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潜水艦娘の編集履歴

2020-07-27 23:00:18 バージョン

潜水艦娘

せんすいかんむす

潜水艦娘とは、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の潜水艦をまとめるために作られた、分類用のタグである。

概要

期間限定イベント南方海域強襲偵察!』の開始と共に追加された艦種。


2020年5月の時点では日、独、伊の枢軸国の潜水艦のみが実装されており、いずれも最終的には日本軍籍の所属となっている。

連合国籍の潜水艦や、最後(最期)まで海外籍だった潜水艦は2020年5月現在でも実装されていない


スクール水着を着用しており、改装によって最終的に日本所属となる海外の潜水艦も露出度の低いボディスーツからスク水に着替えるようになる。また、彼女らの艤装には水上艦のような推進器らしきものが見当たらないが、『艦これアーケード』ではバタ足によって水中を進んでいるのが確認できる。


ゲーム中の位置付け

攻撃方法は基本的に雷撃のみで、砲撃や対空射撃は行えないが、潜水空母は水上戦闘機や水上爆撃機を搭載すれば航空戦への参加が可能となる(後述)。レベルが上がれば重雷装巡洋艦と同様に先制雷撃も可能(甲標的を持てばLv1から可能)。


当初の入手方法はイベント海域のみに限られていたが、初期に実装された潜水艦の多くは現在ではドロップや建造での入手が可能となり、入手の難易度は低くなった。


対潜能力を持たない戦艦正規空母重巡洋艦からは一切の攻撃対象にならない代わりに、爆雷による対潜攻撃を行う駆逐艦軽巡洋艦雷巡及び艦載機による対潜攻撃が可能な軽空母最上型を除く)・航空戦艦航空巡洋艦からは優先的に攻撃を受ける、という強烈な艦種補正を持つ。この補正を逆手に取り、他艦の損耗を避ける為のデコイとして組み込む戦法がある。


しかしながら、敵方の潜水艦に比べて耐久力がかなり低く紙装甲な為、すぐに中破大破しやすい。もっとも、耐久値(HP)の低さは入渠時にコストや時間が非常に少なく、カスダメ程度であれば資源を全く消費せずに修理が済むという利点も生んでいる。


また、夜戦では圧倒的な強化補正が入り、対潜能力の高いはずの駆逐艦・軽巡洋艦ですら傷一つ付ける事が難しいほどに回避能力が上昇し、カットインが発動すれば戦艦を一撃で沈めるほどの爆発的な攻撃力を発揮する事もある。


現在、潜水艦が必須とされる正式な海域は6-1(中部海域哨戒線)のみ。入手難易度は他の艦種よりも高いが、5-4を超えられる練度の提督であればある程度の潜水艦は揃っているだろう。


また、改造すると潜水空母になる艦娘もおり、瑞雲晴嵐を含む水上機を装備する事ができるようになる。ただし、軽巡並みの搭載数しかない為にその能力を活かすのは困難。水上機運用を捨てて、魚雷×2装備による夜戦でのカットインを狙うのが順当であろう。ただし、改造する事で入渠時間も3倍に伸びてしまう点にも注意しなければならない。当初は潜水空母に改造すると「空母」扱いになった為、潜水艦が必要な遠征に参加させると失敗してしまう仕様だったが、後に「潜水艦」扱いに修正され、失敗する事はなくなった。


現在新たに実装された「水上戦闘機」(二式水戦改強風改)により敵艦隊に空母がいない場合に制空権を確保しつつ先制雷撃をしたり、「特二式内火艇」や「WG42」を装備し対地攻撃の補助をしつつ自らを囮にして味方艦隊の被害を抑える等、魚雷装備以外での運用方法も確立しつつある。また、「伊13」・「伊14」は潜水艦としては例外的に「改」に改造すると装備のスロットが3つに増える為、水上戦闘機等を装備して味方の制空権補助を行いつつ魚雷×2装備で雷撃の威力も維持する事も可能である。


2014年2月26日に実装された家具「雛人形豪華四段飾り」では、伊号潜水艦の5人が五人囃子に扮していた(但し、入手には家具職人が必要)。


非常に低コストな為燃費向上の影響は小さいものの、回避能力が低い為、レベルキャップの開放で回避が更に上昇することになるケッコンカッコカリとの相性は案外悪くない。


上述したデコイ戦術(特に3-2-1レベリング)やオリョールクルージングの影響もあり、最も酷使される艦娘という印象が強いが、逆にそれをしない提督にとっては使い所に困り、初心者提督にとっては扱い方がわかりづらい艦娘である事もあって、出撃させる機会が滅多にないなんていう事も…


