『武器の可能性というのはアイデアだ。性能を満たすのは技術の問題だ。私ならその対空地雷のアイデアは捨てんぞ』
——サキ・ヴァシュタール(エリア88)
珍兵器とは
革新的な新兵器やそれまでの戦術的概念を払拭するような画期的なものも存在するが、基本的には駄作兵器のが圧倒的に多く、今日に使われているようなごく一般的な兵器も当時は珍兵器として扱われた。
各国別の珍兵器の例
生まれるのが早すぎた
原理だけ聞けば決して珍兵器などではなく、「こんな時代に既にこんな発想(技術)があったのか」と思わせる物もある。
…が、周辺技術が追いつかず、結果として役立たずに終わっている事が多い。
旧日本軍
- 対空竹槍:竹槍にロケットモーターと爆弾を付けて敵航空機に向けて飛ばす。色々馬鹿にされることはあるが、良い様に解釈すれば地対空ミサイルの元祖の一つとも呼べるものである。それでも無謀すぎるが。
旧ドイツ軍
- 風砲:いわゆる空気砲の原理、数百mの木片を破壊。
- 音波砲:敵を音波で殺傷する巨大なラッパ、味方を巻き添えにする可能性大。現代では指向性スピーカーを利用した暴徒鎮圧用の音響装置があり、その先駆けとも取れる。
- 竜巻砲:炭素と酸素を爆発させることにより竜巻を発生させる、いわゆる気化爆弾のような原理。敵機を錐揉み状態にして撃墜する。
- 太陽砲:太陽光線で敵機を撃墜する巨大ミラー(原理は古代ギリシャで対船舶用に実用化していたとされる)。地上では昼しか使い物にならない。 → SF作品にリサイクルされ「機動戦士ガンダム」の「ソーラ・システム」として登場。
アメリカ軍
スペイン軍
- イクティネオ:19世紀に試作された、非大気依存推進機関を持つ潜水艦。
旧ソ連軍・ロシア軍
- 1K17:冷戦末期に開発された自走レーザー砲。
東ローマ帝国軍
以上が原理だけは画期的で、実際出てきたものが残念な珍兵器である。
以下に記す物が原理も現実も残念な珍兵器群である。
ただの出来損ない
旧ソ連軍・ロシア軍
- ノヴゴロド:河川での活動や射撃時の安定性などを考慮したため円形の形状になったとされる。川の流れだけで回転することもあったと言われる。
- ツァーリ・タンク:障害物を乗り越えるために巨大な車輪を付けたら、逆に乗り越えられなくなった。
- T-35重戦車:多砲塔戦車。紙装甲で動きが鈍く、大きくて重すぎるため移動が困難だった。
- T-64:世界初の自動装填装置を搭載した主力戦車。が、よく砲弾のかわりに乗員の腕やムスコを装填した。
- 人力地雷原除去装置:懲罰部隊を地雷原に歩かせて地雷を爆破させるもの。
- Progvev-T:さすがに上記の懲罰部隊ではマズイと思ったのか、戦車に砲塔の代わりにジェットエンジンを載せてジェット噴射で地雷を吹き飛ばそうという発想の下で生まれた試作戦車。
- 対戦車犬:犬の背中に爆薬をくくりつけて戦車に突撃させる。実戦では戦車の大砲や機関銃の音に犬がびびって逃げるか、訓練をしていた自軍の戦車に突っ込んできた。
アメリカ軍
- アメリカ空軍ライト研究所
- オカマ爆弾:あるいはゲイ爆弾は、アメリカ空軍研究所が可能性を模索していた催淫性非殺傷型化学兵器の、その計画の珍妙さを揶揄する通称である。
- オナラ爆弾:オナラや強烈な口臭のようなニオイを放ち、敵兵がお互いに「誰だよ?」と疑心暗鬼に陥るように仕向け士気を鈍らせる。1945年以来、この爆弾の有効性についての広範囲におよぶ研究が行われたが、「世界中の人々は普段その臭いをかいでいるのでオナラのニオイ攻撃だと気がつかない」ということに気がついたという。
- フェロモン爆弾:ミツバチの巣をあらかじめ設置した上で進撃してきた敵部隊にミツバチのフェロモンを噴霧し、ミツバチに敵兵を襲わせるというもの。
