※シリーズ全体の概要については『ファミスタ』を参照。
ここでは、1986年に発売された第1作目を中心に記述する。
概要
「ファミスタ」発売以前の家庭用野球ゲームは任天堂の「ベースボール」(1983年)がほぼ唯一の存在だった。
しかし、「ベースボール」はファミコン黎明期の作品故に荒削りな点も多かった。
そんな中で現れた「ファミスタ」は、選手の個性化・守備の操作、代打やリリーフの導入、盗塁の駆け引きといった「ベースボール」の不満点を悉く解消する完成度の高さで100万本を売り上げた。
その完成度の高さから、後発の野球ゲームの殆どは「ファミスタ」をベースに作られていくこととなる。
登場チーム
現実とは違い、以下の1リーグ10球団制である。
なお、モデルの球団名は1986年当時に準じる。
選手名はひらがな4文字までで、濁点と半濁点も1文字としてカウントされる。
Gチーム(ガイアンツ)
モデルは読売ジャイアンツ。
スタメン
代打
投手
※1:姓の読みと守備位置が同じ河埜和正はこの年まで現役だった。
※2:発売当時、王は監督だった。(1980年引退)
Tチーム(タイタンズ)
モデルは阪神タイガース。
『ファミスタ'92』では「ダイナマイツ」(Dy)としてほぼ同じメンバーが登場している。
スタメン
代打
投手
Dチーム(ドラサンズ)
モデルは中日ドラゴンズ。
スタメン
代打
投手
Cチーム(カーズ)
モデルは広島東洋カープ。
スタメン
代打
投手
Sチーム(スパローズ)
モデルはヤクルトスワローズ。
スタメン
代打
投手
※安田は発売当時一軍投手コーチだった。(1981年引退)
Wチーム(ホイールズ)
モデルは横浜大洋ホエールズ。
スタメン
代打
投手
Lチーム(ライオネルズ)
モデルは西武ライオンズ。
スタメン
代打
投手
Fチーム(フーズフーズ)
モデルは日本ハムファイターズとロッテオリオンズ。
モデル選手の(日)は日本ハム、(ロ)はロッテを表す。
スタメン
打順 | 名前 | モデル選手 |
---|---|---|
1番 | にしむら | 西村徳文(ロ) |
2番 | しまだ | 島田誠(日) |
3番 | おちあい | 落合博満(ロ) |
4番 | りい | レロン・リー(ロ) |
5番 | ぱとな | パトリック・パットナム(日) |
6番 | ふるや | 古谷英夫(日) |
7番 | たむら | 田村藤夫(日) |
8番 | たかしろ | 高代延博(日) |
代打
投手
※横田慎太郎の父
Rチーム(レールウェイズ)
モデル選手の(急)は阪急、(南)は南海、(近)は近鉄を表す。
スタメン
打順 | 名前 | モデル選手 |
---|---|---|
1番 | おおいし | 大石大二郎(近) |
2番 | まつなか | 松永浩美(急) |
3番 | でひす | リチャード・デービス(近) |
4番 | ぶうま | ブーマー・ウェルズ(急) |
5番 | みのだ | 簑田浩二(急) |
6番 | やまもと | 山本和範(南) |
7番 | むらかみ | 村上隆行(近) |
8番 | なしだ | 梨田昌孝(近) |
代打
投手
Nチーム(ナムコスターズ)
ナムコのキャラクターだけで構成されたオリジナルチーム。
スタメン
代打
投手
その他
1作目と87年版はNPBの許諾がないにもかかわらず実名(4文字まで)だったが、88年版から「ファミスタ’91」までは変名になった。
その後、1992年にスーパーファミコンで発売された「スーパーファミスタ」でNPBから正式に許諾が下りたため、以降は実名で収録されている。