朝日奈みらい
あさひなみらい
「ワクワクもんだぁ!」
CV:高橋李依
概要
魔法つかいプリキュアの主人公。キュアミラクルに変身する。6月12日生まれ。
物語スタート時点では13歳で、第11話までは中1の春休み期間だった。その後中学2年生に進級。
口癖は「今、○○って言いました!?」「ワクワクもんだぁ!」。
※この度、魔法つかいプリキュア!2の制作発表により、美墨なぎさ、夢原のぞみに次ぐ、通算三人目の続編で主人公を勤める主役キュアとなった。最終回のみだが、青年期を迎えた姿を明確に見せた数少ない人物でもある。また、現時点で北条響を含む第一世代主役キュアと親交があることが示された主人公としては最後発にあたる。
不思議なことや面白いことが大好きでいろんなことに興味を示す。
たまたま手に入れたダイヤのリンクルストーンによって魔法つかいプリキュアに選ばれ、それをきっかけに「魔法学校」に通うことになり、月下の桜並木で出会った魔法使いのリコとともに大好きな魔法の勉強をしていく。
みらいが使用する魔法の杖は先端にハートの透明の宝石が付いているタイプ。みらいはナシマホウ界出身のため本来は杖を持たない身だが、初めて魔法界に赴いた第2話にて魔法学校の老いた「つえの木」からこの杖を授かった。
魔法学校の校長は「この世界そのものがこの少女を受け入れた」と解釈しており、みらいはこの杖によって魔法つかいの仲間入りを果たすことになる。
ナシマホウ界では津成木第一中学校に通っている。
容姿
金髪に近い小麦色のボブカットをしており、サイドの髪を三つ編みにして後頭部でハート型にまとめている。瞳の色は紫色。
- 私服(春服&夏服&冬服)
(※履いているのはスカートではなくキュロットであるので注意)
- 魔法学校制服(通常&フード)
- 津成木第一中学校制服
みらいはプリキュア定番の中学2年生(物語開始時点では中2進級前の春休みなので厳密には中1)という設定であるが、過去作の中2プリキュアたちと比べると頭身が低めにデザインされており顔つきもかなり童顔。『中学生が魔法つかいの存在を本気で信じている』『ぬいぐるみ(モフルン)を持ってお出かけする』という点を考えると、精神的にも幼さがありみらいはプリキュアシリーズの全体から見ると桃キュアよりも黄キュアの系統に近い。
これはプリキュアに変身すると(キュアエースほどではないが)大人っぽいボディスタイルになるという演出を際立たせる為だと思われ、相棒のリコも同じような頭身でデザインされている。
なお、他の同級生の同年代キャラたちもみらいとリコと同程度の頭身になっていることからわかるように、二人が低身長という設定ではないので注意。単純にキャラクターデザインとして、過去作よりも頭身が低めに描かれているというだけの話である。
(まあ、映画「プリキュアオールスターズ」で他作品のキャラと共演する時は頭身の違いから背が低い形に描かれてしまっているのだが…)
エピローグとなる第49話Bパートでは終わりなき混沌との戦いから数年後、大学生となり大人びた姿になったみらいの姿が描かれている。髪型や服装は中学時代とほぼ変わりないが、プリキュアに変身していた時のように大人びたスタイルになり、はっきりと大人になったことが分かる容姿になっている。
性格
とにかく好奇心旺盛で、未知の物事にも物怖じせずに首をドンドン突っ込んでいくタイプ。
魔法や異世界の文化を不思議がることはあっても、拒絶を示すことはほとんどない。
ピンクチームの定番通りに、誰とでもすぐ仲良くなれる人懐っこさを持つ。
しかし優しいだけで怒ったりしない性格というわけではなく、怒るときは怒り、やるときはやるタイプでもある。
表情は豊かな方だが、顔芸はほとんど見せない。"目が点"程度のギャグ顔すら珍しいくらいで、ここまで変顔をしないのは桃キュアとしては異例。
一度しゃべりだすと止まらないところがあり、押しが強い一面もある。
興奮しやすいためなのか大声をつい出してしまう癖もあるようで、周囲がその声のデカさに驚くこともしばしば。
(実際は音痴というわけではないようだが…)
また、ワクワクもんが高まりすぎると、発する言葉が擬音とオノマトペだらけになると言う特徴がある。リコからは「わけがわからないわ」と突っ込まれることも多いが、全身を使った感情表現を伴うので意外と内容は伝わる様子。
食欲も旺盛であり、魔法界の珍しい食べ物はすぐにチャレンジする。そして食べ放題のようないくら食べてもいい場面になると、「食べ過ぎ」への懸念などみじんも感じない食べっぷりを見せる。
あくまでエンドカードイラストだけでの話で本編での描写ではないが、「食べ過ぎて太ってしまったので来週までに痩せる」という一枚絵を描かれたことも。
また、おやつのパンケーキを盗み食いされたときは、犯人を魔法で捕まえ、プリキュアとしての戦いでも見せたことのないような怖い顔で問い詰めている。
基本的にポジティブで、仲間や友達はもちろんのこと、自分自身もしっかり信頼できている。
さらに行動力がとても高く、補習授業の時をはじめとして様々な状況して率先して行動する。たまに暴走気味になることがあるが、いつも全力で突き進んで状況を切り開く力がある。
その一方で、必要な時には誰より冷静になれる一面も持つ。初めて敵に会った時にはすぐさま危険を察知し、リンクルストーンのことを聞こうとするリコを引っ張って逃げた。道に迷ったり、はーちゃんが家出したりして不安を感じることはあっても、滅多なことではパニックを起こさない。大切な日常を乱す敵が現れれば、戦うことに一切迷いも悩みもせず、恐れも見せずに立ち向かう勇気を持っている。
しっかり者なプリキュアによくある、お化けが嫌いなどの意外な弱点も特にない。
滅多に落ち込まないが、実はネガティブな感情を1人で抱え込んで表に出さないところがある。第9話で魔法界を去る事になった時は、魔法界で友だちになったみんなの前では最後まで湿っぽい姿は見せずに笑顔で別れを告げたが、いざ皆と別れてモフルンと2人きりになったら涙が溢れ出ていた。また、第22話ではーちゃんが行方不明となった後の1か月ほどの間もリコの前では普段通りを装いつつ内心寂しさを抱いていたようで、ヤモーとの再戦で追い詰められた時にようやくその不安を吐露している。
スペック
運動部に入っている様子は無いが、放課後のバレーボールで見事にスパイクを決めたり体育の授業のサッカーで活躍したりするなどスポーツは得意な模様。料理も絵画も得意とまでは行かないが、ある程度はできる。
第一話での母親の台詞から危惧されていた学業だが、持ち前の好奇心は勉強にも向けられているため、面白みを感じることができる教科については学習意欲が高く、勉強そのものが決して苦手というわけではない。例えば「違う国の人と話せるなんてワクワクもんだ」という思いから積極的に英語を学んでいる。
