概要
Syogo著作『オーズ×魔法つかいプリキュア!』に登場する第三勢力。
かつて三超神に倒された筈の大魔王ガルバーが頂点に立ち、ナシマホウ界の北極に建てられた巨城「黒魔導城」を拠点とし、プリキュアワールドの支配を目論む。
構成員全員が魔法やムホーとは異なる「(上級)魔導力」という強力な技の使い手であり、三邪神と魔妖怪は大魔王ガルバーの命により「最も危険な存在」として仮面ライダーオーズ/火野映司の抹殺に動き出す。
それ故に映司を引き入れようとする仮面ライダーレント/福山孝宏とファントムから殲滅を狙われている(しかし、殲滅を狙われているどころか、終盤で意外な事実が明らかとなる)。
プリキュアを「いつでも倒せる弱小の小娘」と見下していたが、第三十話で三邪神がキュアミラクル達に敗北を喫したのを機に危険視し、認識を改めるようになる(それと同時に大魔王ガルバーも自ら戦線に赴くようになる)。
ウィザードのレントとの決着後、大魔王ガルバーの驚くべく正体と事実が判明し、大魔王と三邪神が倒され、黒魔導城が変化した黒魔導獣もミラクルとマジカルのより協力な「ダイヤモンド・エターナル」によって浄化されて、真の支配者であるガルバーも大封印の扉に封印された事で壊滅した。
第三十七話で大魔王が「オーズを不意打ちながらも殺害する」という偉業を成し遂げ、第三十八話でオーズが冥界から復活したとはいえ、オーズ×プリキュアシリーズにおいても史上稀に見る快挙を遂げている。
エンブレムは魔法陣をイメージしたサークルの中央に瞳の付いた逆三角形のマークがある。
本拠地
黒魔導城
黒魔導団の拠点となる巨大な城。
ナシマホウ界の北極の常に猛吹雪が吹き荒れる場所に建てられ、不気味さを漂わせる西洋の城のような外観を持つ。内部には大魔王ガルバーの居座る謁見の間があり、他にも無数の部屋が存在するが、劇中では未登場。
第二十八話でロストが魔妖怪クラギからデータを得た事でその場所を特定し、第三十六話で大魔王と三邪神が留守の間に城に潜り込んだが、そこに残っていたガルバーに返り討ちにされる(その際にロストは大魔王ガルバーの正体を知った)。
ロストに場所を特定されてしまった事もあり、第三十八話でガルバーが自分の魔導力によって城を別の場所に移し、ロストが北極に来た時は既に跡形もなく消えていた。
第四十話で魔法界の魔法樹の真上に移されていた事が明かされ、場所を突き止めたレントとファーニブルが殴り込みに入るが、ナシマホウ界から帰還したガルバーに返り討ちにされる。
その後、オーズ達とミラクル達を変身不能に陥れる黒魔導陣の黒い太陽を破壊しようとする妖精達を阻止する為、ガルバーによってナシマホウ界に呼び寄せられ、更にガルバーの魔力によって巨大な魔獣「黒魔導獣」に変貌した。
黒い太陽を破壊された後、ウィザード・ビースト・エグゼイド・ミラクル・マジカル・モフルンを相手に苦戦させるが、最期は勇気の力によって魔力が強化したミラクルとマジカルの今までにない輝きを込めた「ダイヤモンド・エターナル」を受け浄化された。
しかし、ガルバーの呼び掛けに応えるかのように強力な魔力の塊が作り出され、ドレイクの亡骸から変化した黄金の楔と融合し、楔に秘めた暗黒の魔力を活性化させ、地中に潜る回転速度も更に向上した。
モデルは『星獣戦隊ギンガマン』の宇宙海賊バルバンの居城「荒くれ無敵城」。
構成員
首領
大魔王ガルバー
黒魔導団を率いる首領。
かつてアクマ族と妖怪軍団を操り、アクマイザー3が最終目標として打倒に燃え、三超神と戦った者と同一人物である。
三超神との決戦で「超神アタック」を受けた際に一種のワープホールが生み出され、それを用いてプリキュアワールドに逃げ延びていた。
実は「大魔王ガルバー」とは影武者の大魔王と真の大首領のガルバーの総称に過ぎず、第三十六話でその真相が明らかになった(原典の『超神ビビューン』でも同様)。
ガルバー
イメージCV:大塚明夫
黒魔導団を影で率いる真の大首領。本作における「大いなる災い」。
大魔王と三邪神を生み出した創造主であり、「全ての魔妖怪の源」とも言える存在である。
