概要
ガンダムシリーズに登場する、顔を仮面(マスク)やサングラスなどで隠しているキャラクター。
素顔を隠している理由は様々だが、ライバルキャラや宿敵など、ストーリー上重要なポジションで活躍するのは全作品に共通している。
ゼロ年代のネット上では、この手のキャラは「変態仮面」と呼ばれるのが常だった。
また、声優の方も別のガンダムシリーズでメイン級のキャラを担当している例が多い(後述)。
主な人物
昭和ガンダム
表向きには顔の火傷痕を隠すため仮面を着けている事となっているが、実際は自身の正体を隠すためである。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではシャア・アズナブルという自身に瓜二つの顔の青年に成り代わっているため、最大の違いである瞳の色を隠すために仮面を着用している。
仮面ではなく、サングラスで顔を隠している。スタッフロールでは堂々と「シャア・アズナブル」と記載されている。
平成ガンダム
仮面に重要な意味合いは無く、シャアを演じるにあたって着用している、本人曰く「ただのファッション」である。
CVはシャアと同じ池田秀一。
自ら強化人間になった影響で身体能力は化け物染みており、宇宙でもスーツ無しで活動可能。仮面にはコードを接続することでラフレシアを意のままに操る機能があるほか、銃弾にも耐える。
地球の埃が嫌いで覆面を着用している。
ネオドイツの代表であるガンダムファイター。素顔を隠しているのはゲルマン忍者の装束という以外にも理由が存在している。ライバルキャラではあるものの、主人公と敵対することはなかった。
- ウルベ・イシカワ(同上)
かつてデビルガンダムとの交戦で受けた顔の右側の傷を隠すために、右半分に着けている。
初盤〜中盤までは、頭まで覆うヘルメット型の仮面を着けていた。以降は様々な名前を名乗って登場するが、仮面が無くてもこの名前で呼ばれていた。
CVの子安武人は後に∀ガンダムでもギム・ギンガナム役でラスボスを演じることとなる。
仮面ではなくサングラスを着用しており、最終回にて外した。最後まで味方のキャラクターで、主人公を導く大人として活躍した。
顔半分を隠せる程巨大で真っ赤で尖った派手な暗視グラスを掛ける。なお、これは月では一般販売されている商品との事。使用しない時も特徴的な眼鏡をかけている。
最初のTV放送では遂に一度も素顔を見せず、素顔の描写があったのは小説版とスペシャルエディション、HDリマスター版のみ。
CVはデュオ・マックスウェル、本物のシャア・アズナブル役でも有名な関俊彦。
黒灰色の大きめの仮面。仮面の下には傷があり、ある者達にとっては死んだはずの人物であった。
そのため、CVもゼクスやギンガナム同様子安武人である。
面頬のような仮面を付け陣羽織を着ている。刹那・F・セイエイのガンダムエクシアと相討ちになった際、顔や脇腹、背中に傷を負うものの生還したグラハム・エーカーがその有り様から周りから勝手に呼ばれている。グラハムは自ら名乗っていないので、あくまであだ名。敢えて傷跡を残し、仮面を着けてそれを隠している。
CVの中村悠一は、ナイジェル・ギャレット、イオ・フレミング、リカルド・フェリーニ、シュラ・サーペンタインなど数多くのシリーズで登場。
ヴェイガンの若き地球方面司令。当初は仮面を着けていないが、強すぎるXラウンダー能力を安定させるために専用の仮面を装着。
CVの神谷浩史はシャムス・コーザ(初代)、ティエリア・アーデ、キャプテンガンダム(SDガンダムフォース)でも出演。
黒い仮面(というか蝶のような形のアイマスクのようなもの)を着けた、キャピタル・アーミィのエースパイロット。この仮面には宇宙世紀時代の技術が使われており、センサーやモニターが内蔵されマスクの戦闘能力を高めている。
CVの佐藤拓也は後述通りもう一人別作品で仮面の男を演じている。
フォーエバーガンダムの使い手。仮面ではなくサングラスをかけている。
CVの浪川大輔はアルフレッド・イズルハ、ガンイーグル、カツ・コバヤシ(A New Translation)、ヨウラン・ケント(スペシャルエディション)、ミハエル・トリニティ、リディ・マーセナスなど数多くのシリーズに出演。
オールバックが特徴的な三代目名人。仮面ではなくサングラスを装着している。その正体は…。
CVは上述のマスクと同じ佐藤拓也が担当。
- レディ・カワグチ(同上)
三代目メイジン・カワグチと共に後進の育成にあたっている女性。彼と同じくサングラス着用。
白髪の鬘と金の鼻上マスクが合体した仮面を被る成年男性。ある人物がその正体だが、名前が明らかになるまでは「仮面の人」という直球な名前で呼ばれていた。
- ヴィダール(同上)
ある人物の素性を探る為、フルフェイスマスクで素顔を隠していた。その人物と敵対する決意を固めた際、仮面と共に機体の偽装も外れ、その正体が明らかになった。機体まで偽装していた珍しい例。
令和ガンダム
ガンダムゼルトザームを駆る、仮面を着けた謎のダイバー。ヒトツメの仲間としてヒロト達に襲い掛かるが、時折苦しむ様子が描かれている。
- キャプテン・ジオン(同上)
ν-ジオンガンダムを駆る、アメコミヒーロー風のダイバー。
マフティーのロゴが記された、かぼちゃマスクを被ったテロリスト。ただし、マフティーとは何の関係もない。
ヘルメット型の仮面を被った女性。プロローグに登場したある人物がその正体。シリーズでも珍しい、女性の仮面枠。
CVの能登麻美子は、上述のゼハートの幼少期も担当していた。
その他(漫画・ゲーム作品など)
テスタメントのパイロット。ネオの物とよく似た仮面を被っている。
ジュピターXのホロアクター。ディストピア・フェイズ搭乗時に着用。
- セシア・アウェア・セスト(同上)
マーズIの統率者アル・アダがセシアを基に作り出した、ダークセシアの1人。髪の毛で覆われて判別しにくいが、設定では右目にマスクを着用している。
関連タグ
コードギアス、バトルスピリッツ:同じ制作会社で類似のキャラクターが登場させる定番されている別シリーズ。