基礎データ
全国図鑑 | No.0701 |
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コーストカロス図鑑 | No.089 |
アローラ図鑑(USUM) | No.096 |
パルデア図鑑 | No.301 |
ぶんるい | レスリングポケモン |
タイプ | かくとう / ひこう |
たかさ | 0.8m |
おもさ | 21.5kg |
とくせい | じゅうなん/かるわざ/かたやぶり(隠れ特性) |
他言語版の名称
英語 | Hawlucha |
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イタリア語 | Hawlucha |
スペイン語 | Hawlucha |
フランス語 | Brutalibré |
ドイツ語 | Resladero |
概要
「ポケットモンスターX・Y」で初登場したポケモン。
ルチャ・リブレに由来するものと思われる名前と風貌を持つ。
何気に明確なプロレスラーモチーフのポケモンは初である。
ひこうタイプを併せ持つ事から名前の由来はルチャ・リブレにvulture(英語でハゲタカもしくはハゲワシ)を掛けたものと思われる。同じvultureを語源とするバルジーナに比べてハゲ要素は薄めでコンドルの要素が強い。(主にトキイロコンドルなどに近い。)
ただし羽の色はグアテマラの国鳥であるケツァールに酷似している。
色違いは紫と赤を基調としたどぎつい色彩。そのため、SVなどのフィールド画面の時点でシンボルから通常色か色違いかが分かるソフトでは狙ってなくても色違いを引き当てることが多い。
かくとうタイプとひこうタイプを併せ持つ新しい複合タイプのポケモンである。9世代で同タイプかつ鳥ポケモンの後輩が登場した。
体格は小柄だが、カイリキーやハリテヤマなどと互角に戦うため、見た目の割にはテクニシャンのようだ(実際のプロレスも総合格闘技や相撲等との他流試合や選手の相互参加がある)。
主に防ぐのが難しい空中からの攻撃を得意とする。
実際に対戦でも、格闘技半減かつ岩も等倍な飛行タイプなので格闘相手には強く出られる。
「いわくだき」や「そらをとぶ」といった秘伝技を多く覚える為、ストーリーでは結構役に立てる。
待機モーションで空を飛んでいないためか、ひこうタイプでありながらスカイバトルに参加できない。
なお、タマゴグループは「ひとがた」のみ。
群れを作らず静かに暮らすが、集団で(キレて)騒いでいるオコリザルを天敵にしており、いつも争いになるとの事。
モモンガのようにくっついた鳥の翼とレスラーのような顔が特徴。
その容姿からジュウシマツ住職に見える人もいるとか。
USUMにおけるゲーム内交換で序盤に手に入る個体は加入時期を考えれば異例で終盤まで通用する種族値、技範囲、自力技やマシン技の優秀さ、他人産でありレベルアップが早い事などから、多くのプレイヤー達から多分な畏怖を込めて「オーガー様」(NNに由来する)と敬称されている。RTAでも鉄板の攻略チャートとなっている。
SVにおいても団ラッシュやライム戦の数合わせとしてカラミンゴチャートに組み込まれる。
対戦
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
78 | 92 | 75 | 74 | 63 | 118 | 500 |
素早さが一際高く、こだわりスカーフバンギラスをピッタリ上回れる118。
一般戦使用可能格闘ポケモンの最速値を10も更新した。禁止級やメガシンカを除けば格闘最速。
特性「かるわざ」を利用すれば、スカーフ持ち130族を超える速さを得ることも可能。無論、物理型ひこうタイプの得意技かつ、相性抜群なアクロバット(ポケモン)も存在する。
他の能力は控えめで、攻撃も92。防御面も平均的なので耐久や素早さの高いでんきタイプやエスパータイプなどには弱い。
「かるわざ」との相性は悪いが、遅い相手には「とんぼがえり」で退散しておきたい所。
闘/飛の複合なのでわざの範囲はかなり広く、「ゴッドバード」や「とびひざげり」といった高威力わざの他、
新わざでかくとう+ひこうタイプの複合技で「ちいさくなる」を使った相手に必中+威力2倍となる「フライングプレス」や、言わずと知れた必中わざ「つばめがえし」、貴重な回復わざ「はねやすめを自力で覚えることもできる。
ただし、じめんの攻撃技があなをほるしかないためギルガルドで簡単に止まってしまう(Zあなをほるでもシールドフォルムには2/3程度しか削れない)ため使う際は意識しておきたい。
