ドデカバシ
どでかばし
基礎データ
全国図鑑 | No.0733 |
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アローラ図鑑 | No.012 |
ブルーベリー図鑑 | No.049 |
ローマ字表記 | Dodekabashi |
分類 | おおづつポケモン |
タイプ | ノーマル/ひこう |
高さ | 1.1m |
重さ | 26.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | するどいめ/スキルリンク/ちからずく(隠れ特性) |
タマゴグループ | ひこう |
各言語版での名称
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ドデカバシ | どでかい+クチバシ+オオハシ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Toucannon | Toucan(オオハシ)+cannon(大砲) |
ドイツ語 | Tukanon | Tukan(オオハシ)+Kanone(大砲) |
フランス語 | Bazoucan | Bazooca(バズーカ)+Toucan(オオハシ) |
韓国語 | 왕큰부리 | 왕(wang、王)+큰부리새(keunburisae、オオハシ科) |
中国語(簡体字) | 铳嘴大鸟 | 铳(chòng、銃)+大(dà)+巨嘴鸟(jùzuǐniǎo、オオハシ) |
中国語(繁体字) | 銃嘴大鳥 | 銃(chòng、銃)+大(dà)+巨嘴鳥(jùzuǐniǎo、オオハシ) |
ロシア語 | Туканнон | 英語名の音写 |
タイ語 | โดเดคาบาชิ | 日本語名の音写 |
概要
第7世代『サン・ムーン』における所謂序盤鳥・ツツケラの最終進化形。
後述の特性『スキルリンク』から、『16連射』で有名な高橋名人にも掛けている……かもしれない(実際にUMの図鑑説明ではツツケラが嘴を突き出す速度は秒間16連打とされている)。
湾曲した巨大な虹色のクチバシが特徴的だが、戦闘時はこれを真っ赤に発熱させる。その最高温度は100度を優に超え、突かれるだけで大火傷するほど。温度調節も可能なようで、アニメではクチバシを使ってタマゴを温めていた。番はこの特性を活かして互いを温めあうので仲良しのシンボルとされている。
ちなみに通常個体は暖色のグラデーションになっている一方、色違いのクチバシは寒色のグラデーションという毒々しいカラーリングになっている。
また、進化前がどちらもぱっちりとした可愛い目付きだったのに対し、急にジトっとした感じの険しい目付きになる。クチバシがデカすぎて、前が見えにくいのだろうか……
進化前の種を飛ばす習性も健在であり、体内ガスをクチバシで爆発させながら種を飛ばすことで大岩をも粉砕する。「おおづつ(大筒)」ポケモンという分類や、英名の"Toucannon"の名に相応しい威力を有している。
また、途中で折れた形状をしている尾羽は種を飛ばす際に反動で体が倒れないよう、支柱のような役目を果たしている。
キツツキ要素が強かった進化前に対し、こちらはモチーフがオオハシ(カラーリングはおそらくオニオオハシ)であり、今までの序盤鳥に比べ、進化前とのギャップが激しい。一応、オオハシはキツツキ目キツツキ亜目の鳥類なので、順当な進化と捉えることも出来る。
モデルとなったオニオオハシは、『胡椒しか食べないせいで異常なほど体温が高い』という迷信が発見当初囁かれていた。結局その話はデマだったが、クチバシを使って体内の熱を放熱するという話は近年の研究で分かった事実であるので、これらの話を組み合わせて上記の生態を設定したと思われる。
クチバシは武器以外にもコミュニケーションツールとしても使用されており、叩いた回数や強さで気持ちを伝えるという。
ちなみに、番の仲が非常に良いポケモンとして有名であり、結婚式の際には縁起を担いで連れてこられるという。文字通り祝砲を放つとでも言うのであろうか?
