基礎データ
全国図鑑 | No.0460 |
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シンオウ図鑑 | No.143 |
マウンテンカロス図鑑 | No.089 |
ガラル図鑑 | No.097 |
ヒスイ図鑑 | No.218 |
パルデア図鑑 | No.353 |
英語名 | Abomasnow |
ぶんるい | じゅひょうポケモン |
タイプ | くさ / こおり |
たかさ | 2.2m |
おもさ | 135.5kg |
とくせい | ゆきふらし/ぼうおん(隠れ特性) |
タマゴグループ | かいじゅう/しょくぶつ |
ゆきふらし:戦闘に出すと天候をあられに変える。
ぼうおん:音を使う技を受けない。
進化
ユキカブリ → ユキノオー(Lv40以上) → メガユキノオー(メガシンカ、ユキノオナイト)
概要
初登場は『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』
名前の由来は恐らく、『雪の王(ユキノオウ→ユキノオー)』。
間違っても「ユキノオウ」ではない。「ユキノオー」。
雪男と、樹氷のついた針葉樹などがモデルだと思われる。
「アイスモンスター」の別名があり、ブリザードを巻き起こすことで知られる。
万年雪の降る雪山に生息するとの設定があり、それが為かゲーム本編で野生のユキノオーはシンオウ地方のテンガン山山頂でしか確認されていない(カロス地方のフロストケイブにも野生の個体が存在しているが戦闘も捕獲もできない)。
が、あろう事か第8世代の「ポケットモンスターソード・ポケットモンスターシールド」では野生のユキノオーがワイルドエリアにたまにシンボルエンカウントで登場する。レベルの高さ、そして常に降り続ける霰に苦戦したプレイヤーもいるとかいないとか。
実際に雪が降る時期になると人間に発見されやすくなるという設定があり、春になると雪山に帰って行くという。
腕っ節も相当強く、ハンマーのようにぶん回してユキカブリに生える木の実を狙ってやって来るガラルダルマッカを追い払う。こんな巨大な腕を小さい体に叩き付けるのだからダメージは相当大きい事は想像に難くない。それでも尚、彼らは生きるためにユキカブリに群がるのだ。
奇しくもガラルダルマッカ族もユキノオーも雪男が元ネタであり、作中でも後者が雪男の正体だとされている。
ちなみに口はおちょぼ口ではなく、口周りの葉っぱに大きな口が隠されている。
ゲーム上の特徴
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
90 | 92 | 75 | 92 | 85 | 60 | 494 |
タイプはくさ・こおり。
4倍弱点のほのおを含む、合計7つの弱点を持っている。
しかし、環境においてメジャーなみず・くさ・でんき・じめん相手には滅法強い。ルンパッパやナットレイと並んで「こおり技が弱点ではないくさタイプは強い」という格言がピッタリ当てはまる存在でもある。
強そうな見た目の割に合計種族値は494と並程度。
だがその特性「ゆきふらし」によって必中となるタイプ一致高威力技「ふぶき」を始め、「ぜったいれいど」・「ウッドハンマー」・「じしん」・「いわなだれ」といった強力な技を覚えるため、攻撃面に関して申し分ない。
戦法としては特性を生かし、霰パーティ(霰パ)の中核として暴れさせるのが主流。
「ふぶき」が撃てるならこおりタイプ以外でも「とくこう」が高いポケモンは採用圏内。代表例がミュウツーであり、この二匹を組ませたパーティー「ノオツー」は第四世代の禁止級解禁ルールで猛威を振るった。
霰パ以外でも相手の「天候打ち消し要員」として採用されることもあり、特に対雨パにはかなりの強さを誇る。
特性「ゆきふらし」は一見すると霰パ専用の特性と思われがちだが、「あられ」のスリップダメージによって耐久調整を台無しにしたり、タスキや「がんじょう」を無効化したりと、相手の戦略をひっくり返すポテンシャルを秘めた極めて強力な特性でもある。
ただし第6世代以降天候継続ターンが5ターンまで(「つめたいいわ」で8ターン)に軽減されたので注意。
隠れ特性は「ぼうおん」。
弱点であるむしタイプの技の1つ「むしのさざめき」を無効化できるぐらいのハズレ特性であったが、後述のメガシンカを得たことで「ばくおんぱ」やスキン特性持ちの「ハイパーボイス」等を交代出しで無力化しつつメガシンカで天候を上書きするという型に価値が出てきた。
当初は弱点の多さゆえの蔑称として御大と呼ばれていたが、次第にその強さが知られるようになり、今ではその高性能さ故の尊称になっている。もふもふもっさりした貫禄のある姿はまさに御大と呼ぶに相応しいだろう。
第5世代ではガブリアスやカイリューなどのドラゴンポケモンや、雨パが猛威を振るったため、それに対する対策として重宝された。持ち物はきあいのタスキやこだわりスカーフがメジャー。
第6世代『X・Y』になるとメガシンカの対象となる。
詳細はメガユキノオー参照。
第8世代ではなんとメガシンカ剥奪という事態に見舞われ、元の中途半端な種族値で戦うハメになってしまった。しかし弱体化ばかりではなく、アローラキュウコンの戦法を受け継ぎ、オーロラベールを習得。
防御にもそこそこ壁が厚い種族値の為、安定した立ち回りができるようになった。
攻撃技にはだいちのちからを習得。特殊型が更に強化されたと言えるだろう。
