夢の続きか、あるいは果て無き煉獄か
それは、偽りだらけの聖杯戦争──。
概要
『Fate/stay night』から数年後の「偽りの聖杯戦争」を描いたスピンオフ小説。
小説版の作者は、『BACCANO!』(バッカーノ!)や『デュラララ!!』等の作品で有名な小説家、成田良悟氏。
小説内の挿絵担当及びコミックス版の作者は、イシュタルやトリスタンのキャラクターデザイン担当の森井しづき氏。
既刊は小説版が7巻、コミック版が5巻。
今作が誕生するまで
元々は、2008年のエイプリルフールに成田氏が自身のホームページに掲載した「もしも聖杯戦争にギルガメッシュとエルキドゥが召喚されていたら」というテーマの二次創作作品『Fake/states night』であった。
だがTYPE-MOON公式がこれを認知し、2009年発売の『TYPE-MOONエース』Vol.2に別冊付録として加筆収録された事で、正式な外伝作品となった。
このプロト版の時点では「架空のゲームのプロローグ」という体裁であったが、読者からの評判も良く、「早く続きが読みたい」「読みたいけど入手が難しい」といった声が多く出た。
そして、2014年7月27日の『Fate project最新発表会』にて、電撃文庫から正式発売されることが発表。この時にタイトルがfを大文字にした『Fate/strange Fake』に変更され、同時にTYPE MOON BOOKSよりコミックス版が刊行されることも決定した。
特徴
複数の陣営を同時進行で動かし、一点に集約させる群像劇を得意とする作者なだけに、登場人物数は大量。パワーインフレもすさまじい。
奈須きのこ氏曰く「『stay night』とは同じ条件、同じ結末を迎えていながら、なぜか完全に違う世界」(電撃文庫小説版第1巻の"解説"コーナーより抜粋)。
そして『Fate』と『月姫』の二つの間にある特殊領域(ロード・エルメロイⅡ世の事件簿6巻後書きより)。
本編を始めとする様々な『Fateシリーズ』のキーワードやキャラクターに触れ、更には『月姫』『空の境界』等の世界観を共通する作品をも取り入れるなど、ディープな型月ファンには堪らないストーリーとなっている。
また、『氷室の天地』ともリンクしているためそちらも是非読んでみてほしい。
リアルタイムの歴史的発見や、『Fate/Grandorder』本編やマテリアル等の更新もあわせ設定に取り入れている。
Fateシリーズでほぼ共通している『Fate』部分のタイトルロゴが初代をはじめとする関連作品と大きく異なるフォントになっており、代わりに偽典という点を強調する為かFake部分のタイトルロゴが所謂『Fate』ロゴのフォントに近くなっている。
また、『Fate/Grand Order』にて成田氏が執筆したエルキドゥ幕間は、7章『絶対魔獣戦線バビロニア』の実質的なエンディングや今後のシナリオへの伏線、本作へのリンクが提示される等、盛り沢山の内容となっており必見である。
上記の通り、シリーズ中最も群像劇要素が強い作品だが、成田氏のインタビューによると主人公はセイバー&アヤカ、ギルガメッシュ&ティーネ、シグマ陣営と考えて執筆してるという。
ストーリー
第五次聖杯戦争から数年後、アメリカ西部ネバダ州に位置する地"スノーフィールド"にて聖杯発現の予兆が見られた。
魔術協会の調査の結果、これは何者かがオリジナルの聖杯戦争の技術を模倣した「偽の聖杯戦争」であるらしいことが判明。不完全な模倣ゆえにシステムには欠陥が存在し、在るはずのクラスが欠け、選ばれるはずのないサーヴァントが呼び出される。
そしてアメリカのとある国家機関の思惑により、都市の外からも多くの魔術師達が流れ込む。
登場人物
偽サーヴァント
偽アーチャー(CV:関智一) | 偽ランサー(CV:小林ゆう) |
