基礎データ
全国図鑑 | No.0193 |
---|---|
ジョウト図鑑 | No.101 |
シンオウ図鑑 | No.183 |
イッシュ図鑑 | No.286 |
コーストカロス図鑑 | No.087 |
ヒスイ図鑑 | No.105 |
キタカミ図鑑 | No.003 |
ローマ字表記 | Yanyanma |
分類 | うすばねポケモン |
タイプ | むし / ひこう |
高さ | 1.2m |
重さ | 38.0kg |
性別比率 | 50%♂・50%♀ |
特性 | かそく/ふくがん |
隠れ特性 | おみとおし |
落とし物 | ヤンヤンマのとげ |
タマゴグループ | むし |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ヤンヤンマ | ヤンマ |
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Yanma | 日本語名に同じ |
韓国語 | 왕자리 | 왕(wang、王)+잠자리(jamjari、トンボ) |
中国語(簡体字・繁体字) | 蜻蜻蜓 | 蜻蜓(qīngtíng、トンボ) |
中国語(大陸) | 阳阳玛 | 日本語名の音写 |
中国語(香港・台湾) | 陽陽瑪 | 日本語名の音写 |
ヒンズー語 | हेलीकीट | Heli(ヘリ・ヘリコプター)+कीट(Kit、昆虫)) |
ロシア語 | Янма | 英語名の音写 |
タイ語 | ยันยันมา | 日本語名の音写 |
進化
ヤンヤンマ → メガヤンマ(「げんしのちから」を覚えた状態でレベルアップ)
概要
『金・銀』(第2世代)より登場した、トンボをモチーフとしたポケモン。
体長と体重がオニドリルと全く同じであるが、見た目からは圧倒的にオニドリルの方が大きく見える。
鳴き声はトンボというモデルに反し、「ブッギーン!!」というやかましめなもの。
名前の由来はトンボの異称で、ヤンマ科の総称でもある「ヤンマ」から。英語名もそのまんま。
うすばねポケモンの通り、透き通った薄い翅を有する。
360°見渡せる目を持ち、これで顔を動かさずに獲物や外敵を探したり出来る。瞳が存在しており、表情はこの部分で表現するが、進化するとたちまち表情が読めなくなってしまう。
トンボなだけあって飛行スピードは速く、急ブレーキと方転を使い分けながら徐々に獲物を追い詰めて行く。
翅を羽ばたかせた際に衝撃波が発生し、周囲の窓ガラスが粉々に割れる。
『LEGENDSアルセウス』の図鑑説明によれば『飛翔し際は 大気乱し 人家 吹き飛ばす 力あり』と解説されている。当時は木造家屋が主流であったため、本当にその様な能力を有していても全くおかしい話ではない。
げんしのちからを覚えて進化するあたり、種としての起源は古いと考えられるが、特にポケモン図鑑でもそれらしき情報は明かされていない。
ちなみに実在のトンボの幼体(ヤゴ)は水中生活をすることが良く知られているが、未だポケモンにはなってない。
そのためヤゴをモチーフとしたヤンヤンマの進化予想(というより進化前予想)が考案されている
色違い
目の色は変わらないが、赤かった部分が爽やかな青に変化する。メガヤンマに進化しても体は青いままであり、中々にかっこいい。
ゲームでの特徴
歴代生息地を見てみると水辺がある場所や湿地帯に出現する傾向にあり、まさにトンボらしい。
また、持ち物はトンボの複眼からの連想で「こうかくレンズ」となっていることが多い。
初登場である本作では35ばんどうろの大量発生を除くと出現率1%とかなり低い上にむしジムリーダーも使って来ないため、存在を知らずに殿堂入りしたプレイヤーも多かったのでは?
