「俺は究極生命体、アブソリューティアンの戦士…アブソリュートディアボロ!!」
データ
別名: | 究極生命体 |
---|---|
出身地: | ザ・キングダム |
身長: | 65m |
体重: | 9万t |
CV: | 小川輝晃 |
英語版CV: | デニス・フォルト |
スーツアクター: | 大村将弘(『ウルトラマントリガー』) |
デザイン: | 脇貴彦 |
概要
『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』に登場するアブソリューティアンの戦士(冒頭アニメーションで、彼に似たシルエットのアブソリューティアンは「アブソリューティアンの使者」と名乗っていた)。
『運命の衝突』に先駆けて、『ウルトラマントリガー』にて初登場した。
外見
アブソリュートタルタロスと同様に黄金の体を持っているが、タルタロスと比べると重厚な鎧を纏ったよりマッシブな外見で、頭にも猛牛の如き巨大な角を持っているのが特徴。
また、胸部にも闘牛のような赤い紋章が刻まれている他、暗めの赤色がアクセントになっている。
ただし、劇中の台詞を総括すると、元から紋章があった訳ではなかったらしいが…?
能力
その外見通り剛力を得意とするが、格闘以外の巧みな技もこなせるという。
宇宙最強と呼ばれるコスモ幻獣拳の使い手であり、猛牛のような紋章状の金色のオーラを放つ奥義「剛力破牛拳」が必殺技。
初登場時には、トリガー・パワータイプの必殺技であるデラシウム光流を真っ向から破り、彼に大ダメージを与えた。
単純な強さはタルタロス同様「究極生命体」の名に恥じないもので、超古代の闇の巨人を軽くあしらい、(この時はまだ碌に力を制御できていない状態だったとはいえ)トリガーの最強形態であるグリッタートリガーエタニティをも難なく追い詰めており、研鑽と修練を積んだウルトラマンリブットが相手となってようやく互角の戦いに持ち込めた程である。
1対1の戦いでは押されることも多いが、レオ兄弟&レグロスの3人を同時に相手取り余裕を見せるなど、かなりの戦闘力を持つことが窺える(単純な比較はできないが、レオ兄弟はタルタロスを苦戦させたことがある)。また、グリッタートリガーエタニティ&リブットとの二戦目でも、圧倒されはしたものの攻撃は入れていた。
そのため後述のコスモ幻獣拳関連の情報や因縁も相まって、「無理に剛力破牛拳を使わない方が強いのでは?」という意見もある。
また、固有の能力として体内に「アブソリュートハート」という特殊な心臓(胸にあるのと同じ刻印が掘られた、人間の心臓に近い形状をした金色のカプセルのようなデザイン)を複数持っているらしく、死亡してもこれがある限り何度でも蘇生する事ができる。
しかし、一度死んでから復活する毎に1つ消費してしまうため、復活できる回数には制限がある。そのためアブソリュートハートを使い切ってしまえば二度と復活できず、確実に死に至ってしまう模様。劇中の会話や描写から考察するに、元々の残機は少なくとも7つ以上あったようだが、現在は『トリガー』終了の時点で残り4つにまで減ってしまっている。
人物像
一人称は「俺」で、「狂戦士」の異名を持つ粗暴乱雑な荒くれ者。
武人が持つ高潔な精神とは無縁の根っからの戦闘狂らしく、リブットから幾らかダメージを喰らってもその状況すら心底愉しんでおり、タルタロスに「熱くなるな」と止められた際には従いつつも面白くなさそうに舌打ちしている。
この辺りでも、理知的な性格であるタルタロスとは対照的と言える。
とはいえ戦闘狂の割には冷静であり、感情に飲まれやすいレグロスや闇の巨人らのようにすぐヒートアップすることもなく、タルタロスから制止を掛けられれば割と素直に応じている。
また、変装して潜入作戦を実行するなど、単純な脳筋タイプという訳でもなく意外と演技派。
尤も、「単に力任せなだけではいけない」とスピカに注意を受けて露骨にイラついていたり、正体をマスターアルーデに看破されていたりと、戦闘に比べるとやや不向きな様子(本人も「弱者を演じるのはストレスが溜まる」と言及している)。
自身と正反対の性格・精神を持つアブソリュートティターンとは反りが合わず、いがみ合いになることも多い。
ティターンが正々堂々とした闘いを重んじる「高潔な騎士」ならば、ディアボロは相手をなじって叩き潰す「傍若無人のヒールレスラー」と言ったところか。
