高咲侑
たかさきゆう
プロフィール
名前 | 高咲 侑 |
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イニシャル | YU TAKASAKI |
学年 | 2年 |
学科 | 普通科→2期より音楽科 |
身長 | 156cm |
血液型 | 不明 |
誕生日 | 不明(ビジュアル公開は1月29日。) |
星座 | 不明 |
3size | 不明 |
イメージカラー | 黒 |
肩書き | サポーター |
CV | 矢野妃菜喜 |
役割 | 皆のサポート、応援、作曲 |
概要
TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』に登場するキャラクター。作中では主人公としても扱われている(実際、字幕放送では「主人公スクールアイドルに準ずる扱い」とされている歩夢を差し置いて、彼女が「慣例で『主人公』扱いとされる」黄色表記となっている)。
スクールアイドル達をサポートする立場で、ゲームアプリスクフェスALL STARSに登場するスクスタちゃんと同じポジションの人で、そのためアニメ版では「スクールアイドル『ではない』主人公」でもある(一応、歩夢を「もう一人の主人公」扱いとすれば慣例は踏襲しているが、何気に「当事者」以外の「関係者」も並び立つ「W主人公」という事例も初である)。
スクフェスALL STARSでは、プレイヤーキャラクター故に固有の名前と容姿が設定されていなかったが、アニメ版ではアニメ用として独自の名前と容姿が設定された。
アニメ版におけるあなたちゃんと明言はされているが、あくまでアニメオリジナルキャラクターで、スクスタちゃん=高咲侑ではないので注意。
※スクスタちゃんは初期から音楽科所属、侑は普通科所属(1期最終回で音楽科へ移籍する試験を受けて、音楽科へ転籍となった)など設定が異なる。
2020年1月29日に初めて容姿が公開。
名前は容姿の公開と同時に告知された公募企画(後述)で決定され、決まるまでの間はあなたちゃんタグが使用されていた。黒髪のツインテール姿で、毛先が緑色のグラデーション(この時点で主人公キャラとしては初の「オレンジ髪『ではない』主人公」となっていたが、その後の澁谷かのんの登場により「主人公スクールアイドルはオレンジ髪」という法則が提唱される事になった。なお、実は歩夢も髪の色がピンク色系統であるため「慣例」から外れている)。目は天王寺璃奈と似た形で緑色をしている。
スクスタちゃんとは別の存在ではあるものの、初めて公式の媒体で明確に容姿が設定されたあなたちゃんであったため、反響は凄まじく公開当日のツイッターでは半日以上にわたりあなたちゃんがトレンド入りし続け、わずか1日の間で多くのファンアートが制作された。
みんなで決めるアニメの「あなた」
名前決選投票
名前は2020年1月30日~2月13日の期間に公募され、3万超の応募の中から以下の12候補が選ばれた。3月16日(月)10:00~4月16日(木)17:00の期間に決選投票が行われた。
決選投票サイト⇒http://gs.dengeki.com/news/137340/
名前候補
星野 結音(ほしの ゆいね) | 真中 双葉(まなか ふたば) | |
皆野 結(みなの ゆう) | 横手 紗々(よこて ささ) | |
白咲 紡(しろさき つむぎ) | 高方 結友(たかかた ゆう) | |
高咲 侑(たかさき ゆう) | 高浜 きずな(たかはま きずな) | |
青城 千春(あおき ちはる) | 彩川 玲声(あやかわ れな) | |
五十嵐 若葉(いがらし わかば) | 一ノ瀬 緑(いちのせ みどり) |
名前決定
⇒http://www.lovelive-anime.jp/nijigasaki/news.php?id=6488
由来は高坂穂乃果や高海千歌と同じ「高」に、虹ヶ咲学園の「咲」、あなたを意味する英語「You」と同じ発音で、助けるという意味を持つ「侑」
ちなみに、LoveLive!Days Vol.7にて発表された最終結果順位は以下のとおりである。
1位 | 高咲 侑 | 7位 | 真中 双葉 |
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2位 | 五十嵐 若葉 | 8位 | 青城 千春 |
3位 | 一ノ瀬 緑 | 9位 | 彩川 玲声 |
4位 | 白咲 紡 | 10位 | 高浜 きずな |
5位 | 皆野 結 | 11位 | 高方 結友 |
6位 | 星野 結音 | 12位 | 横手 紗々 |
人物
東京・お台場の高校私立虹ヶ咲学園の普通科(2期以降は音楽科)に通う2年生。
上原歩夢とは小さい頃から同じ団地のお隣同士で週末はよく遊んでいる。
スクールアイドル同好会に所属しているが、マネージャーのようなメンバーを支えるポジションをしており、自分自身はスクールアイドル活動はしていない。
好きなものは美味しいもの。最近はコッペパンがブーム。
笑いの沸点がスクスタちゃんと同じくらい低い。歩夢によると、「幼稚園の頃から笑いのレベルが赤ちゃんだから」とのこと。
2期5話で、高所恐怖症(ジェットコースターでは笑顔でせつ菜に、他の高所のアトラクションでは怯えて歩夢にしがみついた)でお化け屋敷も苦手である一面が判明した。後者はにじよんあにめーしょんにて、ホラー映画にも耐性がほぼない事が描写された。ちなみに歩夢は、両作でもホラーに耐性があるようだ。
また、同好会メンバー12人がそれぞれ歌う楽曲を一挙に完成させる(恐らく数日かけて並行して制作したと思われるが)、反省文を書きながらアイラの配信動画を検索する等、手作業が(スランプ時以外は)器用な一面が見られる。
スクスタちゃんとの相違点
アニメ第1期での活躍
1話
上原歩夢と一緒にショッピング中、ダイバーシティ東京プラザでライブをする優木せつ菜を目撃、スクールアイドルに興味を抱く。
せつ菜が虹ヶ咲学園の生徒と知り、翌日スクールアイドル同好会部室を訪れるが、生徒会長の中川菜々に「同好会は廃部になった。」と告げられる。
少し残念がる侑に、歩夢は「二人でスクールアイドル同好会始めようよ!」と誘い、侑も歩夢を応援すると決める。
2話
スクールアイドル同好会2代目部長を名乗る中須かすみと出会う。侑はかすみを料理もできるし可愛いし凄いとべた褒め。
自分はスクールアイドルではなく、歩夢のスクールアイドル活動を応援したいと伝える。また、かすみから同好会が廃部に至った原因も聞き、「自分なりの1番を叶える方法ってきっとあると思う」と助言をした。