自分と大魔王と三邪神を除く者の怒り・哀しみ・怨みなどの負の感情を好み、それ以上に濃厚な悪意に染まった心からのマイナスエネルギーを大好物としている。
何度倒されても瞬時に甦り、傷付いた一部を瞬時に回復させる不死身のボディを持ち、その魔力は大魔王以上に強大であり、人智を超えた超常的な技と術を操り、様々な超上級魔導力の使い手である。
左腰の鞘から抜くと同時に刀身が身の丈を超える程に伸びる最強究極の魔剣「大暗黒魔神剣」、自らの魔力を練り上げて作り上げた攻防一体の鉄球「ガルバーフレイル」で武装している。
『pixiv大戦2015』における暗黒神ブラックの回復、『御曹司の復讐』及び『シュガー王国の戦いと世界の終末』における真木清人の復活、『オーズ×プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』におけるバダン総統の復活、『pixiv大戦EXTREME』における狗道供界の復活の元凶でもある(正確にはガルバーの邪悪な力の影響によるもの)。本人曰く「奴らの回復と復活は偶然に過ぎない」。
プリキュア達やクアンタム・アルマ・フィリア・エルピスを「オーズがいなければ何もできない腑抜け共」と罵っている(わざと自分への怒りと怨み(それも濃厚で強い)を抱かせ、その力を吸収する為)。
自分達の殲滅を狙っている筈のレントの心の奥底の強大な負の感情に目を付け、その感情を更に大きくさせる為に敢えて野放しにし、レントの感情ですらも自分の力の糧とする為、負の感情と心を更に強くさせていた。
その一方でレント配下のファントム達の魔力までも我が物にすべく暗躍し、ファントムが倒される毎に魔力の塊である魔法石を密かに回収している(第二十五話ではタラスクスの青色の魔法石、第二十七話ではトロルの緑色の魔法石、第二十八話ではワイバーンの黒色の魔法石とシーサーペントの水色の魔法石を回収した)。
ザビタンは「数多くの悪徳非道を繰り返し、関係のない人々を苦しめてきた敵」として嫌悪している。
第三十六話でウィザードとレントの決着が就いた後、遂にその姿を現し、大魔王ガルバーの真実が明らかとなった。
第三十七話で出現直後に孝宏を庇ったグレンデルを超上級魔導力「含牙戴角」で瞬殺し、映司Loversを除く他のプリキュアとクアンタム達4人の参戦後、『pixiv大戦2015』から現在までの全貌を明かした。
その後、これまで集めたレント配下の4体のファントムだけでなく、ドレイクの黄金の魔法石とグレンデルの灰色の魔宝石も喰らってパワーアップする(その際に魔宝石が魔法陣の六芒星のような配置で腹部に浮かび上がる)。
更に大魔王がキュアピースを庇ったオーズを殺害し、魔法プリと映司Loversを除くプリキュア達やクアンタム・アルマ・フィリア・エルピスは自分への復讐心に駆り立てられ、更に自分に怒りと怨みを促すように仕向け、ビビュンの目論み通りに不滅の盾を破壊した彼らに自分の呪いが掛かり、肉体を消された挙句に魂を小さなカプセルに閉じ込め、宇宙の果てに追放した。
第三十八話で冥界でオーズ達に倒された恐竜グリード達のマイナスエネルギーを吸収した後、復活したオーズを再び葬ろうと襲い掛かるが、映司Loversに阻止されて撤退する(その際に彼女達の事で何かに気付く)。
その後、大魔王がオーズに倒された事を三邪神から聞き、同時に冥界で自分を煩わせた映司Loversを「オーズと同様に危険な存在」と認定し、彼女達の抹殺も命じる。
第四十話で太古の昔から命あるもの達(人間、動物など)から生まれる「怒り・怨み・哀しみなどの負の感情と心のエネルギー」の集合体である事が明らかになった(本人曰く「全ての生きとし生きる者の生み出した大罪」)
この世から全ての命ある者が消えない限り、何度倒されても僅かな負の感情と悪意によって復活を遂げる最悪の存在であり、大魔王の言う通りに不滅の存在だった。
その事に関してマジカルは「デウスマストよりもタチが悪過ぎる」、スカーレットは「ディスピアが小さく見える」と評していた。
映司を「最も危険な存在」、映司Loversを「オーズと同様に危険な存在」として見ていた理由は大封印の扉に関係があった。映司が大封印の扉を開けられる唯一の存在である事を知り、映司Loversだけが扉の鍵を掛けられる事に気付き、彼らを集中的に狙っていた。