また、意外に口が上手いようであり、感情を制御する術を学んだ直後のレグロスを煽って激昂させたこともある。
活躍
『トリガー』→『運命の衝突』→『ULTRAMANREGULOS』と、現時点での映像作品での登場は、彼の過去を遡る珍しい形となっている。
ウルトラマントリガー
第14話「黄金の脅威」
本編の数日前に、別次元からアブソリュートタルタロスと共に『トリガー』の地球に襲来。
闇の三巨人に接触し一方的に闘いを仕掛け、反撃してきた彼らを軽くあしらうも、遅れてやってきたタルタロスにより制止される。
『トリガー』世界への来訪目的はエタニティコアへの接触であり、タルタロスがカルミラ達に条件を呑ませると共に撤収した。
自身達が刺客として放ったデアボリックを撃破したグリッタートリガーエタニティの戦いぶりを見物し、エタニティコアの強大さを確信する。
その後、トリガーを呼び寄せるために自ら街に出現する。現れたトリガーを圧倒的なパワーと剛力破牛拳で追い詰め、力を制御できないグリッタートリガーエタニティを羽交締めにしてエタニティコアのエネルギーを奪おうとする。
トリガー相手には圧倒的優位であったが、アブソリューティアンを追って駆け付けたウルトラマンリブットの妨害に遭い、隙を突かれてトリガーの戦線離脱を許してしまう。
スプレッダーロッドを装備したリブットとはどちらが優位とも言えない一進一退の攻防を繰り広げるも、タルタロスが制止に入ったことで不満気ながらも撤退した。
第15話「オペレーション・ドラゴン」
ナースデッセイ号のエネルギー問題の解決を考えたGUTS-SELECTにより、スクナシティ郊外の宇宙線研究所におびき寄せられ、ガンQのGUTSハイパーキーの力でエネルギーを吸収されることとなる。
エネルギーを吸収されながらもGUTS-SELECTのメンバーを襲おうとするも、意趣返しとして現れた闇の三巨人に妨害され、自らのエネルギーをナースデッセイ号をバトルモードに変形させるために利用され苛立ちが頂点に達する。
そこへ特訓を終えたトリガーが現場に到着し、彼からの再戦を受ける。
前回とは一転して、力を制御できるようになったグリッタートリガーエタニティに完全に手玉に取られる形となり、さらにリブットが加勢したことで一気に劣勢となる。
最後はトリガーのエタニティゼラデス、リブットのギャラクシウムブラスター、ナースデッセイ号のマキシマナースキャノンを同時に食らい爆散した。
しかし、倒されてもなおアブソリュートハートにより復活。
憤怒に燃えるが、エタニティコアが脅威となるのはまだ先だと判断したタルタロスから「優先すべき相手は光の国」だと告げられ、共にザ・キングダムへと帰還した。
なお、この時ナラク内で復活したが、ハートだけの状態で移動できたのか、或いはタルタロスがハートを回収したのかは不明。
上述の通り、一時的とはいえトリガー世界の善と悪の勢力が共闘し、それにリブットが加勢して何とか撃退に成功したのだが、これだけの戦いを経ても結局その後であっさりと復活しており、視聴者にアブソリューティアンの更なる厄介さを印象付けた。
ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突
プロローグ編
「おいおい!ここは神聖な場所だ!お前らが入れるような場所じゃあねぇ!!」
更なるアブソリュート粒子を注入するため、ザ・キングダムを訪れたベリアルとトレギアの前に、アブソリュートティターンと共に現れる。
ティターン共々、アブソリュート宮殿に立ち入った二人が気に入らなかったらしく、上記の台詞で威嚇し一触即発の雰囲気となるが、二人を連れてきたタルタロスに制止される。
また同話にて、胸部にある闘牛のような紋章はコスモ幻獣拳習得者の証である事が判明した。
本編
捕虜の様子を確認しにナラクを訪れた際に、レグロスを救おうとエネルギーを分け与えていたユリアンを「捕虜が余計なことすんな!」と一蹴。さらにレグロスに暴行を働いて嘲笑った後、その場を後にする。
惑星バベルにて任務に失敗して撤退したティターンや、レオ兄弟との共闘の末にゼロに敗れたタルタロスを目の当たりにして「アブソリューティアンとしてのプライドは無いのか」と嘲笑っていたが、ティターンにして見れば粗暴だけが取り柄の彼にだけは言われたくない状況で、必殺技の打ち合いによる小競り合いを起こしているこの時、トレギアはコスモ幻獣拳に興味深そうな反応を示したが、ベリアルは「下らない」と吐き捨てている。
