「王の判決を言い渡す…死だ!!」
CV:山本匠馬
スーツアクター:永徳
概要
登太牙が「運命の鎧」の別名を持つサガの鎧を纏った姿。
モチーフは蛇。基本カラーは銀、複眼は青。専用ツール「サガーク」がバックルとなり、専用武器「ジャコーダー」をバックルに挿入して引き抜くことで変身する。
キバの鎧以前に開発された、最初期型の鎧。故に専用武器はジャコーダー1つ、所持するウェイクアップフエッスルも1つだけと武装は必要最低限のみだが、キバエンペラーフォームに匹敵するポテンシャルを持つ。剣状のジャコーダーロッドによるスピーディーなフェンシングスタイルと、ムチ状のジャコーダービュートで標的を捕縛し叩きつけるパワフルな戦法を使い分ける。
本来ならファンガイアのキングである太牙は闇のキバの鎧もしくは黄金のキバの鎧を継承するはずだったが、母親である真夜が前者を実質的に封印、後者を異父弟に託していたために代用としてサガの鎧を使用していた。
47話終盤にて、太牙が闇のキバを手にしてからはジャコーダーのみ継続登場になってしまい、サガーク共々出番は終了。その後については触れられていない。
しかし、本編の実質的な後日談である『仮面ライダーキバ ファイナルステージ』では再びサガに変身している。
尚、劇中では変身前のみバイク(DN-01)を所持しており、変身後のライダーマシンは存在しない。
全仮面ライダー大投票 | 93位(88票) |
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スペック
身長 | 205cm |
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体重 | 110kg |
パンチ力 | 12t |
キック力 | 35t |
ジャンプ力 | 90m |
走力 | 100mを2秒 |
顎力 | 1.2t |
視力 | 200度(前方)、300m(遠方) |
嗅覚 | 人の100万倍 |
聴力 | 最大で2km先の針の落下音を聞き取れる |
サガの鎧の構成材質はインナースーツの「ドランメイル」にはガオーラドランの皮、襟の「バイパーカラー」、顎部分の「バイパークラッシャー」、ナノマシンによる自己修復機能を持つ補強フレーム「バイパーフレーム」、額のチャクラ、ジャコーダーの柄「コブラハンマー」には「ルシファーメタル」を使用している(バイパーカラーは「ルシファーゴールド」による蒸着加工がなされている。これはタツロットの翼「タツロットウイング」と同様の構造である)。
さて、ここまではキバの鎧と構成材質が非常に似通っているが、頭部の「キングスクラウン」には「ファングストーン」なる魔石が使用され、ダイヤモンドに匹敵する硬度を持っている(肩部分の「バロッキングアーマー」も構成材質は同じ)。
額には最初に発見された「禁断の実」と呼ばれる赤い魔皇石が嵌め込まれ、キングスクラウンと併用することで魔皇力を引き出す力を持つ。
胸にも青い魔皇石が嵌め込まれているが、これはエンペラーフォームの魔皇石3個分の増幅力を有する「漆黒の魔皇石」と呼ばれるものでファンガイアのキングにのみ継承権が与えられる(ちなみにサガの鎧を遥かに上回るダークキバには採用されていない)。
とキバには使用されていない素材も組み込まれている。
キバに見られたカテナ(鎖)も「デュナミスカテナ」という形で四肢に巻きついているが、自在に伸縮してサガのアクションを助ける役割を持ち、キバの物とは根本からして役割が異なる。
劇中では使用されなかったが、「バイパーカラー」には不可視のバリアを張る能力があるとされる他、透視能力など蛇らしい能力も有する。
(以上、参考元は仮面ライダー図鑑「仮面ライダーサガ」より)
最初期の鎧かつキバのように派生形態が存在しないが、劇中ではキバの最強形態たるエンペラーフォームと互角以上に渡り合うほどの戦闘力を見せており、設定に見合っているだけの活躍を残した。
この強さは上記のスペックの他にも近距離や遠距離、捕縛にも対応できるジャコーダーによるところも大きく、太牙はダークキバ継承後もジャコーダーを引き継いで使用している。
しかし、エンペラーフォームが作中最強クラスの魔剣ザンバットソードを手にし、まさに鬼に金棒状態となって以降は劣勢気味となってしまった(#37)。