作中では国語・歴史・英語・理科も全部できるのに数学だけはダメと言われている。ダメなものに対しては本当にダメなようで、第14話の数学テストではクラスで唯一赤点(26点)を取ってしまっていた。モフルンからも「みらいは数学の教科書を見ただけで眠くなる」と言われており、キャラクターソング『はなまるの方程式』の間奏では、掛け算の7の段が怪しいレベル(「7×4=28」を一度「24」と言い間違えた)という有り様。
だがナシマホウ界での勉強に対するリコの相当な努力に触発され、心機一転してやる気を起こす。好奇心と才能だけではなく、努力することの大切さを学んだ。
後述のように魔法にも優れた才能を発揮し、補習ではクラスメート達を追い抜く勢いで各課題をこなしていった。
興味の向くことならば、何をやっても人並み以上にできる器用さを持っている。いわゆる天才肌であり、努力と根性を武器とするリコとは対照的でありながら、2人ともに成績優秀という今までの2人キュアに無い特徴を持つ。
誰とでも仲良くなれる上に、クラスメートたちに対してナシマホウ界に不慣れなリコのフォローを的確にこなすなどコミュニケーション能力の高さや、"寒い場所でどうやって魔法でお湯を沸かすのか"という命題に"おしくらまんじゅうで体を温めてうまく集中できるようにしてから魔法を使う"という方法で成功して見せたりするなど状況に応じた柔軟な行動ができる思考能力の高さも有する。
子供っぽい印象に反し幅広く高い能力を持ち、行動力と冷静さを両立させ、さらには滅多なことでは崩れない強メンタルまで備えており、欠点がほとんど見当たらない。歴代ピンクチームの中でも、実力者の1人に挙げられる。
なお、三塚SDによると「みらいはある意味割と無敵のキャラクターなので、弱点を描きづらい」ということ(『Febri』2016年8月発売号)。
エピローグとなる第49話では高校卒業後、大学に進学し、勉学に励む様子が描かれている。
みらいと魔法
魔法がない世界の出身であるが魔法には憧れを持ち、魔法に出会ってからというものの持ち前の好奇心の強さでわくわくもんになる日々を送っている。
第2話で魔法の杖を手に入れたことでみらいも魔法つかいの一員になったが、魔法がない世界で暮らしてきたみらいは魔法界の住人なら誰もが知っている魔法の基礎すらもゼロから学ばねばならない状態なわけで、知識面では相当のハンディキャップを背負っている。
それでも魔法について学ぶことは楽しくて仕方がないという様子であり、そのポジティブさがいい感じに作用しコツを少しつかむだけで様々な魔法の使い方をすぐに習得していく。その様子はリコや先生たちを驚愕させるほど。
リコと違って一度使えるようになった魔法はほぼ失敗しないので、魔法つかいとしての安定性は高い。良いセンスを持ち、魔法を自然体で使えるタイプといえるだろう。
もっとも、リコは魔法とストイックに向き合っているがゆえに「普段は魔法を暴走させてばかりだがいざという時は高度なレベルで成功させる」というタイプでもあるので、このあたりは二人で一長一短といったところ。
また、上記の経歴で魔法を学んだことから「ナシマホウ界の人間に魔法が使えることが知られてはならない」という掟に関する理解は同年代の魔法学校の生徒よりも高い。魔法学校では育成の一つに”ナシマホウ界で周囲にばれないように注意しながら活動するスキル”も習うことになっており、この掟を守りながら生活することも重要な項目として扱われている。この点に関しては、魔法界で常に魔法を使いながら生活してきたためいつものノリでうっかり使いかねない魔法学校の生徒に比べて大きなアドバンテージを持っているといえる。
短い期間で魔法の使い方を覚えナシマホウ界での立ち振る舞いも心得ているみらいは魔法学校では同年代でもトップクラスの優等生とすら言えるだろう。
通常では魔法学校の生徒がナシマホウ界に行くにはある程度ナシマホウ界での常識を知っている大人の随伴が必要とされている。そんな環境の中でリンクルストーンの探索も兼ねたリコの留学が特例として認められたのも「長年ナシマホウ界で暮らしてきたみらいならナシマホウ界での常識にまだ疎いリコへのフォローが出来る」と見なされた点も大きいだろうし、のちにリコ・補修メイト・はーちゃんが不慣れなせいで起こしてしまったトラブルにも四苦八苦しながらも対処している。
家族構成
父:朝日奈大吉
母:朝日奈今日子
祖母:結希かの子
母の今日子は家でパワーストーンを扱うアクセサリーショップを経営しており、父の大吉は家電メーカーに勤めている。
祖母のかの子は母方。同居しているかは不明だが、頻繁に登場するので遠くに住んでいるわけではない模様。みらいが大切にしているぬいぐるみのモフルンはかの子からプレゼントされた物である。
みらいが春休みの間に魔法学校に滞在することになった件については、みらいは祖母のかの子にまず話しており祖母を通じて両親が説得されている。ただし両親は常識的な思考のために「祖母が作法の学校と聞き間違えたんだろう」と解釈しているため、まさかみらいが魔法つかいになったとは想像もしていない。もっとも「魔法が使えることは人間界では秘匿しなくてはならない」という掟があることが後にみらいに知らされたので、このことは結果オーライだったのだが。
一方、かの子はみらいが魔法学校に通っていたことを普通に理解しており厳密に言えばみらいは掟をすでに破っている。しかし魔法学校の校長はどういうわけか「この件については特例としてお咎めなし」と明言している。(この点については、校長自体が過去にかの子に魔法を使っている場面を目撃されていてそれを内緒にしているからということが後になって判明した)
人間関係
- リコ
最初は「魔法つかい」という肩書きに惹かれていたが、ヨクバールに追われる最中に「人形であるモフルンを助けてくれた」ことで大きな恩を感じて以来人一倍リコのためにいろいろと奔走している。みらいを「友達」と認めるのに結構な時間がかかったリコと比べると、みらいはほぼ最初からリコのことを「友達」と見なして接している。みらいはなんで出会った最初からそんなにリコを気に入っていたのかということは「そこに言葉にできる理由はない」というのが公式設定として存在しており、いわば一目惚れというのが正解。リコがみらいを友達と感じていることに明確な経緯と説明できる理由が存在することとは対極になっている。
プリキュアに選ばれたことがきっかけで寝食を共にするようになってからは、みらいにとってのリコはいつしか一緒にいるのが当たり前の存在となり友達というより家族的な関係性が築かれている。
はーちゃんの親代わりという立ち位置であり、彼女が花海ことはとして生活するようになってからはフォローに追われつつも家族のようにその生活を楽しんでいる。ことはの行動をリコが諭しみらいが窘めるのが基本のようだ。
