ゲーム概要
言語 | タイトル名(Wikipediaリンク埋め込み) |
---|---|
日本語 | マッスル行進曲 |
英語 | Muscle March |
バンダイナムコゲームスにより2009年5月26日から2019年1月31まで配信されたWiiウェア(配信終了に合わせ公式ウェブサイトも閉鎖)。マッチョ系ポージングアクションゲーム。例えるならば超兄貴から筋肉とおバカを抽出したようなもの。
元々はアーケードゲームとして開発されていたが、ロケテストであまり手応えがなかったらしく路線変更してWiiウェアで登場した経緯がある。
ちなみに操作するプレイヤーキャラがダンベルを持っているのは、アーケード版のロケテスト時はダンベル型のコントローラーが備え付けられていたことの名残である。
なお、本作を遊ぶにはWiiリモコンのほかにヌンチャクが必要になる。
- テーマソング
- AWAKE ~マッスル目覚めのテーマ~
- Hole in the wall ~マッスル友情のテーマ~
- PaPaPa Love ~マッスル喜びのテーマ~
- 筋肉のような僕ら ~マッスル愛のテーマ~
- 負け犬返上 ~マッスル努力のテーマ~
- タイマンバトルになると曲のピッチが上がる。
ゲームシステム
概要
先頭のキャラクターがマッスルポーズで突進、激突された壁にそのポーズの形をした穴が開くので、プレイヤーも同じ体勢を取ってすり抜け続けていく。プレイヤーのポーズが壁穴のポーズと異なる状態で壁に当たると、ゲーム画面右上のスタミナが1つ減り、0になると力尽きて(ヤムチャしやがって…のような体勢で)転倒してゲーム終了となる。コース内での回復手段はない。
ポーズは「両腕下げ」「左腕上げ」「右腕上げ」「両腕上げ」の全4種類。
ゲームモード
つかまえゲーム
「ドロボー」(泥棒)に窃盗されたプロテインを取り返すため、破壊された壁を通り抜けながら追跡していく。
序盤は4人の数珠つなぎ(プレイヤーは最後尾)で追跡するが、壁穴をすり抜けていくうちにプレイヤーの直前のキャラクターが次第に脱落していく。ドロボーとのタイマンになるとそれを見てポージングせねばならず、ゲームスピードも高速になるため難易度が跳ね上がる。コース上に配置されたダッシュゾーンでコントローラーをひたすら振ってドロボーに追いつくことで捕まえるとコースクリア。
ステージは「シティ」「エド」「ミライ」の3種類で、それぞれ「やさしい」「ふつう」「きびしい」の3コースが順繰りで設定されている。
スタミナは5。すべてなくなるとミス、10秒以内にコンテニューしないとゲームオーバー。3コースクリアするとゲームクリア。
- ステージ詳細
- シティ
- モブの言動から舞台は日本の市街地の模様。トレーニングジムの中からエントランスへ出て壁を突き破りスタートする。道路上を我が物顔で走って乗用車やトラックに急ブレーキをかけさせたり、ウサギやネコがマッスルポーズで飛び跳ねていたり、オフィスに突入してスタッフが天井に突き刺さるほど飛び上がらせたり、集合住宅内をペンギンがアーチ状に高速横滑りしていたり、明らかに空中に落ちているバナナをマッチョが踏んで脱落したり、学校の生徒を弾き飛ばしたり、避けて通れそうな看板に突っ込んだりとツッコミが追いつかない。
- エド
- 和風の農村。鐘や蒸気を上げる謎のカプセルが置かれた大きな屋敷の漆喰壁を突き破ってスタート。ニワトリや馬が放牧されており、竹林にはパンダが生息?飼育?されている。「天下肉一」とかかれた掛け軸が設置されるなど城内の武士も筋肉推しの模様。商店街でワニ?が暴れていたりと地味に物騒。英語版は「Village」(村)と表記されている。
- ミライ