その一方で前線に復帰した名護啓介が変身するライジングイクサを多勢に無勢と言えども変身解除に追い込むほどの強さは健在であった(#40)。
加えて、作中史においてはこの鎧を纏った初代キングが率いるファンガイア族がゴブリン族を絶滅に追い込んでおり、作中トップクラスの強さを持つライダーであるのは疑いようのない事実だろう。
必殺技
サガークにウェイクアップフエッスルを差込み「ウェイクアップ」のコールとともに吹くことで発動する。上空に皇帝の紋章を出現させ、ジャコーダービュートで標的を刺し貫き、それにビュートを通して縛った敵を宙吊りにする。吊るし上げた後に魔皇力を直接送り込む事で、標的を破壊する。破壊力は40t。貫いた標的をそのまま背負って締め上げるパターンも存在する。また、敵に巻き付けるだけでも魔皇力の注入は可能である(#40)。
児童誌では当初、キックでとどめを刺す技として紹介されていた。
ジャコーダーストレンジ
ガンバライジングにて使用。
ジャコーダービュートを敵の首に巻き付け、壁に叩き付けた後、魔皇力と思われる赤い稲妻状エネルギーを流し込む。「ジャコーダーブレイク」という下位技の流用もある。
アイテム
ファンガイアの王を守護する為に作られた、ヘビ型人工モンスター。サガーク族に属する。
円盤の様に潰れたデフォルメ形状となっており、移動の際は空中を自在に飛行する。人間には理解できない古代のファンガイア語を喋る(「ヘンシン」や「ウェイクアップ」を除く)。
太牙の腰に取り付く事で変身ベルトのサガークベルトになる。
変身や必殺技発動時にジャコーダーを挿し引きすることで円盤部分がレコーダーの様に回転する。
変身用キーにして、サガ専用のリコーダー型汎用武器。ロッド剣状の「ジャコーダーロッド」。ムチ状の「ジャコーダービュート」の2種類の形状を取る。直接攻撃の他にも、魔皇力を電撃のように走らせ攻撃に使うことが可能。変身しなくとも武器としての使用自体は可能。互換性があり、太牙がダークキバに変身した際はジャコーダーがそのまま武器として使用され、スネーキングデスブレイクを使用した。
尚、サガークとジャコーダーのギミックは仮面ライダーXのライドルを意識した物らしい。
ウェイクアップフエッスル
必殺技スネーキングデスブレイクを発動させる白いフエッスル。
銃
ラットファンガイアの落としたものを拾って使用した。
元がファンガイアに近いデザインな為か、なかなか様になっている。
使役モンスター
巨大なコブラに似たモンスター。変身しなくても自在に呼び出すことができる。自在に飛行し、頭部から光球を連射する。
マザーサガーク
サガークの同族である巨大な人工モンスター。基本カラーは黒。自在に飛行し、底部から触手や破壊光線を武器に戦う他、腹部から1000体もの大量の量産型サガークを出撃させる事が可能。
テーマ曲
Roots of the King
仮面ライダーディケイド
第14話『超・電王ビギニング』ではディエンドによって仮面ライダーサソードと共に召喚され、仮面ライダー電王ソードフォームと戦った。
なお、サソードとは、
1:剣型の武器を用いて戦う
2:毒を持った生物がモチーフ(サソードはサソリでサガはヘビ)
3:変身者が怪人(サソードはワーム/サガはファンガイア)
4:怪人種族の頂点に君臨した事がある(サソードはワームのボスを洗脳する事でワーム軍団の頂点に立った/サガはチェックメイトフォーのキング)
5:名前が「サ」で始まる
6:変身者を演じた役者の名字が「山本」
などの共通点がある。しかし、後述の『ガンバライジング』では組んでもボーナスは発生しない。
第30話『ライダー大戦・序章』では「キバの世界」の仮面ライダーとして登場。劇中では「ブレイドの世界」の仮面ライダーギャレンと戦った他、「響鬼の世界」の鬼達とも対決し、仮面ライダー天鬼と仮面ライダー轟鬼をスネーキングデスブレイクで撃破するとんでもない成果を上げた。続いてアスムが変身した響鬼をも打倒しようとした所を海東大樹の銃撃で妨害され、最期は響鬼のカウンターによる音撃を受けて撃破された。
