カプコン製ヘリ
あんしんとしんらいのへり
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安心と信頼のカプコン製ヘリ
概要
カプコン製のゲーム、とりわけバイオハザードシリーズ作中に登場するヘリコプターのこと。株式会社カプコンが実際にヘリコプターを製造しているわけではない。作中でヘリが墜落or爆発する確率が非常に高いことから、死亡フラグとしてファンおよび公式から認知されている。愛と皮肉をこめて『安心と信頼の』をつけて呼称されることが多い。
特に物語中盤や真相解明前のヘリかつ、搭乗者が救出チームだった場合はほぼ確実に落ちる。だが、登場すると100%墜落するわけではなく、ラスボスを倒した主人公が脱出するための場合は墜落しないことが多い。また、バイオハザードシリーズ以外のカプコン作品でも高確率で墜落することから同様の名称で呼ばれている。
また、ヘリに限らず、多くの乗り物が、横転、墜落、破壊、爆発等の憂き目に遭っており、それらについても「カプコン製〇〇」と呼ばれる場合もある。
CAPCOM自身もこのことは認知してるのか後述のあるPVではわざとヘリを落とす所業をする、七夕の短冊でヘリの操縦が上達しますようにと皮肉と自嘲のこもった願いをかけるなど公式からもネタにされてる
主な例
本編
バイオハザード3
BIO HAZARD CODE:Veronica
- 今回は珍しくヘリで脱出する場面も無く、墜落するシーンもない。ヘリの出番はOPムービーでクレアを蜂の巣にしようとして鬼神の如き追撃する場面のみ。
- 中盤、飛行艇で脱出しようと試みるも、ハッキングによって飛行機のコントロールが奪われ、アンブレラ南極基地へと誘導され、墜落する。
バイオハザード4
- 最初の墜落ヘリはチャプター2-2の籠城戦直前にハニガンからの通信で「レオンとアシュリーを救助に向かったヘリが何者かによって撃墜された」との連絡が入る。とうとう登場前に撃墜された。
- (RE:4では「酷い嵐の為ヘリの迎えが遅れる」ということに変更される)
- そして、次は孤島終盤にてレオンの援護に駆けつけたマイクのヘリが登場。機銃やミサイル等その圧倒的な火力でレオンを援護してくれる。(プロフェッショナルでは飛び回っているだけで殆ど働かないが)だが、しかし「これが終わったら一杯飲みにいこうぜ」「いい店知ってるんだ」と盛大に死亡フラグを建てた直後、ガナードの放ったロケットランチャー弾頭がに直撃、あえなく崖下へ墜落する。
- RE:4ではノビスタドールの群れに襲撃されて墜落する。
- ラスト、エイダはヘリで脱出する。RE:4のEDではウェスカーの野望を聞いたエイダはパイロットに銃を突き付けて「今すぐ進路変更して」と脅す描写が追加された。あのままエイダの要求を飲まなかったら確実に墜落するフラグが立っていた。
- また、リメイク版RE:4のPVでとうとうアニメデビューすることになり、内容はガナード達の襲撃で天に召されるレオンとアシュリー。2人が天に召される途中おじいさんが自力で作り上げたヘリコプターで笑いながら2人に突っ込んで爆発させるというツッコミどころ満載のカオスな動画に仕上がっている。
バイオハザード5
- 序盤にてカークの乗ったBSAAのヘリが登場。マジニの群れや障害物をミサイルで吹き飛ばす等のマイクの如き活躍を見せる。しかし、その後キペペオの群れに囲まれあえなく墜落する。素早く駆けつければ墜落するムービーを見ることができる。