ゲームでの特徴
SM・USUM
- シナリオ攻略においては非常に頼りになるポケモンである。後述の通り元々の性能自体が高い上、(進化前のツツケラが)ノーマルタイプの試練前にかくとう技を習得する、くさタイプの試練前にひこうタイプの大技を習得できるなどシナリオの内容にシナジーのある技を多く持つ。
- ライドポケモンの登場により秘伝技が不要となったためそらをとぶ要員を連れる必要はなくなったが、それでも育てておけば大活躍してくれるだろう。
- 因みに、ひこうタイプのZ技「ファイナルダイブクラッシュ」を使用する際、他の鳥ポケモンと異なり指示待ちの体勢が地に足をつけている関係でその指示待ちと同じ体勢で上空まで飛んだ後、その体勢のまま急降下するというシュールな光景が見られる。
剣盾 / LEGENDSアルセウス
- 未登場。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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ドデカバシ | 80 | 120 | 75 | 75 | 75 | 60 | 485 |
ケララッパ | 55 | 85 | 50 | 40 | 50 | 75 | 355 |
- 過去の二進化する序盤鳥達とは違い、この種族は唯一最終進化形への必要レベルが30に満たない。能力は全体的にHPと攻撃面が大きく上昇。特に攻撃はムクホークと並び序盤鳥1位タイという高さを誇る。
- 一方、巨大なクチバシやずんぐりした体型から想像出来るように、素早さは大幅に下がってしまった。その素早さは、進化すると素早さが下がってしまう先輩鳥より遅く、序盤鳥の最終進化形ではワーストを記録してしまっている。
- とはいえ、「アクロバット」は習得できる。
- 進化と同時に覚える専用技「くちばしキャノン」は、必ず後攻になる(優先度-3)反面、威力・命中共に100という優秀な技。誤解されがちだが、2ターンの溜め技ではない。どちらかというと「きあいパンチ」や「あてみなげ」のそれに近い。しかし、実際の効果は上記二つの効果とは全く異なる。
- まず、ターンの始めに(受けている麻痺・混乱等による行動判定の有無を問わず)クチバシを加熱させて発射体勢に移る(優先度+6)。
- その後、(優先度-3以上の)攻撃が全て終わってから弾を発射する。また、加熱状態の時に直接攻撃してきた相手をやけど状態にする
……という、かなり複雑な効果を持つ。
- 元々素早さが遅いので後攻でも気にならないが、どうしても気になる場合は「ドリルくちばし」や、タマゴ技で覚えられる「ブレイブバード」を使うと良い。威力自体は「ブレイブバード」より下なので、相手の直接攻撃を牽制するのが主な使い方となる。
- 注意点として、『弾を発射する』技なので、特性「ぼうだん」を持つポケモンにはダメージを与えられない。ブリガロンやジャラランガを相手にするときは気を付けよう。ただしそれでもやけどにさせる効果は打ち消されないので、無駄撃ちに終わることは少ない。
- 次に、特性「スキルリンク」で察することも出来ると思うが、「タネマシンガン」「ロックブラスト」等の連続攻撃技も覚える。ただしパルシェン・チラチーノ・メガヘラクロスといった先輩達に比べると、技のレパートリーは少なめ。
- また、クチバシが発熱するという特徴に因んで、ほのおタイプの「ニトロチャージ」「ねっぷう」「オーバーヒート」を覚えられる。ドデカバシの特攻はそれなりにあるので、防御の高いはがねタイプへのメタとして刺さる。他にも「かわらわり」・「はたきおとす」・「ダストシュート」等、様々なタイプの技を覚えられるので、Zワザを用いれば特定のタイプに一矢報いることも可能。ちゃっかり特殊ノーマルの大技「ばくおんぱ」を覚えられたりもする。
- 隠れ特性は「ちからずく」なのだが、適用される技でめぼしいものは「ダストシュート」と「ねっぷう」くらい。「ニトロチャージ」を使ってもすばやさが上がらなくなってしまう。
番外作品
ポケモンマスターズ
カヒリ&ドデカバシ
初期から実装されている、ひこうタイプのアタッカー
☆4バディーズとしてはこうげきのステータスが頭抜けて高く、その数値はのびしろを入れずともフェス限定バディーズN&ゼクロム(こうげき403)をも上回る437。
トレーナーわざ「勝利の風が吹く」は、自分に次回急所状態とこらえる状態を同時に付与する優秀な効果を持つ。バディーズわざの直前に使えば確定急所のバディーズわざが放てる上に、相手の攻撃で致命的なダメージを負っても2回分は行動が保証されるのである。
しかし、問題なのは技構成。威力24と低威力な「つつく」と溜め技故にバディーズわざカウント(BC)を進める上でロスになる上、「そらをとぶ」や「ゴーストダイブ」のように相手の攻撃をかわすこともできない「くちばしキャノン」では高いステータスが活かしづらく、結果としてかなり使いにくくなってしまっている。
2022年4月にバディーズ技強化パネル4枚(威力+100)に加え「攻撃↑分B技威力上昇」をもらった事で大幅に強化された。マジコスヒビキ&ルギアとサポーターに全体ACアップを持つバディーズで編成するのがオススメか。
技
つつく | 追加効果なし |