第9世代ではゆきふらしで展開するものがあられからゆきに変更され、ゆき状態でこおりタイプの防御が1.5倍されるよう仕様が変わったため、対ガブリアス性能はますます高まった。
A252個体のテラスタルドラゴン状態のげきりんですらHB特化すればゆき込みで確定3発に抑えることからも物理耐久が強化された様が分かるだろう。ほのおのキバですらも「たべのこし」込みなら両方最高乱数と片方最高乱数でもう片方上4つ目までの乱数以外2発耐えるというから驚きである。流石にテラバーストほのおは確定1発なので過信は禁物。
一方、ゆきかき要員とのタイプ被りを防げる新技さむいギャグは気になる部分である。
また、テラスタルの獲得はワーストクラスの弱点の多さとなる複合タイプを捨てられるという意味では強化であり、こおり以外のテラスタル状態になるとゆきふらしの恩恵を受けられないという意味で弱体化とも言える。
それでも、ランクバトルシーズン4シングルバトル最終1桁構築に「オーロラベール」サポーター型が投入されるなど、そのポテンシャルを見せ付けた。
ダブルバトルでもシーズン6からテツノツツミと組んだ雪パが流行。これは「てだすけ」を覚えることも大きい。
使用トレーナー
ゲーム版
- スズナ:ジムリーダー(シンオウ)
- モミ:ポケモントレーナー
- ヤナギ:ジムリーダー(ジョウト)
- N:ポケモントレーナー
- ベル:ポケモントレーナー
- エリカ:ジムリーダー(カントー)
- ウルップ:ジムリーダー(カロス)
- プリム:四天王(ホウエン)
- オタケ:野盗三姉妹
- クラベル校長:アカデミー校長
アニメ版
- スズナ(DP)
- ドラゴ(BW140話)
- ウルップ(XY)※メガシンカ可
漫画版
- スズナ(ポケスペ)
- ウルップ(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンGO』
ポケモンGOには特性が存在せず、ゆきふらしがアイデンティティであるユキノオーには大変厳しいことになっている。種族値が高いわけでもなく、弱点が非常に多く、強力な技を覚えるわけでもないのでかなりつらい。
後にメガシンカが実装されたのだが、ポケモンGOのメガシンカは現状かなり使いづらく、そもそもメガシンカしてすらたいして強くないとまた悲惨である。
ただし、トレーナーバトルにおいてはチャージの速い「こなゆき」と消費エネルギーの少ない「ウェザーボール(こおり)」のコンボにより、こおりタイプの高速回転アタッカーとして活躍している。比較的優秀なサブウエポン候補の「エナジーボール」または「げきりん」と上手く組み合わせ、スピード勝負を仕掛けていくのが定石。
『スマブラ3DS/WiiU』
アイテムのモンスターボールから登場。周囲に「ふぶき」を見舞い、さらに「れいとうパンチ」で追撃する。
アニメ版
- スズナのユキノオー
- DP126・127話でスズナのパートナーで登場。キッサキシティにやってきたサトシ達にスズナ式の手荒い歓迎をする。スズナが名乗る時に独特の決めポーズをとる。
- ロケット団がスクールのポケモンを奪って逃げようとした時にはブイゼルと共に氷のアクアジェットで撃退した。
- ジム戦では圧倒的パワーでサトシのムクホークとハヤシガメを一撃で倒してサトシを窮地に追い込む。残されたヒコザルもユキノオーのパワーに押されるが、サトシがひらめいたヒコザルが氷の破片に乗ってスケートボードのように滑りながら「かえんほうしゃ」を繰り出す戦法に対して追いかけ回した事で逆に自分の体力を奪う結果になり疲れて動きが鈍るとヒコザルの「かえんぐるま」を受けて戦闘不能になる。
- ドラゴのユキノオー
- BW140話でジム破りのドラゴの手持ちで登場し、デントのヤナップと一対一のバトルとなり激闘となる。ふぶきでヤナップをこおり状態にさせるが、氷の中からソーラービームを撃たれ、更に「がんせきふうじ」で倒された。
- XY83話
- 野生の個体が登場。体調を崩したユキカブリを守っており、当初はサトシ達を警戒していたが説得により警戒を解く。一度はロケット団に捕まるもセレナ達に助けられ、ユキカブリもサトシ達が見つけ出した薬草により回復した。
- ウルップのユキノオー
- XY120話でサトシとのバトルで繰り出され、ゆきふらしによるあられで優位に立ったがルチャブルに撃破される。
- XY122話での再戦ではけた違いの強さを発揮し、相性が最悪なはずのファイアローを一蹴りしている。
- 実は普段は隠れて見えないが首辺りにユキノオナイトを填めたペンダクトを付けており、サトシゲッコウガとのバトルではサトシ達が彼らの本質・熱さそして未来を見せ、自分を熱くさせてくれたことへの礼儀として、メガシンカ・メガユキノオーで対抗する(さすがに普段のジム戦では使っていなかった様子)。メガユキノオーはサトシゲッコウガに引けを取らない実力を見せるも、熾烈な攻防の末に敗北した。
その他
DP | 171話 |
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SM | 59話(図鑑)・113話(イメージ) |
新無印 | 84話・110話 |
劇場版 | 氷空の花束 |
特別編 | 「最強メガシンカAct 4」(冒頭のみ) |
関連イラスト
関連タグ
0459.ユキカブリ→0460.ユキノオー/メガユキノオー→0461.マニューラ