最終的に何者かによって魔法樹までテレポートされ、抵抗の末に大封印の扉に入れられ、「この世に人間がいる限り、いつか必ず復活する」と叫びながらも封印された(アクマイザー3は「(その言葉が)満更嘘ではない」と思っている)。
しかし、封印される間際に自分の魔力を2つ飛ばし、1つはドレイクの変化した楔に送り込まれ、楔に秘めた暗黒の魔力を更に活性化させ、ナシマホウ界だけでなく、光の園やトランプ王国などの全てのパラレルワールドでも暗黒の魔力によって天変地異が起き、地獄と化すタイムリミットが迫っていたが、映司Loversが降り注いだ光の粒子が楔と暗黒の魔力を消滅させ、全てのパラレルワールドも元に戻った。
それと同時にカプセルに閉じ込められたプリキュア達とライダー達の魂も解放され、肉体が復元されて帰還した。
もう1つは何処かの山に命中したらしく、次作でそれはいちご山であり、(魔力が十分ではなかった為に)ある怪物を不完全な状態で復活させた事が明らかとなった。
邪機械帝国メタトピアは「あまりにもオーズ以外を侮り過ぎた上、己の力を過信し過ぎていたから敗北した」と卑下していたが、終盤で結局は彼らもガルバーに踊らされていたに過ぎなかった事が明かされた。
『オーズ×キラプリ』の第十三話でキラプリメンバーは映司から「憎しみから生まれるのは人間の負の感情を糧とする怪物だけ」という事を聞き、第三十二話でその怪物がガルバーである事を知った。
第四十五話でグバンドが破壊神としての姿と力を取り戻した後、近くの店のガラスに自らの術で姿を幻として映し出し、全てを道連れにする為だけにグバンドを復活させた事を話した。
大封印の扉に閉じ込められた後、人間界の様子を見る事や会話をする事は可能だが、長く続かない上、次にいつできるのか分からない現状となっている。
幻とは言えどもガルバーの姿を初めて見る者達は今までにない殺気と恐怖、闇とは全く違う力が漂っているのを感じ取り、見ているだけでも戦慄を覚えていた。
エクラ「あれが・・・ガルバー・・・!」
ホイップ「幻なのに、闇とは全然違う強い力を感じる・・・!」
ショコラ「力も、殺気も、威圧感も、全てがマグナギガとは比べ物にならない・・・!」
ペコリン「恐い・・・!恐いペコ・・・!」
パルフェ「私達だけじゃ、勝てそうにないわ・・・!」
カスタード「あんなのと映司さん達が戦ってたなんて・・・!」
ジェラート「アイツのせいで、映司さんは一度・・・!」
マカロン「ええ・・・!殺されたのよ・・・!」
ラルク「あんなバケモンだなんて思ってもなかったわ・・・!」
マグナリッパー「映像よりも実物の方がよっぽど怖ぇモンだな・・・。」
エリシオ「とてもじゃありませんが、こちらが霞んでしまいますね・・・。」
ボルテシア「幻なのは分かっているのに・・・!」
ガイアロス「身体の震えが収まらぬ・・・!」
ブレイザード「幻であれだけなら、実物はそれ以上かよ・・・!」
アクーネ「今までに見たデータが、無駄でしかないよ・・・!」
その結果、ガルバーと黒魔導団の敗北を意気揚々と語っていたマグナギガは醜い正体と薄汚い本性を露わにした為に全てを失い、破壊神としての姿と力を取り戻したグバンドに葬られ、無様な最期を遂げた。
マグナロイド達はマグナギガだけでなく、ギャラクシアとネビュラスもあっさりと切り捨て、グバンドをメタトピアの真の皇帝として引き入れ、散々卑下してきたガルバーを「様」付けするまで崇拝するようになり、あまりにも情けない姿と掌返しを見せた(ガブラ曰く「清々しいぐらい」)。
自分の目的が放たせなくても全てを道連れにする為、封印間際に自らの魔力による楔の活性化でこの世を地獄にしようよしたり、自らの魔力でグバンドを復活させたり、現在でも映司達に悪影響を与えている(グバンドに関してはロスト曰く「最悪の置き土産を残していった」であり、エレンは「封印される前から既に考えていた可能性が高い」と推測していた)。
そのしぶとさと執念深さにガブラは「どれだけ自分達の邪魔をすれば気が済む」、イビルは「封印されてもその執念はなくならない」、なおは「しつこいにも程がある」、れいかは「頑固汚れよりもタチが悪い」と評している。