3話
音楽室でCHASE!を弾いていた。音楽は始めてらしいが…。
中川菜々に優木せつ菜のことを熱弁、そこでラブライブ!のこと等を聞いた。
その後、朝香果林達にせつ菜の正体を教えられ、学校でせつ菜と再開。「私が同好会にいたらラブライブ!に出れない!!」というせつ菜に、「だったら、ラブライブ!に出なくてもいい!!私はせつ菜ちゃんが幸せじゃないのが嫌なだけ。スクールアイドルでいて、ファンがいて、それでいいんじゃない? 言ったでしょ、(せつ菜ちゃんが)大好きだって。」と言い、せつ菜に復帰の決意をさせた。
4話
ソロ活動について悩むスクールアイドル同好会メンバー達。しかし、宮下愛が練習前に1人歌い、人が集まっているのを見て、「あれが愛ちゃんのステージなんだ!わたし、みんなのステージも見たくなってきちゃった!みんながライブをやったら、なんかすっごいことになる気がしてきた!」と、ソロ活動を肯定する発言をした。また、愛のダジャレに大爆笑。上原歩夢に「侑ちゃん、幼稚園の頃から笑いのレベルが赤ちゃんだから」と言われていた。
5話
メンバーのPVを編集している天王寺璃奈にアイデアを出していたことが判明。また、歩夢のアピールポイントは表情や感情が豊かなとこ、かすみのアピールポイントは可愛いとこと発言、アピールポイントを様々な衣装を着て考えるも、結局選べなかったエマ・ヴェルデには、全ての衣装を着て自己紹介を録ることを提案した。
6話
歩夢、愛、璃奈と東京ジョイポリスへ遊びに行く。そこで彼女らのファンと会う。
MCの練習をする歩夢、かすみの応援(観客役?)をする。
練習を無断欠席した璃奈を心配し、自宅へ行こうとする愛を「私も!」と追いかける。結局全員で璃奈の自宅へ。
ライブをする璃奈に、「ライブ用璃奈ちゃんボード」を装着してあげる。
7話
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を見学に来た近江遥(近江彼方の妹)を案内する。侑は遥の所属する東雲学院スクールアイドル部のことを知っており、興奮していた。
多忙な姉を心配し「スクールアイドルを辞める」と言い、彼方と口論になり部室を飛び出した遥を追いかけ意見を聞く。後日、そんな遥を心配悩む彼方に助言をし、問題解決・仲直りの手助けをする。
8話
校内新聞の取材を受けるメンバーを応援。その後、完成した新聞をみんなにタブレットで見せた。また、同好会メンバー全員で桜坂しずくの舞台を見に行った。
9話
歩夢、せつ菜とのショッピング中に、道に迷っていた果林と遭遇。そのまま一緒にゲーマーズへ。スクールアイドルグッズを見る。
歩夢と一緒にダイバーシティのイベントステージを見る。その後出場予定の果林を迎えに行くも、果林はおらず、迷子になったのでは?と心配して探しに行く。
果林の不安な気持ちを知った侑は、最前列で果林を応援する。
10話
頑張るメンバーを見て、自分もなにかやりたいと思うようになる。音楽室のピアノで再びCHASE!を弾くと、以前より上手くなっていた。練習した模様。なお、せつ菜と二人きりでいるところを目撃した歩夢は複雑そうな表情をしていた。
ネットに寄せられたコメントを見て、虹ヶ咲学園だけではなく、他校のスクールアイドルとの合同ライブ「スクールアイドルフェスティバル」の開催を思い付く。
11話
スクールアイドルフェスティバル開催に向けて、生徒会長であるせつ菜らと共に、イベントの計画や準備をする。しかし、歩夢とは一緒にいる機会が減ってしまった。また、ピアノの練習を始めるが、せつ菜だけにしか教えていなかったことがトリガーとなり、歩夢が侑とせつ菜に対して抱いていた不安や嫉妬心などが爆発、会話を遮られ、歩夢に押し倒されてしまう。
12話
スクールアイドルフェスティバルの準備をするも、11話での歩夢との出来事が気になり少し上の空。歩夢もそれは同様だった。せつ菜の後押しもあり、お互いの気持ちを伝えることができ、無事仲直りできた。お互い想う気持ちは変わらない。
侑は歩夢のステージをファンの子達と一緒に製作していた。また、侑は音楽科へ転科することを考えていた。
13話
念願のスクールアイドルフェスティバル開催! 侑はチラシ配りや機材の手伝いみんなのサポートをしていた。しかし、突然の雨でイベントが中断。悔しがる侑に、同好会のみんな、そして学校の皆が取った行動は…。ラスト、音楽科へ転科する試験を受けるシーンで幕を閉じた。
アニメ第2期での活躍
1話
第2回スクールアイドルフェスティバルのPVにスーツ姿でメンバーと一緒に出演している。スーツの下に着ているワイシャツの色がメンバー全員の白に対し、彼女のみグレーとなっている(他メンバーとの差別化、もしくはワイシャツを白にするとネクタイとの組み合わせでその姿が…お察しください)。そのPV動画の編集に璃奈と共に参加していた(監督はしずくであることがPV後の侑のセリフで明らかになっている)。そして、1期ではお互い名前を呼ぶことのなかったしずくから初めて「侑先輩」と呼ばれている。ちなみに侑も「さすが桜坂カントク」としずくのことを呼んでいるが、しずくへの名前呼びとしてはカウントしていない(実際に名前を呼ぶのは5話以降)。
学生証のアップカットや会話などで、音楽科へ無事転科できたことが明らかとなった。
突然現れた鐘嵐珠(ランジュ)が歩夢に抱きついた際に、これまで見せたことのない愕然とした表情をしていた。その後の会話の中で、ランジュから侑がフェスの動画にいなかったことから新人アイドルなのかと聞かれるが、(自分は)スクールアイドルではないと返し、なおも「なぜスクールアイドルではないのに同好会にいるのか」を問われ、「スクールアイドルから夢をもらった、だから夢をくれたみんなを応援したい」と答える。歩夢も「侑ちゃんやファンのみんなが応援してくれるからスクールアイドルでいられる」と続けた。
上記のランジュとの会話の直前にスクールアイドル同好会のブースに立ち寄った際、しずくと璃奈がまだPVの追加編集をしていたことで自分も戻ろうとするが、それを止めたかすみがしずくらのところに向かい、ランジュとの会話の後にかすみから渡されたPV動画を再生するが、それは俗に言うNGシーンやメイキングと呼ぶべき失敗版の方だった(パニクった状態で中身の確認をせず強引にデータをメモリに移したかすみにも原因があるが)。
そこに姿を見せた実行委員の三船栞子に上映の時間をずらせないかを交渉するが、「特別扱いはできない」と言われ途方に暮れるも、観客の足止めを図るためにランジュが「無問題ラ、任せなさい」と立ち上がるのを見て、目をトキめかせている。ランジュのパフォーマンスが終わった直後にかすみから改めてPV動画の入ったメモリを渡されて無事にPVが上映された。
