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デリバードの編集履歴

2023-03-11 23:21:43 バージョン

デリバード

でりばーど

『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモン(キャラクター)の一種。

基礎データ

全国図鑑No.0225
ジョウト図鑑No.190
ホウエン図鑑No.364
英語名Delibird
ぶんるいはこびやポケモン
タイプこおり / ひこう
たかさ0.9m
おもさ16.0kg
とくせいやるき / はりきり / ふみん隠れ特性

概要

『ポケットモンスター金・銀』(第2世代)で初登場したポケモン

名前の由来は恐らく「デリ(デリバリー<delivery>:英語で〔物などの〕配送、配達、配信)+バード(<bird>:英語で)」。


タイプはこおりとひこうの複合だが、「ペンギンが空を飛べるのか?」という野暮な突っ込みをしてはいけない。


ペンギンをモチーフにしたポケモンで、直接的なモデルになったペンギンはイワトビペンギンだと思われる。

また、赤と白の体色や袋状の尻尾からして、サンタクロースがモチーフに取り入れられているのは間違いないだろう。その関係でクリスマスシーズンにはトナカイがモチーフのオドシシとコンビで描かれる事も多い。

ちなみに袋のような尻尾は常に片手で掴んでいるので分かりにくいが、広げると長い帯状である。イラストを描く際は留意しておきたい。


1日中ずっとエサを探しており、袋状のしっぽの中にエサを隠している。山で遭難した人に対してエサを分け与えるという献身的な習性があり、デリバードのエサのおかげで助かったという話もある。この尻尾が大きければ大きいほど群れの中で一番偉いらしい。


中にはエサをくれたおかげでエベレストを登りきることが出来たという話もある。「ポケモンの世界にエベレストがあるのか?」という野暮な突っ込みを(以下略)。ちなみに、デリバードは雑食なので、むしポケモンをプレゼントされる事も。


モチーフ・タイプともに「冬」のイメージの強いポケモンであるが、南国が舞台の『サン・ムーン』にも普通に登場しているので、特に暑さに弱いわけではなさそうである。図鑑説明によると本来は寒い土地を好むが、アローラ地方のデリバードはある程度の暑さにも耐えられる模様。

なお、同バージョンのきのみ畑にいる個体に話しかけると「ぐっぬー!」という妙に力んだ鳴き声を発する。


ちなみにタマゴグループは「りくじょう / すいちゅう1」である。意外にも「ひこう」は入っていない。当百科では見た目上「鳥ポケモン」という分類に収めているが、タマゴグループを見る限り鳥ポケモンではないということになる。


まぁ「すいちゅう」が入っていないみずタイプ「ようせい」が入っていないフェアリータイプもいるので別におかしいことではないのだが。ちなみに、同じペンギンモチーフのエンペルト系統とはタマゴグループが全く同じ。


ゲームにおける特徴

種族値HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
デリバード455545654575330
はりきり4510845654575383

※攻撃の個体値v、252振りで換算

自力習得技はデリバードの代名詞である「プレゼント」と、『サン・ムーン』から追加された「ドリルくちばしのみ

悲しいほどに種族値が低く、ラブカスと並びあらゆる最終進化系の中で合計種族値がワースト5位。しかも、4位以下のポケモンたちは強い個性を持っているため、実質最下位と言っても過言ではない。


おまけに出現率や捕獲率が地味に低く、図鑑のコンプリートを目指す際に手間……と、様々な方面でネタ要素の強いポケモン。そんな境遇から、対戦方面では長らく不遇ポケモンの筆頭格という不名誉な扱いを受けてきた。


技も第4世代で「れいとうパンチ」を得るまでは主力のタイプ一致技が「つばめがえし」程度という有様であったが、世代を追う毎にこの問題点は改善され、独特な習得技を増やし続けている。

現在は自力習得技こそ貧弱だが多芸であり、「カウンター」+「こおりのつぶて」、「こごえるかぜ」+「みちづれ」、「オーロラベール」+「おきみやげ」といった有用なコンボが使えるため、意表をつくこともできる。

ねこだまし」を覚える唯一の飛行タイプという個性もあるので、豊富な変化技も含めてダブルバトルには独自の適性を持つ。


特性の「はりきり」は悲惨な火力を大きく底上げし、Zワザダイマックスとの相性も良好。特にダイマックスは強力なダイジェットをタイプ一致で撃てるのが非常に大きく、不遇卒業の主たる要因となった。

