概要
栃木県出身の男性声優。1946年7月16日生。青二プロダクション所属。
日本大学芸術学部演劇学科卒。クリスチャン。配偶者は柿沼紫乃。
非常に真面目な性格で、人柄が滲み出るような独特の柔和な美声の持ち主である。
憎めない三枚目キャラや、軽妙なコミックリリーフを得意とするが、『北斗の拳』のシンや『ドラゴンボール』のピッコロのようなニヒルな二枚目、ブルー将軍やホークス・アイなどのオネエ系、『聖闘士星矢』のタナトスのような美形悪役など、高い演技力で何でもこなし代表作多数。
またピッコロを筆頭に、『ONEPIECE』のポートガス・D・エース、『銀河英雄伝説』のオリビエ・ポプラン、『機動警察パトレイバー』の篠原遊馬といった、「主人公の頼れる仲間」というポジションのキャラも非常に多い。
吹き替えは『白バイ野郎ジョン&パンチ』のエリック・エストラーダ、『モンティ・パイソン』のテリー・ギリアムが有名である。
略歴
声優としては1976年の『マグネロボ ガ・キーン』から主人公やメインキャラを演じるようになる。作品のタイトルコールや予告、ナレーターなどもつとめることも多かった、
1981年に演じた『うる星やつら』の諸星あたるは、女性と話すのが苦手な古川本人とは真逆なキャラクターだったが、これが当たり役となり、以降『Theかぼちゃワイン』の青葉春助のような三枚目キャラを多く演じている。
現在は大阪芸術大学教授をつとめ、後進の指導もつとめている。
その他の活動
舞台活動の傍ら、劇作家としていくつか自身で戯曲や脚本を手掛けている。
1978年~1986年にかけ、古谷徹、野島昭生、三ツ矢雄二などの声優仲間で結成したロックバンド「スラップスティック」でギターを担当していた。声優ユニットの元祖とも言える。
栃木県出身であることから「とちぎ未来大使」などもつとめている。
フィギュアコレクター
かなりのフィギュアマニアで、自分の演じたキャラクターや、出演したアニメの関連ロボットのフィギュアを収集することが趣味。コレクション棚はものすごいことになっている。
特にピッコロのフィギュアは、全てのバージョンを入手している。
いわく「カイ・シデンのフィギュア、もっとリリースされても、怒らないがなあ(*^_^*)」
逸話
神谷明とはライバルや宿敵という関係で共演することが多いが、実際に『北斗の拳』『シティーハンター』などの主役オーディションで神谷に続けて敗れたことから、神谷にオーディションで勝つことを目標としていた。
憧れの声優は山田康雄で、芸を盗もうと出演作を録画し研究していた。
実際に『ルパン三世』の『風魔一族の陰謀』でルパンを演じる機会が回ってきたものの、無意識に山田のイメージに引っ張られモノマネに寄ってしまっただけでなく、ファンからの不評を受け、ルパン役は結局この1本だけで山田康雄に戻ることとなった。
主演作品
アニメ
アニメ映画
OVA
立花(ミノタウロスの皿)
ゲーム
ホリ・タイゾウ(ミスタードリラーシリーズ/namco×CAPCOM) | ホリ・アタル(ミスタードリラーシリーズ) | ホリンガーZ(ミスタードリラーシリーズ) ※一部作品 |
ジャン・リー※4まで(DEAD OR ALIVEシリーズ) | 宗嶺厳(魁!!男塾)※PS2版 | 蝙翔鬼(魁!!男塾 〜日本よ、これが男である!〜)※故・戸谷公次の代役。 |
特撮
ワイズマン(仮面ライダーウィザード) | 銀河シロー(Xボンバー) |
ガルヴィディ(劇場版爆竜戦隊アバレンジャー)
ナレーション(特捜戦隊デカレンジャー)