マチス(トレーナー)
まちす
『ポケットモンスター 赤・緑』で初登場したキャラクター。
その後、『GSC』『FRLG』『HGSS』『BW2』『LPLE』に登場している。
名前の由来は恐らく「クレマチス」(これに欧米での男性名である「マティス」を掛けているのだろう)。
クチバシティのジムリーダーで、でんきタイプのポケモンの使い手。
キャッチコピーは「イナズマアメリカン」。アメリカがモチーフのイッシュ地方が舞台である『BW2』でもこの異名は残っていたが、『LPLE』では「ライトニングタフガイ」に変わっている。
勝利するとオレンジバッジとわざマシン（『赤緑』では10まんボルト、『FRLG』『HGSS』ではでんげきは）がもらえる。
ドイツ語とフランス語ではボブ少佐(Major Bob)、サージ中尉(Lt.Surge)と呼ばれている。
迷彩服を着たアメリカ人で元軍人。階級は少佐（ドイツ語版とフランス語版ではMajorとなっているので、これが同じ階級を指しているのであればアメリカ海軍の少佐(Lieutenant Commander)だったと考えられる）。金銀からはサングラスをかけている。
なお、アメリカ人設定は近年ボカされがちで、逆にイッシュ地方設定が追加されている作品もある。
カタコトではなくルー語寄りの敬語(稀にタメ口が混ざる)で話し、語尾も「ネ(あるいはネー)」や「ヨ(あるいはヨー)」となっている。
一人称は「ミー」、二人称は「ユー/ボーイ/ミー」。
戦争ではでんきタイプのポケモンで生き延びたという過去をもち、アメリカではポケモンに発電させて飛行機を飛ばしていたこともあるようだ。ジム内のトレーナー達(ジプシージャグラーのジョナサンとジェントルマンのアンソニー)からは未だにマチス少佐と呼ばれている。
彼の存在や過去の経歴から、ポケモンの世界にも軍隊をはじめとする軍事組織が存在して戦争が行われており、ポケモンを兵器代わりにしている可能性も考えられる、ゲーム版のポケモンが全年齢向けである以上、詳しいことは不明。なお、映画『超克の時空へ』では過去の世界でポケモンを「魔獣」と呼称し兵士として運用している描写がある。
その見た目に反してピカチュウ好きであり、『HGSS』では海外版ROMのポケモンであるPIKACHUと主人公のピカチュウを交換しようと持ちかける。もちろんライチュウも大好きである(ちなみに電話番号交換の条件はサンダーの捕獲である)。
戦争でポケモンと共に活躍していたとはいえ、あくまでも「ポケモンは戦いの道具ではない」というのが信条であり、ポケモンカードゲーム強化拡張パック「ドリームリーグ」収録のコイルのイラストではコイルをワックスで磨く姿が描かれた。
ジムの内装はゴミ箱にランダムに仕掛けられたスイッチを探し当て、電気扉を開くシステムとなっており、一回でも間違えればやり直しという鬼畜な難易度で有名(まぁ現在では初代だと状況再現で突破するという方法もあるのだが。金銀では故障するが、HGSSでは復活)。このジムを参考にしてUSUMでは「ジムオブカントー」というバトル施設が建造された。
一見すると強面に見えるが(特に初代のドット絵)、本人の性格は小粋なジョークを忘れない典型的な明るいアメリカン。
しかしながら自信過剰な面があるらしく、初対面の主人公に対して小馬鹿にするような発言も。とはいえ、その本質は勝者の実力を素直に認めたり(バトル前の態度も良くも悪くも素直さの表れと言える)、ポケモンマスターズでは大切な物のために努力できる快男児である。
その反面、用心深い性格らしく、ジムの内装や部下への教えにもそれが表れている。
『BW2』ではポケモンワールドトーナメントに出場する形で登場。
ジムリーダーについて教えてくれる黒服の男から「イッシュ地方の人ではないか？」と噂されている(ポケモンマスターズでは「バラエティ！ みんな ちがって みんな グッド！ 信じてほしいネー！」という発言をしており、イッシュ地方の成り立ちを考えれば納得の発言である)。
マチスの服装にはメディアによって差異がある。初代からお馴染みの服装は半袖長ズボンのグリーンの軍服姿、HGSSでのデザインはグラサンに燻んだ緑色のタンクトップに迷彩柄のズボンを着用している。