- モフルン
幼い頃から一緒に居るためなのか、「お話したい」と言うほど大切にしていた。本当に喋るようになってからは、まるで昔からずっと暮らしてきた兄弟姉妹であるかのように、リコ同様に家族的な関係性となっている。
トリビア
史上初の要素
これまでの作品において、変身後に金髪となる桃キュアとしては桃園ラブ(キュアピーチ)、相田マナ(キュアハート)、春野はるか(キュアフローラ)の3人が存在したが、変身前はそれぞれマナがピンク、はるかが栗色であり最も印象の近いラブでも厳密には「明るめの茶髪」と異なっていた。
ところがみらいは、変身後と比べると金色とまではいかないもののかなり明度の高い小麦色をした髪である。
加えて、「名前の表記が6文字」というのも何気に桃キュア初でありこれまた春日野うらら・明堂院いつき・天ノ川きらら…と、先の髪の色を合わせて3番目に加入する黄キュアに多かったパターンである。
また、今作は歴代の異世界にあたる魔法界もその作品の悪役の力の影響が小さいためそこに住まう人々が日々の暮らしを営むことが出来る場所であり、他シリーズの桃キュアに比べて自分の故郷でない魔法界で寝泊まりする描写が多い。魔法界での様々な出来事に大げさなリアクションをしつつイザとなれば其処を護るために戦っており、桃キュアでありながら異世界キュア的な要素も持っているともいえる。もっと言えば、今までの主人公と異なり同じ世界の人間の味方キャラがいない(逆にリコには同じ世界の事情を知る味方が存在している。モフルン以外の同じ世界の味方が増えなかったのは作風の都合と言ってしまえばそれまでだが)。その結果、最終決戦後のナシマホウ界における当事者が彼女だけと言うリコ達と再会するまでの数年間、どこか寂しい雰囲気を残す事にもなった。
8年前のプリキュアのエンディングにて
2008年放送のYes!プリキュア5GoGo!の後期ED「ガンバランスdeダンス〜希望のリレー〜」にて、「未来ミラクル」という歌詞が出てくる(このキャラクターの「みらい」は平仮名表記だが)。
全くの偶然だろうが、8年の時を経て「未来」の名を持つ朝日奈みらいがキュアミラクルへと変身することとなった。
みらいの誕生日
第19話の放送日がちょうど誕生日である6月12日であったため、放送終わりの提供読みで
「今日はキュアミラクルのおたんじょうび」と紹介された。
本作からプリキュアの誕生日がプリキュアの放送日に合わせて設定されている。
ちなみに、翌2017年には琴爪ゆかりの誕生日が前日の6月11日、さらに2018年には薬師寺さあやの誕生日が前々日の6月10日と設定されたため、6月のこの期間において、連続する3作に登場するプリキュアの誕生日が3日連続で発生することになる。
声優について
CVを担当する高橋李依は、前作『Go!プリンセスプリキュア』にてプリキュアシリーズ初出演。
その『Goプリ』ではモブ生徒役を2回、ゲーム版であるシュガー王国と6人のプリンセス!ではオリジナルキャラクターである悪役スパイスと妖精のソルトを演じている。
高橋はオフィシャルコンプリートブックで「世界で一番のまほプリファン」と自称するだけに、そのあふれんばかりのまほプリ愛、みらいに対する愛情を表すことが多い。例えば…
- 自身のTwitterアカウントのヘッダ画像が48・49話のエンドカードを繋げた物をずっと維持。居住地も「ナシマホウ界↔マホウ界」となっている。
- 2018年11月に行われた感謝祭上映会に出演したときには大人みらいのような服装で登場している(ちなみにキュアモフルン公開時期に文化放送『エジソン』に出演したときは魔法学校の制服姿だったことも)。
- みらいの誕生日にはブログで思いの丈を綴ったり、動画でお祝いしたり、みらいのいいところをプレゼンしたり。
- 『オールスターズメモリーズ』公開時に「消されたくない想い出は?」と聞かれ「全部嫌です。ミデンを倒します。」と宣言。
- まほプリ以降の番組もリアルタイム視聴することがあり、特にハグプリ44話でえみるが「キュアップ・ラパパ!」と言った所、即座に「今、キュアップ・ラパパって言いました!?(ガタッ」と反応。
- プリティストアでぷりきゅるみの新グッズ・お手玉サイズのぬいぐるみが発売されたときには初日に並んでまでモフルン+みらいの物を購入。
- そして圧巻はTOKYOMXでの再放送が決まった際、「ヴワァアアアアアア!!リコォォオオオオオ!!ハーチャァアアアアン!!モフルゥウウウン!!ミィラァイイイアイイイィヤッタァアアアアア!!!!」と絶叫して興奮をあらわにしていた。この叫びはファンや内藤圭祐Pにも伝染してしまっている。
他にもTwitterはもちろん、自身のラジオ番組やネット番組でも折に触れてまほプリのことを語ることがあるので機会があれば聞かれたし。
各話ネタ
テレビ本編
■第1話
- 十六夜月の晩に飛行する謎の物体を見つけ、魔法つかいなのかもしれないと探索のため散歩に向かう。出かける前に店の在庫からワクワクするペンダントを発見し、母・今日子からもらい受ける。
- 散策中にモフルンをうっかり落としたことが切っ掛けで魔法つかいの少女「リコ」と出会い、魔法つかいに憧れていることもありハイテンションに。
- 最初はみらいと関わり合いになりたがらずにすぐに立ち去ろうとしていたリコだが、みらいからおごってもらったいちごメロンパンがとても美味しかったので、みらいに付き合ってあげることにした。
- このいちごメロンパンというお菓子は、二人が友人になった最初のきっかけとして、後々も印象的に演出されることになる。
- リンクルストーンを狙うバッティに襲われ大ピンチに。しかし出掛ける前に貰ったペンダントとリコのペンダントが共鳴、キュアミラクルへと変身してヨクバールを撃退(魔法(物理))する。
- 戦いの後、モフルンがプリキュアの力が目覚めたと同時に喋れるようになり、「モフルンと話したい」という長年の夢が叶って大喜びしていた。
■第2話
- 魔法界編突入。リコを退学の危機から救うため校長を捜索する最中、「魔法の杖」を生み出す大木を見つける。そして通りかかった男性から「寿命を迎えた」と言われていた大木に選ばれ、魔法の杖を授かった。
- みらいを探しに来たリコと共に、現れたバッティの襲撃を迎撃。その後、先の男性こそが校長だと判明。晴れてプリキュアであることが認められ、リコの退学危機は去りさらにみらいは短期留学を薦められることに。
■第3話
- 短期留学の件を祖母のかの子に電話連絡。普通なら信じてもらえず即却下だが、あっさり許可され難なく入学。みらい曰く、かの子は自分の言うことを疑わず信じてくれるとのことだが…。