- コウモリ爆弾:爆弾を取り付けたコウモリ。うっかり味方の基地から逃げ出したら危ないということで中止に。
- 便器型、キッチン型、バスタブ型爆弾:朝鮮戦争時A-1スカイレイダーに「こいつに運べないものはない!」とか言って米兵達が破壊されたキッチンシンクを爆弾に縛り付けて搭載して出撃し、投下した。ベトナム戦争時には「積めないのは便器ぐらい!」と言われたので搭載用の枠を付けた洋式便器にたっぷりの炸薬を詰めて信管を取り付けたものを搭載し、投下した。何と写真も残っている。負けじとバスタブを搭載して出撃しようとしたが、上官にばれたため未遂に終わった。なお、戦果不明(ちなみにロシアのSu-34は便器とキッチンを本当に搭載し、アメリカのA-10のコクピット装甲は通称「チタンのバスタブ」である)。……出来損ないと言うより悪ふざけだが。
- ローリングボム:投下型自走式爆弾。アメリカ版パンジャンドラム。何処に転がるか分からず味方に被害がいくことが分かり、図面段階で開発中止。
- M388 デイビー・クロケット:核砲弾を発射する無反動砲。どうあがいてもぶっ放した本人まで被曝する。
- XP-79 フライング・ラム:第二次大戦時に開発されていた当時数少ないジェット戦闘機……なのだが、注目すべきはその運用の仕方。なんと、主翼で敵機を「切る」ための戦闘機であった、というのはヨタ話の一つで、マグネシウム合金製のセミモノコック構造で急上昇にも耐えられる設計から「敵機に接触しても大丈夫だろう」と考えられたことと、その愛称から来た俗説。特殊な操作方法もたたったのか、試作機を一機作ったはいいものの既に戦争は終わっており、しかもその一機が事故を起こしたためお蔵入り。
- オルコン誘導装置:ミサイルの誘導装置。鳩を乗せてモニターに映した敵の艦船を豆にみたて、つつかせて誘導する。電子式の誘導装置が完成したので開発中止となる。
- アコースティック・キティー:盗聴器を取り付けた猫。ワシントンの駐米ソ連大使館…の隣の公園に投入されるも、敷地の手前で車に轢かれる。
- VZ-9 アブロカー:アブロ・カナダがアメリカ陸軍向けに開発したリアル空飛ぶ円盤。用途としては一種のスカイカー。1m以上の高度では安定しないのでお蔵入り。
ドイツ軍
- 超重戦車マウス・ラーテ:超巨大戦車。当然こんなものが現実で活躍できるはずもなく…
- 80cm列車砲:世界最大の列車砲。破壊力は抜群だが発射までに手間が掛かり過ぎるロマン砲の王者。
- ドルニエDo31輸送機:ジェットエンジンを10基も積んで搭載量3.5t。
フランス軍
- ショーシャ軽機関銃:プレス機で銃を造ろうという発想はよかった。
イタリア軍
- ブレダM30軽機関銃:誉める所がないと言われる。
オーストラリア軍
- コリンズ級潜水艦:日本から代替品の輸入を検討する程の性能。
インド軍
ミャンマー軍
韓国軍
- 独島級揚陸艦:レーダーや近接防御システムの配置に初歩的なミスが目立つ。
中華民国軍
- 康定級フリゲート:政治スキャンダルに巻き込まれた結果中途半端な性能に。
旧日本軍・自衛隊
- 給油艦速吸・鷹野型給油艦:対潜哨戒などのため水上機の搭載が予定されていたが、空母の戦力を補うため、給油艦に艦載機の発進設備だけをやっつけで取り付けて給油艦兼航空母艦にしようとした。しかもこれを機動部隊に入れようとした。はっきり言ってタンカーを戦闘に参加させるものであり、戦闘時は艦隊から分離させるなどしても、被弾すれば重油より引火しやすい航空機用燃料なども油槽部分に搭載していたため引火して周囲を巻き込む大惨事になるものであったとする意見もある。航空機の着陸設備を備えておらず、哨戒のために艦載機を発進させるたびに使える艦載機が減っていくため使い物にならないと言われた。結局普通の給油艦・油槽船として使用され、補給部隊での活動の他、南方からの石油輸送などに従事した。
