概要
『ようこそ!恋ヶ崎女学園へ』は2014年5月27日にDMMGAMES.R18よりリリースされたオンラインゲームである。正式名は『ようこそ!恋ヶ崎超女学園へ』(赤丸の中に「超」)なのだが、公式でさえ曖昧。
ジャンルは学園ものの商業エロゲでおなじみな『アダルト恋愛シミュレーション』。なお全年齢版(DMMGAMES版)は存在しない。
2017年12月12日よりスマートフォン版がリリースされた。
なお本作以前のDMMGAMESでは(一般向けを含め)学園ものは1年続かないと言われており(1年と少し続いたシューティングガールのような事例は稀)、そんな状況で2014年から続いている本作の存在は大きいだろう。
(もう一つ、学園もので長期続いているのは実写AV女優題材の『先生、学校でしようよ』である)
ただし2016年に『スクールさーばんつ!』開始(2021年終了)。その後も『同級生〜Another World〜(※1)』『ぼくらの放課後戦争!』『あいりすミスティリア!(※2)』『アートワール魔法学園の乙女たち』(恋ヶ崎と開発運営が同じ)が長期運営に成功している。当然短期で終わった学園ものも複数あるが、DMMGAMESでは学園ものに限らず良くある事である。
そんなこんなで2022年9月末現在、DMMGAMES.R18では(非実写作品に限れば)『千年戦争アイギス』に次ぐ古参作品の一つとなった。3番目は(実写アリの場合は)『先生、学校でしようよ』なのだが、実写をノーカウントとすると『フラワーナイトガール』だったりする。
(※1)…ただし、学園要素は薄い。
(※2)…学園と謳っているが実際は養成所のようなものであり、戦うための術や知識を学んでいる学び舎が舞台ではあるが、通っている面々は種族・年齢共にばらばらにも程があり、見た目はともかく実年齢ではとても少女とは呼べない者も多数いる。
コラボについて
本作はサービス開始から2022年2月13日までの約8年弱の間ソシャゲではおなじみの『他のゲーム・作品とのコラボ』をしたことが一度もないという特徴があった。
(FANZA作品のAV女優題材作品でもAVメーカーや2次元作品とコラボしたり、DMMGAMESでは艦これでも過去に蒼き鋼のアルペジオ(迎撃!霧の艦隊)、文豪とアルケミストも鋼の錬金術師や戦国BASARAなどとコラボしたことを踏まえると、恋ヶ崎はかなりイレギュラーと言えるだろうか。むしろ、数か月でサービス終了したような作品を除くと、コラボ未経験作品は恋ヶ崎だけになるのがほぼ確実なくらい)
もしかしたらコラボ先のゲームの主人公(プレイヤー)に恋ヶ崎のヒロインを攻略及び使用されることがNTRを連想させるためなのかもしれない。
しかし2022年2月14日から開催される限定イベントが『恋ヶ崎初の他作品とのコラボイベント』であることが発表、そしてその他作品も同じくDMMGAMES.R18のアダルトソシャゲで、実写AV女優題材の『美少女全鑑☆キャンパス編』とのコラボイベントである事が明かされた。
相手側のキャラクターからは『七沢みあ』『伊藤舞雪』が二次元化してゲスト出演しており、流石に『コラボ先の主人公と関係を持っている前提で登場』というブーイング不可避な設定ではなく、他作品のこのヒロインのように『美少女全鑑』に登場する二人とは同一人物ではない『容姿(厳密には髪型)と名前と声が同じだけの別人で処女』というパラレルワールドの住人として登場している。ちなみに声の演技力についてはお察しください。
二度目のコラボとしてFANZA GAMES『デタリキZX 特別防衛局隊員の日常』コラボの開催が告知された。
しかも、一度目のコラボでは『美少女全鑑☆キャンパス編』では恋ヶ崎の制服があちら側に行ったのに対し、こちらのコラボでは特に人気あるヒロインの桜子と静乃があちらに行ってしまうということで、公式コミュニティ内は震撼して、「NTR」を危惧する意見も多数見受けられた。こちらに関しては最初のコラボがログインボーナスキャンペーンや相互プレイキャンペーン程度の規模なのに対し、デタリキZに関しては相互コラボイベント実施となる。
(ただし、イベント開始はデタリキZが先行する)