- 魔法商店街でのショッピングにわくわくもんになって大はしゃぎ、制服や箒などの基本道具を揃えていたが、スパルダによってリンクル・ストーン『ダイヤ』を奪われる。さらに町の人を苦しめるスパルダに憤慨し、その意志の力によってリンクル・ストーン『ルビー』を入手。新たな姿「ルビースタイル」へと変身を遂げた。
■第4話
- 短期留学の第一回目は「紙の蝶を捕まえる」という補習のテストへの参加となる。魔法のまの字も知らないため貰った箒も展開出来ないような状態だったが、魔法抜きでも勘で蝶の居場所を探し当てる。
- 「リコを試験に合格させたい」という一心で、校長から出入り禁止を言い渡されていた封印の書庫「知識の森」に入り込みそこで新たな幹部・ガメッツの攻撃を受ける。そこへ駆けつけてきたリコとともにプリキュアに変身し、持ち前の行動力でリコを引っ張って勝利。
- この際伝説の書物と呼ばれるリンクルスマホンを発見。そこからは妖精の赤ちゃんが誕生した。
■第5話
- スマホンから出てきた妖精の赤ちゃんのお世話をリコと共に決め、「はー」と話すことからはーちゃんと命名。
- 第2回の試験ではセンスの良さを発揮。極寒の地で皆が魔法に集中出来ない中、ナシマホウ界の「押しくらまんじゅう」を提案、頑なに自分の力だけでやろうとするリコとは対照的に皆の体温を上げることに成功する。
- 試験はみらいが通過したため合格するも、そのことがリコの不興を買い仲違いムードに。みらいは最初こそ気まずそうにしていたが、ついには彼女も意地を張って喧嘩になってしまった。
- 吹雪に見舞われるアクシデントの中、リコが怒った訳を理解して謝りようやく和解。しかしその後、バッティのヨクバールの襲撃を受けて吹き飛ばされてしまう。安否を心配したリコからようやく名前を呼ばれ、そんな心配を他所に「今、みらいって言いました!?」と、当人は埋もれた雪の中から飛び出してかなり大喜び。
- バッティを追い返した後、リコからも呼び捨てにするよう言われ呼び方が「リコちゃん」から「リコ」へと変わった。
■第6話
- 臨時講師としてやってきたリズがリコの姉であると聞いてわくわくもんになる。水の形を保つ補習ではモフルンを作ることを選択し、良い線はいっていたものの他の生徒とともに形状の維持に苦戦。
- 補習をリコが投げ出した時は真っ先に追いかけ、自虐するリコに自分がいかに必要としているかを説いて結果的に勇気づけていた。
- 補習は見事通過したが、相棒のリコはみらい達以上の魔法を見せつけていた。どちらか片方が合格すれば良いという条件下で、二人とも本当の意味で合格したと言えるのは今回が初めてだったとも言える。
■第7話
- 海の底にある人魚の里へと向かうことになりわくわくもんになる。水の中でも息ができる魔法をかけてもらって魔法の絨毯で海の中へ突入する。が、無意識に息を止めてしまい窒息寸前になり、リコからは呆れられた。
- 思いがこもった声が通じれば開くというマール貝を開ける補習課題に挑戦するが、「貝の耳ってどこだろう?」との悩みに陥る。魔法の世界でそういう自然科学的なことを気にしたら負けなわけだが…。この後「やっほー、貝ちゃーん!」と大声を出してマール貝を驚かせてしまう。
- 異種族を極度に恐れる人魚の子供たちともすぐに仲良くなった。そして「異世界から来た自分でもリコと仲良くなれたんだから、種族が違う相手を敬遠する必要はない」と諭す。
- ガメッツ襲来時は、巻き上がった泥で視界を塞がれて離れ離れになるが、互いに必死に名前を呼び合い合流に成功。その呼び合う声に呼応してマール貝は口を開き、そして人魚の里の秘宝であるリンクルストーン『サファイア』が覚醒。新たな姿「サファイアスタイル」へと変身して人魚の里を救った。
■第8話
- 空を飛ぶペガサスと一緒に写真を撮るという課題に挑戦するため、魔法の絨毯でみんなと一緒に「魔法の森」の上空へ。空を飛ぶペガサスの群れに遭遇したことでわくわくもんになりすぎて、自分がまだうまく箒で空を飛べないことを忘れペガサスを追ってアイキャンフライ。そして重力に従って奈落の底へと……!?
- ケイから、甘い香りで生き物を引き寄せて食べる花の噂を聞く。それほど怖そうな顔は見せなかったあたり、少なくとも怪談の類は平気そうだ。
- 森の散策中で上空にペガサスを見つけた時は再び箒で空を飛ぼうとする。リコは無理するなと止めるがみらいは「できるって信じれば、なんだってできる!」と初めて飛ぶことに成功。みらいは魔法のことは覚えたてではあるが、「信じること」が魔法の源泉であることはアイザック先生からすでに叩き込まれていたのだ。
- すばしっこいペガサスの動きを止めるためにいいことを思いついたとあっち向いてホイを仕掛ける。そんなのに引っかかる奴がいるかと思ったら、割とノリのいいペガサスだったようで…
- しかしその直後にはーちゃんが落下してしまい、みらいはそれを助けようと急降下。結局バランスを崩してしまい、助けてくれたリコもろともに落下するが落ちた場所でペガサス親子を救い、恩返しにリンクルストーン・ピンクトルマリンを貰え記念写真に付き合ってもらえた。
- 後にその写真はアイザック先生から合格のご褒美として2枚もらえ、思い出の写真となった。
■第9話
- 補習最終試験の日。魔法界との別れが近づく。が、試験においてみらいがいつも以上に張り切るので周囲から「早く帰りたいのだろう」と思われることに。
- 試験中リコに思いの丈をぶつけられるが、みらいはリコの夢のために余計なことを考えず寂しい気持ちを抑えようとしていた。
- 試験やプリキュアとしての戦いが終わった後、魔法界の皆と笑顔で別れる。しかし出発後に溢れる思いから号泣。ところが、唯一出迎えに顔を見せていなかったリコとはーちゃんがやってきてナシマホウ界へ一緒に行くことを告げられる。一緒に居られることに喜び、寂しがっていたリコ以上にその思いをぶつけていた。
■第10話
- リコの持ってきたヤドネムリンを借りるも、頭から被ってとんでもない姿に。予告でのリココロネもシュールさから騒がれていたが、みらいのその奇妙な姿はある意味それを超えていたのでさらに話題となった。
- ナシマホウ界へと帰ってきて早々にリンクルストーン・トパーズを発見。しかしカラスに持ち逃げされ、はーちゃんとリコがそれを追ってしまったせいで離れ離れに。
- その後、リコを探すためにあちこち奔走したり偶然発見したトパーズを追う羽目になったりしてロクに物を食べる暇がなく、いつも元気なみらいにしてはクタクタになっている場面が描かれた。
- ふとしたことからリコと仲良くなった最初のきっかけであるいちごメロンパンのことを思い出し、あの時にパンを購入したフードワゴンに向かうと同じことを考えてそこへ向かっていたリコに再会。しかしその直後にスパルダが現れヨクバールを召喚し、みらいはリコと共にプリキュアに変身、苦戦しながらもこれを撃退した。
- 久々に我が家へ帰宅すると、今日子が待っており笑顔で春休み中のことを問い詰められることに。さらにすでに今日子がリコと知り合っていることにも驚いていた。
