概要
機動兵器のうち、スーパーロボットに分類される人型機動兵器に与えられる名称。略称は特機。モビルスーツやパーソナルトルーパーなどの一般的な人型機動兵器であるリアルロボットと違い、大半がワンオフモデルでサイズが40m以上の大型かつ装甲が頑丈で、強力な特殊エネルギーを動力源として採用して単機で戦局を大きく変えられるほどの絶大な攻撃力を実現しているのが特徴である。
性能に強い癖があり、乗り手を選ぶものが多く、限られた人物にしか操縦できない特機も存在する。
版権作品の多くは日本を舞台としているため、開発地は日本であることが多い。
大半は40m以上のワンオフモデルであるが全て40m以上のワンオフモデルというわけでわなく、ガンダムと同じ18mの全高を持つマジンガーZや、10mの全高を持つ小型の特機である鋼鉄ジーグも存在し、量産された特機としては量産型グレートマジンガーや量産型ゲッタードラゴン、ゲッターD2、量産型グルンガスト弐式、ヴァルシオン、ヴァルシオン改、ヴァルシオン改・タイプCFが存在する。
OGシリーズでは地球連邦軍のノーマン・スレイ少将が立ち上げた地球圏防衛計画の一環として立ち上げられた兵器開発構想「特機構想」が立てられた。パーソナルトルーパーやアーマードモジュールでは太刀打ちできない敵に対抗するためにグルンガストシリーズがテスラ・ライヒ研究所で開発され、後にディバイン・クルセイダーズでダイナミック・ゼネラル・ガーディアンが開発された。コロニー防衛用大型機動兵器であったジガンスクードも特機として改修され、後にジガンスクード・ドゥロとして改修された。
スーパーロボット大戦SC2では特機の製造と保有、運用を制限する「特殊機動兵器制限法案」(特機法)が存在しており、特機の製造や保有、運用には申告が必要となっている。違反した場合は厳罰に処せられ、機体の爆破と所属組織の解体命令が下される。
特殊人型機動兵器やその略称である特機はスーパーロボット大戦αにて冬月コウゾウがロンド・ベルを「特機の混成部隊」と発言したのが始まりであり、第3次スーパーロボット大戦αではアスラン・ザラがガオファイガーを見て「新型の特機か…!」と発言する場面が存在する。
SC2では特殊機動兵器と呼ばれている。