あらすじ
時は現代から少し先の未来の話。
人類は史上最悪の『絶滅ウイルス』により、滅亡の危機に陥っていた。
そのウイルスにより男性が激減したためである。
具体的には女性が男の子を身ごもる確率が10%に
そしてその男の子が無事に産まれる確率が10%に
更にその男の子が無事に大人の男性へと成長できる確率が10%に
即ち女子に対しての男子の存在は驚きの1/1000になっていたのである。
「このまま何もせずに人類の滅亡を待つわけにはいかない」と世界中の人々が必死に知恵を絞って考えた策が『超女学園』という制度であり、これにより妊娠や出産に適した年齢になった乙女達を集め教育する大型教育機関『超女学園』が全国のあちこちに設けられ、そこを中心に街が栄えた。
一方男子は生殖に適した年齢になるまで手厚く保護されて、その時が来たら各地にある超女学園に編入されるのである。『一校に一人だけの男子』として……
英才教育を受けて育った男子はまさにエリートで、男子は全ての女子にとっての憧れであり、王子様やスーパースターと言ってもいい存在である。
本作での主人公も超女学園への編入が決まった男子の一人である。
しかし、とても残念なことに主人公は最低レベルの落ちこぼれだったのである。
果たして主人公は無事にやっていけるのだろうか……それは神とプレイヤーのみぞ知る。
(以上、公式サイトより抜粋)
作品解説
プレイヤーは『恋ヶ崎超女学園』に編入した学園でたった一人の男子として
同じ学園に所属する色々なヒロイン達と恋の成就を成し遂げるのがゲームの目標となっている。
ゲーム内では後述の『男子と女子の恋の成就』が求められるため、
ゲーム中でのアダルトシーンは純愛及び和姦系のエッチで全て統一されており、
凌辱やNTRといったダーク要素が苦手な人にうってつけの作品である。
2020年4月にはキャラクターの進級が発表された。
本作の人気トップを誇る桜子と静乃が3年生だった事もあり、かつてはサザエさん時空(コナン時空?)だとされていたが、「今年から4年制になりました」と言う力業で全キャラ残留となっている。4年制に移行した理由としては「男子が女子に比べてかなり少なくなっており、このままではすべての超女学園に行きわたらなくなってきた」「統計的に、3年間では学園全体の女子と恋の成就を図るには短い」ことがあげられた。なおメインストーリー上での進級するタイミングは12章となる。
2020年の6月には過去に開催された限定イベントのストーリーを常設としてプレイできるようになった。これにより、最近恋ヶ崎を始めたプレイヤーも始めるよりずっと前に開催された限定イベントでのストーリーをいつでも楽しめるようになった。(現時点でプレイできない限定イベントのストーリーも今後追加予定)ちなみにその限定イベントでの報酬だったHシーンは、『カードを集めて進化させる』という形式ではなく、後述の『鳳凰院メダルを交換に使用してアンロックして閲覧する』という形式になっている。
カード
ゲーム内で使用するカードはヒロインに認めてもらった『信頼の証』のような意味合いを持ち、デッキに加えることでカードの数値に合わせて男子力が上昇し、ステージをクリアしやすくなったり限定イベントで有利に働く。最初の一枚は(6章までの)メインヒロインならば担当しているステージをクリアする事でゲットでき、サブヒロインは初登場エピソードを最後まで進めてクリアする事でゲットできる。
二枚目以降はガチャやチケットを利用したり、ゲーム内でゲットできる宝石(ジュエル)をプレゼントしてゲットしなければならないが、特定の段階まで進化させればメインヒロインなら恋の成就後の後日談のストーリーを、サブヒロインなら恋の成就なHシーンを堪能することができる。
レアリティ
本作で手に入るカードのレアリティは下から順に
N、N+、R、R+、SR、SR+、SSR、SSR+、LEGEND
となっており最下級のNは入手難易度もカードの性能も低く、逆に最上級のLEGENDはガチャでの入手確率は0.05%と極端に低く、ゲットするにはガチャで引き当てるような奇跡や、期間限定のキャンペーンでの万単位の課金が必須だが、その分カードの性能もズバ抜けて優れている。