もし海東の妨害が無ければ、「響鬼の世界」はサガ1人の力で壊滅させられていたかもしれない。もっとも「響鬼の世界」からしたら、事情も分からない内にいきなり現れた素性の知れない戦士に襲撃を受けたわけで、ほぼ完全に被害者である。とは言え、「キバの世界」の存亡が掛かっているのも事実であり、何もしなければ誰かに倒されるかもしれない為、一方的に攻められない立場でもある。
「響鬼の世界」側も原点の『仮面ライダー響鬼』がライダー同士の抗争が殆ど無い世界観であった事、そしてアスムが響鬼を襲名して間もなかった事から、「対処が遅れたのは仕方無かった」とする声も。
その後、『MOVIE大戦2010』ではディケイドの死により復活したらしく、同じく復活した仮面ライダーイクサと共にワタルの前にその姿を見せた(因みに、このシーンがサガの劇場版初登場)。
変身者の詳細は不明、描写的にワタルに兄弟はいないはずなので、チェックメイトフォーもとい親衛隊の誰か等、側近格のファンガイアだろうか。
ガンバライジング
ガンバライジングの前身であるガンバライドでは未参戦だったがナイスドライブ2弾にてシリーズ初参戦となった。
初登場ながらレアリティはSR止まりだが、1番目にカードを出せばAP増加という強力なアビリティを持つ。
キバとイクサとチームを組むと「鎧の三重奏」のチームボーナスが発動する。更にND3弾で参戦した蛇をモチーフとしたライダーとチームを組むと「王の蛇!」が発生する。
その他のボーナス対象は関連タグを参照してほしい。
テーマソング
『Roots of the King』
作詞 | 藤林聖子 | 作曲・編曲 | 鳴瀬シュウヘイ | 歌 | TETRA-FANG |
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サガのテーマソング。タイトルは直訳すると「王の始祖」となる(おそらくサガが最初期に作られた鎧である事から来ている)。
ダウナーな曲調が特徴的で、他のライダーのテーマソングと比較してもライダーの要素が色濃く出ており、歌詞中にもサガの名前が登場する。
2009年6月24日にリリースされたアルバム『MASKED RIDER KIVA Re-Union』には紅渡(瀬戸康史)・登太牙(山本匠馬) が歌うアコースティックアレンジ『Roots of the King Acoustic Edit.』が収録されている。
余談
主役ライダーが人間とファンガイアのハーフ、2号ライダーが人間であるため、3号ライダーのサガが純血のファンガイアのライダーとなることは順当な流れで決まったものである。
関連タグ
登太牙 サガーク スネーキングデスブレイク ククルカン(仮面ライダーキバ)
関連・類似キャラクター
- 仮面ライダーレイ:劇場版『キバ』に登場。中の人が同じだが、これまでに双方が共演した機会はネット版『ディケイド』ぐらいで変身者同士が対面した事はない。
- 仮面ライダーデルタ:脚本家が同じ作品の3号ライダーであり、初期型であるために武装が少ない一方で後継機を圧倒できる強さを持つなど共通点が多い。
- 仮面ライダーエターナル、白い魔法使い:敵組織のトップで人外が変身する強力な白いサブライダー、大切な女性を失っている。白い魔法使いは変身者が怪人で笛型の剣を使用する。
ガンバライジング関連
- 仮面ライダー王蛇:同じく蛇がモチーフで蛇の巨大モンスターを使役する。こちらは名前に「王」を冠している。
- 仮面ライダーカリス、仮面ライダーチェイサー:怪人が変身する3号ライダー。
- 仮面ライダーキバーラ:キバの鎧に関係するライダー。公式の映像作品では絡みはない。
- 仮面ライダークロノス:同じく自らに背いた者に審判を下し、葬るライダー。
- 仮面ライダー斬月:敵組織のトップが変身する白いサブライダーで弟持ちなどの共通点を有する。
- 仮面ライダースナイプ:変身者が「たいが」の3号ライダー、スーツアクターも同じ。
- ブラッドスターク/ブラッドスターク:前者はコブラがモチーフ、後者は武装のモチーフがコブラとなっている擬似ライダー。なぜかエボルの方にはボーナスが発動しない。
- 仮面ライダーゲンム/仮面ライダーゼロワン:同じく社長ライダー。
- 仮面ライダージャンヌ:同じく蛇がモチーフの3号ライダー。蛇型モンスターを従えている他、肉親がコウモリがモチーフのライダーに変身するという共通点も
○号ライダー