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ザフトの編集履歴

2023-11-29 22:17:54 バージョン

ザフト

ざふと

ZAFT(ザフト)とは、「機動戦士ガンダムSEED」シリーズに登場する軍隊である。

概要

遺伝子操作を受けて生まれた人類・コーディネーターのコロニー「プラント」の政治及び軍事組織。

正式名称は『自由条約黄道連盟』(Zodiac Alliance of Freedom Treat)。

前身は黄道同盟というプラント独立を目的として政治結社で、これが規模拡大化によってZAFTへと変遷し現在に至る。


ZAFTはプラントにおける一党独裁の政党であるが、その中に「プラント国防委員会」が設けられており、議会の私兵であるそれら軍事組織が事実上の国軍として機能する。こうした組織の設立背景として、かつてのプラント運営国であった理事国のノルマやブルーコスモスの暗躍によるプラント側のエネルギー危機があり、プラント近辺や理事国(後の地球連合軍)軍が駐屯しているにも拘らず無防備であったことから対抗するための組織設立が不可欠となっていった。


その後にプラントが独自の交易ラインを画策すると、理事国側からの軍事威嚇も発生したため、プラントに存在した警察的保安組織を吸収、ZAFTは軍事組織へと整備されていった。


創設時からC.E.74年までの段階では名目上はあくまで義勇軍であり、採用は志願兵制度をとっており徴兵はなされていない。プラントの法において15歳で成人となる少年らも多く参加しているが、彼らも普段は別の本職を有している。

そうした背景と、敵対勢力から軍事規模を悟られないようにカモフラージュする目的から階級制度は導入されておらず、方便上のZAFT隊員はすべて同階級である。ただし、その中から選抜された隊長やエリートは存在し、人間社会故のサガから服の色や戦歴等で実質的な上下関係は存在する。また、法制上の都合上でアカデミーと呼ばれる事実上の士官学校は存在し、そこで軍事カリキュラムは叩きこまれる。


C.E.74年の後の時代では、プラント国内の政情の変化や他国との共同軍事作戦が続いたこともあり、正式に国防軍へ改組。それに伴い、(政治的な建前を掲げた上で)階級制度も導入された。(ただし、設立当初の思惑と相反するであろう階級制度の導入には、両大戦における構成員の暴走による敵兵への虐殺が頻発し、組織からの脱走も相次いだり、指揮系統の崩壊が容易に起こったことへの対策も兼ねていると思われる)。


制服

前身である黄道同盟時代では現在と異なる制服(連合軍寄りのデザイン)を採用していたが※、ZAFT成立後は変更。よく知られるものへ改められた。所属や能力によって着用出来る制服が異なる。

トール・ケーニヒ曰く「制服は(地球連合軍より)ZAFTの方がかっこいい」らしく、ルナマリア・ホークらの例を見るに、制服はある程度のカスタマイズが可能であると思われる。


  • 緑服

三月二十九日めーりんちゃん

士官学校卒業生籍11位以降(機動戦士ガンダムSEED DESTINYでは21位以降)の兵士に送られる制服。ただし、緑服であったとしても決して実力が劣っているというわけではない。

また、赤服の者が一度除隊し、再び軍籍に復帰した際にはこの緑服が与えられる。


  • 赤服

二代目ザラ隊

士官学校の卒業成績で上位10位(機動戦士ガンダムSEED DESTINYでは20位)入りした者にのみ送られるエリートの証。クルーゼ隊やザラ隊などが有名。


  • 白服

くるぜ

戦艦クラスの指揮官に送られる制服。主な着用者はラウ・ル・クルーゼなど。作中ではキラ・ヤマトもこれを着ていた時期がある。


  • 黒服

お誕生日おめでとう

基本的には白服の補佐官に与えられるが、戦艦クラスの指揮官でも着用する者はいる。


プラント国防委員会

プラント最高評議会の議員が兼務する国防委員会。そのために最高評議会のメンバーでもあるが、議長が委員長を兼務するわけではなく、基本的には別々の議員が務める事が多い。ただし、シーゲル・クラインから議長を譲られたパトリック・ザラは議長と委員長を兼務していた。

特務隊FAITHは国防委員会直属の精鋭部隊に当たり、隊員の任命なども国防委員長に委ねられている。


制服

  • 青服

Patres Patriae

議員の内、軍事に携わらない人物(所謂、文官)の着用する制服。主な着用者はシーゲル・クラインエザリア・ジュールなど。


  • 紫服

アスランとパパ

議員の内、軍事に携わる人物(所謂、武官)の着る服。主な着用者はパトリック・ザラなど。


ギルラウ

※ 作中で「黄道同盟」時代の制服を着用した姿を見せた人物として、ギルバート・デュランダルの回想におけるラウ・ル・クルーゼが存在する。バルトフェルドやモラシムの軍服もこれに近いデザインではあるが、半袖という違いがある。