一方で、ポケモンカードゲームの「マチスの交渉」においては長袖のアーミージャケットの上からベストを羽織っているレアな姿を見せており、HGSS版以外は総じて左肩に雷のエンブレムがある。
HGSS以降は立ち絵が「ストリートファイター」シリーズの登場人物で同じくアメリカ軍に属するガイルに似ている事をネタにされている。
LPLE版ではより顔の彫りが深くなり、ちょいワル感が増した。とはいえ、陽気な性格は据え置きである。
USUMでも主人公にサインを送った人物として存在が示唆されており、ファンサービスが旺盛なノリの良さが窺える。
アニポケ
CV：立木文彦
無印編第14話で登場。
ゲーム版とは違い、カタコトではなく「ベイビー」「アンビリバボー！」など外国語を混じった話し方をする。軍人である事を強調している為か、いくら子供とはいえサトシと頭二つ分は身長差がある大柄な体格。容姿もゲーム版とは大きく異なり、肌は褐色で裸体の上半身からジャケットを羽織っていて、人柄も粗野になっている。
手持ちポケモンはライチュウ1体のみで、メガトンパンチ、メガトンキックといった物理技を覚えている。
初めは自分より弱いトレーナーを見下したり、挑戦者であるサトシやピカチュウの事を露骨に馬鹿にしたりしていたが、サトシに敗北した後は彼の実力を素直に認め、賞賛している。
一戦目は勝利したが、二戦目ではサトシのピカチュウのスピード勝負に敗れた。アクシデントやロケット団を撃破したことによる実力を認めての勝利が多いカントー地方のジムリーダー戦では、数少ないまともなジム戦で敗れたジムリーダーである。
ちなみに担当声優の立木氏は後にアドバンスジェネレーションにてオダマキ博士のほか、タケシのルンパッパの声も担当している。
その後、新無印編第18話にて、回想で再登場。こちらはゲーム版に近い容姿となっている。
現在は武者修行の旅に出ており、ジムの留守を一番弟子のビスケスに任せている。
余談だが、作中では数少ない「サトシと使用ポケモン1VS1で公式戦を行なった」数少ない中ボスキャラであり、他にはAG編のダツラとSM編のハプウぐらいである。
穴久保版ポケットモンスター
ゲームよりも痩せ型かつ顔もマイルドで若干エルフ耳。
ゲームとは異なり、クチバシティに軍艦で襲撃し、ポケモンを奪っていく街の嫌われ者という扱い。
軍艦にもアメリカ国旗が立っており、アメリカ生まれという設定は健在。
ポケットモンスター全書
原作では数々の武勲を立てた猛者という扱いであったが、こちらは不慮の事故で中尉(現在のサントアンヌ号船長)を負傷させてしまった負い目から母国からも逃げ出した軍曹という扱い(いあいぎりも元は船長が得意としていた技になっている)。
「サンダース軍曹」の異名を取るが、これは米国のドラマ「コンバット!」のオマージュである。
ポケットモンスターSPECIAL
詳細はマチス(ポケスペ)を参照。
ポケモンマスターズ
CV：武虎
主人公がピカチュウ使いである関係上、軍人という職業柄か爆弾ポケモンであるビリリダマがパートナーになっており、彼もまた歴戦の勇者という設定である。主人公に対してはフレンドリーに接する。
彼のビリリダマは意外にも臆病なようで、主人公が近づいただけで起爆体制を取る程。マチス本人も豪胆な見た目に反して臆病さを軽視してはおらず、むしろ戦場においてはそれが生き残る要素になりうると考えており、でんきタイプ使いらしく-を+に変える事が大事だと説く。こうした器量の良さも部下から慕われる要因なのかもしれない。
イベントを熟すことでマルマインへと進化もできる。
☆3の恒常バディーズの中では随一の素早さを誇り、技ゲージ加速要因としての活躍が期待できる。
そしてバトルポイントが実装され、その報酬である呼出券で呼び出せるバディーズの1人として、遂にライチュウをバディにする。
味方の攻撃を2段階上げるどうぐ「プラスパワー」、防御、急所率を2段階上昇させるトレーナー技「ビリビリ ネー！！」を持ち、物理アタッカーのサポート最適解といわれるトウヤ&ダイケンキと微妙に毛色は違うが似た役割をこなせる頼もしいサポートバディーズとなっている。
赤・緑・青・FR・LG
ピカチュウ
アニメを元にした『ピカチュウ』では手持ちはライチュウ1匹。
メガトンパンチ、メガトンキックといった技まで再現されている。