- ラスト、ジョッシュとジルの乗ったヘリがクリスとシェバの救援にかけつける。が、マグマに落ちたウェスカーが道連れにしようと触手でヘリを掴んでくる。この時発生するQTEに失敗すると、最後の最後でヘリごとマグマに叩き落とされる。
- オルタナティブ・エディションでの追加エピソード「デスパレート・エスケープ」では、終盤にてダグと呼ばれるパイロットが操縦するヘリが駆けつけ、ジョッシュとジルは脱出に成功する。ただし一旦降りて援護に回ったダグは、ロケランが直撃して死亡してしまう。
バイオハザードリベレーションズ
- 終盤、豪華客船クイーン・ゼノビアが沈没寸前な上に自爆装置の作動が迫っている状況からジルとクリスを救出するためにBSAAのヘリが来るが、甲板のヘリポートに着地していたところを、突如出現した超巨大B.O.W.「マラコーダ」により叩き潰される。無論パイロットは死亡。声から判断するにヘリもろとも犠牲になったパイロットはおそらく女性。
- この時はもう1機が周囲を旋回しており、そのヘリがジルとクリスを乗せるのだが、そのパイロットは5で非業の死を遂げたカークだったりする。なお、この作品では他にもテラグリジアからの脱出時などにもヘリが出るが、落ちたor破壊されたヘリはこのBSAAの1機のみである。
- ちなみにこの作品ではテラグリジア・パニックの時のも合わせると(元)豪華客船3隻とヴェルトロの輸送機1機が沈没・墜落している。また、沈没前に行われた衛星兵器化したレギア・ソリスの照射で、救援に向かおうとしてクリス達が搭乗したヘリの電装系がオシャカになった。
バイオハザード6
本作でのヘリの墜落数はシリーズ最多である。この作品は主人公ペアごとにストーリーがあるのだが、各ストーリーで必ずヘリが落ちる。
- レオン編:中国でレオンらが乗り込んだBSAAのヘリ
- クリス編:序盤でジュアヴォにRPGで撃墜されるBSAAのヘリ、クリスたちに攻撃を仕掛けるネオアンブレラの攻撃ヘリ
- ジェイク編:ジェイクをB.O.Wと誤認して攻撃を仕掛けたBSAAのヘリ、ジェイクたちが乗り込んだBSAAの輸送ヘリ、ジェイクたちを追いかけ回すネオアンブレラの攻撃ヘリ
- 因みにジェイク操作時のみ、特殊な方法でヘリを撃墜可能。実績解除の条件となっている。
- エイダ編:エイダを妨害するネオアンブレラのヘリ
- また、3ぶりに敵としてヘリが登場。しかし、攻撃がグレネードランチャーしか通用しない上に、10発以上撃ち込んでもなかなか墜ちない。カプコン製のくせに。
- 敵側のヘリを撃ち落とすガンシューティング的場面も存在。クリス編は戦闘機、エイダ編は同じくヘリで攻撃する。当然、ミサイルや機銃攻撃を避けないとこちらがスクラップにされる。
- さらに、ヘリだけでなく主人公が乗る車や飛行機・電車など、大量の乗り物が破壊されている(例:レオン編でレオンらが乗り込んだパトカーや中国行きの旅客機、ジェイク編でジェイクらが奪取したバイク、クリス編でクリスらが乗り込んだハンヴィーなど)。
- ラストはレオンたちが、エイダが乗り付けてきたヘリで脱出し、海底基地から脱出したクリスの元にBSAAのヘリが駆けつけている。
バイオハザード7 レジデント・イービル
なんと落ちない。あり得ない!