グバンドとの決戦後、最終話できららはガルバーのしぶとさに「封印されてもこれからも何か面倒な事がいろいろありそう」と愚痴を漏らしていた(その一言にはるかは「いちかの誕生日だから今はそんな事を考えるのは止めよう」と声を掛けた)。
イビルはグバンドを「フィジカル的にもメンタル的にも最も苦戦した敵」(映司は「肉体的にも精神的にも自分達を追い詰めた強敵」)と評し、ガルバーに関してもガブラが「(グバンドと同様)フィジカル的とメンタル的の両面でこんなに手強い奴は滅多にいない」と評していた。
『オーズ×ハグプリ』の第三十一話では戦闘後にハグプリメンバーはその名を初めて知り、ロストは「相当にタチの悪い奴」と説明していた。
モデルは『超神ビビューン』のガルバー、『仮面ライダー(スカイライダー)』の魔神提督。
大魔王
イメージCV:小杉十郎太
黒魔導団の総大将。ガルバーの影武者。
人間の魂と負の感情を好み、特に活きの良い子供の魂を大好物としている。
ガルバーの出現までは自ら「大魔王ガルバー」と名乗っていた。
三邪神に異なる属性の魔妖怪をそれぞれ与え、自身も上級魔妖怪を配下に置き、先端に目玉の付いた専用の長杖「イブリーステッキ」と強力な魔力を刀身に纏う最強の剣「ベルゼブブレード」で武装し、様々な上級魔導力の使い手であり、数多くの上級魔妖怪を配下としている。
普段は黒魔導城の玉座に座り、三邪神と魔妖怪の戦いをそこで見守っているが、彼らの度重なる敗北に業を煮やし、第三十話で遂に自ら戦線に赴く事を決意して、第三十一話でその姿を見せた。
信頼できる配下には甘いように見えるが、実際は自他共に厳しく、自分が実力を信頼している配下でも性格と態度の悪さを嫌っている(第三十二話上級魔妖怪オビフヨウの実力は信頼しているが、三邪神に対する性格と態度の悪さを嫌っている。オビフヨウの実力が大きかろうが、三邪神にはこれからも忠実な腹心として務めて欲しい寛大さを見せた)。
第三十七話で自分の攻撃からキュアピースを庇ったオーズを目の前で殺害した(これにより魔法プリと映司Loversを除くプリキュアやクアンタム・アルマ・フィリア・エルピスはガルバーへの復讐心に駆り立てられ、ビビュンの持つ不滅の盾を破壊した事でガルバーの呪いに掛かり、肉体を消された挙句に魂を小さなカプセルに閉じ込められ、宇宙に追放された)。
戦いの後、残りの連中を自ら抹殺する事をガルバーに宣告し、ガルバーの魔力によってマントが黄金に輝く「ガルバーマント」に変わり、魔力が100倍にも増し、上級魔導力を超上級魔導力に強化する事ができ、ガルバーの超上級魔導力も授けられた。
第三十八話で映司の仇を取りに来たみらい・リコ・モフルン・晴人・攻介・永夢・孝宏・ファーブニルを上級魔妖怪ジゴクモドキと共に捕らえ、死の恐怖を味合わせながら抹殺しようと目論む。
しかし、復活を果たしたオーズ・ロスト・アクマイザー3・映司Loversの奮闘で阻まれ、オーズや映司Loversとの激戦を繰り広げる。
オーズ(ロードコンボ)の必殺技にも耐え切るしぶとさを見せるが、最期は映司Loversとの融合でパワーアップしたオーズ(ロードコンボ)の新必殺技「エルドラード・ボルカニックレインボー・ケーニッヒ」を受け、三邪神にガルバーの事を託して爆散した。
モデルは『超神ビビューン』の大魔王。
※ 設定上では三超神と戦った大魔王と同一人物である(現在の大魔王は長い年月の末に回復したガルバーの強大な魔力によって更に強化して復活を遂げた)。
三邪神
黒魔導団の大幹部にして行動隊長。
かつてフォーゼやウィザードと戦ったアクマイザーの魂が大魔王ガルバーによって負の感情との融合で生み出され、それぞれ異なる属性を持つ。バックルにはそれぞれが司る負の感情を象徴する白い表情を付けている。
キュアミラクル達3人をプリキュアを常に見下していたが、第三十話で彼女達に敗北を喫したのを機に危険視し、認識を改めるようになり、大魔王ガルバーからより強力な武器をそれぞれ与えられる。