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冬木の聖杯戦争にも現れた、かの英雄王。エルキドゥの存在を感じ取り、珍しく慢心せずに本気となる。 | 神に作られた人形。英雄王の唯一無二の存在。遥かな時を超えた現代で、ギルガメッシュと再び出逢えて歓喜の歌を唄う。 |
偽バーサーカー(CV:堀内賢雄) | 偽キャスター(CV:森久保祥太郎) |
フラット・エスカルドスのサーヴァント。普段は声だけで姿が見えない。性格はバーサーカーとは思えぬほど常識人。 | “伝説を上回る伝説を作り出す”能力を買われて、英雄王に対抗するための贋作宝具を造らされている。 |
偽アサシン(CV:Lynn) | 偽ライダー |
黒いローブを纏った狂信の暗殺者。「聖杯戦争そのもの」を破壊するために行動する。 | およそ英霊とは思えない異様な存在。人々を苦しめる病としてマスターの夢と現実で暗躍する。 |
偽/真サーヴァント
セイバー(CV:小野友樹) |
---|
主催者側にとって聖杯戦争を偽りから真実へと逆転させる橋渡しのために、本来空席であったセイバーのクラスとして用意された英霊。偶然魔力のパスが繋がったアヤカ・サジョウを保護すべく行動するが、その過程で破天荒な行動を繰り返している。 |
真サーヴァント
真アサシン | 真アーチャー/アヴェンジャー |
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ファルデウスに「人殺しをしてでも自らの信念を貫く覚悟はあるか」と問いかける。EXランクの気配遮断と影に同化するスキルを持つ文字通り闇に溶け込む暗殺者。 | 2mを超える痩身の体に頭頂部から前後を布で隠している男。神気を漂わせる布の形状をした宝具を持つ。泥によりその魂を歪められ、アヴェンジャーとしての側面も持つ。 |
真ライダー | ウォッチャー |
健康的な色の肌、後頭部に結い上げた髪の若い女性。真アーチャーを「外道」と呼び憎悪の念を向ける。 | エクストラクラスのサーヴァント。真ランサーの代わりの立場。数多の影法師が代わる代わる現れる謎の存在。ウォッチャー本人が姿を表すことはない。 |
真キャスター | 真バーサーカー |
フランチェスカが召喚した少年のサーヴァント。召喚者と同一人物であり、その悪辣な趣味嗜好も同一である。 | 四本足の蜘蛛と化した獅子の姿をした機械人形の姿をしたサーヴァント。 |
偽マスター
ティーネ・チェルク(CV:諸星すみれ) | 銀狼 |
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偽アーチャーのマスター。スノーフィールド先住民の長を務める魔術師。聖杯戦争を潰して外部からの魔術師を追い出し、先祖の土地を奪還するために参戦する。 | 偽ランサーのマスター。本来はエジプトの『神』を喚ぶための召喚触媒として製造された合成獣(キメラ)。そのため厳密には狼ではないし、固有の名前もない。 |
繰丘椿(CV:古賀葵) | オーランド・リーヴ(CV:羽多野渉) |
偽ライダーのマスター。病院で昏睡状態のまま眠り続ける10歳の少女。 | 偽キャスターのマスターにして、スノーフィールド市の警察署長。この「偽りの聖杯戦争」を仕組んだ側の1人となっている。 |
フラット・エスカルドス(CV:松岡禎丞) | ジェスター・カルトゥーレ(CV:橘龍丸) |
偽バーサーカーのマスター。ロード・エルメロイⅡ世の最古参にあたる弟子で、色々と残念な天才。 | 偽アサシンのマスター。世の中に退屈する死徒。 |
偽/真マスター
カーシュラ | アヤカ・サジョウ(CV:花澤香菜) |