その後、ランジュが「入部はやめる、ファンが支えるスクールアイドルは情けない」と言い放ち、侑に改めて「どうして同好会にいるの?あたしはスクールアイドルをやりたいと思ってここに来た。あなたはスクールアイドルが夢ではない、同好会を離れて真剣に夢を追うべき」と問うと、侑は「やりたいことをやりたいって気持ちだったら、私だって負けてないつもり。私だって私のやり方で同好会で夢を叶えたい」と答えた。メンバーからも侑を応援すると言われると、満面の笑みで「ありがとう」と感謝した。
2話
Y.G.国際学院の2人から、ランジュがゲリラライブを行っていたことを聞かされ、「行きたかったー!」と嘆き、しずくに「侑先輩流石(スクールアイドルへの熱量が半端ない)ですね・・・」と苦笑いされている。
音楽科編入者向け補講の小テストに苦労している中、遅れてやってきたミアに鉛筆を貸している。その際にミアに対して他の生徒が「あのミア・テイラー」などと噂話をしているのを聞き、テイラー家が世界的な音楽一家であること、ミアが14歳で飛び級であることを調べ、愛に伝えていると、ミアがはんぺんと仲良くなろうとしているところに遭遇し、会話する。
Cパートで、一人で部室にいるシーン。「すごいな、みんな。私も頑張らないと」とやる気を新たにしている。
3話
補講で作曲の課題が出され、悩み、ミアからアドバイスを受けるも中々曲のイメージができない。
転科後に赤点を取っても「大丈夫」と笑ってた侑も流石に追い詰められた(ちなみに、かすみ、彼方、エマ、璃奈の4人=QU4RTZも、同時期にライブの方向性が決まらず、悩んでいた。詳細はQU4RTZの項目を参照)。
部室でせつ菜から「侑さんも何か悩まれてるんですか?」と聞かれ、上の空で「うん…」と頷くと、メンバー9人から一斉に驚き心配され、悩みを9人に打ち明ける。「侑のやりたい事をやればいい」「大事なのは侑自身が満足できるかどうか」というアドバイスを受けるもやはりむずかしく「私には個性がない」と遜ると、メンバーからは感受性が豊かで、情熱的にときめきやすい性格や、スクールアイドルや人の気持ちに寄り添い、応援してくれる長所等を指摘された。
そんな個性的な彼女自身ですら、自覚していなかった人物像に気付かされ、やる気を出し、課題に向き合う。
1期で歩夢達スクールアイドルを支え、それぞれに寄り添い共に問題を解決してきた侑が、今回は歩夢達を頼り、悩みを打ち明ける。侑やファンに支えられる場面が多かった9人が、今度は自分達の一ファンでもある侑の心を支える柱となったという関係性が出来上がったのは感慨深い。
また、その時のやりとりがきっかけで、QU4RTZもお互いの人物像を再認識し、彼女達の問題であった合同ライブの方向性を決める事ができ、栞子含む観客の心を掴むという好循環も生まれた。
歩夢達と共にQU4RTZのライブを見届けた後日、音楽科の課題発表当日に、『この世界に私は私しかいない。うまくできなくてもいい、私にしかできないことを!』とモノローグで語りながら、自作の曲をピアノ演奏で披露する。
『どこに向かうかまだわからないけど 面白そうな未来が待ってると 笑いあえるみんながいれば 私は』
このピアノ演奏がそのまま3話の特殊エンディングとなり、最終回ではないものの、制作スタッフからも「いい最終回だった」と言わしめる終わりとなっている。
4話
DiverDivaメイン回のため、ストーリーに絡むほどの大きな出番はなかったが、愛のオンラインライブのためにエマと共に撮影班となっており、映像研究部(この時点では名前のみで、部員は未登場)から高性能なビデオカメラを借りてその性能に感激していた。その愛が果林と組んだDiverDivaのファーストライブでも開始前は楽屋には姿を見せず、エマと共に観客席の後ろ側で裏方役(カメラマン)に徹していた(終了後、愛の姉的存在の川本美里が楽屋に訪れた際には姿を見せている)。
5話
1話や3話と同様に出番が多い。1話で語った通り、作中でしずくを「しずくちゃん」と呼んだのはこの回が初。ゆうしず派もゆうぽむ派も必見。
冒頭の愛の「カリンにそんな事(ダジャレのMCは禁止)言われたら、愛さんがっカリン!」というダジャレに相変わらず1人で大爆笑する(かすみからも笑いすぎと言われる)。その直後にしずくから後で相談に呼び出され、第2回SIFの前夜祭を、演劇部と同好会で行う事や、歩夢とせつ菜による新ユニットをしずくが考案する事を聞かされる。
休日の朝、ベランダで眠そうな侑を買い物に誘う歩夢だが、「今日は別の用事(しずくと待ち合わせ)がある、また今度行こう」と断る。待ち合わせ場所の駅でしずくに合流し(ここから歩夢に追跡され、寝不足な侑と待ち合わせしたしずくでの外出を怪しまれる)、プラットホームで電車に乗る(ここでせつ菜も歩夢と偶然会い、追跡に同行する)。車内で前夜祭の演劇プランが表記されたリングノートをしずくから借り、『少女(演:歩夢)と野獣(演:せつ菜)を主役とする恋愛演劇』のアイデアを絶賛。歩夢の野獣役にも共感した。今回は配役を悩んだら、続きが書けなくなってしまったしずくと共に、アイデアを探しに行く。
電車を降り、遊園地に到着。整理券を貰った所で(女の子を助けた)歩夢達に遭遇、4人でヒーローショーを見に行き、他のアトラクションも楽しむ(この時、観覧車は休止中で乗れなかった)。
テラス席でうさぎ型の焼き菓子を食べながら、しずくが歩夢とせつ菜にユニットと演劇の話をする。せつ菜の「てっきり、デートかと思いましたよ」という言葉に笑っている。
スクールアイドル展の先輩スクールアイドルを「本当自由だよね。型に嵌らず、目一杯自分を表現してて」と評する(太文字の部分は、後でしずくが借りて発言する)。
グッズの販売店に目を光らせるも歩夢に「買い過ぎ注意だよ」と釘を刺されるが、その場でグッズを大人買いして座っていたランジュと出会う。先程とは別のテラス席で展示会の感想を語る5人。
しかし音楽科の成績が(前より上がったものの)依然として低い侑は(ミアから情報を聞いた)ランジュに「中途半端な(音楽で上手くいってないのにスクールアイドルを追いかけている)のって、見ててイライラする」「いい加減、同好会の活動に付き合うのなんかやめて、もっと自分の夢に向き合え」と勝手な事を言われ(自身をかばった歩夢やせつ菜も「そうやって甘やかすから良くない」と跳ね返される)、「今のあなたは周りに自分の夢を重ね合わせてるだけ」「あなたはそれで満たされたとしても、何も生み出してない」と辛辣に批判する。
