてしまう為、若干不安の残る特殊耐久までフォローできる。
但しおにびは覚えない。そこまでするとさすがにやり過ぎか。
「なんではねる?」と思う人も少なくないだろうが、実はこれを習得可能=Zはねるで攻撃を3段階上昇させられる唯一の伝説のポケモンなのである。こうなればもはや誰も止められない(ちなみに相性最悪のゲンシグラードン(HP振り)ですら、攻撃3段階上昇のじしんで高乱数1発である)。
ただしこれにより、モンスターボール以外のボールにソルガレオを入れている場合、Zはねる型では無いことがバレてしまう点は注意。
対戦ではゼルネアスに対するメタになり得る事から使用率は高く、日食ネクロズマの登場後もまだまだ現役と呼べる性能である。その為、この2匹の影響でゼルネアス(と相方のレシラム)の使用率が大きく減っている。ただ、イベルタルは天敵と呼べるので要注意。
同タイプで基礎火力や素早さで勝るメガメタグロスは強力なライバルだが、あちらと違いメガ枠を消費しない、炎技やワイドガードの習得、そしてZ技による瞬間的な火力などで勝ることから単純に上位下位と呼べる関係ではない。
アニメ版
アニメ『サン&ムーン』第52話で、カプ神の協力を得たことによってほしぐも(コスモウム)が進化。
コスモウムのときは無反応だったが、サトシのことはちゃんと覚えておりサトシが差し出した金平糖を食べている。ちなみに舌は黄色で声は聖獣バラゴンの流用(ルナアーラはモスラ)。
ルザミーネを助けるためサトシたちを背中に乗せ、Zワザ「サンシャインスマッシャー」でウルトラホールを開いて突入した。
無事にルザミーネを救出し元の世界に戻った後は行方不明だったが、ククイ博士とバーネット博士の結婚式に現れ再び空の彼方に飛んでいった。
その後ネクロズマ編で再登場し、光を求めるネクロズマに取り込まれ「たそがれのたてがみ」になってしまったが、サトシたちが協力してネクロズマに力を送ったことで解放された。
新無印編131話でもサトシのポケモンとして回想に登場し、モクローやアーゴヨンらと共にピカチュウにエールを送った。
関連動画
関連タグ
ウルトラビースト
禁止級・対になるポケモン
関連ネタ
ポケモン機械化:見た目からネタにされやすい。とくに、ムラサメライガーやビクトリーライガー、ライガーエアロ、シーザー・ザ・キングなどのライガー系の戦闘機獣(俗称ライガーソルガ or ソルガライガー)や旋風神、色違いは百獣戦隊ガオレンジャーのガオライオン(ライガーゼロがモチーフ?)、パズドラのレオニスなどとネタになりがち。ネクロズマと合体した「たそがれのたてがみ」は、なおさらムラサメライガーまたはライガーゼロまたはそれらの派生型に近い容姿となった。
ダンバル/メタング/メタグロス ジラーチ ドーミラー/ドータクン ネクロズマ(たそがれのたてがみ):はがね・エスパー繋がりのポケモン。
エンテイ、レントラー系統、カエンジシ系統:ライオン繋がりのポケモン。特にカエンジシはストーリー的な繋がりとして『正義のソルガレオと悪のカエンジシ』と対比が出来る。
ゴスペル、グレイガ:初登場タイトルがサンとムーンなだけあって、似てるとネタにされたキャラ。といってもコイツらのモチーフは狼で、太陽と月の名を冠する作品に登場したのはコイツなのだが。
タイヨウシシレッド:ライオン+太陽繋がり。
獅機龍神ストライクヴルム・レオ:獅子座がモデル。こちらはソルガレオとは逆に月がモチーフだが、ネクロズマと合体した姿がそれと酷似しているとの声もある。