後に光の国にてユリアン王女レスキュー隊が結成され、ザ・キングダムに乗り込まれるも「ただの死にたがり」と嘲笑い、自身はナラクに先回りしアストラと交戦する。
剛力破牛拳で大ダメージを与え、「わざわざ誘拐などせずに初めから殲滅していれば良かったんだ」とユリアンを手にかけようとするが、エネルギーが回復したことによりレグロスが自力で鎖を引き千切った事で彼と因縁の対決になる。
閃光烈破弾によるダメージを受けている間にユリアンとアストラに逃げられてしまうも、撤退先の座標を探している隙にレグロスを追い込みながらエルドラタワーにたどり着く。しかし再び剛力破牛拳を放つも、レグロスの白虎赤龍弾により押し返されて吹き飛ばされる。その隙に3人はレスキュー隊に合流し、ザ・キングダムを脱出。
その後、レスキュー隊をタルタロスが大軍を連れて惑星ブリザードまで追いかけるが、そこには合流したウルトラ戦士達が待ち構えていた。
双方の宿命とプライドを懸けた全面対決へ突入し、自身はレグロスと改めて激突。
その最中の会話で、(断片的ではあるが)レグロスの師・マスターアルーデを殺害し、そうすることで彼の「剛力破牛拳」とコスモ幻獣拳習得者としての紋章を得ていたことが判明。
これを知ったレオ兄弟の怒りも買い、そのまま一度に3人の宇宙拳法の使い手と激突。しかし、レグロスが隠し持っていた兄弟子達の力を使い、レオとアストラの協力の下に繰り出された『幻獣覇王拳』を受け、アブソリュートハートを残して爆散してしまう。
その後アブソリュートハートはタルタロスに回収され、次元の穴に飲み込まれてたどり着いた『トリガー』世界の地球にて蘇生され、そのまま上記の『ウルトラマントリガー』の第14、15話へと続いていく。
この時、タルタロスに「アブソリュートハートも残り5つ」と宣告され、命を大事に使えと警告される。すなわち、『トリガー』世界での出来事を加えると、ディアボロを完全に倒すには、あと4回は撃破しなければならないということになる。
ULTRAMANREGULOS
本作にて、レグロスとの因縁に関する詳細が明かされた。ほんの数秒ではあるが、紋章を得る前のディアボロの姿も登場している。
前情報は無かったが、『運命の衝突』での描写からディアボロの登場は確実であり、ファンからはどのような形で介入したのか注目されていたが、どことなくディアボロに似た容姿の人物がレグロスと共にマスターアルーデに弟子入りしており、素性に関して早い段階で疑われていた。
……そして、案の定その人物の正体は、マスターアルーデを暗殺して剛力破牛拳を奪うためにディアボロが変装した姿だった。
歴史を知る未来人であるが故に、幻獣闘士達と戦う運命にあったマグマ星人侵略軍を唆し捨て駒として利用し、アルーデの暗殺とコスモバッファローの奪取を達成した(この時点でアルーデはマグマ星人との戦いで満身創痍だったが、それでも弱体化した姿だったとはいえディアボロに必殺級の一撃を食らわせる程の余力は残っており、セリフを考えると一度はアルーデに返り討ちにされ、アブソリュートハートの一つを消費することを余儀なくされた様子)。
スピカをレグロスの目の前で殺害し、その後の種明かしで激怒したレグロスを迎えに来たタルタロスと共に拘束すると、そのまま彼を連行して元の時間軸へと帰還。
上述の『運命の衝突』へと物語は続いていく。
NEW GENERATION THE LIVE
ウルトラマントリガー編 STAGE4『僕らが咲かす花』
ティターンと共に参戦。
第1部にて、ウルトラマンを潰すためにトリガーとティガ、トリガーダークを時空の狭間に落として、トリガーとティガ、そして各世界にいる闇の巨人を戦わせて、どちらの世界が最強かを決めさせようとした黒装束の一味の計画を利用する。
その過程でガタノゾーアを呼び出したが、全然戦わずに痺れを切らすと第2部で元の姿に戻り、トリガー、トリガーダーク、ティガと交戦。
黒装束の一味が張った闇の空間と闇の巨人達の強大な闇を吸い取ってパワーアップしたのもあり、トリガー達を圧倒するが、闇の波動を追ってトリガー達の救援にやって来たゼットとリブットも駆け付けると、「消せる邪魔者は多い方が都合が良い」「今いる空間の出口は強力な闇の力で蓋しているから出られない」とトリガー達に宣告した上で、グリーザ(第三形態)とハイパーゼットン・イマーゴを黄泉の空間から呼び出し、自身はトリガーの相手をするが、逃げられてしまう。