ところが、侑は取り乱す事無く、(反論しようとした歩夢を制止して)「(私のために意見を伝えてくれて)ありがとう、ランジュちゃんは優しいんだね。」と善意で感謝を伝え、「あの時、ランジュちゃんに(なぜ同好会にいるのかという質問を)言ってもらえたから、今はまだ全然だけど、私は(自分を再認識して)前向きに頑張れてる」「もし(私を)気にしてくれてるんなら、もう少しだけ見ててくれないかな?」と優しく返すと、ランジュは「気にしてるなんて言ってない」と帰省。せつ菜から、両者の強い信念を「お2人とも熱いですね」と評される。
しかし、逆にしずくが、ランジュの批判(最後の2つ)に心を痛め、侑は「自分に向けて言われた言葉を気にする事はない」とフォロー。しずくが生み出した台本を、せつ菜の提案で行う事になった演劇(全部アドリブ。詳細はA・ZU・NAを参照)を観劇、息もつかせぬ展開にハラハラする。役を演じきった歩夢とせつ菜、そしてしずくの3人へ、いつの間にか来ていた他の観客と共に、大きな拍手を送った。
夜になり帰る前に、歩夢と共に観覧車(今はやっていた)に乗る。「舞台の歩夢、すっごく良かった」と褒め、歩夢の「みんなと楽しくお芝居をする自分を見てもらいたい」という気持ちにも「ファンのみんなも、歩夢と一緒に楽しんでくれると思う。もちろん私も!」と応援する。歩夢からもできる事があれば、何でも言ってほしいと言われると、感謝と「でもたくさんしてもらってる。次は私の番」と語った。
6話
部室に訪れた映像研究部員(金髪の監督(兼部長と思われる)と黒髪ロングのビデオカメラマンの2人が初登場)から文化祭のメイキング映像の撮影を持ち掛けられ、ビデオカメラを持ってあちこちの撮影に回っている。
文化祭準備中の校内で、教育実習生としてやってきた栞子の姉である三船薫子に声を掛けられ、会話の中で薫子から栞子は自分の妹であることを告げられ、「仲良くしてあげて」と託される。
この回ではせつ菜の正体が栞子にバレてしまっているが、栞子は菜々・せつ菜それぞれの活動に理解を示していたことから特に修羅場になるような展開にはならず。
直後、締め切り直前だったスクールアイドルフェスティバル(SIF)に申し込みが殺到しキャパオーバーとなるトラブルが発生し、部室内で目の前に栞子がいるにもかかわらずその横でこのトラブルを説明する制服姿のせつ菜の姿に、侑も含めてせつ菜の正体バレの不安そっちのけで聞いていた(せつ菜の正体がバレるか心配していたかすみは、しずくからすでに正体バレしていることを聞いて驚いていたが、果林の「それはともかく…」の一言で片付いてしまった模様)。
その後も菜々(ここではせつ菜ではなく菜々とする)は、文化祭でのSIF同時開催を一旦白紙にしたうえで今後のことを屋上で一人で悩み抱え込む中、そこに姿を見せた同好会メンバー一人ひとりが菜々を励まし、菜々からの「まだ方法はあるのか」の問いに「もう一度考えよう、みんなで」と返している。
この後に行われた、他校のスクールアイドルを交えた会議に同好会の代表としてかすみと共に参加しており、同じ週の別の日に文化祭を開催する他校との合同開催を提案する菜々の姿に驚きを見せた。
紆余曲折がありながらも5校合同開催という形での第2回SIF開催が決まり、前夜祭では(冒頭で部室に訪れた)映研部部員(金髪)から撮影した映像を褒められて照れる姿を見せ、生徒会長挨拶(ビデオメッセージ)の前に映し出されたメイキング映像では特殊メイクを施されている生徒の後ろでカメラを回している姿(ただし顔は映っていない)のほか、自分が何かを撮影している、もしくは撮影内容を確認している姿を誰かに撮影されており、咄嗟にレンズを手で覆う姿を見せている。
菜々の生徒会長挨拶からせつ菜であることをその場で姿を変えながらカミングアウトするサプライズ映像に続くA・ZU・NAのライブ後、「それじゃいくよー」と声をかけて機材のスイッチを押し、校舎へのSIFのプロジェクションマッピングが映し出されたところで6話の幕は閉じる。
7話
東雲学院での文化祭兼SIF1日目に向かう直前まで部室内で何かを製作していたが、納得のいくクオリティにならず、メンバー(せつ菜のみ不在)に「もう少しだけ考えてもいい?」と頭を下げている。
フェスは順調に進み、4日目の紫苑女学院のライブ後に、同校のスクールアイドルと一緒のステージに立った2年生組(歩夢・せつ菜・愛)のいる控室に顔を出し、黒羽咲夜から歴代の紫苑女学院スクールアイドルの展示があることを聞いて4人で足を運ぶ。その展示のなかで見覚えのある写真に目を凝らしていたところに薫子が現れ、3人に薫子を紹介する。薫子は紫苑女学院のOGで、侑が凝視していた写真は薫子と妹の栞子であること、姉の勘として栞子はスクールアイドルをやりたいという気持ちは変わってないことを聞く。
この話を聞いた4人で栞子にスクールアイドルをやってみるよう打診するが、栞子からは固辞される。
合流した1・3年メンバーに栞子の事情を話し、果林が「やる、やらないは本人の自由よ」と言う中、それでも放っておけないという侑が「向いていることだけするとか、みんなをサポートするとか、それだけ聞けば正しいと思う。でも、それって・・・後悔、するんじゃないかな」と自分の気持ちを打ち明ける。更にもう一度栞子に自分たちの思いを伝えるべく再び2年生の4人で栞子を探して、(実行委員ではなく参加者の立場で)文化祭を見て回ろうと誘いをかけ、5人で紫苑女の文化祭を満喫した後に栞子を4日目のSIFの舞台ともなったステージのある場所に連れていく。そこは栞子にとって「夢」の始まった場所であり、また夢破れた薫子が涙ながらに引退宣言をした苦い思い出のある場所でもあった。そこに集まった侑を含めたメンバー全員で再度栞子にスクールアイドルをやってみないかと説得をする。
栞子は薫子が高校時代にラブライブ!の本戦に出場できず、夢破れて後悔しているとばかり思っていたが(それもあって栞子自身はアイドルとなって表に立つのではなく裏方として応援する立場にいた)、そこに現れた薫子から「後悔はしてない」ことを聞き、自分にできるかと呟く栞子に侑は「三船さんのトキメキ信じてあげて」と伝えている。その後ステージに立って『EMOTION』を披露した栞子から「フェス期間中は(運営責任者としての)職務を全うするが、終了後に(同好会の)仲間に入れてほしい」と申し入れられる。
Cパートでは自室の電子ピアノの前で「トキメキかぁ…」と思い悩む姿が描かれていた。
8話
