ジグザグマ
じぐざぐま
基礎データ
全国図鑑 | No.0263 |
---|---|
ローマ字表記 | Jiguzaguma |
ぶんるい | まめだぬきポケモン |
タイプ | ノーマル |
高さ | 0.4m |
重さ | 17.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | ものひろい/くいしんぼう(第4世代から) |
隠れ特性 | はやあし |
タマゴグループ | りくじょう |
地方図鑑
ホウエン図鑑 | No.012 |
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セントラルカロス図鑑 | No.012 |
ガラル図鑑
| No.031
|
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ジグザグマ | ジグザグ+アライグマ+アナグマ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Zigzagoon | zigzag(ジグザグ)+racoon(アライグマ) |
ドイツ語 | Zigzachs | zigzag(英語でジグザグ)+Dachs(アナグマ) |
フランス語 | Zigzaton | zigzag(英語でジグザグ)+raton(ネズミ)+raton laveur(アライグマ) |
韓国語 | 지그제구리 | zigzag(英語でジグザグ)+너구리(タヌキ) |
中国語(簡体字) | 蛇纹熊 | 蛇の紋の熊 |
中国語(繁体字) | 蛇紋熊 | 蛇の紋の熊 |
ロシア語 | Зигзагун | 英語名の音写 |
タイ語 | ซิกซากุมะ | 日本語名の音写 |
概要
ポケットモンスター 第3世代『ルビー・サファイア』から登場したポケモンで、シリーズ恒例の序盤で手に入るノーマルポケモン、いわゆる序盤ノーマルである。
作中の住人たちも頻繁にゲットしているらしく、バトルや町の中でよく見かける。
名前の由来はジグザグとアナグマまたはアライグマ。名前の通りジグザグに歩く習性。これは好奇心がとても強く何にでも興味を持ち、目に映る物のほうへ向かおうとあちこちへ行くため。ゲームの3Dモーションでもジグザグに突進しており、足跡はジグザグに付く。
鼻を地面にこすり付けて行ったり来たりし、草陰や地面に埋まっている宝物を見つけだす、探し物が得意なポケモン。
背中の硬い毛を樹木にこすりつけ自分の縄張りの印を付ける。
死んだふりをして敵の目を誤魔化す。
ガチ勢の間でも英語名(Zigzagoon)の知名度が非常に高いポケモンである。その理由はジグザグーンという中々にシュールな響きなのもあるが、ミラクル交換では外人が放流してくる率が非常に高く、嫌でも沢山流れてくるためである。
ゲームでの特徴
各シリーズとも序盤から捕まえられる上に、ものひろいでアイテムを無料提供。ルビー・サファイア初登場当時はものひろいの仕様からネ申(神)と呼ばれていた。詳しい意味はマッスグマの記事も参照。
ホウエン地方の序盤ノーマル。進化後含めて「ものひろい」や「秘伝要員」で大活躍する。
ストーリーにおいては、ミツルが初めてのポケモン捕獲においてセンリから借りたポケモンで使用する。また、『エメラルド』のみ最序盤でオダマキ博士を襲うポケモンがポチエナではなくジグザグマになっている。
いわゆる「きのみ問題」に対するゲームキューブ試遊台でのアップデートに因み、確定色違いかつ当時貴重だった「チイラのみ」を持った配布個体が無限に貰えた。因みにこれはポケモン史上初となる確定色違いの配布ポケモンである。しかも1つのデータにつき何度でも貰えた。まぁ今は乱数調整で「チイラのみ」が手に入るマボロシじまも色ジグザグマも簡単に手に入るため、もう手に入らないと嘆く必要は薄いが。
本作では出現しない為、他から連れてくる必要がある。
全国図鑑入手後、202ばんどうろで大量発生する。
ジョウト地方のサファリゾーンで、そうげんエリアに もりブロックを15個分設置する・サバンナエリアに そうげんブロックを10個分設置すると出現する。
また、全国図鑑入手後にポケギアのラジオから水曜日に流れる「ホウエンサウンド」を流すとマダツボミの塔、焼けた塔、スズの塔に出現する。
また、ポケウォーカーで「ホウエンのはら」にも出現する。
ポケモンドリームワールドの「ちいさな森」に出現していたがサービス終了している為、過去作から連れてくる必要がある。
2ばんどうろに出現する。
リメイク前と同様。
過去作から連れてくる必要がある。
未登場。
ガラルのすがたであるガラルジグザグマが登場。DLC『鎧の孤島』では、ヨロイ島でチホコとの交換でガラルではないジグザグマも入手可能。
地上ではリメイク前と同様だが、本作では全国図鑑入手後の地下大洞窟(ひろめのくうどう・がんせきのくうどう・だんがいのだいくうどう)に出現する。
未登場。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
38 | 40 | 41 | 30 | 41 | 60 | 240 |
素早さがやや高い以外は平均的な能力。また、最序盤ポケモン仲間であるコラッタ、オタチと比べると合計種族値が高い。