■第11話
- 家族達と再会し、さらにリコが同居することになり大喜び。しかし教頭に魔法を使うことを制限され、決まりを破ると杖を没収されると聞き息を呑むことに。
- 始業式初日は早速使えるようになった魔法を使おうとしてリコに窘められるが、結局遅刻しそうになってリコと一緒に魔法の箒でひとっ飛び。が、これを勝木かなに目撃されて後々問題になる。
- 長瀬まゆみやリコと同じクラスになったことを喜ぶ一方、かなに魔法を使うところを目撃されたことを知って滝のような汗をかいたり、モフルンやはーちゃんが学校に来ていることを知ってホームルームに集中出来ていなかったりと珍しく不安気な顔を多く見せる。
- 更にはガメッツが学校に現れてしまう。
- 始業式後、はーちゃんからトパーズを守っているモフルンがガメッツに襲われていることを知って急いで駆けつけ新たなトパーズスタイルでヨクバールを撃退。戦いの後、ずっと一緒に学校へ行くことを夢見ていたモフルンの思いを汲み取り一緒に通うことを決めた。
■第12話
- 朝が弱いことが発覚。
- 授業において、リコのフォローやはーちゃんの言動の誤魔化しに挙手するが結局先生の問いに答えられず、学力に不安がある事を晒してしまった。
- おまけにリコに鞄を間違えられて、帰宅されてしまった。
- その証拠にはーちゃんと一緒だった。
- 幼い頃に夜の山奥で迷子になったエピソードが父親によってリコに明かされる。両親の心配を他所に本人は笑顔を見せていた。みらい曰く本当は怖くて大泣きしていたのだが、夜空の星々を見て元気づけられたという。この時の回想シーンのロリみらいが可愛いと評判だったり。
- 慣れない環境で肩肘張って無理してるリコを元気付けるために、魔法の箒で夜空の天体観測に連れ出す。箒に乗るのがすっかり上手くなっている。
- なお散歩の際は自分以外のナシマホウ界の人物に見られないように魔法学校の制服を着用していた。
■第13話
- リコや友達を連れてみんなで山へバーベキューへ。
- 男子たちが競い合ってリコの荷物を持とうとするあからさまな態度を見て「リコってばすごい人気だね」と素直に感心。男子の下心を正しく理解できるだけのアンテナがあるうえで、茶化さずさらっと流してあげれるデリケートさは桃キュアでは珍しいタイプかもしれない。
- たまたま勝木かなの家族のキャンプと隣同士に。しかしそのせいでリンクルストーン探しで箒で空を飛んだところを見られてしまう。
- モフルンがリンクルストーンとハチミツの匂いの区別がつかずにハチの巣がある山に来てしまったせいで、巣を荒らしたりハチミツを横取りしたりしようとしていると勘違いした蜂の大群に追われてしまう羽目になった。
■第14話
- ブラック家族の鬼門とも言うべき勉強回。しかし実は数学以外の科目は優秀という事実が判明。他の科目には「ワクワク」な要素があるが、数学の公式にはどうもピンと来ないのが原因である模様。
- このテスト用紙をよく見ると、図形である円の外にモフルンの耳が描き加えられてたり解答を決める為のあみだくじの後が書かれっぱなしだったりとかなり手が込んでいる物となっている。
- 普段のみらいからは想像もつかないような消極性を見せるが、リコが天性の才能で良い成績を出しているというのが勘違いであると知り例え再試験で満点でなくても苦手なものも頑張ろうという気になる。その結果再テストは合格点に達した。
- その後でリコとの絆が深まり、はーちゃんから花丸をもらえた。
- その後で月から光の球がはーちゃんが頑張って描いた花丸の印に舞い降りて、そこからムーンストーンのリンクルストーンが現れる。
- 数学の追試に合格したみらい、日本語の文字が書け満点をとったリコ、そして花丸がうまくかけたはーちゃんへのご褒美として現れたと思われる。リコ曰く月からの花丸としてリンクルストーンのプレゼント。
■第15話
- 朝の弱さから寝坊し、構って欲しいはーちゃんの相手ができない状態に。支度後にはーちゃんはリンクルストーンの食事により変身してしまった後だった。
- 暴走が元ではーちゃんが教師の頭上に雨を降らせてしまったところを、こっそり魔法で傘を開かせフォロー。
- リコやモフルン共々はーちゃんの家出と暴走に責任を感じ、「はーちゃんは不思議な子だけどわたし達と同じ」と反省。その後、スパルダに襲われていたはーちゃんを救い出し、騒動が収束した後はお互いに反省し合っていた。
■第16話
- 余談だが、7人で撮ったプリクラのみらいとリコの間に相合い傘が描かれてたり。
■第17話
- 家の大掃除中、窓の汚れが落ちないので、ちゃっかり魔法を使おうとしていた。
- その後、祖母のかの子の昔の写真を見つけ思い出の人を探しに行こうと街を巡る。その際に人に道を聞かれた時にも魔法で空を飛んで地図と照らし合わせることを思いつく。魔法の応用の仕方がどんどん上手くなっているような…。
■第19話
- 校長を探すため、持ち前の行動力で真っ先に活動開始。
- 魔法学校を支える大樹の頂上に校長が向かったと判断するも、「この先、登るべからず」の看板を前に立ち止まる。
- しかし、みらいは帰ろうとせず「なぜ禁止されているのか」に目を向ける。さすがの思考力である。
- リコいわく、毛虫がたくさん出るらしい……が、みらいは虫も別に苦手じゃないらしい。
- そしてどこぞの小坊主のようなトンチを利かして上に登ろうとする。「登るのがダメなら飛べばいいんだよ!」
- が、そんな文脈の裏をかくズルは通用しないかったようで木の枝に弾き飛ばされたり散々な目に。
■第20話
- 願ったところに行ける魔法の扉の前で「校長先生に合わせて」と扉を笑顔でくぐると、ドクロクシーの玉座の前でバッティと校長が戦闘中という場面に。そのまま笑顔を崩さずに無言でバックして扉をそっ閉じした。敵前逃亡したプリキュアは歴代で数人いるものの、見なかったことにしたのは史上初の快挙(?)である。
- しかしあくまでパニックになってついやらかしただけだったようで、直後に気を取り直してもう一度同じ場所へ。そしてそこからドクロクシーとの決戦が始まることに。
■第21話
- はーちゃんが休眠していたリンクルスマホンを体内に取り込んだことで最終形態に覚醒したドクロクシーが、あらゆる存在を闇に染めると宣戦布告。世界の危機に戦慄する校長とは対照的に、ミラクルは「そんなことよりはーちゃんを返して!」と聞く耳持たずにマジカルと共に怒りを込めて殴りかかる。
- 正義のスーパーヒロインとしては少しエゴイスティックかもしれないが、地球のため、みんなのため、それもいいけど、忘れちゃいけないこともあるというのはプリキュアの原点回帰でもあっただろう。
■第22話
- はーちゃんが行方不明となり表向きは笑顔で過ごしていたが、内心寂しさを抱いていた。