演習における今昔

潜水艦のみの艦隊編成は過去において蛇蝎の如く嫌われていた。

これは、かつて演習では単縦陣(砲撃戦重視の陣形。対潜能力が著しく弱体化する)以外を選択できなかった為で、この陣形で反航戦やT字不利になると、対潜番長こと五十鈴でさえもまともなダメージを通せなかった事による。


演習相手の提督にしても「潜水艦のみで特定海域に出撃し続けると、回収できる燃料や弾薬が出撃消費を上回り黒字になる(オリョールクルージングなど)」為に潜水艦編成を組んでいると考えられ、必ずしも嫌がらせの編成というわけではないのだが。


その後、対潜兵装の能力上昇・演習での陣形選択が可能になるなどのアップデートにより、睦月型駆逐艦ですら大ダメージどころかワンパンで仕留められるようになった為、駆逐艦や軽巡の育成、遠征に備えた戦意高揚に絶好の編成となった。


ただし、相手の編成の中に一つでも潜水艦が混ざっていた場合、S勝利をもぎ取るには相応の準備をする必要がある。この場面で(育ててあれば)輝くのが北上大井木曾球磨型雷巡トリオ。所謂ソ爆甲装備(ナー・雷・標的)で先制対潜攻撃、先制雷撃の後更に対潜攻撃が行える。


ちなみにこの3隻は対潜値も他の軽巡娘と比較しても高いので、単純に対潜作戦にも(燃費が若干悪いことに目をつむれば)使える。1-5攻略の候補に挙げてもいいだろう(軽巡と別枠となる)。


自分が演習で使う場合、相手の編成を見極める必要がある。対潜艦のみで編成されていた場合は攻撃を一手に引き受けて損耗を抑え、逆に大型艦で占められていれば悠々と安全圏から攻撃が可能。逆にA勝利で十分と捉えるのであれば、敵の水上艦が5隻に減る分だけ火力を集中できる敵編成とも言える。


また、意外な手法に大和デコイがある。これは現在の演習において相手側の陣形がこちら側の編成を参考にして決定されることを利用した戦法。


普通に潜水艦を旗艦に据え、かつ僚艦にも潜水艦がいると、相手の陣形は潜水艦に強い単横陣を取られてしまうのだが、大和を旗艦に据えておくと単縦陣に変わるので、対戦相手の対潜攻撃が効きにくくなる。戦艦である大和を入れることによる2周攻撃のデメリットはこちらには殆どない(大和が2周攻撃に晒されるのは痛いが、そもそも大和に致命打を浴びせられるのはほぼ戦艦と空母しかいないので、どのみち2周攻撃になる可能性が高い)。ついでに大和自身も昼戦で2隻ほど道連れにしてくれることが多いので、夜戦まで使えばS勝利の可能性がかなり高くなる。


ただし、例外として相手の旗艦が空母かつ数が5隻以上の場合、こちらの旗艦の艦種に関わらず輪形陣(対潜やや高め)になるので要注意。更に先制対潜攻撃の実装と海防艦の実装により、演習での潜水艦オンリー編成はまさに海防艦達のレベリングのカモそのものとなってしまった(対潜哨戒系の海域では獲得経験値が少ないというのも大きいが)。


演習における有効な活用法

演習でのワンポイントとしても、潜水艦は有用である。


艦上戦闘機・水上機を基本的に運用せず航空戦力を擁しない艦隊(例:水雷戦隊)に対して潜水空母を1隻だけ使い、水上機を搭載する事で無理やり制空権を確保し、自身は囮として事故を防ぐ運用もある。


スロットの搭載数が空母よりも少ない為、撃墜されてもボーキサイトへのダメージはせいぜい10~20ほどであり、空母を使うよりも遥かに経済的である。入手は難しいものの、対空砲火によって撃墜される事のない水上戦闘機が実装された事で、この運用は非常にしやすくなった。


この戦術は演習で夕立改二綾波改二甲型駆逐艦改二神通改二ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ級といった「対艦攻撃力が高く、昼戦でも安定して高火力な駆逐艦・軽巡洋艦」(これらの艦は当たり所が悪いと重巡・戦艦でさえもワンパンしてくる)やジャーヴィスタシュケントといった汎用性に秀でた駆逐艦、対空攻撃に秀でた秋月型アトランタが多く含まれている際に特に有効である。