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アメリカ政府側に依頼され、セイバーを召喚した魔術師。令呪らしきタトゥーが入ったアヤカを捕まえ、セイバーの召喚直後に殺害しようとしたが召喚直後に襲撃してきたアサシンによって逆に殺害された。 | 日本からスノーフィールド市へやってきた旅行者。主人公のひとり。年齢は10代後半ほどで、髪を金色に染めた眼鏡をかけた女性。右手・右肩・背中・左肩・左手に令呪のようなタトゥーを持つ。『Fate/hollowataraxia』の冒頭で語られた『蝉菜マンションの赤頭巾』に登場するA氏と見られる描写があるが正体は不明。偶然パスの繋がったセイバーと共に聖杯戦争に巻き込まれる。 |
真マスター
ファルデウス・ディオランド(CV:榎木淳弥)
真アサシンのマスター。繰丘夫妻やオーランドらと共に偽りの聖杯戦争で暗躍する魔術師。ランガルの弟子として時計塔に入り込んだ『組織』の人間。外見は20代半ば。合衆国に属する公務員。魔術協会を挑発し、偽りの聖杯戦争の開始を宣伝した。
真アーチャーのマスター。マフィア組織「スクラディオ・ファミリー」の幹部を務める魔術師。表向きは産廃処理会社の社長。ピアノが弾ける。
フランチェスカに雇われた若き魔術使いの傭兵。エクストラクラスのサーヴァントを召喚し、今回の聖杯戦争におけるイレギュラーとして戦いに飲み込まれていく。
真キャスターのマスター。
偽りの聖杯戦争を開催した側に立つ一人で、見た目は10代半ば程の少女。ジャンヌ・ダルクと同じ時代に生きたかのような口調で話し、オーランドからは『老害』と警戒されている。
セイバーとして「アルトちゃん」とあだ名で呼ぶサーヴァントを呼び出そうと目論んでいたのだが…。
真バーサーカーのマスター。
自身を贄とする黒魔術専門の魔術師。聖杯への願いは『魔術社会』への復讐。
『Fate/zero』に登場したオッド・ボルザークの孫娘。
ドリス・ルセンドラ
真ライダーのマスターとされる女性魔術師。
ファルデウス達には非協力的。ライダーを「ポルテちゃん」と呼び、仲は良好な様子。
スノーフィールド内
二十八人の怪物(クラン・カラティン)
ケルト神話においてクー・フーリンと相まみえた戦士の名を冠する、魔術師でもあるスノーフィールド警察の警官達によって構成される組織。総勢30名程度。彼らは警官の制服と装備に加え、偽キャスターが作成したと思われる宝具を持っている。
クラン・カラティンの一員を務める青年。戦闘により右腕を失うが偽キャスターの宝具により強化される。
クラン・カラティンの一員の女性。オーランドの秘書の役目も勤めている。
繰丘夫妻
本来の『聖杯戦争』から技術を掠め取った者たちの一画を担う魔術師の夫婦。椿の父である繰丘夕鶴とその妻。会員制図書館の館長。
娘の椿をとある『蟲使い』の魔術体系に独自の改変を施し、繰丘一族が作り上げた『細菌』の最初の献体として魔術回路を増幅させたが、細菌の一部が暴走したために椿は意識を失ってしまう。しかし繰丘夫妻が心配したのは魔術師の母体としての安否のみだった。偽りの聖杯戦争においては始皇帝を召喚しようとするが、その直前に偽ライダーによって椿の望んでいた生活をトレースするだけの生き人形にされた。
その後実は生き人形にされていた間の記憶も持っていたと判明。その上でぶれることがない彼等の言動と行動がシグマの目的を決定づける一助となった。
アメリア・レヴィット
繰丘椿の主治医。クラン・カラティンのヴェラの姉。魔術の才能は無かったようで医術の道に進んだ。操丘夫妻の言動を精神的な疲労かと推測しつつ、医者として椿のことを見捨てないと誓うなど真っ当な人物で、妹との仲も良好。
アルドラ
ファルデウスの部下の女性。コールズマン特殊矯正センターの地下にあるオフィスで、他の同僚たちとともにスノーフィールドの監視を行っている。
魔術協会
ロード・エルメロイⅡ世(CV:浪川大輔)
時計塔の名物講師であり、フラット・エスカルドスの師。
彼の引き起こす天災的なトラブルで日毎胃にダメージを受けている。本来ならば放り出して構わないフラットを『中途半端で放り出せるか』と律儀に受け持ち続けている。偽りの聖杯戦争に出場したいと望むフラットを諫めようとするが、偽りの聖杯戦争に「偽アーチャー」が召喚されているとの写真を見て大きな衝撃を受ける。