- 休日にリコとモフルンとの3人で出かけることになったが、そこに復活したヤモーが現れスーパーヨクバールを召喚、ミラクルとマジカルを圧倒する。マジカルと共に怒りと悲しみに震えるミラクルだったがモフルンの説得により落ち着きを取り戻す。そこに謎の少女が現れキュアフェリーチェに変身、スーパーヨクバールを浄化した。みらいは直感的にその少女がはーちゃんだと確信する。
■第23話
- はーちゃんが人間に生まれ変わりみらい達と再会。ありえないことの連続にツッコミまくるリコと対照的に、みらいは笑顔ではーちゃんをありのまま受け入れていた。
■第24話
- 朝日奈家にホームステイすることになったことはだが、屋根裏部屋のリフォームを魔法であっさり済ませたことにみらいは「なんかワクワクが足りない気がする」と、曖昧だが本質をつく感想を述べる。
- 小さい頃に遊んでいた財団Bの「くるくるビーズメーカー」を引っ張り出し、ことはの部屋を手作りビーズでコーディネート。終わらせた後ことはの部屋は過剰過ぎるレベルの飾り付けがなされていた。
■第25話
- 昨年に続いてプリキュア水着解禁が成された。みらいの水着は春服と同じカラーリング。
- ことはの魔法の悪戯(故意にやったわけじゃないから怒らないように)に振り回されてヘトヘトになるリコとみらいだったが、今回も説教役はリコが中心でみらいはどちらかといえばことはを窘める感じ。どうやらこの2人はそういう役割分担のようだ。
■第26話
- 朝食を用意してことはを起こしにきたみらいのエプロン姿がお母さんすぎると話題に。
- みらいの母親の今日子さんは古典的なお母さんタイプというより「歳の離れた姉」のような感じがある現代的な自立した女性の雰囲気なので、逆に意外な印象もあるかも知れない。
- 余談だが、この回で映ったことはの部屋のビーズは残念ながら全て撤去されていた。(あれはさすがにキラキラしすぎて落ち着かないだろうからわからんでもないところですが)
■第27話
- 魔法界で夏休みを過ごすことに。魔法学校の食堂が何でも食べ放題と聞きはっちゃける。みらいもまたプリキュア大食い仲間の系譜であることが明らかに。
- 校長先生にエメラルドを持つはーちゃんに帰還を命じなかったことを改めて礼を言う。その上で「何があっても、どんなことがあっても、わたし、みんなと一緒にいるって決めたんです」と宣言。よっぽどの決意だったらしく、セリフの後半になるほどどんどんとドスが利いた口調になっており、校長も少しびっくりしていた様子。
- この後にラブーがプリキュアに宣戦布告し、ドンヨクバールを放ってくる。その時は「どんなことがあっても」の言葉通りに全く臆することなく立ち向かって行った。「決めたから。あなたが何者だろうと関係ない。もう決めたから。みんなと一緒にいるためなら、できることは何でもやるの!」
- この言葉に勇気付けられた仲間たちと力を合わせてドンヨクバールを撃退。撤退しようとするラブーに「何度きたって、あなたなんかに……!」と怒りを突きつけるが、当のラブーは「何度も来ないよ? 次で終わりでしてあげるから」と余裕めいた発言。
■第28話
- ドンヨクバールが無数に放った輪投げ型のリング光線が一つ命中してしまい、ミラクルの左手とマジカルの右手が一つのリングに拘束されて、互いの自由が利かなくなる。
- と思いきや、その状態のまま二人でくっついて敵を殴る蹴る。ラブーは「どうしてそんな状態で動ける!?」と驚愕してたが、そりゃ闇の魔法つかいとの戦いでは毎週のように2人っきりで手をつなぎながら戦闘してましたから……
- フェリーチェ登場以後は彼女を目立たせることもあってあまり2人の世界に入ることがなかったのだが、今週は、2人ならではのコンビネーションをよく見せていた。
■第29話
- モフデレラ回。みらいは魔法つかいの使い魔であるネズミ役で登場。
- 童話のように馬にはされずに、リコと一緒にモフデレラを助けるために楽しそうにはしゃぎまわっていた。
- プリキュアに変身する時はサイズ差からリコと手をつなぐどころか体を掴まれて潰されそうになるが、グロいオチになる直前にサイズが元に戻った。
- サイズが戻った瞬間、位置関係からお姫様だっこ状態になり、2人してちょっと照れた表情で苦笑いしていたのも印象的。
■第30話
- リアリティを高めるためにことはがみらいとリコをバレリーナ姿にするが、リアリティが行きすぎて衣装が勝手に白鳥のように空を飛んでしまい、またまたハチャメチャ大混乱に。
- 後でリズ先生に助けられる。
- そんな楽しい日常も、ラブーがまた襲撃してきて一瞬で終わりを迎えた。今回はラブーがちょっとだけやる気を出したのでみらい達はガチで命がけの戦いとなり、わずか1分くらいで物語の空気感がガラリと変わった。
- 補習メイトたちの魔法の自由研究の道具をわざわざドンヨクバールの素材にして、魔法なんてムホーにこうやって蹂躙されるだけの無力なものと馬鹿にするラブー。自分がみんなと一緒に居られるのは魔法のおかげと思っているみらいは大激怒し、問答無用にドンヨクバールでなくてラブーに対していきなり浄化技を放つ。やるときは殺る…いや、やるのが朝日奈みらいの漢女っぷりである。
- しかしそれでもラブーには傷一つ与えられない。圧倒的優位のはずのラブーだったが、みらいの妙な迫力に気圧されてそのまま撤退してしまった。
■第31話
- 夏休みを終わりを迎え、カタツムリニアへ乗ってナシマホウ界へと帰還。車中でリコとことはが前回からの悩みを引きずり暗い顔をしているのに対し、みらいだけは「まぁ分からないことはいろいろあるけど…きっと校長先生が調べてくれるよね!」と能天気な態度。
- ラブーの策略で客車が脱線し、魔法界とナシマホウ界の境界「狭間の世界」に置き去りにされても困った様子ではあったが、不安を感じてはいかなかった。
- そして最終形態を見せたラブーとの決戦で全ての魔法が効かなくても闘志が折れることはなかった。しかしラブーの「小手調べ」で全員がバラバラに吹き飛ばされ、キュアミラクルが一人ぼっちになってしまうと、今までの様子がウソのようにミラクルを絶望と不安が覆う。ここでみらいの絶望顔を作中で初めて見せた。
- ちょっと前までの威勢に比べて極端すぎる変化だが、結局はみらいにとってのプリキュアの戦いとは「仲間と一緒であること」が全ての前提なのである。
- 仲間がいなければ何も残っていないと自分という個人の無力さを悟るみらい。しかし、そばに落ちていた自分の魔法の杖が目に入った時に彼女の瞳に再び光が灯る。魔法とは自らの強い意思を世界に伝える御業。願いが聞き遂げられればどんな奇跡も起こるはず。必要なのは魔法の杖と魔法の言葉。ただそれだけ。さぁ、リコと出会ったあの日のように「キュアップ・ラパパ」と唱えよう…!
