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エレキブルの編集履歴

2022-06-17 09:38:55 バージョン

エレキブル

えれきぶる

エレキブルとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

基礎データ

ずかんNo.466
英語名Electivire
ぶんるいらいでんポケモン
タイプでんき
たかさ1.8m
おもさ138.6kg
とくせいでんきエンジン / やるき(隠れ特性)

進化

年賀状2010

エレキッドエレブー(Lv.30) → エレキブル(「エレキブースター」を持たせて通信交換)


容姿

進化前から比べて、全体的にむっくりとなっており身長は1.6倍ほどだが体重は約4.6倍にもなっている。

それでもある程度進化前の面影を残しているが、1本であった尻尾は長くなり、さらにもう1本増えた上に真っ黒に変化。先端が赤くなった。

進化前のエレブーの鋭かった眼も丸く赤い眼となり、不規則であった縞模様もある程度規則的になったが、エレブーから電極型の触角を受け継いでいる。歯はエレブーにあった肉食獣らしい牙は確認できず、「イー」という大変並びがよろしい歯をむき出しにした表情が特徴的である。


きっと誰もが思ったこと

背中にはコンセント型の模様が確認できるが、エレキッドは差し込めない。


色違いは赤い部分(眼・尾先)が青くなり、黄色い部分が少しだけオレンジ寄りになる。

明確に赤みの強い色違いエレブーと比べる通常色との差異は少ないが、体毛の深みが増して鈍い金色になったようにも見え、渋い見た目になかなかマッチしている。


概要

『ポケットモンスターダイヤモンド・パール』(第4世代)に登場したポケモン。

既存種の新たな進化形の1匹で、エレブーが「エレキブースター」を持って通信交換することで進化する。

名前の由来は『electrical』(英:電気)+ケーブルと思われる。


猿のような顔、狸のような寸胴な体、虎柄模様、蛇の様な尻尾、と構成要素からビジュアルのモチーフはの可能性も考えられる。


ブルが何に由来しているかについてはファンの間でも解釈が非常に分かれている。

  • bull(英:雄牛)
    • 素直にこう解釈する説。確かにツノはあるといえばあるが…どう見ても雄牛要素は無い。
    • そこから要素を見出す説もある。北東(丑寅)は鬼が現れる方角とされており、この方位には虎(のパンツ)と牛(の角)の特徴を持つ鬼が現れるとされていた事から来ている為。ここまで来るとこじつけくさいが…。
  • ブルドーザー
    • 工事現場を連想させるカラーリングとパワータイプの種族値から。

2本の尻尾を相手に押し付け、2万ボルト以上の高圧電流流して相手に攻撃する。

また、ある程度体内に電気が溜まると頭から生えた2本の角の間に放出して、青白い火花を散らす。

発電量は心拍数が上昇すれば上昇する程高まる特性を持っている。


エレキブルの電力は相当なものであり、エレキブル1匹分の電力で大都市の建物全ての電力を1年分賄うことができるという程。エレキブースターを媒体に進化したというだけあり、電気ポケモンの中でも最高ランクに位置する。その為か、鳴き声は電気が弾けるような音と機械が稼働するような音が混じり合ったようなものになっている。さすがはとくせいに『でんきエンジン』を持っているだけのことはある。


ライバルであったブーバーと共に進化したことで、古参のファンを驚かせた。

実は後述するAG編に登場していたり、宣伝用ポスターや各児童誌でも報じられるなどブーバーンより遥かに情報公開が早くブーバーンは『ポケットモンスターダイヤモンド・パール公式ぜんこく図鑑完成ガイド』(メディアファクトリー刊)などの全国図鑑に関する攻略本が発売されてからの公開となった。

この差は一体…(次回作でも相方の公開が遅れたポケモンが出てくるのだが、それはまた別の項目にて)。


プラチナ』においては、ナギサジムジムリーダーデンジの手持ちポケモンとして追加された。その影響からか、pixiv内ではデンジとセットの絵が多く見受けられる。


ゲーム上の特徴

HP攻撃防御特攻特防素早さ
7512367958595

進化したことで大きく「こうげき」が跳ね上がり、禁止伝説を除いてでんきタイプ最強の物理攻撃力を手に入れた。「HP」も「ぼうぎょ」も軒並み上昇した。

その反面「とくこう」や「とくぼう」は据え置きで、「すばやさ」は進化前より下がった。

種族値合計にして540。一般ポケモンとしては最上位クラスに高い数値を誇る。


また攻撃技の縛りが多いでんきタイプの中ではトップクラスの技のレパートリーの持ち主である。クロスチョップ」「じしん」「いわなだれ」「れいとうパンチ」「ほのおのパンチ」「DDラリアットなど、多数の物理技を習得可能(タマゴ技では「アームハンマー」や「ばくれつパンチ」まで覚える)。第4世代まではでんきタイプで唯一「じしん」を覚えるポケモンだった(現在ではマッギョ、アローラゴローニャも可能)。また、第8世代現在でんき単タイプで「じしん」を覚えることができるのはこのポケモンだけである