フラットのバックアップとして持ち前の推理力で「偽りの聖杯戦争」へ介入していく。
ランガル(CV:咲野俊介)
時計塔に所属する老魔術師。協会の間諜で有名な人形師でもある。
聖杯がアメリカ合衆国という若い国に顕現することを不快に思っている。
エルメロイⅡ世の内弟子。二十代程に成長した姿で登場。漫画版には登場しない。
時計塔に存在するロードの一人だが、時計塔を空けているユリフィス学部長の代理に過ぎないため、ロードたちの中では肩身の狭い思いをしている。そういった境遇が似ている事があり、エルメロイⅡ世とは親交がある。いわゆる保守派の魔術師であり、現代文明についての知識はほとんど持たない。
聖堂教会
偽りの聖杯戦争の監督役としてスノーフィールドへ赴く。聖堂教会・第八秘蹟会に所属する代行者で、30代半ばほどのスパニッシュ系男性。右目には派手な設えの眼帯をつけている。カジノへ入り浸るなど普段の素行はあまりよくない。20年前にディーロ神父に保護され、後にデルミオ・セルバンテスの養子となった。山育ち。
「カルテット」と呼ばれる4人の若い修道女を引き連れている。
デルミオ・セルバンテス
ハンザ・セルバンテスの養父。ディーロの紹介で孤児だったハンザを引き取り、自身の武術をハンザに伝えた。
ディーロ
20年前に孤児であったハンザを引き取った老神父。心優しい穏やかな人物で、出自から迫害されがちだったハンザに親身に接した。『hollow ataraxia』にも名前だけが登場していた。
スクラディオ・ファミリー
裏社会で名を馳せるスクラディオ・ファミリーの当主。本人は何の魔術知識、素養を持たないが国内外の事情のある魔術師を保護し最善の環境を与えることで彼らの自発的な協力を得て、裏社会で皇帝ともいえる権力を手に入れた。ガルヴァロッソというのは偽名であり、神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ一世の渾名、バルバロッサと本名をかけているのではないかといわれる。そんな名前を名乗っているためか神聖ローマ帝国をアメリカに再現するなどと公言している。
???
アヤカが冬の城で出会い、令呪を押し付けられた白い髪と白い肌の女性。「第5次聖杯戦争の結末を改変するため」、偽りの聖杯を奪おうと画策しているようだが…?英霊以上の『何か』に乗っ取られる特級のイレギュラーと化す。
その他
現存する魔法使いの一人であり、第二魔法の使い手。また死徒二十七祖第三位でもある。魔術協会にも通じており、大きな影響力を持つ。「偽りの聖杯戦争」をよりよい到達点に導く為に、観測(介入)を行う。
死徒二十七祖第二十七位。珍しい「ケータイさん」名義ではない真面目な出番。古めいたダイヤル式の電話越しに登場。ゼルレッチと共に「偽りの聖杯戦争」に観測(介入)を行う。
死徒二十七祖第十四位であり、財界の魔王とも称される大魔術師。エスカルドス家とは古い付き合いがある。
冬木市の穂群原学園の教師かつ弓道部顧問。怪談話が苦手であり弓道部で『蝉菜マンションの赤ずきん』の怪談をしていた部員を叱りつける。
シャルル・ノディエ
偽キャスターが生前に知り合ったフランスの小説家。死徒の目撃体験を持っており、吸血鬼というものに並々ならぬ拘りを持っていた。
時計塔で一時期エルメロイ教室に所属していた生徒。今現在はルーマニアにいる模様。アヤカとの関係性は不明。
フランチェスカをギャフンと言わせたことがあるという人物。魔術世界において只者ではない者達の一人として数え上げられ、セイバーの過去に関わる貴族であり詐欺師を自称する男。
ツークツワンク
元ユグドミレニア一族傘下の魔術集団。東欧のエインスカヤ家が生み出した戦闘部隊であり、『王』と呼ばれるリーダーの魔術刻印を分割し、部下である『兵士』の体に埋め込むことで『王』と同じ位階まで能力を引き上げる特殊な魔術を使用する。
