概要
玉井たけしが月刊コロコロコミック、別冊コロコロコミックSpecial、小学二年生、てれびくんなどに連載していた、ウルトラシリーズの公式パロディ漫画。下ネタ・バイオレンス何でもアリ。
SDキャラが繰り広げるドタバタを描いた物語であり、地球でもウルトラの星でもないヨイトマカ星という惑星の、学級崩壊の極みのような小学校を舞台としている。
掲載時SFCで発売された格闘ゲーム『ウルトラマン』とコラボした短編もある(単行本6巻に収録)。
一度連載終了されたものの、当時TBSにてウルトラマングレート放送にあわせてか続編「ウルトラ怪獣かっとび!グレート(単行本にはグレート編として収録)」が強引に開始された。コロコロコミックでの連載終了後、てれびくんで「ウルトラ怪獣かっとび!ブラザーズ」、「ウルトラ怪獣かっとび!ゼアス」、「ウルトラ怪獣かっとび!コスモスくん」と連載が続き2002年11月号から再び「ウルトラ怪獣かっとび!ランド」連載開始、2004年に玉井がなくなるまで連載が続いた。
単行本収録作品
『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』月刊コロコロコミック1988年10月号~1993年4月号
『ウルトラ怪獣4コマ大笑いショー』 月刊コロコロコミック1989年3月号~11月号
『ウルトラコイン伝説』月刊コロコロコミック1989年12月号~1990年1月号連載
『ウルトラ怪獣かっとび!グレート』 月刊コロコロコミック1995年6月号~11月号
未収録作品
タイトル | 掲載雑誌 | 掲載号 |
---|---|---|
ウルトラ怪獣かっとび!ランド | 別冊コロコロコミックSpecial | 24号(1988年10月)~42号(1991年10月)連載 |
ウルトラ怪獣かっとび!ランド | コロコロコミック増刊号 | 1989年スーパー新年増刊号~1991年夏休み増刊号連載 |
ウルトラ怪獣かっとび!ランド | 小学二年生 | 1990年11月号~1993年1月号連載 |
ウルトラ怪獣かっとび!ランド | 小学三年生 | 1991年5月号掲載 |
ウルトラ怪獣かっとび!ランド | 小学五年生 | 1990年8月号~1991年3月号連載 |
ウルトラ怪獣かっとび!ランド | 小学六年生 | 1989年3月号、1990年3月号、1991年3月号掲載 |
ウルトラ怪獣かっとび!グレート | てれびくん | 1995年7月号~9月号連載 |
ウルトラ怪獣かっとび!ブラザーズ | てれびくん | 1995年10月号~1996年1月号連載 |
ウルトラ怪獣かっとび!ゼアス | てれびくん | 1996年2月号~1998年7月号 連載 |
ウルトラ怪獣かっとび!コスモスくん | てれびくん | 2001年4月号~2002年10月号連載 |
ウルトラマンかっとび!ランド | てれコロコミック | 2002年1月号増刊掲載 |
ウルトラ怪獣かっとび!ランド | てれびくん | 2002年11月号~2004年11月号連載 |
ウルトラ怪獣かっとび!ランドDNA | ウルトラマンDNA | 2004年創刊号掲載 |
登場人物
主要登場人物
一応、本作の主人公。学級委員長。テストは常に100点、誰にでも敬語で話す優等生だが、あまりに天然な上にまじめ過ぎて周囲に迷惑をかけまくるトラブルメーカー。家や岩山を軽々持ち上げる馬鹿力や必要以上の殺傷力を持つスペシウム光線・八つ裂き光輪などで頻繁にかっとびランドを滅亡の危機に追いやっている問題児。
序盤は原作同様釣り目だったが、巻が進むにつれてどんどん目と口が巨大化していき、終盤では顔のほぼ全てが目と口だけになっていた。
カネゴンに並ぶバカで、いじめっこのガキ大将。しかし従弟(誤字ではない)のリトルキングには頭が上がらない。父親は雷親父だが母親は気が弱い。
レッドキングを追い越すレベルのダメ怪獣。銀行家の一人息子で実家は金持ち。最終回ではみんな小学校を卒業したのに、こいつだけ落第した。
主食はお金で、嫌いなものは1円玉(昭和製はニンジン味、平成製はピーマン味らしい)。
レッドキングの腰巾着。実家はプロの忍者で、家族には両親とおしゃぶりを加えている弟がいる。
物凄く濃いオカマ。顔がBタイプになると豪快で男らしくなる。メカが苦手。
ウルトラ戦士
この作品でのウルトラ兄弟はウルトラの父と母の実の子供という設定である。
ウルトラマンの弟だが複式学級制なので同じクラスで勉強している。やんちゃ。学校の成績は悪い。
ウルトラマンの弟だが(ry。甘えん坊で兄弟げんかではいつも割を食っている。学校の成績はエース同様悪い。
ウルトラ兄弟の実の父親で担任の先生。遊びが大好きなダメおやじ。