- 伏龍:潜水服を着て爆弾のついた竿(刺突爆雷)を持った兵士が沿岸部で上陸しようとする敵部隊を海底から爆破する。潜水服が息を鼻から吸って口で吐かないと窒息する構造、射程距離が竿の長さしかない、一人が攻撃すると爆破時の衝撃で他の伏龍隊員の刺突爆雷まで誘爆を起こしてボカァーンとなるなどの欠点がある。「戦争論」当時の小林よしのりでさえこれでの出撃は「絶対イヤ」と拒否した。
- 浮沈特火点:大砲付きの潜水カプセル。沿岸部で待ち伏せて敵上陸部隊が近づくと浮上して大砲を乱射する予定だった。海軍「こんなもんいらねえよ!」→ボツ。
- 特三号戦車「クロ」:ビックリドッキリ空飛ぶ戦車。空挺部隊用に「飛行機で引っ張って作戦区域に持っていける戦車」として、九八式軽戦車をベースに滑空用の翼と滑走用のソリを取り付けた。実際に試作してみると滑空中の操縦性が劣悪で回避もままならず、挙句に飛ばすために装甲を軽量化しまくって紙装甲のため被弾→即アウトということが判明しボツ。
- 擬砲:船に載せる大砲が足りないので、大砲に似せた電信柱を載せて誤魔化した。
- 四式陶製手榴弾:金属不足により瀬戸物で造った手榴弾。
- 木製地雷:太平洋の戦場で実際に使用された。
- 62式機関銃:和製ショーシャ。
- 9mm機関けん銃:和製BA-52。
イギリス軍
珍兵器を総称するもののほぼ半数以上はイギリス製。見た目もどうにも不格好で、独特のキモさを感じさせるものになっていることが多い。→英国面
幾つか著名な代表例を挙げると。
- パンジャンドラム:説明不要の自走爆雷。ロケットエンジンで回転して突進する自走式爆弾。とは言うものの実は「転がって自走する爆弾」という発想はアメリカや日本もしているのだが。
- デファイアント:「爆撃機・飛行船迎撃用」として回転式の砲塔を装備した戦闘機。砲塔が重くて機動性は終わっている上に、前に撃てない。
- ハボクック:氷山切り出してでっかい空母つくろうぜ!という発想の氷山空母。
- ホームガード・パイク:武器を大量に失った際に「もう例え槍でもいいからなんか本土決戦に備えて武器作れ!」と言った役人の言葉をそのまま解釈して、水道管に銃剣を溶接した急造品の槍。イギリス式の竹槍。
- L85:英国紳士自慢の棍棒、じゃなかったアサルトライフル。イギリス版62式機関銃orショーシャ。
歴史の徒花
非常に斬新なコンセプトで期待されたが運用に難がありほとんど活躍できず、あるいは試作品だけで終わり実戦にすら参加しないまま、歴史の徒花となった兵器も珍兵器と呼ばれることがある。
イギリス軍
- アウトワード作戦:イギリス版風船爆弾。登場は日本陸軍の風船爆弾よりこちらの方が早い。
アメリカ軍
- ダイナマイト砲:ダイナマイトを詰め込んだ砲弾を、なんと圧縮空気で発射する。これはダイナマイトが衝撃に弱いためだが、当然初速は低く、砲弾の肉が薄いために命中時の破片効果も期待できないという代物だった。実際に15インチ(38.1㎝)のダイナマイト砲を搭載したわずか945トンの巡洋艦「ヴェスヴィアス」まで作られ、1898年の米西戦争に参加したが、射程距離が短い、砲身が固定されているため微調整ができない、上記のように威力がまるでない、とダメダメ。小さな船体に重火力、というロマン砲にはなれずに終わってしまった。初期の潜水艦「ホランド」にも搭載されている。
- 空中空母:飛行船に飛行機を積んだもの。荒天に弱い欠点を克服できなかった。
- XB-70:ボンバーマフィアことカーチス・ルメイの執着で造られた超音速爆撃機。「弾道ミサイル撃った方が早くね?」ということになりお蔵入り。
- B-36:大型プロペラ爆撃機。ジェット戦闘機の台頭で時代遅れに。
- B-58:超音速爆撃機。「マッハ2級」と「核攻撃」の2点に特化しすぎて「普通の爆撃機」としては扱いづらい代物に。