- 奇しくもまたマジカルとフェリーチェもまた絶望の中でも魔法の可能性を信じて立ち上がろうとしていた。3人の思いの高まりにレインボーキャリッジが反応し、不思議な虹の光を発して3人を同じ場所に集める。そして虹の中から飛び出してきたのは存在しないはずの13個目のリンクルストーン。その名もアレキサンドライト。その石をモフルンにセットした時、古き伝説は終わりを迎え、新しき伝説が紡がれる。
「魔法つかいプリキュア! オーバー・ザ・レインボー!」
- 新たなるフォーム・アレキサンドライトスタイルを得たプリキュアたちはラブーをついに撃退。しかし、戦いの後にリンクルストーンの化身たる十二精霊が現れ、物語は新たな局面へと至ることになる。
■第32話
- 2学期になり再び学校生活へ。今日からはことはも一緒のクラスに編入となったが、ハッスルしすぎて早起きしたことはに付き合わされ、半分眠りながら登校する。やはり朝は弱いようだ。
- 魔法つかいの探索を本格的に始めたかなから、同じ目撃者として一緒に探索を誘われ、ごまかすのにたじたじとなる。
- 幼馴染みの男子である大野壮太がみらいの見てないところでことはと仲良くなっていたのを目の当たりにして、リコと共に凍りついた笑顔を見せる。だが、とりあえずはーちゃんが楽しそうなので問題なしと判断された様子。
■第33話
- 公園でみんなでまったりしてると、おかしな格好をした中年オヤジがモフルンを捕まえて興味津々にいじり倒し始めたので、問答無用に不審者認定してことはと一緒に不意打ちしてフルボッコする。相変わらずヤる時はヤる性格。
- しかし実はそれはリコのお父さんのリアンだったので平謝りする羽目に。
- プリキュアになった時の状況を聞きたいというリアンに、1話であったことをジェスチャーを含めて説明する。
「魔法つかいだーってなっちゃって、お友達になってって追いかけて、ペンダントがピカッて! あっちにほうきでバーッと飛んで、キュアップ・ラパパでピカッ! ババン! はーっ!」
- その時の興奮を思い出してご満悦の笑顔のみらいに対して、何がなんだかさっぱりわからないと呆れるリコ。リアンは「いやいや、気持ちは十二分に伝わったよありがとう」と大人の対応。
- またこの時にみらいはリコのモノマネもするのだが、1話当時のクールぶったリコの特徴をうまく捉えていた。
■第34話
- 親友の長瀬まゆみが別の学校の男子に恋をしたことを知り、告白できるように手助けすることに。
- 恋についてはまだ経験がないようで、ことはに説明を求められても漫画で読んだ知識でしか語れなかった。
■第35話
- テストで一番の成績をとるリコを、学校で行われる生徒会長選挙に出るように勧める。あまり深いことを考えずにリコが会長になったら格好いいという思いで全面的にバックアップしていたが、当のリコは色々と考えた末に最終的に辞退してしまった。
- ただ、リコもこのことは良い経験だと感じていたので、自分が立候補を勧めたことを後悔するようなことはなかった。
■第36話
- おやつのパンケーキが何者かに食べられてしまい泣いてしまう。その後、犯人であるチクルンを魔法で捕まえ、怖い顔で尋問。普段は見せない怖い面を見せ、「食べ物の恨みは怖いわ・・・」とリコに恐れられた。
- チクルンが魔法界からやってきた妖精だと聞かされ、こちらの世界で魔法のことを気兼ねなく話せる存在に飢えていたこともあって、すぐ仲良くなる。
- モフルンのことを気になっているチクルンに、モフルンとの幼い頃の思い出を話してあげる。回想シーンでは久々にロリみらいの登場となった。
■第37話
- 冷凍みかんの収穫と製造に勤しむ校長におつきあい。5話以来のひゃっこい島。そしてまたおしくらまんじゅう。
- アイドドラゴンのため息が必要と聞いて、アイスドラゴンをけしかけるように無理やり追いかけっこして、息切れ状態にさせた吐息でみかんを凍らせようとする。
- そんなことやってるうちにみんなとはぐれてしまい、ベニーギョとの戦いをフェリーチェ一人に任せる自体に。大急ぎで戻ろうとするが手がしもやけでホウキを握れない。
- しかしそこをさっきのアイスドラゴンが助けて乗せて行ってくれた。もっとも、散々な目に遭わされたみらいではなく孤軍奮闘しているフェリーチェの方が心配だったようだが。
■第38話
- 魔法界で年に一度のかぼちゃ祭があるというのでみんなで参加。司会がアイドルだったのでびびる。
- 「お菓子のお祭り」と聞いていたみらいはお菓子が食べられると思っていたのに、人間をお菓子に変えてしまうカボチャドリを命がけで捕まえる牛追い祭り的なものだと知らされて二度ビックリ。
- 捕り網を手にカボチャドリを森にまで追い詰める。一時見失うが動く陰を見つけて全力で網を振るうと、そこにいたのはシャーキンス。敵には一切容赦しないみらいもさすがに「すみません・・・」と謝るしかなかった。
- 戦いの邪魔としてカボチャドリを吹き飛ばしたシャーキンスにひどいことするなと文句言うと、お前らだって嫌がる鳥を追いかけてるくせに何を言うのかと返されて、みらいは押し黙るしかなかった。
- まぁ先週のアイスドラゴンの件もみらいには一切悪気がなかったので、自分がワクワクもんなら相手も同じはずと思ってしまう節がみらいにはある様子(最終的にはカボチャドリも祭りを楽しんでいたのがわかったので結果オーライだったが)。
■第39話
- 前話で祭りに招待してくれた返礼を兼ねて、今度はみらいが魔法学校の生徒たちをナシマホウ界のハロウィン祭りに招待する。
- ことはの魔法のいたずらでみらいはモフルンの姿に仮装されてしまう。どうせクマの着ぐるみでしょと思いきや意外とセクシーな衣装。一方のことはは終始着ぐるみ系のコスプレを楽しんでいたが。
■第40話
- リコの誕生日に、リコ一家が総出で朝日奈家にやってきてみんなでパーティーをする。なぜかみらいはヒゲメガネのコスプレで参加。
- まあリコに着せられた衣装からしてリコの両親のセンスはどこかおかしいので空気はむしろ読めていたと言えるだろう。