生息していない。
ナナシマ・6のしま「いせきのたに」で出現する。
本作でメガヤンマに進化出来る様になった。ノモセ大湿原に生息している。
リメイク版の本作でも35番道路に生息。
『BW』では14ばんどうろに大量発生、『BW2』ではヤグルマの森と3ばんどうろに生息。
10ばんどうろで群れで出現する場合がある。
本作では野生で出現しない。どうやらホウエン地方には生息していない様である。
『USUM』でメガヤンマのみ出現。タマゴから孵化させよう。
未登場。
本作でもノモセ大湿原で登場。
本作では紅蓮の湿地(大口の沼・クマの稽古場・羽音の原)と天冠の山麓(神前の高台)に生息。
攻撃的な性質のため、「エアスラッシュ」に注意して距離を取りながら捕獲することを勧める。
DLC前編『碧の仮面』で内定。キタカミの里の田舎の空いたるところで飛び回っている。クリア後であればLv.50台個体が存在し、技思い出しが自由となったこともあって、メガヤンマへの進化が楽になった。プレイヤーが接近すると逃げるが、正面に回り込むことで動きを止める。このあたりは実際のトンボの性質に似ているところがある。
また、テラスタイプがエスパーとなる個体も出現する。
追加ストーリーで初のメインキャラであるスグリが使用。序盤切札であるが、特性は「ふくがん」である(「すばやさ」が上昇せず、こちらの道具を見通せないことから推測できる)ため、上から全抜きという訳ではない。そもそも種族値が高くないため、バランスの取れたメインストーリークリア後のパーティであればさほど苦戦しないであろう。
しかし、急所に当たりやすい「エアカッター」や、タイプ一致「むしのさざめき」を覚えていることに加え、「ギガドレイン」を覚えていること、またキタカミの里序盤で捕まるポケモンがむし・くさ・みずなど、軒並みこれらのタイプに弱い(例:ウパー・ポチエナ・ヘイガニ)ことからキタカミの里縛りで挑むと一貫性を取られ全滅しかねない。事実、配信後「X(旧Twitter)」などでは、「キタカミの里で新パーティ組んだらスグリのヤンヤンマに壊滅される」事例が相次いだ。そもそものタイプ相性に加え、ヤンヤンマの上を取れるポケモンが少ないためといえる。
従って、ストーリー上いまいち影が薄かったヤンヤンマが良くも悪くも印象に残りやすい世代といえる。
性能
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
65 | 65 | 45 | 75 | 45 | 95 | 390 |
トンボというかっこいいモチーフでありながら、種族値も「すばやさ」を除けばハッキリ行って低く、次点で高い「とくこう」も75というかなり微妙な数値且つ技も貧弱という有様だった。
同じ2世代産の虫であるヘラクロスの方がまだ実戦に耐え得る性能であり、余り注目はされていなかった。
第3世代では優秀特性かそくを貰えた。攻撃技にも「ぎんいろのかぜ」を習得。
とは言えテッカニンの壁が大きく、あまり活躍できなかった。
本格的に活躍できるようになったのは第4世代。「げんしのちから」を覚えた状態でレベルアップするとメガヤンマに進化することが可能となった。
それまでロクな技が無かった弱点も「むしのさざめき」や「エアスラッシュ」が追加されたこともあって次第に注目されて行く様になった。
意外に技範囲は進化前時点で「サイコキネシス」「ソーラービーム」「ギガドレイン」「シャドーボール」をわざマシンで習得出来る程の広さを持っている。ドラゴンフライであるけどドラゴン技は覚えない。勿論、「とんぼがえり」も覚えるが、威力はさほど期待出来ない。せいぜい撤退ついでに小突くぐらいに考えておくと良い。
また、進化前扱いになったのでリトルバトルで活躍させられるようになった。
同タイプにして、未進化ポケモンの中でも突出した性能を持つストライクの存在が懸念点だが、かそくによって先手を取りやすい点を武器に頑張りたい。
なお、「さいみんじゅつ」を覚えられるのはヤンヤンマ時のみで、「げんしのちから」習得レベルよりも遅いため、進化させるタイミングに注意。この技を覚えるためか「ゆめくい」も使える。どうやって食ってるんだ…?