前回から引き続き思い悩む姿が冒頭から描かれ、SIF最終日の各校のスクールアイドルが集まる控室には姿を見せず、一人部室に篭っていた。実は同好会メンバー全員でステージで歌う曲の制作をしていたが、様々な葛藤とプレッシャーから自信を失いかけてスランプになり、心配になって駆け付けた栞子と3年生組が部室に顔を出したときには「トキメキハドコー」と挙動不審な行動をし、ついには逆立ちをしながら「トキメカナイヨー」と叫ぶ始末。
栞子の提案で気分転換で外に出て、メンバーと合流した際に胸の内を明けて皆から励まされる。その後ランジュのステージを観た後に誰もいないところで一人佇んでいたところにミアが現れ、二人の会話の中から聞こえたA・ZU・NAのライブから、スクールアイドルの歌やパフォーマンスだけではなく、メンバーの「自分を目いっぱい伝えようとする姿」に自分はときめいたことに気づく。そこで、みんなと一緒に「自分」を伝えたいと、自分が思っていた「ときめき」に目覚め、ミアに楽曲のアレンジ変更の協力を頼みこむ。
ミアの協力もあってようやく曲が完成してメンバーに披露した際、「(フィナーレで)もう一つやりたいことがある」と打ち明ける。それは、観客席後方に用意されたグランドピアノのあるステージで、侑自身がメンバーのために制作した歌「TOKIMEKI Runners」のイントロ前の前奏をピアノで弾くことだった。スクールアイドルとしてではないものの、普段裏方として動いていた侑にとっては初めて表舞台に立つ姿でもある。
そしてフィナーレは盛り上がりを見せ、5日間にわたる合同SIFは大団円で幕を閉じた。
終了後の打ち上げの席に姿を見せたランジュから「よかったわよ」と声をかけられ、それに「ランジュちゃんのおかげ」と返す。更にランジュは侑に「あなたの覚悟、伝わった」と、同好会メンバーには「正しさを証明してみせた」と評価し、「ここに来た価値は十分にあった、後悔はしていない」と伝えてその場を立ち去る。しかし、この時のランジュの心境を(何かに気づいた栞子以外)まだ誰も知る由はなかった。
9話
SIFの興奮も冷めやらぬ中、SIFのステージ動画を見ているミアを見かけ声をかけるが、そこに突然ランジュから「スクールアイドルはやめて近いうちに帰国する」旨のメッセージがミアのスマホに入る。文面は異なるが似た内容のメッセージを栞子にも送っており、栞子から話を聞いた同好会メンバーは騒然となる。侑はランジュとミアそれぞれと親交の深いエマと璃奈と共にランジュの元へ説得に走るが、「やりきったから」としか教えてもらえず、3人にミアを交えた会話の中で「もっと仲良くなれたらって思ってたんだけど」とため息をつく。
ランジュを帰国させまいとミアがランジュのための曲を作り、それをランジュに聞かせる様子を璃奈と共に離れた場所で見守っていたが結果的に物別れに終わってしまい、お互い別々の方向に進む姿をただ見つめるしかなかった。
その後、璃奈の説得と励ましで再び曲の作り直しを始めたミアの寮舎で同好会メンバーがミアをサポートする姿が描かれる中、ミアのベッドの上でブロックタイプの栄養食品を齧りながらノートパソコンで何かをしている姿が描かれている(この際ミアが侑に何か指示している姿があり、楽曲制作にかかわるサポート、もしくは音楽科の授業に関することのアドバイスをミアから受けていた可能性が高いが詳細は不明)。
数日後、ランジュがこの日の夜の飛行機で帰国するメッセージを栞子とミアのスマホに送り空港に向かう中、侑はミアに連絡を取り同好会全員で空港に向かい展望デッキにいたランジュを見つけ、遅れて到着したミアが完成させた曲「stars we chase」を披露。披露後ミアは右手を差し出しながら「君は、どうする?」とランジュに問いかけ、栞子は「一緒にスクールアイドルをやりたい」と声をかける。そのランジュは2期1話で同好会の誘いを断ったことも含めた自分の胸の内を明かし、それに対し栞子やエマに続いて侑も「ランジュちゃんのまっすぐな心があったから自分は前に進めた」と励ましている。そしてビジネスパートナーを解消し、ライバル(という名の友人)関係となったミア共々同好会に入るランジュを侑は歓迎した。
10話
改めて3人が入部し12人となり、かすみの提案でしずくの家でお泊り会を開くこととなり、そこでも新たな曲の構想を練っていた。
翌日の璃奈が製作した位置情報ゲームアプリを使ったレクリエーションで見事に優勝し、そこで新たな曲を作っていることを打ち明け、それに歌詞を皆でつけてほしいと頼みこむ(ちなみにこれはレクリエーションで優勝した人のお願いをメンバーで叶えるということによるもの)。
メンバーが新たな歌詞を作ったことで「Love U my friends」が完成した(挿入歌として使われたのはピアノ演奏による「TVアニメ挿入歌Ver.」というもの)。
11話
その場にいなかったかすみを除く12人で前回のお泊り会を楽しかったと語り合い、「私達13人だからこそやれることを、これからいっぱい考えていこうよ!」と話す。
そこに慌ててやってきたかすみが「同好会がスクールアイドル部に昇格する(ラブライブ!への出場権を得られる等のメリットがある)」可能性を報告し(いきなり部に変わるとかすみは勘違いしていたが、せつ菜曰く希望制との事)、その件は定期試験が迫っている為に後回しにして、各学年で勉強会を行う事となった。
2年生5人での勉強中、せつ菜が嵐珠へ「ラブライブ!に出たいか?」と問うと、「私がみんなとパフォーマンスをするのは、今は難しい」とする嵐珠に「嵐珠ちゃんなら、誰と一緒でも凄いパフォーマンスできるようになるよ!」と応援する。
放課後に全員でクレープを食べていた際、部の昇格の件に引っかかっていたかすみが、今ここで決めたいと切り出し、「やりたい事はバラバラだけど思いは一つ、今の私達のままでいたい」と話し合い、部の申請はしないという結論に至った。
数日後、歩夢と共に嵐珠の「どうすれば他のメンバーの様に、仲間と高め合ったり、ファンと一体になれるか」という相談に乗ってあげていた(果林も合流する)。彼女に「きっとすぐ出来る様になるよ!そしたら、個性的でバラバラで、でも心を合わせて一つにもなれる、最っ強の12人(ステージに出るみんな)になっちゃうね!」と鼓舞するも、歩夢とハグしてきた嵐珠に「12人ではなくて(侑も含めて)13人だ」と訂正され、笑い合う。
その後、果林達3年生3人に海浜公園へ全員呼び出され、同好会のみのファーストライブを行おうと提案され、最高のライブにする事を誓い合う。
Cパートで歩夢達12人が描かれた『Firstlive! 開催決定!!』のポスターを貼る作業を終えた所、『35回 関東作曲コンクール 参加者募集』という別のポスターを見つけて、何やら考え事をしていたが……?