さらにはひでんマシンのいあいぎり、いわくだき、かいりき、なみのりといったフィールド探索に必要な技を全部覚えられる。トレーナーの冒険の旅には、まさにうってつけのサポート役といえるだろう。
弱点属性の相手にはかくとうタイプやみずタイプの技をぶつけてもいい。
進化前のみつぶらなひとみとミサイルばりを覚えることができたが、第8世代では進化後のマッスグマも基本技で覚えられるようになった。
使用トレーナー
ゲーム版
※センリから借りたポケモン。
アニメ版
- ナイスガイなお兄さん(AG4話)
- キヨ(AG5話)
- カチヌキ・ハルヒコ(AG46話)
- ショウギ・ケイマ(AG112話)
- 不良 (サイドストーリー5話)
- ムサシ (新無印70話ロケット・ガチャット)
漫画版
- ピクニックガールのミキコ(ポケットモンスターSPECIAL)
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
アドバンスジェネレーション
ブルーバッジをキンゾーの家から盗み出した不良のポケモン。バッジを取り返そうとするカスミ達とバトルになるが、サクラのエーフィと戦っていた時、ポチエナに噛み付かれていたカスミのコダックが「かなしばり」を発動させ攻撃ができなくなり、「ねんりき」で吹っ飛ばされる。
- 第4話『スバメがいっぱい 危険がいっぱい! トウカの森でゲットだぜ!!』
ロケット団トリオから「ナイスガイなお兄さん」と呼ばれた男性のポケモンで登場している。
- キヨのジグザグマ
第5話『ジグザグマと短パン小僧! ハルカはじめてのバトル!!』でキヨがミズゴロウを使ってゲットしたポケモン。初バトルはサトシのスバメが相手で、第48話『ザングースVSハブネーク! ライバル対決!!』に再会時にはピカチュウとバトルをした。
- 第11話『グラエナとポチエナ! 進化の神秘!!』
野生で登場。他のポケモン達と共にロケット団トリオに捕まってしまう。
- カチヌキ・ハルヒコのジグザグマ
第46話『かちぬきファミリー! 4VS4!!』にて、カチヌキファミリーの父親・ハルヒコのポケモンで登場。サトシ達が助けてもらったお礼に一家とポケモンバトルをした時にタケシのミズゴロウの相手をした。家の自家発電用に覚えさせた10まんボルトでミズゴロウを倒す。
- ショウギ・ケイマのトキンちゃん
第112話『マッスグマ! 友情のカタチ!?』にて、ケイマという少年と仲良くなったポケモンだが、マッスグマに進化してから性格が変わってしまったらしいが実際は…?
- その他
- 本編:30話・33話
- サイドストーリー:ハナダジムのリベンジマッチ!
- 劇場版:七夜の願い星ジラーチ(カート)・裂空の訪問者デオキシス
DP~SM
- ダイヤモンド&パール
- 本編:28話・34話
- 劇場版:ギラティナと氷空の花束シェイミ・幻影の覇者ゾロアーク
- XY
- XY:2話・3話・10話・18話・34話(イメージ)・39話(映像)・68話(回想)・88話(過去回想)
- XY&Z:96話・108話(イメージ)・111話・121話・137話
- 特別編:最強メガシンカAct4
- 劇場版:破壊の繭とディアンシー・ボルケニオンと機巧のマギアナ
新無印
- 第22話『さよなら、ラビフット!』
野生で登場。1匹が死んだフリをして、もう1匹がサトシのリュックを盗もうとしたが、気づいたゴウのラビフットに防がれて逃亡。
実はこのジグザグマ達の住む一帯では、ダンスバトルで縄張り争いをしており、上手くダンスを踊れない彼らは人間から食べ物を奪っていたのだという。
ゴウのラビフットはそれに気づき、夜な夜な部屋から抜け出しては彼らにリンゴを分け与えたりダンスをレクチャーしてあげていた。
ドゴームとの縄張り争いでは劣勢になるが、ゴウのサポートによって敵対していたポケモン達の間に和が生まれ、縄張り問題が解決した。
- 第70話『おねがい! モルペコゲットして!!』
ロケット・ガチャットから排出されたポケモンでムサシが使用した。
- その他
- 47話・96話
漫画版
4章でガールスカウトのミキコの手持ちが登場。体調を崩したところをサファイアに出会い、ミキコがポケモンセンターに連れていこうとしていたが、サファイアにおしりを嗅がれて「風邪」と診断され、貰った木の実を食べた事で回復した(いきなりおしりを嗅がれた事にジグザグマも驚いていた)。
余談
ジグザグマはタヌキがモチーフではないかとされているが、名前に熊と入っている理由に狢がモチーフと思われる。
- 狢とは本来アナグマを意味する単語だが、地方によってはハクビシンなども該当する。日本ではタヌキやキツネ同様人間を化かす妖怪として親しまれており、化け狸の事を狢と呼ぶ地方もあり、媒体によって小泉八雲の怪談に登場するのっぽらべうの正体は狢ではなくタヌキとする場合もある。第一マッスグマのモチーフはアナグマなので関連性は高い。
- 残念ながら完全なタヌキがモチーフではないので、タヌキや狐がモチーフであるキュウコンの様な妖力、マフォクシーのようなサイキックパワーは持ち合わせていない。
- また、英名のzigzagoonからアライグマを意識してジグザグマとしてるという説も(狸は英語でraccoon dogで、raccoon単体ではアライグマを指す)。
- 分類のまめたぬきはタヌキではなくて妖怪である。