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「こういうゴチャゴチャした戦いは好きじゃない」

CV:小田井涼平/弓削智久

スーツアクター:押川善文

変身者

北岡秀一

由良吾郎

概要

北岡秀一が変身する仮面ライダー。本編最終回及び後述のスピンオフでは北岡の秘書である由良吾郎が変身。

基本カラーは緑。全ライダー中最多のジペットスレッド(武器を装着するジョイント)を持つ。

召喚される武器はほとんど銃火器の類で、高火力で容赦なく攻め立てる遠距離戦法を得意とする。

この他にも防御力も高く、パンチ力に至ってはオーディンに次ぐ第2位という特徴を持つ。

全仮面ライダー大投票66位(136票)

召喚機はマグナバイザー

右腰に提げている拳銃型の召喚機で、ゾルダのメインウェポンとして使用される。アドベントカードをベントインする際は、スライド(遊底)部を引き、トリガー前部(バレル下部)にあるマガジンスロット部からトレイを露出させ、そこにカードを装填し、トレイを押し込んで閉じることで読み込ませる。その為左手でカードを引き抜く。なお、『RIDER_TIME_龍騎』ではミラーワールド内だった為か、吾郎が生身で使用している。

頭部にあるアンテナ「ゾルダスキャン」は龍騎やナイトと同じく初代仮面ライダーのデザインを取り入れたもの。

龍騎ナイトと共闘する機会が多い為、一応3号ライダーとして認定されてはいるが、実際の登場はシザースに次ぐ4番目。

シザースの演者が友情出演のゲストキャラ的な扱いだったり、北岡が根っからの悪人ではなかったりする為、後のメディア展開でもゾルダを3号として扱う傾向にある。その証拠に「グランメイル」には龍騎とナイト同様に着色がなされており、ゾルダの場合は緑色になっている。

モチーフは戦車で(マグナギガの牛の意匠はカードデッキぐらいしか反映されていない)、高い防御力を誇る胸部装甲「タンクチェスト」や側頭部にキャタピラの意匠がある。(側頭部のキャタピラは可動式だが、本編後半ではあまり演出されなくなった)

肩のランプ『ゾルダビーム』もただの飾りではなく、5キロ先の暗闇を照らす優れ物。また、龍騎やナイトと同じくアンダースーツがパーソナルカラーになっている。

初登場や予告放送、

「フォトエレクトロアイ」は20㎞先の物体や暗視能力を持つとされる(ゲーム版では発光し、それを示唆するように敵を視認する際には赤く横に点滅していく)。

額にあるポインターは「Zシグナル」と呼ばれる敵の存在を感知するセンサーである。

そして「ゾルダイヤー」はおよそ10㎞四方の障害物の動きを探知できる。

とこのように生物を基本モチーフにした13ライダーでは最もメカニカルなデザインに仕上がっており、異彩を放っている。

名前の由来はフランス語(ドイツ語)で兵士を意味する「soldat」

※フランス語もドイツ語も綴りは同じ。だが読みがフランス語は「ソルダ」でありドイツ語は「ゾルダート」になる。そのため元ネタはフランス語の方になる。

スペック

身長192cm
体重110kg
パンチ力300AP(15t)
キック力300AP(15t)
ジャンプ力ひと跳び15m
走力100mを7秒

所持カード

何気に高APのカードが仮面ライダーオーディンより多かったりする。

マグナギガを召喚。6000AP。

ゲーム作品では砲撃でゾルダを援護するが、本編ではファイナルベントの前段階や単なる盾役で召喚される。

第26話ではゾルダが龍騎に貸し与えて使用。やはりゾルダの前に壁として現れたが、散々騙された意趣返しに龍騎の盾に使われる事に。

なお、第6話のラストではアドベントカードが引き抜かれるカットがあるが、何故かコントラクト(契約)のカードが撮影に使用されている(現在の公式設定においても、ゾルダが契約のカードを二枚持っているという設定はない)。

マグナギガの両腕と両肩を連結させたような外観の巨大火砲ギガランチャーを召喚。2000AP。

見た目に反しAPは低いが、人間大のモンスターを即死に至らしめるだけの威力はあり、トドメに使用されることが多い。重く大きすぎる故に小回りが利かないのが難点。

ドラゴンナイトでは爆風を防ぐシールドとしても使用された。

なお、ギガハンド部分での敵の捕縛やガトリングでの射撃ができるかどうかは不明。

  • シュートベント(その2)

マグナギガの両足から展開する砲を模した大砲ギガキャノンを召喚。3000AP。

両肩に一門ずつ装備する為、機動力を落とすことなく使用でき、カードの表記上はギガランチャーより高いAPを持つが、その割に決定打になった場面は少ない。一門につき1500APで、1500×2=3000AP、ということだったりするのかもしれない。