ハルリの後継人
カラスを携えた幼い少女の姿をした魔術師。老成した喋り方から見た目通りの年齢ではないと思われる。フランチェスカについて少なからず知ってるらしい。
アニメ版ロード・エルメロイⅡ世の事件簿に登場した魔眼列車の乗客に彼女らしき人物がいるが詳細は不明。「八咫烏」の異名を持つらしい。
エイプリルフール版のキャラクター
「プレイヤー」
架空のゲームの主人公。欠けている「剣士のサーヴァント」を補完する存在。年齢は10代後半から20代半ば。性別は男かもしれないし、女かもしれない。魔術師でも超能力者でもない。
サーヴァントとしてペルセウス、イアソン、スカアハ、ヒュドラ、スキュレー、董白…等十数種の中から5体を選択、令呪1つ当たり30分の持ち時間で「1体6分ずつ5回」や「5体まとめて6分」等のフレキシブルな運用が可能。
なお、ヒュドラはFate/Grandorderで大型エネミーとして登場しているが、上記のヒュドラはそれらのヒュドラの原典に当たるギリシャ神話のヒュドラの事を指しているものと思われる。
アニメ
年末特番『Fate Project大晦日TVスペシャル2019』において放送された。アニメーション制作はA-1 Pictures。テーマ曲はSawanoHiroyuki[nZk]:Yosh(澤野弘之)の「BELONG」。
本編のアニメ化ではなく作品紹介CMであり、『Fate/Prototype』に近い。
その後、2022年にTVスペシャルアニメーション『Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-』の制作が発表。スタッフはCMからの続投で、英語吹替版も同時公開される。
当初は同年大晦日の年末特番での放送を予定していたが、制作上の都合により延期となり、当日公開された一部映像と共に2023年夏の放送予定が発表された。
7月2日にTOKYO MX、とちぎテレビ、BS11、群馬テレビで放送。ABEMAとニコニコ生放送では最速放送局と同時配信。なお、直後には『藤丸立香はわからない』のセレクション放送も行われる。
さらに放送直前にTVシリーズ化する事が発表された。
また、このTVスペシャルアニメーションの記念すべきファーストビジュアルが、セイバーが警察に逮捕されるシーンであったため、原作未読者からは気づかれなかったが、原作既読者からは「キービジュそれでいいの!?」と物議を呼んだ。タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!
公式PV
余談
成田氏は1巻あとがきにて「全5巻を予定している」としていたが、プロットを読んだ菌糸類は「たった5巻で終わると思っているのか?」と発言するように長編ストーリーが予想されていた。実際に4巻あとがきにて「全5巻と言ったなアレは嘘だ!」と5巻以上の発刊が宣言される。知ってた。
『Fate/Apocrypha』の東出祐一郎氏も自身のツイートで「10巻でも完結は無理なのでは無いか」と懸念を示している。
なお、作品がまだ未完である為か、現時点では『Fate/Grandorder』に登場しているサーヴァントは、ギルガメッシュとエルキドゥ(厳密に言えば彼や彼女もだが。)のみであり、コラボイベントも難しいと目されており、作者の成田良悟本人も、完結するまでコラボの予定はないと示している(この発言は「完結しない限りFGOサイドとしてもコラボは難しいだろう」という意味合いであり、完結までFakeのサーヴァントがFGOに絶対に登場しないという意味ではない)。
ただし、出典の完結を考慮しなくても構わない『ちびちゅき!』には本作品のキャラクターが多数出演している。
関連タグ
TYPE-MOON Fateシリーズ スピンオフ 小説 コミカライズ