特殊技も物理型ほどではないとはいえ、「かえんほうしゃ」「きあいだま」「サイコキネシス」「ウェザーボール」とそこそこのレパートリーを持っている。


そして、特性「でんきエンジン」と「じしん」を組み合わせて「でんきタイプキラー」として活躍できる。

例えばギャラドスなどでんきに弱いポケモンを出して、でんき技を読んで後ろからエレキブルを出せばこちらの「すばやさ」が上がった状態で登場できる。

だが最近では「じしん」が効かないでんきタイプも増えてきており、安定しなくなった。でんきを無効にする特性自体も多くのポケモンに配られている。


これだけ聞くと破格の性能に聞こえるが、(エレブーよりは上がったとは言え)HPと防御はゴツい見た目に反して高くなく、素早さも中途半端で技の威力も全体的に乏しい為現実は厳しい。

特に最大の問題点がある。一致物理技の威力が最大90止まり(しかも反動あり)なのだ。

このせいできあいのタスキを持つには反動で噛み合わず、攻撃力アップ系のアイテムやZ技を使うには素早さが微妙なので安定しないという問題に直面する。火力が高いなら多少のデメリットも仕方ないのだが、威力90でこの使い勝手の悪さは厳しいものが有るのが現状。

しかも第4世代ではかみなりパンチ」の75が最大だった(そのせいかアニメでこの技が決め技扱いされる事が多かった)。この為「とくこう」に振って「10まんボルト」を使った方が火力が出るという哀しい事態に見舞われていた。

第5世代からは威力90の「ワイルドボルト」を覚えられる為多少改善されているが、この技も反動がある為安定はしない。反動がない物理電気技が欲しい。「らいげき」とは言わないんで「クロスサンダー」下さい。ほら、ちょうど対になるポケモンも居ることですし・・・。


隠れ特性は「やるき」である。

ねむり状態にならない為、ゲンガーキノガッサなどに対して強くなる。

ただし「すばやさ」を上げる手段を失う他、「ねむる」による回復ができないためそこにだけ注意。

「まひ」については第6世代から効かなくなったので心配しなくてよくなった。

7世代ではターン制限こそあるがカプ・コケコエレキフィールドという火力と対眠り性能において完全上位互換が出た現状、もはや厳しいという領域ですら無い。

その代わり、バーチャルコンソール版からという方法も使えるようになったので、入手難度はかなり下がった。

ちなみに、エレキブル自身はそのカプ・コケコに強く、特性「でんきエンジン」ででんき技を吸収してすばやさ逆転からの「じしん」で倒せるうえに、コケコのエレキフィールドにただ乗りすることもできる。


余談だが、技「ギガインパクト」の登場当時エレキブルと共に公開されていたため、同技が「新しいでんき物理技か!?」と期待されたこともあった(『ポケモンカードゲーム』でも度々結びつけられる組み合わせでもある「DPBP#147」と「SM2p 020/049」のカードがそれ)。

まさか「はかいこうせん」の物理版で、しかも自力で覚える最終技に追加されていただけだったとは誰が予想しただろうか。


アニメでの活躍

シゲルとエレキブル


AG編192話より、シゲルの手持ちとして登場。同話では、バトルフロンティアからマサラタウンに帰ってきていたサトシピカチュウと対決。「まもる」で「ボルテッカー」を無効にし、隙ができたところへ「かみなりパンチ」を叩き込み、フィニッシャーとなった。

この時シゲルのエレキブルが放った「かみなりパンチ」の演出は、『しっぽで地面を叩いて勢いを付け、そのまま殴りかかる』というものだった。

無論、新ポケモンである為にサトシの持っているポケモン図鑑には載っていなかった。

DP編以降も引き続き、シゲルの主戦力として登場している。この為、カメックスブラッキーと並んでシゲルを代表するポケモンに挙げるファンも多い。



バトルスタンバイ!


