概要
狭義にはJR東日本大宮駅(埼玉県さいたま市大宮区)から新宿駅(東京都新宿区)を経て大船駅(神奈川県鎌倉市)までの東北貨物線・山手貨物線・東海道本線別線(新川崎駅経由)を通る区間を指す。この間、池袋駅(東京都豊島区)から大崎駅(東京都品川区)までは埼京線と、大崎駅から品鶴線を経て大船駅手前までは横須賀線と同じ線路を走る。2001年12月1日運行開始。2019年11月30日に開業した相鉄・JR直通線は埼京線から引き続いて大崎駅から武蔵小杉駅まで(正確には武蔵小杉駅~鶴見駅間にある新鶴見信号場まで)同じ線路を走る。
また、広義には上記区間を通過する宇都宮駅・高崎駅~小田原駅・逗子駅間の宇都宮線(東北本線)・高崎線と東海道線(湘南電車)・横須賀線の相互間を直通運転する電車の運転区間全体を指す。
路線系統名称は上記の通り新宿駅を通り湘南に直通するルートであることによる。
山手線西側において池袋駅・新宿駅・渋谷駅といった大規模ターミナルと郊外を結ぶ路線かつ山手線に対する快速線として機能しているが、直通区間が広いことなどによりダイヤがしばしば乱れる。
また、湘南新宿ライン増発にしても大崎駅~西大井駅にある蛇窪信号所の平面交差がネックになっている。
相鉄直通線運行の際にもここがネックになっているので、立体化が計画されている。
運行開始当初は新宿駅での折り返し列車も存在し、一部は黒磯駅や久里浜駅まで直通する列車(いずれも新宿発)も設定されていた。また上野東京ライン開通前は、繁忙期に特別快速を東海道線熱海駅まで延長運転する事もあった。
競合路線
この湘南新宿ラインが開業した事により渋谷駅~横浜駅間では東急東横線及び小田急線新宿駅~小田原駅&藤沢駅間が競合相手になった。
東急はこれに伴い特急を新設し、横浜駅~渋谷駅を通勤特急を含めて1時間4本/hの本数で運行させている。
更に副都心線開業に伴い渋谷駅~池袋駅間も競合になった事、東横線特急が10両化した事により競合性はより増している。
又、渋谷駅~横浜駅だけでなく武蔵小杉駅横須賀線開業後は渋谷駅~武蔵小杉駅&武蔵小杉駅~横浜駅間も競合相手になっている。
小田急線は湘南新宿ライン開通に伴い当初は江ノ島線方面を湘南急行として運行させ、その後快速急行を小田原線と江ノ島線両方に新設した。
そして複々線化が進み、下北沢駅が地下化後に小田原線、江ノ島線双方の快速急行を日中は1時間3本/hにずつに増発させた。
主な駅
駅名 | 駅番号 | 高崎線特快 | 高崎線快速 | 宇都宮線 | 接続路線 |
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大宮 | JS24 | ● | ● | ● | |
浦和 | JS23 | ● | ● | ● | 宇都宮線(JU05)/京浜東北線(JK43) |
赤羽 | JS22 | ● | ● | ● | 宇都宮線(JU04)/京浜東北線(JK38)/埼京線(JA15) |
池袋 | JS21 | ● | ● | ● | |
新宿 | JS20 | ● | ● | ● | |
渋谷 | JS19 | ● | ● | ● | |
恵比寿 | JS18 | ㇾ | ● | ● |
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大崎 | JS17 | ● | ● | ● | |
西大井 | JS16 | ㇾ | ㇾ | ● | 横須賀線(JO16) |
武蔵小杉 | JS15 | ● | ● | ● | |
新川崎 | JS14 | ㇾ | ㇾ | ● | 横須賀線(JO14) |
横浜 | JS13 | ● | ● | ● | |
保土ヶ谷 | JS12 | ㇾ | ㇾ | ● | 横須賀線(JO12) |
東戸塚 | JS11 | ㇾ | ㇾ | ● | 横須賀線(JO11) |
戸塚 | JS10 | ● | ● | ● |
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大船 | JS09 | ● | ● | ● |
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