仮に撃墜されてもオーバーキルなので対空カットインは無意味だし、砲撃戦と夜戦での事故がなくなるので、事実上脅威は雷撃戦のみとなる。潜水艦1隻だけでは対潜がお留守な単縦陣のままな上、此方の艦娘は大破していない限り轟沈扱いとなることはない為である。

潜水艦を1隻だけにしていれば無駄に被害も広がらないので、対5-3レベリング・対7-1周回・対6-3編成、対5-5中央下ルート編成など、複数の軽巡・駆逐艦の編成を要求する海域、駆逐艦複数を要求する任務の増加に伴い、この戦法が有効な場面は増えてきている。


対潜護衛空母であり、火力のステータスも高い大鷹型瑞鳳改二乙がいる際には、艦載機熟練度クリティカル攻撃(大和型でも容易に中破以上にされてしまう)から主力艦を守る役割もある。

ただし、同じ『軽空母』でも攻撃型軽空母である鈴谷航改二熊野航改二にはこの戦術は無効。特に形態との見間違いには要注意。


駆逐艦・軽巡洋艦をほとんど、あるいは全く含まない編成であれば潜水艦6だけで勝利できるなんて事もある。このような編成であれば、駆逐艦・軽巡洋艦さえ倒してしまえば勝利は硬い。ただし、高練度の艦娘は先制対潜攻撃を行う場合もあるので注意。


潜水艦系を旗艦にして随伴にも潜水艦を入れると、演習相手の艦隊は対潜重視の単横陣になる。これにより、戦艦・重巡洋艦系統・正規空母の砲撃戦火力を半減させ、雷巡・阿武隈改二夕張改二特由良改二・潜水艦・水上機母艦の先制雷撃の命中率も大きく低下する為、所謂「ガチ艦隊」には選択肢に入る一手となる。


しかし、対深海棲艦戦にはこの戦術があまり有効ではない場合が多い。

そもそも深海棲艦の編成・陣形は此方の編成に関わらずマスごとに一定パターンで固定である。

というのも、演習では軽巡・駆逐艦をほとんどあるいは一切含まず対潜能力が低いもしくは0、という編成も往々にしてあり得るのに対し、出撃ではどこかしらに必ず対潜能力が高い敵艦が配置されているからである。

後半の海域になるにつれて敵航空戦力が出現しない海域の方が少なくなる上、深海棲艦側の軽巡・駆逐艦のflagship・後期型のほとんどには強力な対潜装備が施されている(逆に対潜可能艦で対潜が不得手なのは駆逐ニ級の改、駆逐ナ級の後期型、PT小鬼群などだが、無印の駆逐イ級にすら事故る潜水艦娘にとっては陣形の違いだけで簡単に致命傷になり得る)。

軽母ヌ級の改型、軽巡ツ級flagshipなどは先制対潜攻撃を行ってくる上、耐久・装甲値がまず艦娘の同艦種と比較にならない為、さらに被害は拡大しやすくなる。

さらに普段遭遇する航空戦艦・航空巡洋艦扱いの敵は対潜攻撃を行わない南方棲戦姫であり、上述してきた戦術は基本的に他の提督・艦娘との対演習に特化した戦術となる。『演習』とは一体…。


何が問題かというと、演習では目先の1戦を勝利すれば任務は達成できるが、出撃では当然ながら最深部のボス艦隊を撃破できなければ意味がない為、主力艦を敵水雷戦隊から守る為に道中で大破してしまっては本末転倒なのである。

この為、制空権を確保できても支援艦隊等で先手で敵軽巡・駆逐艦を排除できなければ厳しい戦いとなってしまうので、一度に攻撃可能な数が少ない戦艦や重巡が中心だとなかなかこの戦術はとり辛いものがある。


ちなみにB勝利で海域クリアとなる『艦これ改』では「離脱」と言う戦術が使えるので、深海棲艦との実戦でも潜水艦の投入はそれなりに有効である。

高威力の対潜攻撃が常に飛んでくるブラウザ版の実戦でこの戦術を有効に活用するには、回避率が大幅に上がる『警戒陣』と遊撃部隊司令部の『単艦退避』の力を借りる必要がある。