その後、グリーザ達と共に闇の影響で体力が低下して変身が解けたケンゴを狙うも、ケンゴを庇ったトリガーダークと交戦する中で「卑怯者」と非難されるが、「数が多いから面倒なことをしただけだ」と返している。その後駆け付けたウルトラマンサーガによって闇の空間が破壊され、ハイパーゼットンらが倒されると、救援に来たティターンとファイブキングと共に連戦続きで疲弊しているトリガー達を痛め付ける。しかし最後は、観客の笑顔を見て立ち上がったトリガーの持つエタニティコアの光でパワーアップしたウルトラマン達の合体光線を喰らい、敗北した。
ウルトラマンデッカー編 STAGE5『彼方へと続く道』
第1部に登場し、タルタロスやティターンと共にアブソリューティアンの本隊として惑星グリンを襲撃。ウルトラマンデッカーとテラフェイザーのコンビを相手取り、ウルトラマンと同格の力を持つテラフェイザーの攻撃も意に介さず、テラフェイザーのTRクローをもぎ取りパイロットであるHANE2を一度撤退させた。
この時のデッカーは基本形態であるフラッシュタイプにしかなれなかったため、デッカーとのパワー勝負でも圧倒するが、トリガーダークが加勢に入り、更にストロングタイプの力を取り戻したデッカーとトリガーダークに押され始め、最後はドルネイドブレイカーとダークゼペリオン光線の同時攻撃を食らい、敗北した。
余談
- 「ディアボロ」はイタリア語で「悪魔」を意味する言葉である。…が、タルタロスがタルタルソースとネタにされたのもあって、ディアボロもまた「名前の由来は"ディアボロソース"なのでは?」というネタも。
- シルエットだけなら、前作『大いなる陰謀』最終話配信後にTwitterに投稿されたイラストにて登場していた。
- ちなみに、このイラストにはディアボロの他に2人のアブソリューティアンのシルエットが描かれており、後に青いシルエットのアブソリューティアンがティターンだと判明する。
- シルエットの立ち位置故にディアボロがリーダー格でタルタロスは尖兵と当初は思われていたが、いざ蓋を開けてみると本編における実際の立ち位置は異なり、タルタロスに率いられるディアボロ達3人のアブソリューティアンと見方が変わる。
- ちなみにデザイン段階では、実際にディアボロがリーダーという設定だったとのこと。そのため金色の面積がタルタロスより多いらしい。
- コスモ幻獣拳に関しても、デザイン段階では設定が存在しなかったためデザイン画には紋章は存在せず、設定が固まってからスーツに追加造形されることになった。
- 声を担当する小川輝晃氏は、『忍者戦隊カクレンジャー』のサスケ/ニンジャレッド役や『星獣戦隊ギンガマン』の黒騎士ヒュウガ役が有名。しかし、意外にも円谷プロ作品への出演は(モーションアクターとして参加した『ULTRAMAN』を除くと)『運命の衝突』が初出となる。
- また、仮面ライダーシリーズにも『MOVIE大戦CORE』で出演しているため、これで三大特撮全てへの出演を果たした。
- 小川氏はオファーの際、坂本浩一監督から「何年かお付き合いよろしく」と言われたとのことで、このことからアブソリュートディアボロもまた、タルタロス同様本作以降も長きに渡ってウルトラ戦士を苦しめる宿敵として登場し続けている。なお、小川氏は坂本浩一監督作では『パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー』にて吹き替え版に参加している。
- また小川氏はインタビューで、「ディアボロの初アフレコは『トリガー』が先だった」と語っており、「最初はスラン星人のようなゲストヴィランと思っていたが、『トリガー』のアフレコ日に監督より『ギャラファイ』シリーズのメインヴィランもやるなどのバックボーンを聞いた」と語っている。また、タルタロス達との関係性も「アブソリューティアン自体が寄せ集め感が凄い」と語っている。
- 彼が使用する剛力覇牛拳は技名に「牛」が入っているが、『Another Genesis』に登場する十二星座をモデルにした「王の眷属」との関連は不明。
- 『トリガー』第15話の舞台となったスクナシティの由来は、『ウルトラマンティガ』に登場した宿那鬼に由来。