- 宇宙に浮かぶ未来都市(?)。とはいえ建物の外でも行動していることから大気圏内か大気の供給はある模様。どことなくスターウォーズの影響をうかがわせる。モブが天井を普通に走っていたり、ドロボウやマッチョが配管や通路のドームの上、はたまた地面のない宇宙を疾走したり、とツッコミどころ満載な世界観。一方で「きびしい」コースはタイマンになると狭くて見通しの悪い通路を高速進行するため壁穴の直前までポージングがまったく読めず(対応の猶予が1秒にも満たない)、クリアするには判断と操作の瞬発力が求められる。英語版は「Station」(直訳;駅)と表記されている。
うでくらべアタック
スコアアタック。3スタミナを失うまで何枚の壁穴を通り抜けられるか競う。プレイヤーと先行キャラクターのタイマン方式。プレイヤーキャラクターは選べない。
壁をすり抜けていくごとに速度が上がっていき、難しくなっていく。速度は壁70枚までは5枚ごとに時速5キロメートルずつ、70枚以降は時速1キロメートルずつ上昇、時速100キロメートルで頭打ちとなる。壁すりぬけ999枚でカウントストップする。
登場するキャラクター
プレイアブル
- リスト
- アメリカ出身。空色のアメフト?帽を被っている。リーダー格らしい。
- ラディモフ
- ロシア出身。橙色のモヒカンとヘッドフォンが目印。
- アベベ
- ガーナ出身の黒人。どうぶつが好き。アフロヘアーの上にどうなっても落ちないひよこが乗っかっている。
- ペドロソ
- スペイン出身。白地に赤の線が入ったシルクハットをかぶり、赤いバラを常時口にくわえている。優しい紳士と説明されているが、トンネルビジョンに陥っているのかステージ上の挙動を見るとそうには見えない。
- リオ浜尾
- 日本出身。勉強が好き。ハゲ頭と後頭部のちょんまげが特徴。
- ロッシー
- 本作唯一の人外キャラクター。ノルウェー出身の陽気なシロクマ。
- ブレンダ
- イギリス出身のチアガール。本作唯一の女性キャラクター。
ドロボウ
マッスルポーズで壁に激突しても死亡せず、「マッスルポーズ形の壁穴を開ける」超自然的な能力を持っている。プロテインを盗む理由がゲームからうかがい知れない者もちらほら。
- リスト
- ランニングバック
- シティのやさしいで登場。背番号29のスポーツ選手。
- シティのふつうで登場。全身銀色で、橙色フレームに黒のレンズを嵌めた星縁眼鏡を掛けている。明らかに自身を収めきれないサイズのUFOの上に立って走行。
- エドのやさしいで登場。桃色のボディ。
- ノブナガ
- エドのふつうで登場。織田信長のオマージュだと思われる。
- ラビット星人
- ミライのやさしいで登場。水色が走り、橙色がポージングとプロテイン所持を分担している。
- M-29
- ミライのふつうで登場。二足歩行のアンドロイド。
- メカマッスル
- シティ、エド、ミライのきびしいで登場。メタリックブルーの全身タイツ風のサイボーグ(?)。頭にはタケコプターのような円盤が付いている。スケートボードに乗って走行。
- メカマッスルG
- うでくらべアタックで登場。メカマッスルと同じ容姿だが金色のボディをしている。プロテインを所持しておらず、また自分の足で走っている。
その他
- リスト
- (名称不明)
- メニュー画面や結果発表にて登場する。頭に天使の輪が浮遊していることから故人らしい。打撃面に10kgと削り出された黄金のダンベル型ハンマーを手に持っている。ブリーフを穿いているのではなく白い布切れを腰に巻いているスタイル。
- コース上の壁の近くに落ちており、踏みつけると派手な音を立てる。プレイヤーの一つ先のキャラクターがうっかり踏みつけて足が滑り、姿勢が乱れたまま壁に直撃してしまい、大穴を開けた反動でマッスルポーズで回転しながら脱落していく。
pixivタグとしての傾向
版権のキャラクターを筋肉モリモリマッチョマンの変態に変貌させたり、マッスルポーズを取らせる、あるいは壁穴を開けたりすり抜けるイラストが多い。1ユーザーによる小説も2つ投稿されている。