第26話で龍騎が腕を痛めたゾルダの代わりにベントインしたが、ゾルダの肩に装着されてしまう。

仮に装着していたとしてもジペットスレッドの位置的にアンバランスな状態になっていただろう。

マグナギガの胸部を模した盾ギガアーマーを召喚。3000GP。

基本腕に装着するが、ギガランチャーの砲台としても使用でき、狙撃の精度を保つ他、砲撃の反動を抑える事も可能。第26話で龍騎が腕を痛めたゾルダの代わりにベントインしたが、ゾルダの手元に現れ、龍騎はアビスハンマーの攻撃で被弾する。この時の掛け合いはファンの間で語り草となっている。

必殺技エンドオブワールドを発動。7000AP。 メガシュートのリストラの原因とか言ってはいけない

マグナギガが内蔵する火力兵器を全開放し、広範囲を焦土と化す。

作中未使用の所持カード。

マグナギガの頭部を模した籠手「ギガホーン」を召喚。2000AP。

二本の巨大なツノを利用して敵を貫く近接武器。

ゾルダ唯一の接近戦用の装備であり、雑誌スチールやゲーム作品では装備した姿を拝むことができる。

登場しなかった理由は涼平氏曰く、北岡の戦闘スタイルと合わなかったからと推測しており、実際北岡自身も「ゴチャゴチャした戦い」を好まなかった。…近接戦が得意なゴローちゃんなら上手く使っていたに違いない(尤も、彼も使用していないのだが)。

因みに、マグナギガの頭を模しているためビームを発射する砲門のような部分が付いているが、実際にビームを撃てる設定は確認されていない。

※補足すると、PS版ゲームの仮面ライダー龍騎ではギガホーンの砲門からエネルギー弾のようなものを発射する攻撃はするが、あくまで公式ではなくゲームオリジナル技であることを留意されたし。

一応後述の玩具版シュートベントでも砲撃を行えるように書かれているが、これもあくまでバンダイの独自設定と思われる為注意。

玩具関連限定オリジナルカード

  • シュートベント(番外)

ギガキャノンギガホーン(後述のストライクベント)を同時に召喚し、一斉射撃を行う『メガシュート』を発動する。6000AP。

放映当時発売されたテレビマガジンデラックス「仮面ライダー龍騎ひみつ超百科(※東映、石森プロ未監修)」、そして(名前だけなら劇場版パンフにもしっかりと紹介されており)、カードのグラフィックも掲載されていた(カードイラストはギガキャノンとギガホーンを分離するマグナギガ)。

これは龍騎の「バーニングセイバー」、ナイトの「連撃斬」(共にソードベント)も同様の扱いであり、商品化は一切されず、公式の仮面ライダー図鑑では掲載もなされていない。

そもそもこのアドベントカードは放送当時にテレビマガジンで行われた読者オリジナルのファイナルベントを公募するキャンペーンの見本の一つであった。

  • ガードベント(黒歴史)

マグナギガの両膝を模した装甲「ギガテクター」を召喚。1000GP。

ゾルダの両肩に装備される。放送当時からカードは存在するのだが、公式図鑑にも掲載されていない。

ギガテクターに関しては「装着する武器」としては東映側の設定に存在せず、マグナギガの部位の名称のみに留まっている為、カードの絵柄などもバンダイ側のみの設定となっており、後年はバンダイの商品でも無いものとして扱われることが多い(「仮面ライダー大図鑑」など、書籍によっては記述されている場合もある)。

当時の「R&M」およびリペイント「装着変身EX」では膝パーツをゾルダの肩に装着する事ができるが、「S.H.Figuarts」ではそのギミックがなくなっている。

CSMや「アドベントカードアーカイブス」においても、ゾルダのアドベントカードではギガテクターのみ収録されていない。

なお、「R&M」「装着変身」シリーズでは、少々強引ではあるが上記の武装をフル装備することが可能。

契約モンスター

マグナギガ

バッファロー型のミラーモンスター。

ミノタウロスを模した二足歩行のロボットのような姿だが、これでも一応生物である。

シュートベントでは自分の両腕と両肩を連結させたようなギガランチャー、自分の両足の砲を模したギガキャノンを、ガードベントでは胸部を模したギガアーマーを与える。

ミラーモンスターの中でも随一の防御力を誇り、盾にされてもほぼ無傷で怯む様子すら見せない。

他のモンスターと違い自ら移動する描写が全く無く、ほぼ置き物のような扱いである(一応、龍騎のドラグクローファイヤーを砲撃で防ぐシーンは存在する)。

玩具のアドベントカードでは「鋼(はがね)の巨人」の二つ名を持っている。

龍騎以降での活躍

仮面ライダーディケイド

第1話では光夏海の夢の中に登場。牛繋がりかゼロライナーの上に乗ってエンドオブワールドを発動するが失敗し、謎の光弾で撃墜された。

第6話では「龍騎の世界」における仮面ライダー裁判の参加者として登場。原典と異なり、こちらのゾルダは弁護士ではなく検事として活動している。羽黒レンによれば、夏海の冤罪事件を立件したのも彼らしい。