2期に移行してからは

2期アップデート以後は(司令部レベルが高い場合のみ?)第2海域から後期型が出現するように(厳密には1-6でも出現するが、1-6では潜水艦は編成できない)なり、長らく潜水艦の居場所(?)であったオリョールクルージングは資材稼ぎや補給艦狩りに使いにくくなった為に消滅。

3-2-1でのレベリングも消滅し、デコイ手段としても使えなくなった。

さらにEOと中部海域にしか出現しなかった軽巡ツ級の出現位置が南方の通常海域まで前進


挙句5-5「第二次サーモン海戦」の潜水ルートも事実上消滅

こうして、潜水艦隊が大手を振って使える場所は1期に比べ激減してしまったのである。


2期移行当初はいよいよ「大和型を筆頭とした演習番長達や、同じく戦艦と正規空母のみで演習に挑むガチ艦隊へのメタ」としての立場を確立してしまうのか…、と思われていたが、キス島で高効率で弾薬が拾える事が判明した他、新たに「2-1」を利用したデイリー任務「南西諸島海域の制海権を握れ!(南西諸島海域(2-1~2-5)のボス艦隊に5回勝利で達成)」消化という役割が与えられた

潜水艦のみでも道中2戦でボスまで固定可能であり、更にボス前とボスで敵空母も出現する為「あ号」や「い号」の消化にもうってつけである。ボス前に輪形陣で駆逐艦が出現する為万全を期して6隻編成で望めばほぼ事故も起きない。更にカスダメを受けていたら翌日の修理任務にも活用出来るので無駄がない。


また2期以降の期間イベント海域でのルート開放ギミック要員という役割も与えられる様になった。

特に「空襲マスでのS勝利」がルート開放条件に入っている場合、道中にいる敵水雷戦隊マスさえ如何にか突破できれば「まるゆ単艦でもギミック開放条件が満たせる」為、可也低コストで簡単にギミックが解除できる。また同じ空襲マスで「制空優勢以上」が条件だった場合も「改修済の水上戦闘機が複数必要」というハードルはある物の、こちらも潜水空母(伊400型や伊13型がお勧め)に満載し相手の「弱編制」を引ければ達成できる。この場合回数をこなす必要があるがこちらも潜水空母の出撃経費と通常艦隊の出撃経費を比べればはるかに低燃費で行える。


・・・ただ、これも「純正の潜水艦」が活躍しているわけではなく、より正確に言えば「水上戦闘機の数」の方が重要である。

当然、純粋な潜水艦の方が多数派である為『艦これ』で潜水艦が戦力や通商破壊の牙として活躍できる場は用意されていないのが現状である。


出番はむしろ、後述するアーケードの方だろう。


アーケードでは

技術面、システム面、水着のテクスチャといった諸問題があり、開発が難航したためかなかなか実装されなかったが稼働開始から1年ほど経った2018年2月1日にようやく実装された。


水上艦とは違い、かなり独特な性質を有している。箇条書きで列挙すると

  • 船速が非常に遅い。彼女らより遅いのは非戦闘艦である香取型大鯨くらい。
  • 航空攻撃の対象に含まれたとき、敵航空部隊の攻撃が爆雷となり、潜水艦に集中する。
  • 随伴艦として編成した場合、艦隊の周囲に展開して水中から艦隊に追随する。
  • 回避率が異様に高く、ほとんど攻撃を食らわない。
  • 急速潜航という行動があり、これを選択すると潜航して一時的に完全無敵になる。ただしその間は攻撃ができず、潜航後に一度浮上するため、水上攻撃の対象になる。
  • 攻撃手段が「潜水艦魚雷」として独立している。
  • 甲標的の装備かレベル10以上で先制雷撃ができる。甲標的の先制雷撃とは別枠になるので甲標的を接触させておけば先制雷撃の数が増える。
  • 大破していても夜戦で攻撃できる。
  • 潜水母艦である大鯨を一緒に編成すると彼女が中破するまで彼女が持つ支援効果を受けられる(現在のところ潜水艦魚雷のリロード時間の短縮が確認されている)。

と言った具合。


防御面においては回避能力が強力で体感7、8割くらいは攻撃を避ける。しかも敵艦はほとんど対潜攻撃をしてこない上、航空爆雷も軽空母や鬼・姫級の大型深海棲艦でもないかぎりは食らってもカスダメで済むため、防御能力は非常に高い。