「いとをはく」も覚えるが、元の「すばやさ」が高いのでわざわざ相手の「すばやさ」を下げる必要性はないので、習得する必要性は低い。
それにしてもトンボが糸を吐くとはこれいかに…?イトトンボというトンボはいるが…。
素早いポケモンだけあって、第3世代までは倒すと「すばやさ」努力値が2つも加算されたが、第4世代以降は+1に下方修正された。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- ヒロト(無印177話)
- タクマ・イチロー(AG14話)
- タイセイ(DP70話)
- ムサシ
- コロミ(新無印33話・図鑑のみ)
番外作品
ポケモンGO
第2世代ポケモン実装時に登場。レア度は低いがポケモンが増えた現在は種類に押されて見付けるのが難しい1匹。タイプにブーストがかかる雨や強風の日を狙いたい。
捕獲時にはそもそも距離が遠め、素早く画面内を縦横無尽に飛び回る他、元無進化ポケモンということもあって捕獲率が低め、とズバットに並びプレイヤーのヘイトを買いやすいポケモンである。ボールを無駄に消費しないためにも無理にカーブボールを狙いに行かず、万が一に備えてズリの実も惜しまずに投下しよう。
メガヤンマに進化が出来るが、「アメ100個かつシンオウの石が必要」と、進化までの道のりは困難な部類。イベントによっては出現しやすくなることも考えられるので開かれるイベントは要チェック。
2019年9月下旬にカナダのイベントに合わせる形で、数日だけだが全世界で出現率が上がった。色違いも同時実装されている。
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
レギュラーの手持ち
- ムサシのヤンヤンマ
CV:古島清孝
後述のタイセイから横取りするという形でゲットされ、サカキに献上するが大量発生で既に席が埋まっていたため、送り返されてそのままムサシの手持ち入りを果たし、直ぐにメガヤンマに進化する。性別は♀。詳細はこちら
ゲストなど
- ヒロトのヤンヤンマ
無印177話「はばたけヤンヤンマ! あしたのそらへ!!」ではヒロトのポケモンとして登場。
ガラスを壊すという被害を出したために村人に疎まれただけでなく、ムコニャの氷を「ガラス」と称する詐欺商売に利用されてしまうが、再度ヒロトの下に戻ってからはガラスに被害を出さない様にソニックブームを放つことが出来る様になり、村人とも和解した。
- DP50話
ヨスガスタジアムで開催されたタッグバトル大会で、タケシのチームの最初の対戦相手の少年のポケモンで登場。
特性「かそく」で上空に向かって飛ぶキャモメに追いつきキャモメを叩き落とすが、タケシの冷静な判断やトレーナーの連携ミスももあり結局敗れた。
- DP80話「ヤンヤンマ! ゲット作戦!!」
ポッチャマ(NN:チャッピー)をパートナーにしている新人トレーナーのタイセイとムコニャがヤンヤンマを巡って攻防を展開するという内容であり、上述の通り1匹目(♀)はムサシが横取りする形でゲット、タイセイは2匹目をゲットして終わった。
- AG14話
タクマ・イチローの手持ちで登場。
- 短編『ピカチュウのドキドキかくれんぼ』
カスミのトゲピーがホエルコの「しおふき」に飛ばされた時に上空でキャッチして助けてくれたポケモン。
その他
DP | 50話 |
---|---|
新無印 | 32話・33話(コロミの図鑑)・・133話 |
劇場 | 水の都の護神・波導の勇者・ディアルガVSパルキアVSダークライ・幻影の覇者 |
「キャタピーに はねをつけたら ヤンヤンマ」というムコニャの迷川柳が登場しているが、実際にポケモン川柳として採用されたのは「ヤンヤンマ ゆびいっぽんで ゲットだぜ」である(AG編第70話より。「コロタン文庫192 ポケモン川柳全百科」(小学館・2004)P176にも収録された)。流石にキャタピーに羽をつけたところでヤンヤンマにはなれないが、ヤンヤンマほどの素早さをバタフリーが手にすればそれなりに採用率も上がる…はず。
アニポケ・第8シリーズ
- 第70話『カヌチャンのハンマーは1日にしてならず』
キタカミの里に生息する野生の2匹が登場。ドットのカヌチャンから鉄を奪ったオトシドリの行方を聞かれるが知らなかった模様。
- 71話:野生で登場。
漫画版
ポケスペ
3章に登場。セキエイ高原のポケモンリーグで出場選手から預かっていたモンスターボールが運搬の最中に開いてしまい、3匹が飛び出してしまう。しかもその内の1匹が赤ちゃんを抱えてしまうという事態に。偶然通り掛かったゴールドがモンスターボールとビリヤードのキューを用いてヤンヤンマ達の目を回し、ウソッキーが落ちて来た赤ちゃんを安全にキャッチして解決した。
ポケモンローカルActs
福島県広野町に地域応援ポケモンであるラッキーと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。
童謡『とんぼのめがね』の舞台が広野町であるからであろう。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0192.キマワリ→0193.ヤンヤンマ→0194.ウパー(パルデアウパー)
同複合タイプ
関連ポケモン等・グループタグ
その他