- 上述の通り、倒されてもアブソリュートハート(心臓)から復活したが、かつてウルトラセブンもまたシルバーブルーメによって心臓だけにされる程の大ダメージを受けるも、ウルトラの母によって救出され復活した過去がある。この点も含めて、アブソリューティアンとウルトラ一族が似通っていると言っていいだろう。
- 『トリガー』の時はまだそうでもなかったが、『運命の衝突』におけるユリアンやレグロスに対する所業から視聴者からのヘイトがどんどん向けられるようになり、さらに『ULTRAMANREGULOS』にて明かされた過去の鬼畜の所業からそのヘイトぶりはさらに加速している。ウルトラマンノアがリブットとティターンに和解の道を示しているが、視聴者からは「まずコイツ(とあのお方)の方を何とかしないと」とまで言われている。ある意味本来の名前の由来らしい活躍であり、悪役としては理想的なムーブなのだが…。
- ただしこれは登場作品を配信順(『トリガー』→『運命の衝突』→『ULTRAMANREGULOS』)に視聴した場合であり、劇中の時系列順(『ULTRAMANREGULOS』→『運命の衝突』→『トリガー』)に作品を視聴してみると、まるで罰が当たったかのように死にまくっているため、いくらか溜飲を下げることができる。
- 彼が使用している剛力覇牛拳は、当たればアストラを一撃でダウンさせるなど凄まじい威力を持つ一方で、初見以降は相手に防がれるか相殺されるなど攻略されがちなことが多い。威力の調節が可能なようではある(アルーデ自身もレグロス救出の際に小技として一回使っている)が、いずれにせよディアボロが発揮した時はアルーデがフルパワーで出した威力(巨大戦艦数隻を一撃で吹き飛ばすレベル)には及んでいない。元々正規の手段ではなく無理矢理奪った力故に、ファンからは「“本来の”剛力覇牛拳としての力を発揮し切れていないのでは?」との考察がなされており、挙げ句には「むしろディアボロの戦力のデバフになっている」とさえ言われることも。力を抑えている時の光弾でスピカを一撃で殺害しているため、尚のことである。
- しかも劇中では必殺技の割に何かと乱発している傾向が強く、「何かあればすぐ剛力覇牛拳頼りになっている」とまで評されている。
- 実際運命の衝突ではレグロスの白虎赤龍弾に押し返され最終決戦では乱入してきたレオ兄弟の純粋に炎を纏った拳だけで相殺されトリガーではリブットのブロッカーエフェクトで軽く明後日の方向へと跳ね返されている。
- なお、『ULTRAMANREGULOS』でコスモバッファローと剛力覇牛拳を奪っていた彼が、『トリガー』では逆に自身のアブソリュート粒子を奪われた上に、強大な力を無理矢理自分のものとした自身が、同じく強大な力を特訓の末に自然体で扱えるようになった主人公達に敗れたというのは、なかなか皮肉の利いた出来事と言える。
関連タグ
- ウルトラの父:巨大な角を持ち、頭部のシルエットが似ているウルトラ戦士。
- マグニフィセント、ダンディットトゥルース:上述したウルトラの父を融合元に含むフュージョン形態。頭部の角の形が湾曲しており、よりディアボロに近いシルエットをしている。
- ウルトラマンタロウ:上述したウルトラの父の息子。同じく角を持つ他、ウルトラダイナマイトによる自爆を行っても再生できる「ウルトラ心臓」を持ち、能力的にも共通する(こちらは自爆限定の代わりに、回数制限がない)。
- ウルトラマンタイタス、ダーゴン:同じくマッシブな体格のパワーファイター繋がり。ただし、タイタスは紳士的かつ理知的な性格の力の賢者、ダーゴンは好戦的ではあるものの正々堂々とした戦いを好む武人肌と、二人とも性格はディアボロと大きく異なる。
- モルド・スペクター:こちらも過去の短編作品に登場した敵と関連がある強敵。出現により主人公が先輩ウルトラ戦士から手解きを受け、強化形態を使いこなせるようになった点も共通。
- グローザム:好戦的な性格で、不死身の再生能力を持つ強豪宇宙人繋がり。アブソリューティアンと同じく光の国とも因縁深い組織の一角で、「豪将」の名を冠している。
- ウルトラマントレギア、ヒュドラム:近年のウルトラシリーズにおいて、登場する度に株を落とし続けたキャラクター繋がり。前者は数回死亡しても復活できる点が共通。後者は『トリガー』で共演し、直接交戦している(なおその際、仲間のダーゴンが力比べでディアボロとほぼ拮抗していたのに対し、ヒュドラムはスピードで翻弄しようとしたところをあっさりディアボロに吹き飛ばされている)。