SPカード
レアリティとは別でカードに設定されている要素で
- 『メインヒロインの初登場カード』
- 『メインヒロインの後日談カード』
- 『サブヒロインの後日談カード』
の三つにのみ設定されている。またSPカードには共通して以下の特徴がある。
- 限定イベント(のストーリー)でそのヒロインが登場する場合に限り、特効を持つ(獲得ポイントが割り増しになる)
- 進化4段階目で強力なアビリティを習得する
- 前述の通り、一定段階に進化するとHシーンが見れる
- 魔法石を使用するガチャでいつでも入手可能だが、その確率は2%と難しめ
- ただし、常設で引けるプレミアムガチャにて『10連のオマケ』という形で25%の確率で入手することができ、そのオマケで入手できるSPカードは毎週ランダムに選ばれる3種類の中から決めることができる。
属性
ゲーム内で登場する属性は『クール』『セクシー』『キュート』の三つの属性で、ほぼ全てのカードにはこの三つのどれかの属性が設定されている。(例外として、デッキには入れられずカードの強化にしか使えないカードは属性なし)ちなみにゲームとしては珍しい事に、所謂「三すくみ」は存在せず、カードのアビリティ(スキルみたいなもの)の適用範囲やステージとの相性(ラウンド毎に変わる)にしか影響しない。
クール
涙のような形の青色の宝石を象ったマークの属性で、ナナのように『喜怒哀楽の感情(表情)の変化が小さいヒロイン』が多い。
セクシー
丸みを帯びた逆三角形の赤色の宝石を象ったマークの属性で、色気のあるヒロインは勿論の事、巨乳だったり、オシャレ好きやお菓子作りが得意だったりと『女性らしさに縁があるヒロイン』が多い。
ちなみに、この属性のヒロインは共通して胸が普乳以上のサイズで、貧乳や無乳のヒロインは一人もいないという特徴がある。
キュート
丸い形の黄色の宝石を象ったマークの属性なのだが、こちらは前述の二つの属性と違って『キュート属性ヒロインの共通点や特徴』は特にはない。
作品内でのアイテム
魔法石
不思議な力を秘めた石で、ダイヤモンドのような形と色をしているソシャゲでおなじみの通称『石』。ガチャを回すのは勿論の事、体力やBP(バトルポイント)を全回復したり、持てるカード数の上限を増やしたりと色々な使い道がある。課金は勿論の事、限定イベントの報酬やログインボーナス等色々な方法で入手できる。
鳳凰院メダル
鳳凰院家の家紋が描かれた金色のメダル。これ単体では課金で入手することもできず、主に期間限定ガチャのオマケや限定イベントの報酬、ジュエルとの交換で入手できる。集めるのが難しいが、一定枚数集めると、スペシャルジュエルや回復アイテム、そして『特定のレアリティのカードが確実に手に入るチケット』といった便利なものと交換できる。
また2020年6月のアップデートで、『過去に開催された限定イベントでのHシーンを見るための交換に使う』という新しい使い道ができた。ちなみに必要な鳳凰院メダルのレートは当時の限定イベントでのHシーンを見るための難易度に準拠しており、20枚、30枚、50枚の3段階になっている。
ジュエル
いわゆる宝石の事で、サブヒロイン達のカードを最終進化させる(恋の成就に発展させる)ために不可欠なアイテムだが、他にも『交換して回復アイテムや鳳凰院メダルを入手する』『推しガールの愛情獲得アイテムとして使用する』という使い道もある。こちらも鳳凰院メダルと同じくこれら単体を課金で入手することはできず、主にガチャのおまけや限定イベントの報酬、バトルで勝利した時に一定確率で出現するルーレットで入手できる。
グリーンジュエル
緑色の宝石でジュエルの中で最も入手が簡単かつ最もレアリティが低い。
バトルで大勝利(相手のHPを0にして完全勝利する)すれば必ず入手できる。
ブルージュエル
青色の宝石でレアリティとしては下から2番目なのだが、プレイしているとなぜか『後述のレッドジュエルより所持数が少なくなる』という状況に陥ってしまう。
レッドジュエル
赤色の宝石でレアリティとしては上から2番目なのだが、プレイしているとなぜか『前述のブルージュエルより所持数が多くなる』という状況に陥ってしまう。