DP編におけるサトシのライバル・シンジの主力ポケモン(シンジを象徴するポケモンと言ってもいいだろう)。彼の手持ちの中では、エレキッド時から最も多く登場している。同184話にて、エレブーから進化した状態で登場した。

シンオウリーグでは3回戦(VSジュン)と準々決勝(VSサトシ)で活躍。後者ではサトシのゴウカザルとの激しい一騎打ちの末、惜しくも敗れた。

対決の際には無印EDの『タイプ:ワイルド』が流れるという超豪華仕様であり、必見の名勝負となっている。


  • デンジのエレキブル

かがやき しびれさせるスター


DP編でサトシとのジム戦で初登場。ゲーム版と違い、一番手で繰り出される。ドダイトスリーフストームほのおのパンチで防御し、ロッククライムで突っ込んできたところをれいとうパンチで一撃KOさせる等、苦手タイプ対策の技を覚えている。その後のピカチュウ戦では、電気技を喰らった事で特性「でんきエンジン」によりスピードアップ。ピカチュウを苦戦させるが、特性「せいでんき」を浴びて動きが鈍ったところに、アイアンテールを喰らいダウン。

その後新無印編でも再登場。スピンロトムに対してピカチュウが10まんボルトを繰り出そうとしたところで交代させ、「でんきエンジン」を発動。かつてのように、桁違いのパワーとスピードでピカチュウを苦しめたところで一時交代する。その後、お互いに1対1の状況になったところで、再び登場。最後は、ピカチュウの1000まんボルトを全て吸収しようとするも、予想以上の威力に耐え切れず敗北。サトシに、ハイパークラス初の白星をもたらす事となった(ちなみにゲーム本編では、このような事は起こり得ないので注意されたし)。



エレキブル系統は、容姿やカラーリングが野球の某球団を連想させるからか、アニポケでは他に、ナナコモエブルガンなど、大阪弁で話すキャラクターが使用する傾向がある。


ポケモンバトルレボリューション

本作においても参戦している他、クリスタルコロシアムのリーダーであるボルド(ボルトではない)はエレキブルをモチーフにした衣装に身を包んでいる。


ポケダンでのエレキブル

探検』シリーズではギルドの店で「れんけつてん」を営んでいる。

そのポケモンが覚えられる技を思い出せるほか、今覚えている技を連結技にすることも可能。


またゼロのしま各所やうんめいのとうにおいては序盤に登場。能力値は高めだがあまり危険な技は持っておらず、むしろ経験値がおいしいボーナスキャラとなっている。


ポケモンGOでのエレキブル

2018年11月15日、満を持して実装された。

エレブーからの進化方法は「アメ100個+『シンオウのいし』」というもの。

シンオウのいしは現在のところフィールドリサーチの「大発見」や、GOバトルリーグの報酬など入手方法が限られるレアアイテム。シンオウのいしは他の多くのポケモンの進化に必要となるため使用は慎重に。


性能はというと、非伝説ながらCP3000越えという高スペック。

さらに、極めつけはその火力で、何とこうげきの値がライコウを上回り、でんきタイプ中現在3位(1位はボルトロス、2位はサンダー)という凄まじい状態。

加えて技も優秀で、ダメージ効率が最も良いでんきショック」「ワイルドボルト」のコンボを揃えられる。本作には物理と特殊の区別がないため、気兼ねすることなく使用できる。ただし、トレーナーバトルでは原作の仕様を反映してか、使用後に防御が2段階低下する仕様になっているので乱用は禁物。トレーナーバトルでは小出しにしやすい「かみなりパンチ」を覚えさせておいた方が相手にも揺さぶりをかけやすく、立ち回りが安定しやすい。

難点はゲージ技がでんき技しかなかったために、苦手なじめん・くさタイプへの対抗策に乏しいことであったが、後にサブ技として「れいとうパンチ」や「かえんほうしゃ」(コミュニティ・デイ限定技)を習得できるようになり、これらのタイプにもある程度対抗することが可能になった。とはいえ、エレキブルの素の耐久は低めなので、やはりこれだけでじめん・くさタイプを倒すのは厳しい。どちらかといえば、「かみなりパンチ」と一緒に覚えさせてフェイントとして繰り出し、相手のシールドを消費させるのが主な役目となる。


耐久が低めなのはご愛敬だが、それを差し引いてもかなりの高性能なので、特にライコウやサンダーを持っていない人は是非手に入れたい1匹といえる。


関連イラスト

エレキブルデンジとエレキブル


関連タグ

ポケモン一覧 でんきタイプ 通信進化

エレキング:ボツになったとされるエレブーの進化系。名前の由来はもちろんこいつだろう。


第4世代追加進化

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