12話
早速同好会単独のライブの企画を練ることとなり、クリスマスはラブライブ!(大会)の東京予選があることから、その日を避けて大晦日に開催することが決定。大会そのものは無観客開催で、同好会としては参加しないものの、せつ菜と共にサイリウムを手に持ちながらフェスに参加する皆を応援したいと意気込む。その過程で歩夢共々思い込む姿を彼方は気にしていた。
前話に続いて作曲コンクールのことが気になったままで、薫子とそのことで話していたところで歩夢と遭遇。歩夢から作曲コンクールに応募するのか聞かれ「今はいいかな」と応募しないことを告げるが、
歩夢のそっけない反応に異変を感じていた。
その後、大会に参加する遥のための横断幕を作る彼方と会い、「歩夢には作曲コンクールには応募しないといったが、心の中では応募したい気持ちもある」、「けど結局、怖い気持ちのほうが勝っちゃってる」と、今の心境を打ち明ける。
その一方、彼方も大会の予選に出場する遥のことが心配となって同好会に相談したことがきっかけとなり、同好会を中心に大会に参加する皆を応援することを歩夢と共に提案し、同好会メンバーの賛同もあって準備にとりかかる。
当日は参加校の生徒と共に応援し、真ん中に立って音頭を取っている。
この後、彼方の後押しで歩夢に作曲コンクールに応募することを伝える一方、歩夢からロンドンへ短期留学することを伝えられて驚く顔を見せる。翌日、このことを同好会の皆に話すと同時に、その勢いから12人分のファーストライブ用のソロ曲を一晩で作ってしまい、(昼寝していた彼方を除く)皆を脅かせた。
13話
待ちに待った同好会のファーストライブ、裏方スタッフとしてあちこちと動き回り、スタート前の円陣にも参加している。
前半のメンバーによるソロステージでは、トリである歩夢のステージで力いっぱい応援している。
ソロステージ終了後の幕間(出演者の休憩時間)中に歩夢から控室に呼び出され、控室に届けられた侑個人への花束を歩夢から渡され、共に添えられたメッセージカードに書かれた複数のメッセージを見て顔には出さないが喜びを噛みしめる。更に歩夢をはじめとしたメンバー全員から侑もスクールアイドルの一員であることを言われて照れながら否定するが、皆がステージに向かい一人となったときにそのメッセージカードを改めて見て「こんなの、めちゃくちゃ嬉しいに決まってるじゃん」と呟き、観客席最後列((機材席前)に駆けつけ、ステージに立つメンバーに向かって「みんなー、大好きー!」と叫ぶ。
その姿に気づいた観客から侑がいることを気づかれて狼狽えるが、歩夢と副会長の咄嗟の機転で侑にスポットライトを当ててヘッドセットのマイクを生かし、ライブに来てくれた人たちへのお礼と自分の今の想いを語りながらステージ前に進む。そして自分の想いを伝えた後に歩夢の手を借りてステージに上がり、改めてメンバーと共に観客へありがとうを伝えている。
この後のメンバー全体の曲である「Future Parade」のステージパフォーマンス後のピアノ演奏をステージ中央裏で行い、大きく盛り上がる中ライブは終了する。
ライブ後の後日談として、身支度を済ませた後に自室のバルコニーで、ロンドンに到着した歩夢から、メールを送った少女達と共に撮った自撮り画像を見て、空に見える虹を眺めながら、侑の「"トキメキ"はどんどん広がっていく 次は あなたの番!」というナレーションで締めくくる。
無敵級*ビリーバーでの扱い
無敵級*ビリーバー及びカップリング曲の未来ハーモニーのジャケットはアニメ版のキャラクターデザイン・校舎デザインが使用されており、またMVもアニメ版のスタッフにより制作されている。しかし、MVにも封入特典にも高咲侑本人の明確な登場はなく、スクールアイドル活動をする9名の出演に留められている。ただし、MVには上原歩夢が高咲侑の姿をしている人形(ぬいぐるみ)を持っているなど、彼女の存在を窺わせる描写がいくつかあるため、高咲侑がいる世界が描かれている可能性が高い。
原作であるコミック『にじよん』はスクスタをベースにしていたため登場していなかったが、そのアニメ化作品である『にじよん あにめーしょん』はアニガサキをベースにしているため、登場している。
加えて、主題歌『わちゅごなどぅー』が学生としての同好会で歌う楽曲であることから、侑も歌唱に加わっており、中の人の持ちネタであるヒトリダケナンテエラベナイヨー!!!も、アニガサキでは一度も発言していなかったが、歌詞中の侑自身の台詞として登場した。この台詞は後述の第1話でも登場している。
本編では変わらず同好会のメンバーを全力で応援しており、第1話ではみんなの日常の姿をファンに教えたいという名目で、部室でくつろぐメンバーをビデオカメラで撮影。しかし、逆にメンバーから撮影され、コメントに困り「みんなの事は私が幸せにします!」という大胆発言のせいでメンバーが自身を巡って揉めてしまう(歩夢もさり気なく圧をかけた)。このカオスな状況に困り果てて叫んだのが、「ヒトリダケナンテエラベナイヨー!!!」であった。
第2話では、可愛さを競う愛とランジュの勝負を取り仕切り、しまいには「私は普段から2人の事、可愛いと思ってるよ」と、イケメンぶりを発揮した。栞子とミアからは100点、エマからは100那由多点を与えられた。
第3話では部室でホラー映画を見ることになり、他の一部メンバーが怯える(これでも、しずく曰く「子供でも大丈夫な作品ですよ」との事)中、自身も涙目になりながらも「歩夢は私が守るからね!」と宣言していた。
第9話にメンバー内で開催された『妹王決定戦』では、かすみや璃奈の妹アピールにいつも通りの黄色い歓声をあげる一方で、栞子やミアが実際に姉持ちの妹である事を他のメンバーから指摘された際には、兄貴面かつ低い声で「わかる。栞子ちゃん/ミアちゃん ほしい」と同意していた。
エンディング映像ではメンバー1人1人と戯れる様子が描かれており、歩夢とのランニングでは息切れし、ミアとのキャッチボールではボールを取り損ね、愛とのチアダンスではまったく足が上がらない(腕も伸びてない)という、アニガサキではあまり見られなかった運動神経の悪さがしっかり描写されてしまった(しかしせつ菜と共に応援する場面では、彼女に負けず劣らずペンライトを振っていた)。