スペシャルジュエル
金色の宝石でレアリティは最も高い。
レア度が高いだけに簡単には入手できないが、他のジュエルよりも少ない数で交換に使うことができる。
レインボージュエル
虹色の宝石で、限定イベント開催中のバトル勝利後のルーレットでしか入手できない。
主にその限定イベントで必要になるのだが、それ以外では使い道が殆どない不遇な宝石。ただし余剰が出た場合は推しガールの愛情獲得アイテムとして使う、5個につきグリーンジュエル1個と引き換えるなどの選択肢もある。また次回のレインボージュエルを使用するイベントに持ち越すこともできる。
回復アイテム
体力やBP(バトルポイント)の回復ができるアイテムで、限定イベントではとてもお世話になる。
回復自体は魔法石でもできるのだが、魔法石はガチャ等に使うので回復が目的ならこちらを使うのが基本である。
体力小回復薬
名前に『薬』とついている、お弁当のアイテム。
使用すると体力が最大値の半分回復する。
体力全回復薬
こちらも名前に『薬』とついているが、重箱のアイテム。
使用すると体力が全回復する。
ちなみに体力が0でない状態で使用すると体力の現在値が『使用前の数値+体力の最大値』になる。
BP小回復薬
水筒のアイテムで使用するとBP(バトルポイント)が2回復する。
BP(バトルポイント)はバトル以外にも限定イベントで必要になってくるのでランキング上位や報酬カードの入手を目指す上で不可欠なアイテムである。
BP全回復薬
こちらも水筒のアイテムで使用するとBP(バトルポイント)が全回復する。
効果は優秀だが、BPは『30分で1自動回復する』というレートの為、使用するタイミングを間違えると損することになってしまう。
作品内での用語集
男子
この世界における男性全般を指す言葉で、少年だろうが中年だろうが男子と呼ばれる。そして女子1000人に対して男子は1人しかいないと言ってもいい位に数が少ないので世界的にも大切に扱われており、それも『男子が頭を強打した場合、意識の有無に関係なく総合病院で検査入院をすることが必要となる』という国の決まりが作られる程。
女子
この世界における女性全般を指す言葉で、こちらも幼女だろうが熟女だろうが女子と呼ばれる。
人造女子
その名の通り人造人間のように人工的に作られた女子の事であり『後述の絶滅ウイルスによる男子不足を補うため、人工的に造られた男子『人造男子』を造り出す研究の副産物』として生まれた存在である。(ちなみに、本来の目的だった『絶滅ウイルスに屈しない健康な人造男子の創造』は失敗に終わり研究は凍結となった)
いわゆる人工生命体で、製造には細胞等の生物的なものが使用されており、ロボットのように完全な機械というわけではない。そのため、人間と同じ物を飲食することは可能ではあるが、生体維持のための栄養素が桁違いの為専用の栄養を摂取している。
人造女子は社会に出れば準人間として扱われ、人造女子に対してのあらゆる加害行為は(主となる男子を除いて)法律で禁止されている。基本的に人造女子は男子のサポートを目的としているため、女子が個人で人造女子を所有するのは困難であり、男子には国から支給される形で人造女子が自分に仕えることになっている。
そして『人造女子は男子をサポートする存在(前述の通り男子が頭部を強打して入院した際は『ナース服姿で看護助手の役割を果たさなければならない』という国が決めたルールもある)』のため、作中で登場する人造女子は主人公に仕えるナナのみである。ちなみに、本編開始時の時期での高ランクな男子達は揃いも揃って、セクシー系やロリ系な女子が好みであり、彼らに仕える人造女子もそういった系統の容姿をしているらしい。なおナナはスタンダード系に分類されている。
絶滅ウイルス
男子を病死させたり、極めて産まれくくさせたりする正体不明のウイルス。
ヒロイン達の父親が作中で一切登場しないのは、このウイルスが原因で亡くなっているため、もしくは旅行等で不在のためである。(と言っても、母親の方もほぼ登場しないのだが)