- EDで主人公であるイーサンを助けるためにヘリがやって来るのだが、無事に離陸しそのままエンドロールへ…いつ落ちるのかひやひやしたプレイヤーも多いはず。
外伝・映像作品
バイオハザード アウトブレイク FILE2
- 最初のシナリオである『咆哮』で「4時間ごとに救助ヘリを派遣する」との避難勧告を見た主人公たちは避難所に向かう展開になり、ようやくたどり着くのだが、ヘリは既に墜落していた(経緯は不明)
- もう1つの登場は最後のシナリオの『突破』。基本はヘリで脱出ENDが2種類、ヘリが飛び去って乗れないから別ルートで脱出ENDが2種類の計4エンドがあるが、どのエンディングでも死なないし、撃墜されない奇跡を成し遂げた。
- 因みに前作『アウトブレイク1』にもヘリは登場するが、ルートによってはパイロットが死ぬ。(直接的描写は無い)
バイオハザードインフィニット・ダークネス
- なんとバイオ史上最速本編開始40秒でヘリが墜落する。
バカハザ ~少年バカボン×バイオハザード~
あの少年バカボンとの公式コラボゲームでも、カプコンヘリの呪いは健在。
- 後半、アホヤのジイやがバカボンたちを救出するためにヘリを操縦して館を訪れるも、カラスの大群に囲まれそのまま墜落。そしてアホヤに「ヘリが墜落するなんてお約束すぎるぜ!!」と突っ込まれる。ちなみにドット絵を描くのが面倒だったのか影のみで本体は画面に映らない。ちなみにジイやはパラシュートで助かった。
- ジイやが襲われなかったという事はクリーチャーですらないただのカラスに墜落させられたとより不名誉な事になる気もするが。なお本作は初代バイオのバカボン風アレンジといえる作風のため、目に見える形でヘリが墜落するのは何気に貴重である。
バイオハザード以外のカプコンゲームの例
デビルメイクライ2
- ダンテルートのボスに『インフェスタント』と呼ばれる悪魔に寄生され悪魔と化したヘリコプター・インフェステッドチョッパーが登場する。経緯は全く異なるものの、後述の作品よりも先にプレイヤーがヘリコプターを墜落させる展開が発生した。
デッドライジング
- ウィラメッテで起きた事件を調査するためフランク・ウェストがヘリでショッピングモールへ単身突入する。3日後、約束通りにヘリが迎えにやってくるが、お約束通りにヘリ内にいたゾンビに操縦者が襲われ墜落した。
デッドライジング2
- 物語の中盤で黒幕が乗るヘリを主人公自身が墜落させると珍しい場面が登場。因みに黒幕はヘリを落とされてからも生きていた。
デッドライジング4
- 序盤でフランク達を乗せたヘリが開始早々で敵であるオブスキュリスに撃墜される。またステージの至る所でオブスキュリスのヘリが飛び回っていたりする。終盤では仲間のブラッドの部下が操縦するヘリが一回墜落した。その為もう一度呼び寄せた別のヘリで脱出する途中で大量のゾンビに飛び掛かられて墜落しかけるシーンがある。
ディノクライシス
- ゲーム中盤でレジーナ達を撤収させるべく味方のヘリが訪れるが、突如として現れたティラノサウルスに猛攻撃を受け墜落している。
逆転裁判6
- ラジコンヘリが証人として登場。ダメージアクションとして墜落する。
ロックマンシリーズ
- 初代のブンビーヘリを始め、空中の雑魚敵の多くはヘリコプタータイプ。
- たまにいるジェット機動の敵は逃げていくタイプが多いので、やはりヘリ型の被撃墜率が圧倒的。ローターを壊すと文字通り墜落する敵もいる。
- どうやらカプコン製ヘリはヘリコプター型のキャラクターにも適用されるようだ。
- なお、『ロックマン5』のボスの一人「ジャイロマン」もヘリコプター型。弱点武器のグラビティーホールドもステージ全体の重力を狂わせて吹き飛ばすという、ヘリにとっては実にえげつないものである。
ロックマンX
- ヘリコプターキャラの受難は世代が代わっても健在だった。
- 開始早々のオープニングステージに中ボスの大型ヘリ「ビーブレイダー」が道中に2体現れ、きっちり倒さないと先に進めない。撃破するとローターが外れて墜落し、ステージであるハイウェイの一部をぶち破って架橋の下にめり込んでしまう。
- ヘリではないので余談だが、今作では空中戦艦である「デスログマー」、シグマのアジトである巨大な空中要塞も最終的には墜落。前者は他のステージに、後者は海に落ちてそれぞれ無惨な瓦礫と化してしまった。