大魔王ガルバーに対する忠誠心は一貫しており、第三十七話で大魔王ガルバーの正体を知り、今まで忠誠を誓ってきた方(大魔王)が影武者であっても「仕えてきた身分」としては変わらず、大魔王に忠誠を通し抜く姿勢を見せ、第三十八話で大魔王が倒された時もその敵討ちに燃えていた。
第三十九話で超上級妖怪のキュウビとヌエを召喚し、ヌエの能力によって再生された魔妖怪軍団を生み出して、ガルバーから危険視されたオーズと映司Loversの抹殺計画を開始するが、アクマイザー3やプリキュア達に全て倒される。
決戦では超上級魔導力「三位一体の術」によって超邪神アシュラジンとなり、その強大な力と超上級魔導力でオーズ・アクマイザー3・映司Loversを苦戦させるが、激戦の末に映司Loversとの融合でパワーアップしたオーズ(ロードコンボ)の「エルドラード・レインボーファイナルフィニッシュ」を受け敗北する。
合体が解かれた後、満身創痍のままアクマイザー3に最後の勝負を挑むが、最期は彼らとの一騎打ちに敗れ、ガルバーと大魔王に誰一人も倒せなかった事と仇を討てなかった事へのお詫びの言葉を残して消滅した。
モチーフは『超神ビビューン』の三超神。
邪神ビビュン
イメージCV:檜山修之
三邪神のリーダー。「天」の属性を司る邪神であり、自称「情熱のジョーカー」。
ザタンの魂が「怨み」の感情と融合して生み出され、剣術に優れている。三邪神の中でも最強格であり、数多くの魔導力を用いる。「怨み」の象徴である「下唇を噛みしめて悔しがる表情」をバックルに付けている。
邪神剣「スカイ剣」を武器とし、ザダンから受け継いだ剣の腕を持ち、スカイ剣を用いた華麗な剣術を得意としている。首のスカーフを靡かせ、空中を自在に飛び回る事もできる。
察しの強い一面もあり、レントがデウスマストと眷属達を騙して利用する目的で手を組んだ事を見抜いており、第二十八話でオルーバにその事を伝えている(当のオルーバはその言葉を信じず、第三十三話でその言葉通りにレントの裏切りを受ける事になる)。
第三十話で大魔王ガルバーから「不滅の盾」という最強無敵の盾、かつてザビタン達をカプセルに閉じ込めたアクマ族の伝説の武器を授けられる。
第三十七話で融合された「怨み」の感情はこれまでにオーズやプリキュア達が倒した悪の組織の首領・真木清人・五井浩太郎・グリードなどの映司を憎む者達の強い『怨み』だった事が判明した。
モチーフは『超神ビビューン』の天の超神・ビビューン。
邪神ズシン
イメージCV:江川央生
「地」の属性を司る邪神。自称「剛力のキング」。
ガーラの魂が「怒り」の感情と融合して生み出され、肉弾戦と接近戦に優れている。「怒り」の象徴である「血管を露わにして激怒する表情」をバックルに付けている。
邪神棒「モンケーン」を武器とし、ガーラから受け継いだ怪力を持ち、その怪力を活かした肉弾戦とモンケーンを用いた棒術を得意としている。地中を高速で進む他、壁と同化する能力で姿を消す事ができる。
第三十話で大魔王ガルバーから「ドリルゴマ」という独楽型のドリルを授けられる。
第三十七話で融合された「怒り」の感情はめぐみ・アコ・はるか・きらら・誠司・奏太の比奈に対する想いを全く理解していない映司への『怒り』だった事が判明した。
この事に関しては『オーズ×キラプリ』の第三十二.五話ブレイザードは「あまりにも理不尽過ぎる」、ガイアロスは「他人の恋愛事情に首を突っ込み、あまつさえその者の鈍感さに腹を立てるなど、『無粋』としか言いようがない」と評価していた。
モチーフは『超神ビビューン』の大地の超神・ズシーン。
邪神バシャン
イメージCV:遠近孝一
「海」の属性を司る邪神。自称「孤高のエース」。
イールの魂が「嫉妬」の感情と融合して生み出され、スピード戦と銃撃戦に優れている。「嫉妬」の象徴である「物欲しそうに指を加える表情」をバックルに付けている。
邪神銃「ピピート」を武器とし、イールから受け継いだ身軽さを持ち、アクロバティックな攻撃技やピピートを用いた射撃を得意としている。水中を素早く泳ぐ他、水と同化する能力で姿を消す事ができる。
第三十話で大魔王ガルバーから「サジタリアスピアロー」という矢を模した長槍を授けられる。
第三十七話で融合された「嫉妬」の感情はつぼみ・やよい・なお・れいか・マナ・真琴の比奈への『嫉妬』だった事が判明した。