このウイルスが世界中に蔓延した理由については一切不明で、あらゆる医学・薬学・化学では治療や予防ができず、天然の免疫を持つ男子だけが唯一の対抗手段である。
恋ヶ崎超女学園
本編の舞台となる超女学園。親世代の頃は名門校だったが、近年では廃校も噂されているほどの底辺校(しかしその割には現役トップアイドルが通っていたりもする)で、そのため(メタ的な理由は別として)二年間も男子が配属されず、三年ぶりに配属された男子も落ちこぼれ(主人公)であった。
本編開始二年前に理事長代理となって入学した桐夜(当時1年生)が進級と2年生の頃に就いた生徒副会長を経て生徒会長に就任して以降、(強引なやり方ではあるが)改革が進められた結果、現在はまともな学園になっている。
制服は青いブレザーで、襟(と言うか裏地)とスカートの色が1年生は緑、2年生は赤、3年生は青、そして前述の通り4年制への変更によって登場した新1年生は水色となっている(一方でリボンタイは学年にかかわらず赤で統一)。また、恋ヶ崎は(許可をもらうなどの手続きは必要だが)学園で過ごす際の服装がわりと自由という特徴があり、大半の女子はキチンとブレザーやスクールセーターといった制服を着ているが、部活動以外でも弓道の道着や茶道の和服を着ている女子、仕舞にはゴスロリや私服で過ごす女子も存在する。また他の超女学園から編入してきて、現在は恋ヶ崎所属の女子になっているにも関わらず、前の超女学園での制服を着ている女子も存在する。
雨志野(あめしの)超女学園
メインヒロインの一人である萩山伊乃が8章に突入するまでの間所属していた超女学園。
所属している男子は女子のスペックで自分の『恋の成就』の相手を選ぶタイプだったらしく、
ドジっ娘な伊乃を嫌っておりゴミを見るような目で見たりしていたとか……。
当然と言っていいのか学園内はピリピリしていたらしい。
なお伊乃は雨志野の生徒会長だったのだが、これは有能だったり人望があったというわけではなく面倒事を押し付けられていただけであり、(雨志野の男子の性格は置いておくとしても)自分が恋の成就をする暇は無かったのだとか。
赤多(あかた)超女学園
メインヒロインの一人である鹿島紅葉が11章の途中まで所属していた超女学園。
所属している女子の全てが政財界や良家の子女といったセレブな女子達で、超女学園としても伝統的に高い評価を維持しており、生徒たちの質もとても高い。
所属する男子は容姿、能力、性格等全てにおいて優れた優等生そのもので、「(自分の有能さの証明の為に)他人を蹴落としてでも恋愛成就をしたい」と言う思想な紅葉の事は良く思っていなかったらしい。
男子部
超女学園に配属された男子が必ず所属しなければならない部活。当然主人公も所属している。
学園の女子からの依頼を男子の力で解決して魅力をアピール、恋の成就に結び付けるのが目的。
男子部に所属する女子は学園のパニック(男子の取り合い)を防ぐためのマネージャー役である。
男子部に所属できる女子は各学年から一人だけであり、当然と言って良いのか『学年トップクラスの成績を持つエリート』でなくてはならないという条件がある。
またその性質上、対になる『女子部』は存在しない(存在理由が無い)。
ちなみに、『男子部の男子は勝手に個人的な依頼を受けてはいけない』という規則が存在し、恋ヶ崎に来て間もない頃の主人公はその事を知らなかったがために、トラブルの原因になったこともある。
恋の成就
男子と女子が相思相愛の恋人やカップルになる事を指し、超女学園に所属する男子と全ての女子はこれを目標にしている。恋の成就を果たした男子や女子に危害を加えることは決して許されず、もし仮に危害を加えようものなら生徒会や風紀委員から厳しい処罰を受け、場合によっては超女学園から追放されるという場合もあるのだ。また、『恋の成就を果たした男女の間に産まれた男の子は前述の絶滅ウイルスに対する免疫を持って生まれる場合が多い』ということが統計学的に証明されており、そのこともあって世界中で恋の成就が推奨されている。それに加えて男子が女子の1/1000しか居ない事から一夫一妻制は崩壊して一夫多妻制に変わっており、男子は複数の女子と恋人(作品内では夫婦の意味合いもある)になることが許されるどころか推奨されている。早い話がどの国でもハーレムを推奨しているということである。
