宇宙世紀0121年───
あらゆる「F」が集結する!
概要
月刊ガンダムエースで2024年8月号から連載が開始されている漫画作品。
『機動戦士ガンダムF90FF』からの続編であり、引き続き漫画は今ノ夜きよし、シナリオはイノノブヨシ・小太刀右京(チーム・バレルロール)が担当する。
バンダイがガンダムF90の全ミッションパックを立体化する企画『A to Z PROJECT』とのタイアップは、新展開として『F90ⅢY クラスターガンダム』に移行している。
連載第1回目となる第0話のプロローグ編では記事冒頭に述べた「あらゆるF(フォーミュラ)」として、漫画『機動戦士ガンダムF90』、ゲーム『フォーミュラー戦記0122』、漫画『クライマックスU.C. 紡がれし血統』のF91編、シルエットガンダム編の漫画『シルエットフォーミュラ91』及びクラスターガンダム編の漫画『シルエット・フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊』の一場面が回想としてフラッシュバックのように流れていき、時が過去に遡る形で『機動戦士ガンダムF90』の舞台である第一次オールズモビル戦役の火星決戦へと回帰し、その裏側の話から始まっていく。
第1話ラスト、『シルエット・フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊』に登場した『死神三銃士“デス・ガンズ”』が連邦軍に雇われた傭兵として火星決戦に参戦、さらに搭乗機はサナリィの新型MSであるF80と言うインパクトの強い状況に、多くの読者を翻弄するトリッキーなストーリー展開が注目を呼んでいる。
あらすじ
宇宙世紀121年の火星での連邦軍とオールズモビルの戦い。その最中で避難しようとするジオン残党の子供たちがいた。
そんな中、彼らは基地内でガンダムと思しき機体を発見する。
主な登場人物
- イヴァル・ダーナ
火星基地で暮らしていたジオン残党の子世代。火星決戦が初の実戦経験のためか、戦場のプレッシャーに圧されて弱っている部分も見られる。また、ニュータイプと思われる描写もある。
ちなみに、前作『機動戦士ガンダムF90FF』の回想に出てきたジオンの子世代と顔たちに似ている。
- レオン・プラテル
イヴァルたちと同じく、ジオン残党の子世代。他人を救うために自分の命を投げ捨てられる性格で、ガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)に乗り込もうとしたが、その性格を知ってるイヴァルに止められてしまい、サポート役に徹した。
- メイ
2人と同じく、ジオン残党の子世代。リュドミラとの連絡係として行動を共にしている。
- リュドミラ
ジオン残党の子世代たちを教育する女性。子どもたちからはリュドミラ先生と慕われており、火星基地が襲撃された際には子どもたちの脱出に尽力している。
「…これは我々老人の戦争だ!お前たちがつきあって死ぬことはない!」
漫画『機動戦士ガンダムF90』に登場。
一年戦争から戦い続ける歴戦の戦士であり、カラバからロンド・ベルまではアムロ・レイの部下だったことさえある叩き上げの軍人。火星独立ジオン軍大佐として火星の基地へ侵攻した地球連邦軍と交戦している。
「その声!ボッシュ大尉、あなたか!!」
漫画『機動戦士ガンダムF90』に登場。
兵隊嫌いのMSマニアで、連邦軍へ出向しているサナリイのテストパイロット。
火星独立ジオン軍に囚われたナヴィを救出すべく、シド・アンバーと共に火星基地へ突入している。
- アントニオン・ノヴォトニー
「連邦がジオンに負けるハズはない!決してないのだ!!」
漫画『機動戦士ガンダムF90』に登場。
第13実験戦団の旗艦アドミラル・ティアンムの司令官。階級は大佐。
火星独立ジオン軍を壊滅させるべく第13実験戦団が第13独立機動艦隊として活動する際には艦隊司令に就いた。なお、原典では「ノヴォトニー司令」としか呼ばれておらず、フルネームが明かされたのは本作が初となる。
- ディヤウス
ブッホ・コンツェルンの傘下である民間軍事企業『ダンシネイン』が有するMS部隊を率いている軍人。階級は少佐。
連邦軍では「ディヤウス少佐」と呼ばれているが、『死神三銃士“デス・ガンズ”』からは「ディヤウス卿」とも呼ばれている。
このダンシネインは、ブッホ・コンツェルン火星支社の防衛を名目にハーディガン・ブリッツクリークとF80を第一次オールズモビル戦役にに参戦させているが、火星独立ジオン軍が複製したガンダムF90の回収を目論んでいる。また、ジオンの人間は老若男女を問わず全員始末する事も指示している。