第2期では、「同好会とビクトリーロード」三部作において、第1話となる「その1」では、「こういう考えだな」というオチでの登場にとどまったが、第11話となる「その3」では放送前PVで登場していたガタキリバ形態で登場することがYouTubeのサムネイルで予告された。
各媒体での扱い
前述の通り、スクールアイドルではないアニメのあなたちゃん(=アニメオリジナルキャラクター)という立ち位置のため、ラブライブ!シリーズ公式サイトトップページのメンバー一覧にも明記されておらず、侑及び担当声優は原則、アニメに関連しないイベント、ライブ、番組、幕間アニメに至るまで一切出演しない。侑は同好会に属しているためアニメ関連の場で担当声優が名乗ることはあるが楽曲には全く参加しないため声優ユニットとしての虹ヶ咲にも厳密にはメンバーに含まれていない。
一例ではあるが、アニメ1期放送後に発売された声優グランプリ2021年12月号では虹ヶ咲メンバーが表紙を飾り、ここでは正式メンバーの12人のみ掲載されていた。ただし、侑役の矢野が「にじよん あにめーしょん」で歌唱メンバー入りしたこともあり、OVA公開後に発売された同誌2023年8月号では13人で表紙を飾っている。
グッズ化にはバラツキがある場合がある。
現状では基本的に
といった扱いをされている。
侑は主人公ではあるがあくまでメインはスクールアイドルの12人であり
実質的にはスクールアイドルではないサブキャラという立ち位置になっているため
アニメ準拠のイベントやグッズであっても存在していたりしていなかったりする。
そもそもμ'sやAqoursの様に「アニメの主要人物はもれなくノベルティ化される」とみなしていて「アニメでは主要人物(主人公)ではあるが『スクールアイドルに携わる立場』ではあっても『正規のスクールアイドルではない、という意味での部外者』ともいえる身の上」である侑だからこそ起こり得るともいえよう。
仮に「高咲侑≒あなたちゃん」と同一視した場合、特に外見でのイメージの固定化が懸念され、本来は「プレイヤーのアバター」的な存在である「あなたちゃんの根幹」が揺らいだり否定されてしまう事になりかねない(例として「全くのオリジナルデザインの『あなたちゃん』を描いたが『高咲侑基準で『あなたちゃん』と捉えている」心無いファンが『自分が知ってるのじゃない』などと描いた絵師に対して誹謗中傷する」など)。
ただし、以下の記述する例も「まだ日が浅い」段階での事例であり、加えて「話をするには少々ややこしい事が頻発していた(侑自身の立ち位置に加え『正規メンバー』として三船栞子が加入)」。
厳密に言うと2020年8月~2021年9月にかけての栞子のみ加入した10人体制時で、
- 2020年9月にセブンイレブンで開催されたキャンペーンでは、スクスタコラボだった(ちなみにニジガクそのものが2022年8月時点でも「単独でのキャンペーン未実施」および「アニメデザインのクリアファイル」が存在しないという唯一のグループでもある)ため侑がおらず、代わりに(キャンペーン直前の時期に加入したばかりの)三船栞子がいる。
- 2021年の「虹ヶ咲×お台場トレイン」(ゆりかもめ、りんかい線との)コラボはアニメコラボなため、侑を含めた10人(栞子はこの時点ではアニメ未登場。ミアと嵐珠は加入前)がフリー切符とグッズに描かれている。
- 2021年4~6月のニジガクのセガコラボカフェで提供されたドリンクは前期・後期に分けられ、前期が侑、後期が栞子という特殊な扱いだった。同じ絵柄で統一されたのはこれが最初。
といったように、逆にアニガサキ版のコラボだと逆に栞子が含まれておらず、この時期は10人目が侑と栞子で入れ替わっていた。頑なに共演しなかった当時は「侑と栞子は永遠に共演できない」説も浮上したほど(この件についてはゆうしおも参照)。
しかしこの例も、アニメ2期で栞子、ミア・テイラー、鐘嵐珠(ただし、この後者2人は「加入時期が栞子よりは後だがアニメ2期よりは前」という、別の意味でややこしい話となっている)の登場が決定したため、この格差は解消されつつある。
2022年1月発売のフォトエッセイ第四弾では(ある意味では待望といえる)白玉氏によるスクスタ風味の侑ちゃんが描かれている。
そして2022年4月にアミューズメントの景品ではあるものの、とうとう寝そべりぬいぐるみが商品化されることが決定した。これまでスクールアイドルとして活動するキャラだけが対象だった中、裏方メンバーが寝そべりになったのは異例。これには歩夢もにっこり。
更に更に2022年7月には、歩夢と共にテラジャンボ寝そべりぬいぐるみが市販されることが決定した。
また、アニメ2期のキービジュアルが公開され、“13人”による虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が実現することが確定してからは、13人による公式プロモーションも順次行われている(ただし、他社ライセンス商品では(恐らく企画した時期の問題で)2パターンの10人商品も混合して新発売されている)。そして、2期放送終了後は、13人の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会としてグッズ製作される機会が大幅に増えており、侑を含まない12人版はスクスタ内のイラストを元にした関連商品や音楽商品のみに特化している。
新作スマホゲーム「スクフェス2」にも登場。上述通り白玉氏によるスクスタに寄せた絵柄はあったが、完全にスクスタと同じ絵柄での実装は初になる。
そもそも侑をアニメ版だけのキャラにしてしまうとアニガサキシリーズの終了=キャスト共々侑のお役御免という意味になってしまい、ニジガクキャストも裏方ながら侑及び矢野をメンバーの一人だと公認していることから妥当な対応だと言える(さらにスクスタにはLiella!や歴代ライバルスクールアイドルも登場出来ないため、スクフェス2自体が彼女達と合わせてゲーム媒体に出演させるプラットホーム的役割もあると思われる)。
スクフェス2への登場により「あなたちゃん」の存在が完全に侑に置き換わるのか、併存していくのかが注目されていたが、2023年6月30日16時を以て、スクスタはサービスを終了することが発表された。