ちなみに元々の回避が高い上にデメリットが重いため、急速潜航はほとんど使われない。


続いて攻撃面。

前述した通り「潜水艦魚雷」という独立した攻撃手段なのだが随伴艦時と旗艦時で挙動が大きく異なる。

まず随伴艦時だが超長距離射程で発令ボタンを押すと潜水艦が敵艦隊に向かって行き、一定距離まで近づくと魚雷攻撃を行うと言うもの。船速の遅さもあり、遠い距離で発令すると攻撃開始までかなりの時間がかかる。

旗艦時は短射程で射程内で発令ボタンを押すとロス無く魚雷攻撃を行う。

旗艦、随伴艦両方に潜水艦がいる場合、旗艦が射程内にいないと随伴艦の行動が優先され、旗艦が射程内にいれば旗艦の行動が優先される。ただし潜水艦旗艦で攻撃をするときに、近距離に入っていない随伴艦の潜水艦は魚雷を撃つことができず、攻撃機会を失うため注意が必要。

水上艦の魚雷とは違って弾数無制限であり、リロード時間は10秒と巡洋艦より少し長い。

潜水艦は甲標的以外の魚雷を装備すると潜水艦魚雷に強力なダメージアップ補正がかかるようになっており、練度が上がれば額面以上のバカ火力を出すことが可能で艦隊内の潜水艦の数が増えればさらにダメージは加速する。

潜水艦旗艦時の潜水艦魚雷は例えれば駆逐艦が10秒ごとに航空攻撃をしているようなものであり、非常に強力。

しかもそれでいて攻撃の属性は『魚雷』であるため、イベント海域においてたびたびボス級深海棲艦が引っさげてくる『装甲ゲージ』(ライフゲージとは別に存在し、これをゼロにして破壊しないと敵艦へのライフダメージの通りが大きく軽減されてしまう。これの破壊には砲より魚雷が有効)の破壊には有用である。


欠点はやはり船速の遅さ。相手の懐に潜り込むのに20〜30秒はかかるため、最終的な手数は少なくなってしまう。先制雷撃や甲標的(まるゆ以外の艦は改装すれば2スロットになるためダメージアップと甲標的の両立が可能になる。)でカバーしたい。

敵の航空攻撃サークルや対潜攻撃サークルを避けることがほぼ不可能であり、回避率が高いと言っても当たるときは当たるため、運が悪いとカスダメ累積やクリティカルでの大破で撤退せざるを得なくなるのも辛い点。大破は回避したとしても中破すると火力がかなり落ちるため、道中で中破してしまうと主力艦隊戦が辛くなってしまう。

船速の遅さは索敵フェイズ時にも影響し、旗艦だと敵艦隊との会敵を回避するのが困難であり、道中戦の回数が嵩みやすい上にマップ移動もかなり遅いため、プレイ時間が長くなることに加えて、常に船速一杯で動く必要があるため疲労度管理が難しく気を抜くとすぐ疲労度がオレンジになってしまう。随伴艦だと旗艦の船速にもよるが落伍しやすく、それを防ぐために常に船速を意識して調整する必要が出てくる。

また潜水艦魚雷の火力は非常に高いが乱数のムラが大きいため、運が悪いとダメージが足らずに敵を仕留め損なうことも…。


と、運に左右される部分が大きく、クセが強いため普段使いには向かないがブラウザ版とは違って非常に強力な艦種になっている

その性質上、水上艦に混ぜて運用するよりは潜水艦単一編成にしたほうが運用しやすく、潜水艦6編成は水上艦編成だとどうしても勝てない相手に対する最終手段と位置づけている提督が多く、その強さから潜水艦の使用を縛る提督も少なくない。

実際に対水上艦かつ編成制限がかかっていない、という二つの条件はあるものの潜水艦6編成が度々期間限定海域での甲難度攻略の最適解に上がるほど

特にイベント時のトラウマ要員として名高い戦艦棲姫は攻撃手段が砲撃オンリーなので対潜攻撃が可能な随伴艦を全滅させると潜水艦への攻撃手段が無くなりサンドバッグと化す。


それなりの練度(最低でも50〜60程度は欲しい)の改装済み潜水艦娘6人(出来ればまるゆ以外)に人数分の装備として強めの魚雷(61cm四連装(酸素)魚雷くらいの雷装値は欲しい)と甲標的、と用意するものが多いためそれなりにハードルは高いが甲難度攻略をかなり分の良い運ゲーに持ち込めるため経験の浅い提督にもおススメできる。