ちなみにこの世界では恋の成就は全てにおいて優先されるため、双方の合意さえあれば
といったこちらの世界の常識で考えればアウト判定な行為も一切咎められることはない。
そして余談だが、『超女学園に通う男子(女子)は他校の女子(男子)と恋の成就するのは禁止』というルールが主人公たちの住む世界に存在するようなことを作中で鳳凰院桐夜が述べている。
もし仮にこのルールがなければ、『自分の恋人候補である女子達が他校の男子に寝取られる』という問題が起こり得るので正しいルールといえるだろう。
超男子校
超女学園と対を成す教育機関で、超女学園に編入される前の主人公をはじめとする全ての男子は
この超男子校で生殖に適した年齢になるまでの間、隔離や保護をされて手厚い英才教育を受ける。
そのため『男子はあらゆる分野に優れたエリート及び優等生』であるのが当然なのだが、
主人公は超男子校に所属していた頃は授業中に居眠りをしたり落書きをして遊んでいたりと不真面目そのものだったため本編開始の一年前にあった1年生の頃に編入試験に失敗してしまい、恋ヶ崎超女学園への編入は2年生からとなった。
女子道
超女学園制度が実施されてから新しく加わった科目であり、『女子のたしなみを学ぶ授業』である。しかしその『たしなみ』というのが、『フェラチオにパイズリといった男子を悦ばせるエッチの技術』のことである。学園に男子が一人しかいない関係上、授業は模型を相手に行われる。この授業中は男子である主人公は暇をしているのだが恋の成就後は恋人相手に「お手本」の相手として参加する事も(原則的に恋の成就をしていない相手とはNGだが、授業を仕切る教師に指名されることで、恋の成就を果たしていない女子でも男子に相手をして貰うケースも存在し、それが主人公との恋の成就に繋がったヒロインも存在する)。
『女子道が優秀である事』は『男子を喜ばせることができる』即ち『恋の成就』に直結するので、女子道に意欲を持って挑んだり、「得意科目は女子道」だと自慢する女子が普通に存在する。
男子力
女子力に似た言葉だが、ゲーム内では『主人公がヒロイン達のために一肌脱ぐ時に発揮される力』といった感じの意味の言葉で、その力の強さはプレイヤーが使用しているデッキの総力(攻撃力と防御力の合計)で決まる。この男子力が各メインヒロインのステージを攻略(つまり恋の成就に発展させることが)できるか否かを決める鍵となり、限定イベントではこの男子力がランキング上位に入るために重要になってくる。
人魚
恋ヶ崎の世界は『現代から少し先の近未来の世界が舞台』という作品でありながら、人魚が存在する。人魚には男性はおらず女性しかいないため、人間の男性と性行為を行って子孫を残すのだが、男子が『絶滅ウイルス』のせいで数がとても少ないことに加えて人魚には超女学園のような男子と出会うシステムが存在せず、完全に運任せという理由も相まって数はとても少なく、絶滅の危機に瀕している。また、人魚には
- 『数日が限度とは言え人間に変身する能力(ただし下半身に水を浴びると人魚の姿に戻ってしまう)』
- 『唾液と血液には治癒能力がある(唾液は小さな怪我を治し、血液はそれ以上の怪我も治せるが、どちらも自分の怪我には効果がない)』
- 『海の生き物と会話や意思疎通ができる』
等といった様々な特性や能力が備わっており、体液の治癒能力から悪い人間に狙われたケースも少なくないため、『夫となる人以外には正体を知られてはいけない』という掟も存在する。
デッキリーダー
現在使用しているデッキの一番目に来るカードの事。
デッキリーダーとなるカードには攻撃力と防御力が1.5倍になるという特性があるため、デッキで最も能力値が高いカードをデッキリーダーにするのが定番である。
推しガール
その名の通り、プレイヤーが推しにしているカード(ヒロイン)の事。
こちらはデッキリーダーとは異なり、使用及び構築されているデッキに入っていなくても設定することができ、推しガールにジュエルを与えて(カード毎に設定されている)愛情ポイントを獲得すると愛情度レベルが上がり、レベルが上がると探索時に獲得する経験値が増加する。