劇中ではタイガを倒した後、ギガキャノンの砲撃でディケイドナイトを襲撃したが、その後は何らかの経緯で裁判から脱落した模様。

スーパーヒーロー大戦

ガタックG3ナイト達と共にゴーカイレッドに挑むが、ゴーカイレッドが放った紫色のオーラに呑まれて退場した。

超スーパーヒーロー大戦

15年ぶりに北岡が変身。

チームエグゼイドの緑枠としてセレクトされ、エグゼイド、アオニンジャービートバスター電王ソードフォームの3人+1体と共闘。

ゲーム世界で行われたトーナメントの決勝戦では、チームゲンムの緑枠である龍玄と対決。激しい銃撃戦の末、彼に勝利した。

RIDER TIME 龍騎

仮面ライダージオウ』のスピンオフ作品『RIDER TIME 龍騎』にも登場。変身者は北岡ではなく吾郎である。

劇中では宿敵であるはずの王蛇と共闘するシーンも存在しているが…?

仮面ライダーアウトサイダーズ

EP1「鏡の世界(ミラーワールド)のお宝と王蛇の帰還」に登場。ライダーバトルのない世界で、再び始まったライダーバトルに参戦していた。変身者は不明。

しかし、ガイやライアとの戦闘中に乱入してきた王蛇の襲撃を受け、あっさり倒され消滅してしまった。

名称は仮面ライダートルク。トルクとは「回転する」という意味。由来はおそらく側頭部で回転するチェーンや拳銃の回転式弾倉、戦車のキャタピラだろう。

詐欺師のドリュー・ランシングが変身。

日本語吹き替えを担当したのはウラタロスでお馴染みの遊佐浩二

同作ではサバイブのカードは三枚ではなく13人のライダーに個別に存在しているという設定であり、トルクもサバイブを持っていると明確に設定されている。

しかし、肝心のトルクのサバイブカードはゼイビアックスとの戦いで失われてしまったため、ゾルダサバイブに相当する姿はやはり未登場である。

ゲーム作品

PS版

プレイアブルキャラとして登場。テレビ版でも使用しているカードに加えて、ストライクベントが使用可能となっているのが特徴。以降のゲーム作品ではストライクベント持ちが主流になっている。

原作と同じく遠距離攻撃が中心となるが、本作が格闘ゲームという事もあり、掴み攻撃が敵を突き飛ばして、空中からマグナバイザーを連射したり、肘打ちで怯ませてゼロ距離射撃を見舞ったりするなどどこぞのトランプライダーのような原作よりもインファイトしたアクションを見せてくれる。北岡先生にナニガアッタンダイッタイ

『ガンバライド』

02より参戦(その前の01のHEXステージで先行登場している)。LRで登場。

SRのカードが存在せず、高レアがLR1枚のみという割と珍しいポジション。

ガンバライジング

ナイスドライブ3弾(ND3弾)より参戦。

ガンバライジングでは初登場だがSR枠での登場となった。

同弾で参戦した脱獄犯とチームを組むと「因縁の最終決戦」のチームボーナスを得ることができる。

バーストライズ5弾で由良吾郎版が「仮面ライダーゾルダ(由良)」としてSRで参戦。

声は弓削智久氏の本人ボイス。前弾で登場した仮面ライダーザビー(三島)と同時に収録したらしい。

ズバットバットウ4弾ではLRで収録され、ライジング初のLRとなった。

表必殺技としてギガランチャーが新録されたほか、声が小田井涼平氏の本人ボイスになった。

クライマックスヒーローズ

ミラーライダーが全員集合(アビスとオルタナティブを除く)した『オーズ』より参戦。

必殺技としてシュートベント(ギガランチャーのみ)、ストライクベント(ギガホーン)、ガードベント、サポートアタックとしてアドベント(マグナギガ)、超必殺技としてファイナルベント(エンドオブワード)が使用可能。

超必殺技のエンドオブワードはゴローちゃんにちなんでか56Hitする。

ライダージェネレーション

『2』から参戦。

ライダーアビリティ/ライダーパワーはマグナギガ。マグナギガがミサイルで攻撃する。

『レボリューション』では声が小田井涼平氏になった。

余談

史上初の牛モチーフのライダーである。

関連タグ

仮面ライダー龍騎 北岡秀一 由良吾郎 3号ライダー 銃ライダー  バッファロー

13RIDERS RIDER_TIME_龍騎

マグナギガ エンドオブワールド 仮面ライダートルク

サブライダー 13ライダー

グリーンヒーロー

仮面ライダー一覧

関連・類似キャラクター

3号ライダー

ギルスゾルダデルタ

○号ライダー

ナイト(2号) → ゾルダ(3号) → 王蛇(4号)