ただし頼りすぎるとヌルゲーになってしまうのでほどほどに。


史実における潜水戦隊及び潜水隊

潜水艦も駆逐艦と同様に、同型艦で2隻~3隻で1つの「潜水隊」を結成し、更にその潜水隊が1~4集まって「潜水戦隊」を結成していた。開戦前は各艦隊に分散配置されていたが、1940年11月15日に潜水艦部隊の一元運用を図るため「第六艦隊」が新設され、その独立旗艦を香取が勤めていた。開戦前と「第六艦隊」新設前までは連合艦隊の直卒・附属として鬼怒が「第四潜水戦隊」を由良が「第五潜水戦隊」を率いていた。


現在実装されている潜水艦娘で編成可能なのは、1945年6月1日の最終時の編制での「第1潜水隊:伊400伊401伊13伊14」のみである。


伊58の最終所属は「第15潜水隊」で、呂500は終戦時には舞鶴鎮守府の「第五十一戦隊」に所属していた。また、伊504は呉鎮守府部隊付属の特殊警備潜水艦となっていた。


各型とその艦娘

伊号潜水艦

海大型

火力と速力に特化した、艦隊決戦用のタイプ。

  • 海大VI型 一番艦 伊号第百六十八潜水艦(伊168)

伊168

通称「イムヤ」。イロハではない。2013年8月に開催された期間限定イベント『南方海域強襲偵察!』E-1のクリア報酬だった為、多くの提督が最初に手に入れたであろう潜水艦娘。同イベント終了後も様々な海域の道中でドロップするようになったため、他の潜水艦に比べて入手の機会は比較的多い。


巡潜型

航続力に特化したタイプ。水上機の運用能力を持っていた為か、巡潜甲型改二の2隻は入手当初から、それ以外は改造後に、それぞれ潜水空母になる。

ただし、巡潜丙型は水上機搭載能力をオミットし雷撃能力を強化した史実より、改造後も潜水艦のままである。

  • 巡潜3型 二番艦 伊号第八潜水艦(伊8)

通称「ハチ」。潜水艦としては珍しい眼鏡っ娘艦娘の一人。ドイツへの派遣任務で唯一生還した潜水艦であり、そのためかちょくちょくドイツ語を話す。読書を嗜む物静かな性格。


2013年11月期間限定イベント『決戦!鉄底海峡を抜けて!』の開始と共に先行実装された潜水艦で、イベント海域中屈指の難易度を誇るE-4「アイアンボトム・サウンド」のクリア報酬であった為、同じイベント報酬である伊19に比べ入手した提督は少なかったと思われる。


その後、2014年1月29日のアップデートで通常建造が可能となり、EO海域1-5などでもドロップ入手が可能となった。


  • 巡潜甲型改二 一番艦 伊号第十三潜水艦(伊13)(イラスト右)
  • 巡潜甲型改二 二番艦 伊号第十四潜水艦(伊14)(イラスト左)

それぞれの通称は「ヒトミ」と「イヨ」。ともに『偵察戦力緊急展開!「光」作戦』で先行実装された潜水艦である。容姿は瓜二つで、当百科事典内にも彼女らにちなんだ光の双子というタグが存在するが、実際には双子ではないので注意。伊14は某アル重並の酒豪で奔放な性格、そんな伊14を心配する姉の伊13は気弱な性格だが、怒るとグーパンで殴ってくる。


ちなみに姉の伊13は前述のイベント海域ではドロップ入手限定だった為、イベントに参加した提督には海域突破報酬だった妹の伊14だけしか艦隊にいないという者も…

逆に、17年冬イベント未参加あるいはそれ以降着任の場合には伊13しかいない事が大半である。何せ伊14がドロップしたのは18年初秋イベの第2ゲージのS勝利限定、しかもガシャンありという過酷な条件でしか確認されていないのである。


  • 巡潜乙型 三番艦 伊号第十九潜水艦(伊19)

伊19ちゃん!

