基礎データ
全国図鑑 | No.0777 |
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アローラ図鑑 | No.292 |
ガラル図鑑 | No.348 |
分類 | まるまりポケモン |
タイプ | でんき/はがね |
たかさ | 0.3m、0.6m(ぬし個体) |
おもさ | 3.3kg、13.0kg(ぬし個体) |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | てつのトゲ/ひらいしん/がんじょう(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう/ようせい |
他言語版の名称
英語 | Togedemaru |
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ローマ字表記 | " |
イタリア語 | " |
スペイン語 | " |
ドイツ語 | " |
フランス語 | " |
韓国語 | 토게데마루 |
中国語 | 托戈德玛尔 |
概要
「ポケモンサン・ムーン」から登場する第7世代のポケモンで、つぶらな瞳と頬の電気袋からもわかるように今作のピカチュウポジション、別名電気袋組の一種。
モチーフは見た目通りハリネズミで、まん丸な体の大半を覆うグレーの体毛ははがねタイプらしく金属成分を含んでいる模様。背中にある三角模様もそれら体毛が変化したトゲであり、トゲデマルの意思や驚いたり興奮することで鋭く逆立つ他、体内の電気を流すと発光する。
背中から飛び出している尻尾の様なものも、一際長い一本のトゲで、本当の尻尾は存在しない。
自分では電気を作る力があまり強くない為、雷や他のポケモンからの電撃を受けて電気袋に充電しており、上記の伸びたトゲはそれら電気を引き寄せる避雷針の役割を果たす。
そのため、雷の落ちる日にはトゲデマルが集まり、落雷を待つ光景が見られるという。
そしてピンチになると体を丸めて、硬いトゲだらけの背中をぶつけるだけでなく、貯めた電気をトゲからでたらめに撃ちまくって抵抗を図る。
なお、トゲが逆立つ時には電気袋に二本の縦線が浮かび上がりコンセントプラグの様になるが、これについての記述は今の所無く理由は謎。
何と、記念すべき全国図鑑ナンバー777のポケモン。
また、ハリネズミは生物学上の分類ではネズミなどのげっ歯類ではなく食虫類(モグラの仲間)に分類されるためディグダやモグリューなどが親戚のポジションとなる。
他のピカチュウポジションと同様に、種族名が全世界共通でトゲデマルだが、日本人以外には少々読みづらい名前らしい。
ゲームでの性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計値 | |
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種族値 | 65 | 98 | 63 | 40 | 73 | 96 | 435 |
タイプはジバコイルと同じでんき・はがねの複合で、耐性タイプ(いまひとつ&効果なし)が12個もあるという優秀な組み合わせ。
なお、第7世代の一般ポケモンではがねタイプなのは地味にトゲデマルだけ。
設定を加味してか、種族値は攻撃98に対して特攻はたったの40と低く、特殊型には全く向いていない。
特性の方も、どちらも図鑑の説明に準拠した「てつのトゲ」と「ひらいしん」であり、この枠のポケモンにしては珍しく実用的なものとなっている。
隠れ特性は、一撃での「ひんし」状態を防ぐ「がんじょう」で、耐久力の低さをカバーする形になっており、こちらも優秀。
第7世代の時点では、ダゲキを超えて、最も素早い「がんじょう」持ちになったのも特徴。
覚える技は、専用技の「びりびりちくちく」や「ニードルガード」のようなトゲトゲしい技が多い。
なお、鋼タイプの物理技は、能力とミスマッチな「ジャイロボール」しか覚えない。
もっとも、フェアリータイプの特殊技を何一つ覚えなかったデデンネと比べたら、Zワザ化で威力160の物理技として使えるだけ、恵まれている方だろう。
また、はがねタイプでは唯一「ねこだまし」を覚える。
「どくづき」をZワザ化すると、無補正・A振りなら無振りカプ・コケコを1にもできる。
…と言うのは昔の話。
USUMでは教え技にて「アイアンヘッド」、「アイアンテール」を取得し、Zワザ無しでもはがねタイプ一致技を撃てるようになった。
この辺もデデンネより恵まれている。
また、一致タイプの候補技のどちらにも怯み3割の効果があり、麻痺100%の技もあるなど、素早さを活かした技を持つ。
USUMでは他にも有用な技を数多く習得した。
特に「がむしゃら」は特性がんじょうと極めて相性が良く、同じことができるのはボスゴドラ系統やドンファンしかいない。
この戦術ではレベル1ココドラが有名であるが、比較してみると「がむしゃら」以外の技に圧倒的な差がある。トゲデマルは「ねこだまし」「ニードルガード」「てだすけ」「おさきにどうぞ」・・・と様々な優秀な技を覚えるのに対して、ココドラは「ほえる」「すなあらし」「ステルスロック」が一応あるという程度。よって、ココドラのほぼ上位互換として扱える。