すなわち、2023年7月1日(正確には6月30日16時)以降は全ての進行中メディアにおいて、「あなたちゃん」の存在が、侑へと置き換わった。
しかし、2024年1月に、『スクスタ』をベースにしていると思われる、ニジガク単独のビジュアルノベルゲームの制作決定が発表。ティザームービーでは『スクスタ』同様、歩夢を「歩夢ちゃん」と呼ぶ「あなたちゃん」が登場した。
それ以降も、様々なコラボ企画で『スクスタ』絵柄とアニメ絵柄が交互に登場しているので、侑と「あなたちゃん」は併存するというのが、最終的な結論と言えるだろう。
余談
- アニメ放送前は、スクスタちゃんと同じ音楽科に通っていると思われており、高咲侑が音楽科に通っているイラストも存在する(アニメ第1話時点で普通科と判明)。
- あなたちゃん(スクスタちゃん)とは別人であるが、あなたちゃんの姿は描かれていないため、侑の姿をあなたちゃんの代理の姿として描いているファンも存在する。
- 2022年に発行された『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 TVアニメオフィシャルBook』での河村智之監督のインタビューによると、あなたちゃんが人物モチーフであるである為、制作当初は視聴者が同じ目線で物語に没入できる人物として意識した。実際に作中では、幼少期などのバックボーンがあまり描写されなかった(視聴者と乖離してしまう為)。
- 一方で、上記の通り1期後半から侑にやりたい事が見つかる展開により、侑は自己投影の対象から外れて『高咲侑』という1人の人物になった。これにより侑と視聴者が同一ではなくなったものの、河村監督は「アイドルを応援する事で元気をもらい、(侑をきっかけに)視聴者が一歩踏み出すきっかけになってもらえたら嬉しい(要約)」とコメントしている。
- 実際に2期13話ラストにて、侑のナレーションが視聴者に向けて「次はあなたの番!」と語りかけていた。この事からも、侑と視聴者がスクスタにおけるあなたちゃんの役割を担っている事が窺える。
- 先述の通り、過去2作の主人公二人の名字に「高」が入っていることから「高咲 侑」の名前を考案され、投票によって採用されたのだが、続く『ラブライブ!スーパースター!!』や『スクールアイドルミュージカル』には、主人公の名字に「高」は入っていないばかりか、名字に「高」が入っているキャラが一人もいないという状態になってしまった。…が、そもそも根本であるあなたちゃんが共演したスクールアイドルのグループであるμ'sとAqoursの主人公の2人から高の文字を貰ったと考えればそれ以外に高がなくてもある種の筋は通っていると言えるだろう。
関連イラスト
- 制服(夏服)
- 制服(冬服)
アニメ1期段階では冬服設定がなかったが、キャストが出る際は緑のベストを着用していた(画像左)
アニメ2期からは正式に冬服設定が追加され、グレーのベストを着用する形になっている。
- ジャージ
- 部屋着
- スーツ(OPに登場)
- スクールアイドルフェスティバル・スタッフTシャツ
関連動画
関連タグ
ラブライブ!シリーズの他グループで、髪型がツインテールのキャラクター
モブライブ!/宮下ココ、近江遥※、福原命、白瀬小雪、ジェニファー※
μ's/東條希
Liella!/桜小路きな子:以上の2人は厳密にはおさげ(二つ結び)のため異なる。
Aqours/黒澤ルビィ:厳密にはツーサイドアップのため異なる。
Liella!/嵐千砂都:厳密にはお団子をツインテール風に纏めているため異なる。
他作品の関連人物
仲代壬琴:同じく「ときめき」が口癖な人つながり。
苗木誠:メディアミックス作品の『ダンガンロンパ』の初代主人公。侑の前身であるスクスタのあなたは、外見や設定、名前や声優が明かされていなかったのに対し、こちらは原作の推理ゲームのプレイヤーキャラクターだった頃から、それら全て(特に声優)が明かされていた。アドベンチャーゲームのプレイヤーキャラクターとしては画期的なキャラクターの1人だった。2期3話の侑の様に、自分の事を「何の取り柄も無い奴」と考えていた(が同時に「前向きなのが自分の唯一の取り柄」とも考えている)。
様々な著名人の情報(侑はスクールアイドル中心)を仕入れたり、過去や現在の状況と他人の言動を把握し、それを踏まえて相手に最善の言動を伝える事ができる(苗木は後者を主に学級裁判で発揮している)共通点を持つ。
孤門一輝:ウルトラシリーズの主人公でありながらウルトラマンではなく、ウルトラマンを支える側の人物。ラブライブ!シリーズの主人公でありながらスクールアイドルではなく、スクールアイドルを支える側の人物である侑と共通点を持つ。ただし、孤門は最終回で一度切りの変身を果たしている。侑もピアノ演奏という形だが、一度同好会のステージに上がっているため、そこも共通点と言える。
ネモ(トレーナー):髪色と服装が完全に一致していると話題に。こちらはオールバックのポニーテールで、主人公の先輩ポジション。
海神航:2001年に放送された、ラブライブ!シリーズの原案者が原作を務めたアニメの主人公。12人のヒロインから好意を持たれている中心人物であり、ヒロインたちとの交流を経て成長していく点、原作でのプレイヤーキャラクターを元にアニメ化に際して生まれたキャラクターである点が共通している。また、とあるエピソードでは、侑の中の人の名言を披露している。
美山鈴音:中の人が同じでアイドルアニメの主人公繫がり。鈴音が一線に立つアイドルで、侑がファンにしてサポートする側という、鏡合わせやもしもの自分のようにも捉えられる。
キタサンブラック(ウマ娘):中の人が同じでイメージカラーや髪色同じく黒メイン。そんなせいか、侑と掛け合わせたユウチャンブラックなるタグも存在する。
バンダイ三大アイドルシリーズの関連人物
音無小鳥:同社の別作品のキャラクター、プロットの設定は事務員さんと同じポーズで、髪色もそと似ている。
ココ(アイカツフレンズ!):2年前の別作品のキャラクター、原則には事務員にも属すが、主に応援する主役にもあたる。なんと、最終で実体化を果たす。