通称「イク」。豊満な上部装甲、魚雷に跨るイラスト、エロゲと言われてもおかしくない程の中破状態と、とにかくエロい。泳ぐ18禁などのようなタグが付くほどエロい。


伊8と同じく、期間限定イベント『決戦!鉄底海峡を抜けて!』で先行実装された潜水艦。イベント海域の第1面「サーモン諸島海域」のクリア報酬として登場。


本来の予定では8月のイベントで伊168・伊58と共に追加される予定だったが、直前になって音声データを録り忘れていた事に気付き、急遽取り止めになった。その姿だけは月刊コンプティーク2013年9月号にて公開されていた。


現在は1-5「鎮守府近海対潜哨戒」などでドロップが確認されている。


  • 巡潜乙型 七番艦 伊号第二十六潜水艦(伊26)

びしょぬれ

通称「ニム」。期間限定イベント『迎撃!第二次マレー沖海戦』で先行実装された潜水艦。潜水艦娘初の同型艦実装である。「ねえねえねえ」「きたきたきた!」といった畳語を多用し、史実では敵同士であったサラトガを「サラっち」と呼ぶ人懐っこい性格。


センシティブな作品

通称「ゴーヤ」。苦くはないらしいが、彼女の史実(特攻兵器「回天」の母艦)は非常に苦い。甘えん坊だったり語尾に「~でち」と付けたりと、他の潜水艦娘よりも幼い印象を受ける。


同時期に実装された伊168と共にセーラー服+スク水着用。実装された時期は伊168と同時で、ドロップは序盤1-5からとなる。


  • 巡潜丙型 七番艦 伊号第四十七潜水艦(伊47)

センシティブな作品

通称「ヨナ」。ファミ通にて実装が発表され、期間限定イベント『侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦』で先行実装された潜水艦。


潜特型

本来の「潜水空母」はこのタイプで、伊400型が該当する。他の潜水艦娘に比べて耐久・装甲の値が高く、水上機の搭載数も多いが、燃費も相応に悪い。

センシティブな作品

通称「しおん」。おっとりした言動と物腰が印象的な潜特型の長女。2017年秋季イベント『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)』後半海域ドロップ艦として先行実装された艦娘。残念ながらイベント以外での入手は不可能となっている。


  • 伊400型 二番艦 伊号第四百一潜水艦(伊401)

センシティブな作品

通称「しおい」。2013年冬季イベント『迎撃!霧の艦隊』のクリア報酬として先行実装された艦娘で、「潜水空母」と称された伊400型潜水艦の2番艦。ガチな容姿から「泳ぐLO」と呼ばれることもしばしば。イベント海域以外での入手は通常海域の6-1中部海域哨戒線でのドロップ入手と大型艦建造のみ。


接収艦

ドイツが連合艦隊に降伏後、帝国海軍に接収された元ドイツ海軍潜水艦。ドイツ製のUボートから元イタリア潜水艦等艦型は一定していない。


実装されている「伊504」自体は「呂500」と排水量では余り差はないが、同時に接収され伊五百一型一番艦として登録された「UボートIXD2型 U-181」の排水量が1,600tと「伊号」基準だった為「伊号」扱いとなった。

  • 伊五百一型四番艦 伊号第五百四潜水艦(伊504)

三式潜航輸送艇

島嶼部への輸送用に大日本帝国陸軍が開発した潜水艦。

センシティブな作品

大型艦建造システムの実装に伴い実装された潜水艦娘。輸送用という事もあってか戦闘能力は皆無(改造前は装備スロットすらない)で、耐久値も最低。レベルが一定値にまで達すれば先制雷撃も行えるが、純然たる戦闘用の伊号潜水艦に比べると実に頼りない。


性能的には所謂「ハズレ」だが、近代化改修の素材に用いる事で運の値を向上させる効果があり、逆に「アタリ」と評価する提督も多い。また、最弱ゆえの超低燃費・最小修理コストにより遠征要員やレベリング時の被害担当艦に最適。


呂号潜水艦

譲受艦

インド洋における通商破壊用にドイツ海軍から無償譲渡された潜水艦。


Uボート

IX型

ドイツ海軍所属。航続距離の長さから大西洋の通商破壊に適した潜水艦。

U「ユーちゃん改め、ろーちゃんですっ はい!」

通称「ユー」。2015年冬季イベント『迎撃!トラック泊地強襲』に伴い実装された潜水艦娘。ゲルマン艦娘の一隻で、『艦これ』初のUボート娘。遠い異国の地でオドオドとしながらも一生懸命に日本の風土や艦隊に馴染もうとするのだが……