モチーフは『超神ビビューン』の海の超神・バシャーン。
魔妖怪
三邪神に仕える魔物の総称。
それぞれが所持するガルバーカードから召喚され、主によって属性が異なる。
実在する妖怪をモチーフにした個体、『超神ビビューン』の妖怪のリメイク版である個体、オリジナルの個体など、数多く存在する。
その上位種として大魔王直々の配下である「上級魔妖怪」が存在し、更にその上にはガルバー直々の配下である「超上級魔妖怪」もいる。
詳しい詳細はリンク先を参照。
戦闘員
妖鬼
三邪神直々の親衛隊。
青竜刀と盾で武装し、従う三邪神の属性によってバックル(ビビュン配下は鳥の翼がある太陽、ズシン配下は拳を象った岩石、バシャン配下は獰猛なサメを模している)が異なる。
モデルは『超神ビビューン』の妖怪軍団の戦闘員・妖鬼。
ネオアグマー
三邪神配下の魔妖怪に仕える使い魔。
その姿はアクマ族の兵士アグマーに酷似し、魔妖怪に従い、従う魔妖怪によってバックルなどに違う部分がある。
モデルは『アクマイザー3』のアクマ族の兵士・アグマー。
余談
首領と幹部のイメージCVとなる声優はいずれも過去にプリキュアシリーズに出演している。
- ガルバー役の大塚氏は『映画 Yes!プリキュア5Gogo! お菓子の国のハッピーバースデイ♪』のムシバーン役(後に『スター☆トゥインクルプリキュア』の星奈陽一役) ※(1)
- 大魔王役の小杉氏は『ふたりはプリキュア Splash☆Star』のキントレスキー役
- ビビュン役の檜山氏は『映画 ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち』のフローズン役、『Yes!プリキュア5』のギリンマ役
- ズシン役の江川氏は『映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』のパープルバギー役(後に『キラキラ☆プリキュアアラモード』のグレイブ役)
- バシャン役の遠近氏は『ハートキャッチプリキュア!』の来海流之助役、『映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪』のシャープ役
※(1)『オーズ×スタプリ』の第十一話で映司が陽一の声を聞いた際は一時警戒し、鋭い目付きをするが、ガルバーとはまるっきり正反対な性格などから凄い勢いで笑いに堪えていた。
関連タグ
オーズ×プリキュアシリーズ 魔妖怪 上級魔妖怪 大魔王ガルバー
アクマ族、妖怪軍団(ビビューン):大魔王ガルバーがかつて率いた敵組織。
妖怪軍団:『忍者戦隊カクレンジャー』に登場する敵組織。黒魔導団と同様、妖怪(魔物)で構成され、「首領を倒す事ができずに最終的に封印した」という点が似ている。
外道衆:『侍戦隊シンケンジャー』に登場する敵組織。黒魔導団と同様、妖怪(魔物)で構成されている。
牙鬼軍団:『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する敵組織。黒魔導団と同様、妖怪(魔物)で構成され、三邪神の自称は西洋三大妖怪が元ネタである(あちらもそれぞれ「エース」「キング」「(残虐の)ジョーカー」と名乗っている)。
機械帝国ブラックマグマ、銀帝軍ゾーン:黒魔導団と同様、北極に拠点を置く敵組織(ブラックマグマは要塞鉄の爪、ゾーンは銀河戦艦バルガイヤーを拠点としている)。
災魔一族:『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場する敵組織。黒魔導団と同様、北極に拠点を置き、「怪人がカードから誕生する」という点が似ている。
デーボス軍:『獣電戦隊キョウリュウジャー』に登場する敵組織。黒魔導団と同様、「幹部などの全ての構成員が首領から生み出された」という点が似ている(あちらは首領の細胞から生み出され、こちらはガルバーの魔力から生み出される)。
邪機械帝国メタトピア:次作品におけるオリジナル敵組織。規模としてはあちらの方が上だが、組織としては中身が空っぽで壊滅的である(組織としてはこちらの方が一枚岩)。