耐久は高いとは言えず、弱点こそ多めだが、初のタイプ複合のおかげでいわタイプのわざを等倍、かくとうタイプの技を半減で受けることもできるという、未進化ポケモンの中ではかなり優秀な類に入るポケモン。
フェザーダンス+はねやすめを駆使することで物理ポケモンを流すこともできる。
隠れ特性は「かたやぶり」。ここまでの高速アタッカーでは初となる。
「がんじょう」などの特性を持つ相手を一撃で倒すのはもちろんのこと、「アロマベール」や「マジックミラー」を貫通して「ちょうはつ」を撃つこともできる。
じしんは覚えないが「ふゆう」相手に「Zあなをほる」を当てることもできる。
第8世代では「インファイト」、「ブレイブバード」を習得し、攻撃性能が大幅に強化・安定した。地味にタマゴ技にも「くろいまなざし」が追加されており、元々覚える「アンコール」と合わせてちょっとした芸ができる。
ポケモンホーム解禁前の初期ダブルでは「サイコシード」を持ってイエッサンとコンビを組む形で「かるわざ」エースとして一定数使われた。使用率もシーズン1からしズン3に掛けて40位台から50位台を推移。
第9世代では各種「てんねん」持ちが追加され、「マルチスケイル」を盾に「りゅうのまい」を積むカイリューも初期から環境に進出。それらを「かたやぶり」+「つるぎのまい」で突破するポテンシャルこそ持つが、耐久が心許ないため特性が環境に刺さっても尚これといった活躍はない。
使用トレーナー
ゲーム版
- コルニ:ジムリーダー(カロス)
- カルネ:カロスリーグチャンピオン
- ティエルノ:XYライバル
- カヒリ:四天王(アローラ)
- サイトウ:ジムリーダー(ガラル)
- デネボラ:ジムチャレンジャー
- ケン:からておう/マックスレイドバトルNPC
- キハダ先生:パルデア教員
アニメ版
- サトシ
- サイトウ
漫画版
番外作品
ポケモンGO
- ルチャ・リブレがメキシコ発祥だからか、メキシコのみで野生出現する。何より全土で事件が勃発し、首都でさえ危険信号が発せられている場所なのでゲットしに行くのであれば治安が比較的安全な場所でプレイしよう。
- 性能としてはやはり数少ない「フライングプレス」が代名詞。他にも不一致ながらもフェアリー/エスパータイプに対抗できる「どくづき」/「シザークロス」、現在はGOでしか見かけられない「グロウパンチ」も備えられ、PvPで活躍するには申し分ないスペックを持っている。なお地域限定だからか、実装前に「つばさでうつ」が没収、「ゴッドバード」が「つばめがえし」に置き換えられた。このためひこうアタッカーとしてはほぼ死んでいるに等しい。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
サトシのルチャブル
CV: 三木眞一郎
XY編36話で初登場。ニャースの通訳によれば一人称は「オレ」であるため、性別はおそらく♂。
詳細はサトシのルチャブルを参照。
- ダークルチャブル
- XY51話に登場した色違いの個体。『スーパーポケモンバトル』という芝居の悪役を演じる。
- とある町で芝居を行う事となったが、リハーサル中にサトシが同じ役者であるブルーを襲ってると勘違いした為に、ピカチュウの電撃が元で主演のエルレイドが脚を捻挫してしまう。
- そこで急遽、ユリーカの提案でサトシのルチャブルが主役をやる事となる。
- カール監督によると、かつては格闘タイプの大会でチャンピオンになったほどの強者だったが、怪我を負って以降、本気のバトルが出来なくなってしまい、そこで体の負担が少ないスーパーポケモンバトルをやる事となったという。
- サトシのルチャブルに触発され、迎えた本番ではいつものロケット団による乱入を退け、シナリオとは違うアドリブ全開の本気のバトルを交え、結果大盛況でショーを成功させた。
- サイトウのルチャブル
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
12章でエスプリのポケモンで複数体で登場し、ヒャッコクシティでプラターヌ博士とエックス達に襲いかかった。
余談
ポケモンしりとりにおいては最強の存在として君臨する。
その理由としては、ポケモンしりとりにて最も強いとされる「ル」攻めを受けることができ、同時にやり返すことができるため。
そのため、ポケモンしりとりでは先にルチャブルを言った方が勝つとすら言われる。
関連イラスト
関連タグ
0700.ニンフィア→0701.ルチャブル→0702.デデンネ