- ガンマッド
「フフフ、我ら死神三銃士“デス・ガンズ”は傭兵だ、せいぜい高く恩を売りつけてやるさ」
漫画『機動戦士ガンダム シルエット・フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊』に登場。
『死神三銃士“デス・ガンズ”』の隊長で、階級は少佐。
ダンディーな風貌でカウボーイハットを目深に被り、西部劇のガンマン風の格好をして、常に葉巻を咥えている。
一見するとニヒルで冷酷な性格に思えるが、搭乗するモビルスーツに彼独自の癖のある動きをさせるモーションプログラムを施していたり意外と洒落た一面もある。
民間軍事企業ダンシネインから最新鋭機のF80を預かっており、同企業の部隊が全滅したことを機に乗機の肩慣らしとして本格的に戦闘へ参加を決めた。
- イアン
「狙撃システムのデータ解析と抽出、それに例の工作が完了しました」
漫画『シルエット・フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊』に登場。
『死神三銃士“デス・ガンズ”』の紅一点で、階級は中尉。
宇宙世紀0121年の時点でカウガール風のへそ出しファッションで下はショートパンツを穿くスタイルに、髪型はツインテールと、見た目は小柄でツリ目な可愛らしい少女のような容姿をしており、これは2年後の宇宙世紀0123年でも全く変わっていない。
ガンマッドには常に忠実で、言動も少女っぽく可愛いらしいが、性格はかなり冷酷かつ残忍であり、戦闘や殺人をゲーム感覚で愉しんでいる節が窺える。
- ドドンガ・ドン
「ディヤウス卿によると例のブツを回収に行った部隊が全滅したとのことですが」
漫画『シルエット・フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊』に登場。
『死神三銃士“デス・ガンズ”』の一員で、階級は中尉。
所謂「ドドリアさん枠の人」である。
顎髭を生やし、禿頭にバンダナを巻いて、上半身は素肌に袖無しチョッキだけのヒッピースタイル。
この頃から相変わらず巨漢で下品で残虐な性格であり、やはり小指で鼻くそをほじくる癖がある。
地味ながらメンバーでは、唯一フルネームが公開されている。
- ユーリー・ミノフスキー
「敵を、撃滅する!」
デス・ガンズに苦戦するイヴァル達の前にハルファイターを駆って現れた謎の人物。
現状Prologueにのみ登場のキャラクター
- ベルフ・スクレット
- シャルル・ロウチェスター
- トキオ・ランドール
- レイラ・ラギオール
- バズ・ガレムソン
- ナナ・タチバナ
- シュテイン・バニィール(シュン・タチバナ)
- ウォルフ・ライル
登場メカニック
地球連邦軍
- AMS-119S ギラ・ドーガ改(シド・アンバー機)
- RX-99 ネオガンダム
- RX-99-1 ネオガンダム(1号機)
- RX-99-2 ネオガンダム(2号機)
- ラー・カイラム級機動戦艦
- ラー・カイラム級アドミラル・ティアンム
- ラー・カイラム級エイブラム
火星独立ジオン軍/オールズモビル軍
- OMS-06RF RFザク(前期型/後期型)
- OMS-07RF RFグフ(前期型/後期型)
- OMS-09RF RFドム(前期型/後期型)
- OMS-14RF RFゲルググ(前期型/後期型)
- OMS-14RF RFアカゲルググ
- OMS-14RFS RFゲルググ(シャルル専用機)
- OMS-90R ガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)
- OMS-90R2 ガンダムF90(イヴァル機/仮称)
- MS-06F ザクⅡ *残骸
- MSM-02 水中実験機 *残骸
- MSM-03 ゴッグ *残骸
- MSM-03-1 プロトタイプゴッグ *残骸
- MSM-07 ズゴック *残骸
- MS-09R リック・ドム *残骸
- RMS-106 ハイザック *残骸
- RX-106M / MS-06M マリン・ハイザック *残骸
- ARZ-154BZ2 バーザムⅡ *残骸
- AMX-109 カプール *残骸
- AMX-014 ドーベン・ウルフ *残骸
- MS-14J.zm ゲルググⅢ *残骸
ブッホ・コンツェルン/クロスボーン・バンガード
- RGM-111BT ハーディガン・ブリッツクリーク(ダンシネイン隊仕様)
死神三銃士“デス・ガンズ”(木星師団)
その他
- ハルファイター(ウルス・ラグナ)(仮称)