人物

主人公サイド

アスラン・ザラ

シン・アスカ

ルナマリア・ホーク

メイリン・ホーク

アンドリュー・バルトフェルド

マーチン・ダコスタ

ZAFT軍

クルーゼ隊

ラウ・ル・クルーゼ

フレデリック・アデス

ミゲル・アイマン

ラスティ・マッケンジー

オロール・クーデンブルグ

マシュー

ゼルマン

ラコーニ

ポルト

ザラ隊

ニコル・アマルフィ

ジュール隊

イザーク・ジュール

ディアッカ・エルスマン

シホ・ハーネンフース

アイザック・マウ

バルトフェルド隊

アイシャ

メイラム

ハダト

カークウッド

モラシム隊

マルコ・モラシム

ハンス

モンロー

ジェネシスα防衛隊

アッシュ・グレイ

ハイネ隊

ハイネ・ヴェステンフルス

グラディス隊(ミネルバ隊)

タリア・グラディス

アーサー・トライン

レイ・ザ・バレル

ヴィーノ・デュプレ

ヨウラン・ケント

マッド・エイブス

チェン・ジェン・イー

バート・ハイム

マリク・ヤードバーズ

アビー・ウィンザー

ショーン

デイル

その他

レイ・ユウキ

ヨアヒム・ラドル

ヨップ・フォン・アラファス

グラスゴー

ユン・ロー

ボズマン

モディン

フレッド

アグネス・ギーベンラート

ミハイル・コースト

リンナ・セラ・イヤサカ

マリオ・クレッグス

アンリ・ユージェニー

グゥド・ヴェイア

コートニー・ヒエロニムス

リーカ・シェダー

マーレ・ストロード

レオンズ・グレイブス

ルドルフ・ヴィトゲンシュタイン

アレック・ラッド

脱走兵

サトー


MS・戦艦

ザフト製MS・戦艦も参照。


プラント開発のMS

ファーストステージシリーズ


※この2機は元々プラントで開発されていた試作機/データをクライン派が根こそぎ奪取し、新技術を用いて完成させた機体である。このため元はファーストステージ機だが、プラントが製造した機体ではない


ニューミレニアムシリーズ


※一度プラント内で製造されコンペンションに出されたが、ユニウス条約抵触の危険から採用されずプラントからはデータが抹消された。その後これもクライン派に奪われ、オリジナルの調整を加えられて日の目を見ることになる。


セカンドステージシリーズ


サードステージシリーズ


上記のいずれにも該当しない機体群


鹵獲機


艦船


メディアミックス作品では

スーパーロボット大戦

基本的に味方部隊と敵対する組織であるが、「機動戦士ガンダムSEEDDESTINY」が参戦し、視点がミネルバ隊の場合は共闘関係になっており、作品によって立場が異なる稀な組織となっている(ただし、デュランダルだけは原作通り終盤に敵対する)。


余談

  • 中東戦争時代のイスラエルや独立戦争時代のアメリカを意識して作られている。独立陣営の義勇軍組織というテイストに影響が垣間見える。
    • 『1st』ガンダムを多分に意識したSEEDシリーズなので設定的な前駆はジオン公国軍といえるが、技術者のフロンティアをベースに作られた、章が英文字をベースに作られている、番組後半に思想で内部抗争が発生する等は部分などは監督が影響を公言した『機甲戦記ドラグナー』に登場するギガノス帝国軍に類似する部分もある(ギガノスの国章はG、ZAFTはZ+プラントがモチーフ)。

  • 良く誤解される事だがMSや戦艦の企画の立ち上げは、設計・開発はすべてプラントで行われており、ZAFTはプラントで開発された兵器を運用する軍事組織である
    • ただし、TVアニメ公式サイトやプラモデルの説明書では「ZAFTが設計・開発」の記述が圧倒的に多く、誤解されるのは当然としか言いようが無い。
    • 似た事例としては、オーブ連合首長国が設計・開発と言う記述で、実際に設計・開発を行うのはモルゲンレーテ社または関連企業である。

  • 特務隊FAITHは、プラント国防委員会の精鋭部隊で委員長が任命するシステムのはずだが、『SEED DESTINY』ではプラント最高評議会の議長であるギルバート・デュランダルがFAITHへの任命権を持っており、また特務隊FAITHもデュランダル議長の私兵として扱われていた。

関連項目

機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 機動戦士ガンダムSEED MSV 機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE

プラント コーディネーター

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