これにより、レベル1がんじょうトゲデマル+「がむしゃら」+「ねこだまし」をツンデツンデと組ませるなどして最強クラスのダブルバトルでのサポート役として活躍している。
また、がんじょう+「がむしゃら」のコンボに「とどめばり」を叩き込めるという個性もある。「きしかいせい」と「じたばた」も有用である。
でんきタイプの火力は「びりびりちくちく」の80止まりなので単純な威力面は一見見劣りしがちだが、「アイアンヘッド」も含めて主力技二つが3割と高い怯み率を持つため、運によってはとんでもない事態を引き起こす。
そのため数値には見えない所で火力を補う部分がある。
「ほっぺすりすり」や「ニードルガード」等の攻防一体の技や、がんじょうに絡めた戦術、高耐久の相手でも「いかりのまえば」で削ることが可能であったり、4倍弱点である地面タイプの技を「でんじふゆう」で無効化したり、「アンコール」で相手の行動を制限したり、「リフレクター」を張って後続を補助したりと、サポート能力には優れている。
ぬしポケモン
「ビ・リ・ビ・リィッ!!!」
ポケモンUSUMではクワガノンに代わるぬしポケモンとして登場。
ぬしポケモンを呼び出すマシンから放たれたでんきからデンヂムシを守る形でマーマネのとげまるが受け止めていた所で出現しとげまるを助け出し、直後に主人公とバトルを行う。
この個体は通常のものとはサイズのみならず、表情も異なっている。
バトル開始時にオーラをまとって防御のランクが2段階上がる。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
番外作品
ポケモンマスターズ
マーマネ&トゲデマル
初期から実装されている、でんきタイプのテクニカルだが、爆発力のあるアタッカーのようなテクニカルである。
所謂まひるみ戦法を想定した組み合わせになっていて、バディーズ技もひるみで威力が上がる効果が付いている。
技
びりびりちくちく | 30%の確率で相手をひるみ状態にする |
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スペシャルガード | 自分の特防を2段階あげる |
ほっぺすりすり | 相手をまひ状態にする |
すごい科学の力だ | 自分の攻撃と素早さを3段階あげる。自分の防御を2段階さげる |
バディーズ技
計算されつくしたスパーキングギガボルト |
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相手がひるみ状態のときは威力があがる |
パッシブスキル
無傷登場時こらえる | HPが満タンで登場したときに自分をこらえる状態にする |
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アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
マーマネのトゲデマル
「マチュ」「マデー!」「マルマルマル……」
- CV:かないみか
『サン&ムーン』第1話から登場したマーマネのパートナーで、特性は「ひらいしん」。性別は♀。
前作までは3世代続けてピカチュウポジションのポケモンがヒロインの手持ちとなっていたが、今作のトゲデマルは男性キャラクターのマーマネの手持ちとなった。
詳細は当記事。
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- 57話:テラスタル研修生のポケモンで登場。
余談
一見「尻尾」のように見える稲妻形の大きな突起も、実はただの「長いトゲ」であり、後頭部から生えている。
描く際は、間違えないように注意するように。
「アイアンテール」を覚えるが尻尾らしい尻尾は無い。
たまに名称の部位がなくても違う部位で同じようなことをするポケモンが居るが、コレで打っているのだろうか…。
ちなみに、ゲーム中のセリフから察するに、金属故か舐めると苦いらしい。
ポケモンSMの特別CMで「たんぱんこぞうのマー君(田中将大選手)」の相棒としてトゲデマルが登場。3Dモデルのトゲデマルが彼のセリフに合わせて動きトゲを立てている。
関連イラスト
関連タグ
0776.バクガメス→0777.トゲデマル→0778.ミミッキュ/ばけたすがた/ばれたすがた
関連ポケモン等
同複合タイプ
電気袋組
世代 | 電気袋組 |
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1/2 | ピチュー→ピカチュウ(キョダイマックスピカチュウ)→ライチュウ(アローラライチュウ) |
3 | プラスル・マイナン |
4 | パチリス |
5 | エモンガ |
6 | デデンネ |
7 | トゲデマル |
8 | モルペコ(まんぷくもよう/はらぺこもよう) |
9 | パモ→パモット→パーモット |
ゾロ目ポケモン
No | ポケモン |
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0111 | サイホーン |
0222 | サニーゴ(ガラルサニーゴ) |
0333 | チルット |
0444 | ガバイト |
0555 | ヒヒダルマ(ガラルヒヒダルマ) |
0666 | ビビヨン |
0777 | トゲデマル |
0888 | ザシアン |
0999 | コレクレー |