ロックマンX3
- ゲームを開始するとイレギュラーハンター本部をヘリコプター型メカニロイド・スパイコプターの編隊が襲撃しているが、うち一機はエックスとゼロにしがみつかれ、本部入口までたどり着くと破壊され、タクシー代わりに使われてしまった。おそらくはゲーム開始からヘリコプター墜落までの時間では最短。
- なおスパイコプターはオープニングのデモシーン以外で登場することはなく、プレイヤーに実力を披露できる機会はまったくない。
スーパーアドベンチャーロックマン
- あの『クソゲー』で名高いこれも登場してしまった。
- オープニングムービーで登場。アマゾンに出現した謎の遺跡を調べるために調査員がヘリで向かったが即墜落した。それから数年後、今度はロックマンが戦闘機で向かったが即墜落した。
ビューティフルジョー
- 中ボスとして登場。名称は『ブラックサンダー』で強化版にハリアー(こちらは飛行機)が存在する。
ストリートファイター6
- ガイルステージである「空母バイロン・テイラー」の背景で海軍のヘリコプターがホバリングしていることがある。
黄金の旋風
- ジョジョの奇妙な冒険黄金の風のゲーム化作品で、カプコン製ジョジョゲーでは唯一のアドベンチャーゲーム。チョコラータのヘリコプターのシーンが再現されている。
- ちなみに、ジョジョの作者である荒木飛呂彦氏はバイオハザードシリーズの影響を受けた事を過去インタビューで語っている。
乗り物と相性が悪い人物
ある意味「CAPCOM製ヘリ」という概念を作り出したと言っても過言ではない代表的な人物。ヘリコプターだけではなくいろんな乗り物に彼が乗ったり関わったりすると大抵大破することが多い。
- 初登場である2の冒頭ではパトカーでいきなり事故って大破したり、ED間際でGバーキンを殺すため脱出する貨物列車の後列車を切り離して最終的爆破する。
- 4では同行した地元警察と捜査で村に来るがガナードの襲撃でパトカー諸共地元警察を死に追いやったり、救助用に来たヘリを2回共ガナードの襲撃受けて墜落させる。
- 6では再びパトカーを運転して街を出ようとするがゾンビに不意を突かれ事故を起こし大破する、市民と一緒に教会へ避難する為バスに乗るがまたゾンビに不意を突かれ事故を起こす中国へ向かう道中で飛行機のパイロットがc-ウィルスに感染したのでハニガンに飛行機の操縦しろと無茶させられるも見事に不時着して街を火の海に変える。紆余曲折でヘリに乗るがパイロットが感染して再び操縦するも失敗してビルにぶつかる。シモンズダイナソー戦で装甲車に乗って応援に駆け付けたBSAA隊員と共闘するもBSAA隊員ごと装甲車を火だるまにする。
6は特に乗り物の大破や墜落が異常なまでに多くそれどころか彼を善意で乗せた運転手はほぼ必ず死ぬという運転手側からしたらもはや歩く死亡フラグである。なけるぜ。
こちらも乗り物との相性が悪い代表例。漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラだがカプコンが版権作品を出しているため便宜的に記載。
他のジョジョ主人公でも乗り物との相性は悪いが彼だけは軒並み悪くレオンと同じか、もしくはそれ以上に乗り物(特に飛行機)との相性が悪い。
- 第2部では幼少時のハイジャック、カーズ戦の2回で、それも意図的に墜落させている。
- タワーオブグレー戦では機長と副操縦士が殺されたことで飛行機が操縦不能となり、墜落。
- ダークブルームーン戦では船長に化けたスタンド使いが仕掛けた爆弾で船が爆破された。
- サン戦ではスタンドの暑さによってラクダが全員再起不能になった(ラクダも乗り物の扱いとする)
- デス13戦ではスタンド攻撃でセスナ機が墜落する。
- ゲブ神戦ではエジプトにやってきたスピードワゴン財団の皆様とイギーが乗ったヘリがスタンド攻撃で墜落(しかもイギー以外は全員皆殺しといういらないオマケ付きで)。
- DIO様のザ・ワールド戦ではお金を見せて人様からぶん取った車を、DIO様の野球ボールと化した上院議員との衝突事故で大破させている。
孫からは「二度とてめーとはいっしょに乗らねえ」「生涯に3度も飛行機で落ちた男といっしょにセスナなんかあまり乗りたかねーな」と吐き捨てられる始末。