が、それでも純粋なアタッカーとしては低過ぎる耐久と半端な素早さがネック。似た運用のアタッカーにも火力・耐久共に劣るので、基本的に「やるき」が採用され、搦め手で相手を倒す型で運用することになる。


鎧の孤島ではトリプルアクセルダブルウイングを習得。これにより氷技の威力が大幅に上昇したが、はりきりだと3回当たる確率が約37%と一撃に匹敵する低命中となってしまう。じゅうりょくと組み合わせるのもいいかもしれない。


第5世代では隠れ特性の「ふみん」が追加されたが、なんとこれが通常特性の「やるき」の下位互換であった。当然ながら現時点では採用価値は無い。本来は救済要素となるハズの隠れ特性をふいにされたポケモンは、他にそうそういないだろう。


マックスレイドバトルにおいて

ソード・シールド』のマックスレイドバトルに出現する個体は、サンタというイメージに合わせてか、倒すと他のポケモンより多めに「けいけんアメ」や換金アイテムが貰える。クリスマスには毎回ピックアップされ、この期間中はアメを大量獲得できる。さらに、冠の雪原で太い光を出してデリバードを倒すと、アメ各種5つ、低確率できんのおうかんやドリームボール(3%だとされている)をドロップできる。当然ながら、こいつらに狩られまくっているのは言うまでもないであろう


なお、2019年と2020年の年末にそれぞれピックアップの対象になっているが、遭遇率が上がるためなのか、さすがにこの時はぎんのおうかんやドリボのようなレアアイテムは報酬に並ばなかった。残念。


使用トレーナー

ゲーム版

※1:ポケモンスタジアム金銀

※2:『ポケモンマスターズ』でのマジコスメイ(シーズン19)のバディ


アニメ版


漫画版


番外作品

ポケモンGO

Present for you

  • 2017年2月に第2世代のポケモンが実装されたが、この時はドーブル共々未実装であり、ゲーム内に登場したのはそれから10ヶ月以上が経った12月22日になってからであった(恐らくモチーフの1つであるサンタクロースにちなんでこの時期に登場したものと思われる)。
  • 実装が遅れた経緯については、Nianticのジョン・ハンケCEOが以前コメントを発表しており、「専用ワザの“プレゼント”の特性をどうゲームに落とし込むかに苦労した」とのこと(要するに、かつてのメタモンと同じ事情である)。ちなみに、相方のドーブルの実装が遅れているのも同様の理由からだったらしい。
  • 通常技は半固有技(特定のイベントに登場するピカチュウも覚えている)である「プレゼント」で固定されており、ゲージ技で「こごえるかぜ」「れいとうパンチ」「つばめがえし」のどれか1つを覚えている。
  • いずれもそこまで威力の高い技ではなく、はっきり言って戦闘面では全くと言っていいほど使い物にならない(これら3つの技は全て1/3ゲージ技なので、ささやかながらジム戦やトレーナーバトルで抵抗ができるかどうかといったところ)。
  • デリバードの真価は別にあり、捕まえると、通常よりも多くほしのすなが貰えるというものである(ボーナスとして250個もらえる)。ほしのすなはポケモンの育成に不可欠なアイテムであり、何かと枯渇しやすいアイテムなのでこの点は地味にありがたい。
  • その代償なのか、このデリバード、非常に捕獲するのが困難という厄介な特性を持っている。どれくらいかというと、CP値が300を超えたあたりから「スーパーボール」単体での捕獲が非常に困難になる。「ハイパーボール」とズリのみを併用してようやく……といったところ(元々原作でも非常に捕まりにくいので要するに原作再現なのかもしれないが)。
  • 恐らくそう安易に「ほしのすな」を稼げないようにするための措置なのだろうが、あまりにデリバードを捕まえるのに固執しすぎていると、こちらのアイテムが枯渇しかねないので、そのあたりには十分注意すること。
  • だが、2018年以降は年末の特定の期間に星の砂の獲得量を増やす措置が取られたため、残念ながら現在はデリバードを捕まえても星の砂を多くもらうことはできなかった。その代わりと言っては難だが色違いが実装されている
  • また、2019年にはシャドウポケモンおよびライトポケモンが実装され、期間限定でGOロケット団したっぱの手持ちとしても登場した。
  • 2021年にはフィールドリサーチの報酬としても入手ができるようになった。そのためか野生での出現率はかなり下げられている(年末年始イベントの際には再びアップしているが、こちらはリボンを付けた特別仕様で、通常の個体ではない点には注意)。また、ゲット時に取得できるほしのすなの量が500にアップしている。
  • なお、イベント以外の期間は全世界から姿を消している。恐らく、年末年始イベント限定のポケモンという扱いになっているのだろう。捕まえ損ねてしまうとまた1年待たねばならないので、図鑑の穴埋めをしたいのであればイベント開催中に確実に捕まえておきたいところ。