- FP-45 リベレーター:レジスタンス向けの支援物資として開発された小型拳銃。生産性と鹵獲されたときのことを考え「有効射程3m・弾は単発式・排莢装置は適当な棒」という、いわば「取り敢えず弾が出るからいいんだよ」的な思想で作られた。用途としてはこれで枢軸軍の兵士を襲い、武器を強奪するというスパイ向けの隠し武器的な方向。銃としては散々だがその反面生産性は高く「6.6秒で一丁作れる」「取説と弾付けても一丁2ドル」。…だが製造はされても実際に供与されたかは不明で、歴史の闇へと消えていった。
ドイツ軍
- ラインメタル社製戦車砲用サプレッサー:見ればわかる完成度の高い外見。
- Bv141:ビックリドッキリ、左右非対称の偵察機。「プロペラの反トルク相殺」と「視界良好」を両立させようとしたらこうなった。Fw189に負けて不採用。
- クーゲルパンツァー:満州国で鹵獲された謎のドイツ製戦車。日本陸軍で運用されていたはずだが、どうして満州に渡ったのかはわかっておらず、日本・ドイツのいずれにも運用の記録が残っていない謎だらけの兵器。
日本軍
- 陸軍登戸研究所
様々な珍兵器の開発に携わる。
- う号(人工雷雲生成):粉塵爆発の応用。研究中止。
- く号(怪力光線):マイクロ波を高出力の発電機で発生させ照射する。10m先のウサギを数分かけて殺す事に成功しただけで、ちっとも兵器として機能しなかったためボツに。
- 風船爆弾(ふ号):1万発製造したが、山火事を起こしたのと、民間人6人(うち子供5人)を殺しただけに終わった。
- と号(電気投擲砲):携行型レールガン。
カナダ軍
- CL-227 センチネル:カナディア(ボンバルディア)製のフライングTENGA、もといUAV。まあこんな卑w…奇妙奇天烈な形状の機体も登場する辺り、UAVにはまだまだ発展の余地がいくらでもあるということかもしれないが。
実在したかどうかも不明
試作機すら見つかってないし、それ以前に話自体に怪しい部分が多すぎるため、「実在すら怪しい」物達。或いは間違いで生み出されたり情報撹乱のためにでっち上げられたものも。
アメリカ軍(?)
- F-19:アメリカが極秘開発していた新型ステルス戦闘機…というわけではなく、イタレリ社の架空機のプラモ。……のはずが国防総省とロッキード・マーティンを文字通り「大炎上」させてしまった。
- オーロラ:エリア51付近で度々目撃されている…らしい謎の航空機。一部ではB-2やF-117などのステルス機と見間違えたという説も。
旧ドイツ軍
- ハウニブ:都市伝説でお馴染みのナチスドイツのUFO。そもそも反重力で浮いているとか戦車砲と見せかけて実はビーム砲積んでますとか、当時どころか今の技術レベルですら実現不可能な話ばかりで「実在自体が怪しい」としか言えない兵器。
旧ソ連軍
- TP-26改:崖の上から鉄球を転がすと説明されるが、実は燃料を輸送するためのものであり、鉄球に見えるのは燃料タンク。
蜀漢軍
- 木牛流馬:猫車の一種だという説が有力。
まさかの大活躍
開発中に時代に取り残されて「旧式化」してしまったり、急ごしらえで作ったために問題だらけだったり、或いはコレシカナイ状態で仕方なく捨て駒同然で戦場にデビューさせたら(特にその「旧さ」「珍妙さ」が武器となって)逆に大活躍してしまった者達。「問題児」的な意味での珍兵器でも甘く見てはいけない。
イギリス軍
- フェアリーソードフィッシュ:複葉雷撃機。第二次大戦の時代では完全な「時代遅れ」だが、その分単葉戦闘機では対処しきれない要素も数多く持っており意外なほどの大活躍。ただし太平洋戦線では運動性に優れた零戦のカモにされ全く活躍していない。