手持ち1匹のジムリーダーは全シリーズ通して唯一。
- ライチュウ（切り札）Lv28
Let's Go!ピカチュウ・イーブイ
- ビリリダマLv25
- コイルLv25
- ライチュウ（切り札）♂Lv26
Let's Go!ピカチュウ・イーブイ(強化後)
金・銀・晶・HG・SS
- ライチュウ♂Lv44(HG・SSでは51)
- マルマインLv40(HG・SSでは47)
- マルマインLv40(HG・SSでは47)
- レアコイルLv40(HG・SSでは47)
- エレブー（切り札）♂Lv46(HG・SSでは53)
HG・SS(強化後)
ポケモンスタジアム金銀
ジムリーダーの城(表)
ジムリーダーの城(裏)
BW2
PWT・カントーリーダーズ)
- ライチュウ（切り札）
- マルマイン
- ジバコイル
- エレキブル
- サンダース
- デンリュウ
PWT・ワールドリーダーズ、タイプエキスパート
- ライチュウ（切り札）
- マルマイン
- ジバコイル
- エレキブル
- サンダース
- ランターン
他のでんきタイプの使い手
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見る
pixivに投稿された小説
すべて見る
ポケモン×俺ガイル カントーの旅クチバシティのジムリーダー
ズバットがゴルバットに進化し、最後の仕上げも終わって、いよいよクチバシテイのジムリーダーマチスとのバトルが始まる。雪乃が見守る中、迫り来るイナズマにはちまんは痺れずに倒す事ができるのかーー！ 表紙は、イナズマのイメージがある表紙がなかったので書きました。あのピカチュウは個人的に60点。7,782文字pixiv小説作品
The best Pokémon trainer of the future!!
未来の素敵なポケモントレーナーと、そんな彼女が憧れた最高のジムリーダーの話。 マチス少佐とミヅキちゃん(ポケモンSMおよびポケモンUSUM主人公の女の子)の話を書いてみました。 USUMの主人公の名前はコウミちゃんだそうですね。別世界だから名前や姿が変わっているのでしょうか。そこらへん、未だによく分かっていません。便宜上、主人公の名前をミヅキにしました。 マチス少佐が贈ったであろう『GOOD LUCK』と書かれたサインに関して。これは作中で「羨ましい」という発言があったような気がするので、滅多に貰えないものだと思いました。それなのにポケモンUSUMの主人公が部屋に飾っているの＝持っているのは、どうしてか。という疑問から発生した物です。話の都合上、ミヅキちゃんはクチバシティ出身です。 いきなり海外に引っ越し(しかも理由が仕事の都合とかではなく「行きたいから」という理由）、普通の子供は受け入れにくいんじゃないかなと思います。旅行で行けよ、と。少なくとも、私がそんな事言われた暁には地面に這いつくばってでも残ります。多分ね)今回は、そんな話から生まれた話でもあります。 本当は例のギマトコ小説完結後にさりげなく出そうかなと思っていたのですが、例の期間限定のひまわりの絵が好きで、この絵を表紙にして書きたいという思いが暴走した結果です。後悔はないです。 この話は、一応例のギマトコ小説の裏話でもありますが、これ単品でも読めます。「これ、本当に関係あるの？」というレベルの関わりの無さです。 その他、捏造に捏造しかないです。ポケモン公式様には一切関係ありません。 作者に文才は有りません（超重要案件） 一応投稿前に読み返していますが、誤字脱字があった際、報告はさりげなくお願いします。 以上の事を理解し、どんなことがあっても（解釈違いなど）自己責任とし、悪意のあるコメントを発しない方のみの閲覧をよろしくお願いいたします。 リンクページの貼り方が分からないです。それが分れば、ページ数を無駄に増やしているこの書き方でも、少しは読みやすくなると思います。いつか理解して、貼れるようになるまで、今しばらくお待ちください。これ、本当に知りたい。6,265文字pixiv小説作品
- Evil pride
第4話
第4話です。 スバルと初対峙です。 スバルとの対峙はXXハンター9話「アントニー無双編」を主に元ネタとしています。(無論ソラーネがアントニー側)1,849文字pixiv小説作品