ポケモン不思議のダンジョン

みんなのトラウマの1つ。

赤・青の救助隊』では何を間違ったのか「プレゼント」の効果が「相手を40回復するか、40・80・120の固定ダメージを与える」という「マグニチュード」も真っ青の最大ダメージで多くの救助隊を危機に追いやってきた。

探検』では75に下がったがそれでも強力なことに変わりはない。

ポケモン超不思議のダンジョン』以降はここまでの固定ダメージではなくなったが、代わりにダンジョン内の敵が傷つくとどこからともなくやってきてHPを回復させるようになった。

特性「はりきり」の個体は物理技のダメージも強烈。命中不安定だが当たれば大ダメージ必至。


アニメ版

  • ロケット団のポケモン
    • ……といっても、ムサシ達の手持ちではなく、むしろムサシ達への借金取りとしてやってくるのが役目である(ただし、DP編ではその様な描写は無くなり、宅配便や連絡係としての色合いが濃くなった)。
    • 意外にも、その実力はロケット団のポケモンの中ではかなり強い部類であり、ムサシ達のポケモンは勿論、サトシゴマゾウ瞬殺したり、ピカチュウをあと一歩まで追い詰めたほど(もっとも、ゴマゾウについてはデリバードの登場回の1話前で孵化したばかりであり、ドンファンに進化した現在であればどうなるかはわからない。ピカチュウについては止めの筈の「プレゼント」がよりによって相手を回復させてしまったため、形勢逆転されてしまったのが敗因である)。

「最終章・めざポケ」第9話で再登場した際、コジロウの台詞から「デリー」というNNがついていることが判明した。


  • OVA『ピチューとピカチュウのふゆやすみ2001』
    • ワニノコにみずでっぽうをぶつけられる・ニャースにぶつかる・エアームドにふきとばしをされてプレゼントを町中に落とすと散々な目にあっていた。

その他


漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

第3章の黒幕であるヤナギ仮面の男として活動する時のメインポケモンであり、ウリムーと双璧を成す主力の一体。

作中では、

  • 自分の腕を凍り付かせて鋭いナイフに変える。
  • 無数のギャラドスに囲まれて破壊光線の集中砲火を放たれた状態から湖ごと全てを凍結させて全滅させる
  • 相性最悪のホウオウを相手にトレーナーからの遠隔指示のみで無傷の勝利を収める。

……等、その恐るべき実力を披露した。唯一の敗北はゴールドのニョたろうのほろびのうたで相打ちに持ち込まれた時のみ。

以上の様に、デリバードはゲームではあまり際立ったところが見当たらないのだが、それ以外ではなぜか悪の組織のポケモンとして登場しやすいようである。


余談

パルデア地方には「デリバードポーチ」というショップがある。

店名の通りデリバードがマスコットキャラクターで、ハチマキを巻いたデリバードのイラストが描かれている広告も見受けられる。

外観からするに恐らく元ネタは某・激安の殿堂

つまりデリバードはパルデア地方におけるドンペンとも言える。


関連イラスト

はりきり!折り紙デリバード


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン GSC HGSS

ポケモン一覧 こおりタイプ ひこうタイプ

鳥ポケモン サンタクロース

テツノツツミ(SVネタバレ注意)


0224.オクタン0225.デリバード→0226.マンタイン


ペンギン系ポケモン

ポッチャマ / ポッタイシ / エンペルト

コオリッポ


同複合タイプ

フリーザー

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