- エンフィールド ステン短機関銃:ホームガード・パイクと同じく急造品の機関銃。生産性を重視したため精度はかなり低かった(到着して最初にすることが「ヤスリがけして部品を調整すること」だったとも言われている)が、高い生産性故に大活躍。
ソ連軍
- P-39 エアラコブラ:元々米陸軍向けの戦闘機として開発されたもの。設計段階で装備されていたターボの削除や、ミッドシップ配置を代表とする独特な設計が仇となり、不満足な物に仕上がってしまった。(厄介払いも兼ねて)ソ連にレンドリース法で貸し出してみたところ、低高度での戦いがメインであった独ソ戦においては一転、予想外な活躍をみせた。ソ連のパイロットはこの機を好み、多くの大エースも生まれた。(機体が悪いと言うより、場所が悪かったという一例)
意外な珍兵器
現代では当たり前なものであるが、レーダー、ミサイル、魚雷などは登場した時は珍兵器としてからかわれていた物である。最近だとハリアーや無人機のたぐいなども、かつて登場した珍兵器を焼き直したものである。周辺技術が成熟したので実用化となったわけだ。
日本軍発祥のものでは酸素魚雷などがある。
これからやってくる珍兵器
新たなる時代のスタンダードとなるか。それとも歴史の闇に消えて行くのか。
フランス軍
- SMX-25:フランスのDCNS社が出した潜水艦のコンセプト案。デザインした奴絶対アニメの見過ぎだろ。
ドイツ軍
- IDAS:潜水艦向け対空ミサイル。光ファイバーでの誘導も可能。
アメリカ軍
架空の珍兵器
- 「駢馬三連車」(南総里見八犬伝)
八犬伝のクライマックス・対関東管領戦において、敵役の山内顕定が使った兵器。
馬6頭に大八車三連を引かせ、大八車一台に弓手3人、銃手3人を乗せて射手の機動力を高めるという代物で、縦横無尽に動き回って攻撃するためと考えられるが、いったん馬や台車が横転すると他の戦車の通行の邪魔になってしまうという弱点がある。
顕定は春秋戦国時代の戦車にあやかってこれを作ったとされる。これ以上の詳細はこちら
- 「対空地雷」(エリア88)
冒頭で引き合いに出された珍兵器である。これは使い捨ての対空ミサイル(描写からして歩兵携帯型対空ミサイル)を砂漠に埋めておくもので、本体内蔵の敵味方識別装置(IFF)が専用トランスポンダ発の友好信号を発信しない航空機を無差別に攻撃するというもの。もちろん民間機も攻撃対象となるが、作中では「戦場を無警戒にノコノコ飛んでいる奴なんか撃墜されても仕方ない」(要旨)として問題なしとされている。実際にエリア88の所属機も何機か撃墜されているが、(改良されていたとはいえ)最大射高が高くない事を見抜かれて無効化された。以降の登場はなし。
そもそもギレン・ザビは「非現実なもの」と愚弄していた。
機動戦士ガンダムに登場するモビルアーマーの一つ。
- 「ビグ・ザム」(機動戦士ガンダム)
こちらも機動戦士ガンダムに登場するMA。高出力との引き換えに排熱の関係で稼働時間が30分程度に限定される、近接武器が脚部の爪ミサイルのみと実は色々残念な面も多い兵器。
- 「サイレントスナイパー」(スターフォックス)
初代スターフォックスのベノム軌道上に出現するステルス戦闘機。全身を光学迷彩で覆っているが、レーザー発射時には光学迷彩を解除する必要がある。
- 「HVC-09」(スターフォックス64)
セクターXのボスのロボット兵器。秘密兵器として建造が進められていたが暴走してしまう。
ACVで実装された特殊兵器。「AC用ではない兵器を無理やりACに接続して使う」というある意味で「正統派」の珍兵器(?)。
終盤のヤシオリ作戦で登場した特攻兵器。新幹線や在来線車両に爆弾を搭載し、ゴジラ目掛けて特攻し、自爆する神風列車(?)。
何台ものヒト型ロボットが支える神輿に大砲やミサイルなどが載せられている、搭乗・自走可能な物体。ちなみに戦車である。