ウルトラ兄弟の実の母親。怒らせると、というか怒らせなくても死ぬほど怖い。おだてに弱い。
いつの間にか実家から消えた兄貴。原作通り初登場時はスパルタドSキャラだったが、最終的にエース並みのバカになる。ミクロ化能力を持つ。
ウルトラ兄弟の祖父。超能力者だが頑固で偏屈な上、もうトシなので忘れっぽい性格。
ウルトラ兄弟の親戚。数少ない女性キャラのため重宝されているが、ワガママですぐに死んで詫びようとする悪い癖がある。
生まれた時からアメリカ星で過ごしてきた転校生。胡散臭い喋り方をする。
- ウルトラのババア
一度だけ登場したウルトラ兄弟の母方(多分)の祖母。
どちらも単行本おまけの4コマ漫画以外には登場しない(新マンは一度だけ本編に登場)。
「グレート編」の主人公でマン以上のトラブルメーカー。バカでお節介なうえ、自分勝手さも他のウルトラ兄弟を凌ぐ。トラブルが解決する(あくまで本人の主観)と尻をかきながら「は~、かいけつかいけつ」と言う。
かっとび!ゼアスの主人公。
かっとび!コスモスの主人公。
てれびくん版かっとび!ランドの主人公。
同級生
とぼけた顔ののんびり屋。飛行や冷凍光線など原作での能力を使うシーンが多い隠れた強豪。
運動神経が良く陸上競技が得意。原作でも見せた足の速さは健在。
バラバラになったり鍋の出汁に使われたりと骸骨ゆえの災難に遭う。家は寺だったりピラミッドだったりする。
よくコンセント代わりにされる。
よくモップ代わりにされる。体にはノミがめっちゃたくさん寄生している。
正真正銘のロボットであるためバラバラになったりマミったり変な改造をされたりする。中身を全部取り出されて鎧にされたり掃除機にされたことまであった。
レッドキングのライバルだが、ウルトラマンに手ひどく負けてからは二人で協力しているような描写も見受けられる。レッドキング同様にアホである。出番は少ない。
ブラックキングの子分だが設定は忘れられた。耳をチ○コが貫通したり川でおぼれたのに助けてもらえなかったり空中から岩をぶつけられたりう○こ食わされたりと運が悪い。
小学生のくせに大学編入試験を受けようとするなど、学校一の秀才だが几帳面で我が強い。「○○であ~る」というドラメッド三世口調でしゃべる。
自分が脇役で影が薄いことを気にしている。意外にも変身能力は本編と4コマで数回使ったのみ。
SDキャラなのに体重20万t。マラソン大会ではビリになるのが嫌で棄権しようとするが・・・。
嫌味な性格で先生へのゴマすりが上手い。
当初は大量にいてヨイトマカ星を侵略に来たが、そのうち一人だけになる。鳥と仲がいい。
ヨイトマカ星のキャンプ場の近くを流れる川の底で暮らしており、キャンプに来た客にいやがらせをしている。犬を飼っている。顔はあたしンちの母に似ている。
長い。しょっちゅうロープだの支え木だのに使われる。ロボットなのでバラバラになっても平気。
表紙を見る限りどう見ても緑色。
実家はガソリンスタンドを経営。
超がつくほどのお人好しで、頼まれると嫌とは言えない性格ゆえにあらゆる怪獣からパシリ扱いされていたが、頭を強く打つと凶悪な人格が目覚めてしまう。普段は語尾に「だす」を付ける。
胴体が二つ、足が4本あるため苦労が絶えない。
しょっちゅう貧血でふらついている。
出番は多いが特徴は薄い。
準レギュラー・ゲストキャラ
登場するたび悪事を働いている犯罪者。そして登場するたびマンに酷い目に遭わされるがしょっちゅう脱獄している。可愛い息子がいるが、「父ちゃんはかっとびランドの王様としてゴージャスな暮らしをしています」と大嘘の手紙を出していた。
キュラソを追う警官。ウルトラの父も何度か追われた。
ケチで子供嫌いな老人。ウルトラの父のサラリーマン時代の会社の社長でもある。
カネゴン家に雇われた家庭教師。両腕の鞭で文字通りカネゴンをビシバシ教える。
新任の教師。気が弱い。
宇宙をパトロール中にヨイトマケ星に墜落する。
- ドクキエール草
どんな毒も消す宇宙植物。能天気な花と巨大で凶暴な根に分かれる。
ヨイトマカ星を征服し、怪獣を洗脳して自分の私兵にしようとした悪漢。超能力者だが、かっとび小学校の生徒にボコボコにされるほど戦闘能力は低い。アホでスケベで小物。
ノーバは数少ないブラック指令の子分怪獣で、アホ上司に頭を痛めている。
背中に鉄の芯を入れ、首から「わるもの」の札を下げた、文字通り筋金入りでフダ付きのワル。
その他にも数多くの怪獣や宇宙人が登場する。
関連項目
ウル忍 - これとどっこいどっこいレベルにひどいライバル誌掲載のウルトラパロディ漫画。
ウルトラ怪獣擬人化計画(アニメ版) - SDキャラ繋がりの円谷プロ作品。ただしこちらは女性キャラが殆ど。