Lv55で改装すると、『艦これ』初の譲受艦『呂号第五百潜水艦呂500)』(上右イラスト)となる。通称「ろーちゃん」。鎮守府の生活に染まりすぎた結果、あまりの変貌ぶりにどうしてこうなったという声が多数。また、伊401に似た風貌から「LO500」の異名も付いた。あまりの変貌ぶりに困惑し改装を踏みとどまるも、やはり新型魚雷は捨てがたいと悩む提督も多い。


接収艦Uボート

イタリアが連合国に降伏後、ドイツ海軍が接収・編入したイタリア潜水艦。元イタリア潜水艦には「UIT」が付与された。

  • UIT-25

グリエルモ・マルコーニ級潜水艦

イタリア海軍所属。大西洋での活動を目的とした大型潜水艦。

  • グリエルモ・マルコーニ級 4番艦 Luigi Torelli/UIT-25/伊504

ルイージ・げっつセンシティブな作品センシティブな作品

通称は「ルイ」。2017年夏季イベント『西方再打通!欧州救援作戦』に伴い実装された3カ国目の潜水艦娘。イタリアン艦娘としては7隻目となる。


枢軸国全てに籍を置いた2隻しかいない艦の1隻で、所属国が連合国に敗北する度に接収され、その度に艦名も「Luigi Torelli」→「UIT-25」→「伊504」と変わっていった。「U-511」同様に改造にする事で「UIT-25(lv40)」/「伊504(lv55)」と名前が変わり、服装も変化する。ドイツ軍所属になるとボディスーツとスクール水着を合わせた様な制服を着用する(上中央)。「UIT-25」での通称は『ウィ―』。日本海軍所属になると白スク水を着用する(上右)。「伊504」での通称は『ごうちゃん』。


名前ネタの影響で、実装直後のファンアートでは艦娘として艤装を纏った姿で描かれる場面が少なかった。


上記の潜水艦娘隻のうち、純然たる同型艦の関係にあるのは巡潜甲型改二の伊13伊14、巡潜乙型の伊19伊26、及び潜特型の伊400伊401の3組である。


余談:コスプレイヤーの財布に優しい艦娘

ゲームでは低修理コスト・低燃費で提督の財政を助けてくれる潜水艦娘だが、コスプレイヤーにとっても「(リアルな)財布に優しい艦娘」として有り難がられている。

通常の艦娘の場合、衣装や艤装製作の手間が掛かるが、例えば伊19の場合「スク水・ゼッケンウィッグ」の3点(Amazonで購入すると合計5,000円程度)で済んでしまう。このお手軽さは大きい。しかし、カメコという名の駆逐艦・軽巡洋艦に付け狙われるリスクや「薄い装甲」による屋外天候への不利が発生するので、衣装選択の際には十分注意されたい。


余談その2:絵描きにも優しい艦娘

複雑な構造の艤装が殆ど無く、スク水=ボディラインがそのまま描けるという点は「絵描きにも優しい艦娘」であると言える。ただし、海面に浮かんでいたり水中に潜っている場面を描写しようとすると「水の表現」で難易度は格段に跳ね上がるので注意。


伊58の「提督指定の水着がー」発言に突っ込む提督も多いが、現代でいうスクール水着とかなり似たもの(微妙に違うが)を当時の海兵は着用していた。つまり提督は潜水艦娘に自分とお揃いの水着を着てほしいだけであるが、それはそれで…というツッコミも。


艦娘一覧(略型)

伊号潜水艦海大型伊168
伊号潜水艦巡潜型伊8伊13伊14
伊19伊26伊58
伊47
伊号潜水艦潜特型伊400伊401
伊号潜水艦接収艦伊504
呂号潜水艦譲受艦呂500
三式潜航輸送艇まるゆ
UボートIX型U-511
接収艦UボートUIT-25
グリエルモ・マルコーニ級潜水艦Luigi Torelli

関連タグ

艦隊これくしょん 艦娘

戦艦娘 空母娘 重巡洋艦娘 軽巡洋艦娘 駆逐艦娘 特務艦娘 海防艦娘 揚陸艦娘

海外艦 ゲルマン艦娘 イタリアン艦娘

提督LOVE:殆どの潜水艦娘がこれにあたる(見方によっては全員)

伊号潜水艦:大半のモチーフ元

大鯨(艦隊これくしょん):潜水母艦(潜水空母とは異なる)。詳細はリンク先参照。

フリートプリキュア!:6関係する。

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