また、限定イベントでの上位5位には推しガールにしているヒロインの全身立ち絵(当然、服装・恰好もカードの絵柄に合わせて変更される)が公開されるという副賞がある。
ちなみに、恋ヶ崎には現時点で恋愛ゲームやエロゲのクリア後のオマケモードのような、任意のヒロインの全身立ち絵を見る手段が存在しない
作品内での登場人物
ヒロインの詳細については個別の記事を参照。
共通登場
本作でプレイヤーの分身となる、恋ヶ崎女学園に編入して来た男子。
説明は個別記事参照。
主人公に仕える人造女子。
説明は個別記事参照。
- 男子部のメンバー
幕ノ内桜子(部長) 鳳凰院桐華 鴬谷小梅 主人公 柳沢雨音(12章から)
- 生徒会のメンバー
鳳凰院桐夜(会長) 若松美鶴(副会長) 萩山伊乃(8章から) 鹿島紅葉(11章から) 忌部莉紗(12章から)
ゲーム内で主人公の恋人となるヒロイン達
第1章でのヒロイン
第2章でのヒロイン
メインヒロイン:雁部沙月
第3章でのヒロイン
メインヒロイン:鴬谷小梅
第4章でのヒロイン
メインヒロイン:鳳凰院桐華
第5章でのヒロイン
メインヒロイン:八橋綾芽
第6章でのヒロイン
第7章でのヒロイン
メインヒロイン:藤沢しのぶ
サブヒロイン:竹村明日香 ミシェル・エレクトラ
第8章でのヒロイン
メインヒロイン:萩山伊乃
第9章でのヒロイン
メインヒロイン:若松美鶴
サブヒロイン:籠中千登里
第10章でのヒロイン
メインヒロイン:鳳凰院桐夜
第11章でのヒロイン
メインヒロイン:鹿島紅葉
第12章でのヒロイン
メインヒロイン:柳沢雨音
その他のヒロイン
一ノ瀬るい:限定イベントで初登場した桐華のクラスメイトである女子。
レミ、アミ:男子部一行(と綾芽)が鳳凰院家の所有する無人島で出会った二人。
八幡乱舞、御代胡桃、真紗羅真白:元々はモブキャラですらないカードキャラだったが、人気投票を勝ち抜いてヒロインに昇格した、まさしく昇格ヒロインな三人。(因みに1位は乱舞、2位は胡桃、3位が真白である)
七木戸さより:学園内での事故が原因で主人公が入院するという衝撃的な経緯で始まった限定イベント『昇天!? ナースパラダイス』で登場した新米看護師の女性。
七沢みあ、伊藤舞雪:前述の通り他のアダルトソシャゲ『美少女全鑑☆キャンパス編』とのコラボで限定イベントに登場したヒロイン。原作ソシャゲとは別人の『他の超女学園から編入してきた』という経緯で主人公と出逢うこととなる。
余談
公式で発表されたわけではないが、桜子たちメインヒロインの名前は花札が元ネタであると一部のプレイヤー達の間では噂されており、まとめると以下のようになる。
- 1月:松に鶴→若松美鶴
- 2月:梅にうぐいす→鴬谷小梅
- 3月:桜に幕→幕ノ内桜子
- 4月:藤にほととぎす→藤沢しのぶ
- 5月:菖蒲(アヤメ)に八ツ橋→八橋綾芽
- 6月:牡丹に蝶→牡丹姉妹(牡丹うすは、牡丹あげは)
- 7月:萩に猪→萩山伊乃
- 8月:ススキに月・雁→雁部沙月
- 9月:菊に盃→???
- 10月:紅葉に鹿→鹿島紅葉
- 11月:小野道風にカエル、柳にツバメ→柳沢雨音
- 12月:桐に鳳凰→鳳凰院姉妹(鳳凰院桐夜、鳳凰院桐華)
なので、もし今後第13章のヒロインが新たに登場するとしたら、花札の『菊に盃』が名前の元ネタとなるメインヒロインが登場する可能性が高いと思われる。
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関連作品
君のことが大大大大大好きな100人の彼女:現在連載中の漫画作品で、恋ヶ崎とは『主人公の恋人となるヒロインが極端に多い』という共通点がある。(ちなみにこの作品の主人公は現時点で21人のヒロインと恋人関係にある)
政剣マニフェスティア・刀剣乱舞:恋ヶ崎と同じように『ゲーム内コラボがほぼなかったつながり』になるであろう、数少ない作品。後者はコラボがあってもゲーム外がほとんど。
れじぇくろ!:コラボ第1号が斜め上だったつながり。こちらはのりプロ(バーチャルYouTuber)とコラボした。