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プラスパワー | 自分の攻撃を2段階あげる |
くちばしキャノン | 発動待機状態になり、他の行動ができない。この技を再度つかうと発動待機状態を解除して攻撃する。発動待機状態のあいだに技で攻撃を受けると発動待機状態を解除して攻撃する。発動待機状態のあいだに物理技で攻撃した相手をやけど状態にする。 |
勝利の風が吹く | 自分を次回急所状態+こらえる状態にする |
バディーズ技
勝利の風が吹くファイナルダイブクラッシュ |
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追加効果なし |
パッシブスキル
必中化 | 技が必ず命中する |
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Newポケモンスナップ
- ジャングルとリバーに出現。
リクエスト「巨木に暮らすポケモン」はジャングル(夜)にて、ルート分岐が終わって、木の枝を渡っている最中に左にいるドデカバシの横にあるクリスタルフラワーをイルミナオーブで狙ってドデカバシを起こして、もう一度クリスタルフラワーにイルミナオーブを当て、飛んだドデカバシを撮影すると達成する。
ポケモンカフェミックス
イベント限定とはいえスタッフとして迎えることが出来る。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 野生のドデカバシ
- CV:石塚運昇 「カバシィ……」
- ゲームでは前情報がなかったポケモンにもかかわらず、4話というかなり早い段階でモクローの育ての親というそこそこ重要なポジションで登場する。
- ドデカバシが孵したタマゴから生まれたツツケラたちの中になぜかモクローが紛れ込んでおり、そのまま一緒に育てられた。後にサトシのことを気に入ったモクローの気持ちを汲み取り、彼と共に旅に出るよう促し見送った。
- その後の出番はないと思われていたが、第18話でアローラシチューに必要な「やまぶきのみつ」を探すマオのため、ぱちぱちスタイルのオドリドリがどこにいるかモクローが里帰りして訪ねる場面で再登場を果たしている。
- 更に、アローラリーグにてハウのジュナイパーと戦う事を決めていたモクローの応援にケララッパやツツケラ達と一緒に駆け付ける。ジュナイパーの対策の為に特訓していたモクローに「フェザーダンス」を見せ、特訓に付き合う。更にケララッパ達に持ってこさせたジュナイパーを模した外套(ハウ曰く「マント」)をプレゼントしている。
- 中の人の妙にシブい声も相まって、このドデカバシの鳴き声が軽く中毒症状になっている人も多いとか。2018年8月に石塚氏が死去した為現在ではもう聞くことができないのが惜しいところ。なお、アローラリーグ前の特訓の回に氏は既に亡くなっていたのだが、録り貯めていた氏の音声を再生する形でドデカバシの鳴き声が出され、ファンの歓喜と涙を誘った。同様の措置は『ミュウツーの逆襲evolution』でも行われている。
- カヒリのカツオ
- 新無印133話
- 「さいはてのことう」にいる野生のポケモンで登場。
余談
珍事件
- 『読売KODOMO新聞』に連載されている『ポケモンと覚えよう!たのしい方言』の197回目にて、その事件は起こった。中部地方では何かが熱くなった様を『〇〇〇〇』というのだが、よりにもよってこの回で紹介されたのが、ドデカバシだったのだ。
- 例文も『ドデカバシは敵と戦い始めるとクチバシが〇〇〇〇(自主規制)になるぞ』というトチ狂ったものになっている。この方言を知らなかったポケモントレーナーの諸兄は、物凄くシュールな光景を想像した事だろう。ただし、アレと中部地方で熱くなる様を指す方言はアクセントが違うので現地の人は間違える事がないらしい。
- そもそもな話、ドデカバシというポケモンが名前がドデカいという単語が入っていたり、嘴を熱くしてタネマシンガンを放つという生態を持つポケモンであった為、確信犯じゃないかという声もあったりする。
関連タグ
0732.ケララッパ→0733.ドデカバシ→0734.ヤングース
序盤鳥・最終進化
第1世代 | ピジョット |
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第2世代 | ヨルノズク |
第3世代 | オオスバメ |
第4世代 | ムクホーク |
第5世代 | ケンホロウ(オス / メス) |
第6世代 | ファイアロー |
第7世代 | ドデカバシ |
第8世代 | アーマーガア |
第9世代 | タイカイデン or カラミンゴ |
同複合タイプ
第1世代 | ポッポ / ピジョン / ピジョット オニスズメ / オニドリル カモネギ ドードー / ドードリオ |
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第2世代 | ホーホー/ヨルノズク |
第3世代 | スバメ/オオスバメ チルット |
第4世代 | ムックル / ムクバード / ムクホーク ペラップ |
第5世代 | マメパト/ハトーボー/ケンホロウ ワシボン/ウォーグル |
第6世代 | ヤヤコマ |
第9世代 | イキリンコ |
他関連ポケモン等
- アマカジ:丸呑みしてしまう。