- みらいがリコに贈った誕生日プレゼントは物ではなく、夜空をキャンバスに魔法のほうきで描いたースデーメッセージ。誰かに見られたらどうするんだと心配にもなるところだが、これは14話の追試回でリコが魔法バレのリスクを受け入れてもみらいへの応援メッセージを描いたことの返礼という意味合いもあるだろう。
■第41話
- 前話で魔法界とナシマホウ界が接近しつつあることが発覚したが、その影響はさらに加速し41話ではカタツムリニアで10分もかからずに互いの世界を行き来できるようになっていた。そこでみらいたちはこの話から放課後留学と称してこちらの学校が終わってから魔法学校にも通うことになる。
- そしてナシマホウ界で学校が翌日に休みの時は、魔法学校の寮でお泊まり会! パジャマパーティーで大騒ぎ。
- 最高潮のワクワクもんの日々が続く幸せを噛み締め、夜空を見ながら「こんなに楽しい毎日がずーっと、ずーっと続くといいな」と呟く。
- 一方、デウスマストの眷属の側ではオルーバが久々に自ら行動し、校長が探していたクシィの魔導書を先に奪取。案の定、なにやら不穏な空気も漂い始めることに。
■第42話
- 翌日は朝はチクルンと一緒に蜂蜜集めをして、昼はリズ先生がお菓子の作り方を教えてくれることに。楽しい毎日が続いていることに「今日もワクワクもんだぁ!」
- 料理中に置いてあったリンクルストーンがいつの間にかなくなっていたので、なぜか鍋の底を探しだす
- 実はリンクルストーンはチクルンが奪ってシャーキンスに手渡そうとしていた。シャーキンス自らプリキュアたちにチクルンがスパイであったことを暴露し、愕然とするみらい。おそらく作中では初めてのガチに驚愕した表情を見せる。
- しかし実はチクルンはプリキュアが変身能力を失えばデウスマストの眷属がプリキュアたちを狙う理由はなくなるとおもってリンクルストーンを奪ってきたのだ。そのことを知ったみらいたちはチクルンは大切な友達だと再認識。
- その時、トパーズスタイルのパワーがいつも以上の力を増す。フェリーチェが言うにはトパーズはワクワクのリンクルストーンなので、友達と分かり合えたワクワクがトパーズのパワーをよりワクワクさせたのだという。何が何だかわからないが、みらいはその言葉にすごいワクワクしてしまい、規格外の戦闘力を発揮。自分の身長の十倍近い大きさのハンマーを生み出す。
「それってとーっても……ワクワクも〜ん……だぁーっ!!!!」
- 巨大化したシャーキンスはこれに一撃で叩き潰され、そこにアレキサンドライトスタイルの虹色魔法プリキュア・エクストリーム・レインボーが直撃する。シャーキンスがかねてから懸念していた「プリキュアは、意味不明でくだらないことをきっかけにして無尽蔵の恐ろしいパワーアップをしてしまう」と言う事案がまたまた炸裂し、ついにシャーキンスは虹の彼方へと放逐される。
■第43話
- チクルンが女王様に謝りに行くことの付き添いとして、みんなで妖精の里へ。
- 花粉のケーキをご馳走になり美味しそうにほうばる。妖精達からは「人間ってよく食べるんだなぁ」と感心されていた。
■第44話
- 冒頭でいきなり、オルーバによって子供の姿にされてしまうプリキュア達。
- 幼児化したみらいは結構な駄々っ子になっていたが、むしろこの状況をわくわくもんと楽しんでいるところが大物である。
■第45話
- 前回の幼児化事件に「闇の魔法」が関わってることを気にかけた校長先生が、事情を詳しく聞くためにナシマホウ界へやってくる。この時に出迎えにでたみらい達が冬服を初披露。
- クシィのことを思い出してアンニュイな校長先生を励ますためにいちごメロンパンを買いに行く。まゆみの失恋の時もそうだったが、みらいの中のいちごメロンパンは「元気になれる薬」なのか?
- ドクロクシーとの決戦の時はクシィの事情を聞かされても一切の同情も理解もしなかったみらいだが、クシィが校長に残したメッセージを見た時はさすがに沈痛な表情だった。
■第46話
- 魔法界にもクリスマスがあると知ってわくわくもんになるみらい。そしてサンタクロース(本物)のバイトをすることに。
- プレゼントの配達中に、かなとまゆみがベニーギョに襲われているところに遭遇。プリキュアになって撃退するが、かなから「魔法つかいですか!?」と突っ込まれてタジタジに。
- 正体がバレてはいけない掟があるため肯定するわけにはいかなくて、「魔法つかいには決まりがあって、正体は秘密にしなくちゃいけないの」と誤魔化す。あくまで魔法つかいの一般論を述べただけで、自分が魔法つかいだとは言ってない。
- しかし空気の読めるまゆみがかなに追求を緩めるよう促す。かなも自分の中で魔法つかいが実在することが確信できたからそれで満足だとして、このことは誰にも言わないことを約束してくれた。
■第47話
- 朝目覚めるといい天気。ベッドの上でパジャマ姿のぺたん座りで、窓から空を見上げて「今日も一日わくわくもんだ〜」
- 明日から学校だがみらいはまだ数学の宿題に手間取っていた。それでも日中にしっかりと終わらせたので学習意欲は上がっている様子。
- 宿題が終わったのでみんなで近所の神社に遅めの初詣。みらいが願ったのは「魔法界も、こっちの世界も、みんな一緒に笑顔になれたらいいなって。わたし、みんなの笑顔を見るのが大好きだから」
- フラグめいた発言の直後、いきなり日食が起こる。それは地球と太陽の間に巨大な質量が現れたから。ついにデウスマストが地球圏にまでたどり着いたのだ。
- デウスマストが地上へ完全に降り立つまでにプリキュアを倒すべくベニーギョが最終形態になって戦いを挑んでくる。「どうせこの世界はもう数分で終わるから」としてなりふり構わないベニーギョは全く周囲の目を気にせず街を破壊しながらプリキュアを攻撃。
- そしてみらい達は「自分たちの明日」を守るためにベニーギョへ立ち向かう。これは世界を救うためのカッコいい戦いではない。「みんな一緒に笑顔でいられる世界」はみらいが心地よく過ごせるものだから、それを壊そうとする災厄を撃退するのは自分のための行為なのだ。
- しかしベニーギョを浄化しようとした瞬間、ついにデウスマストが地上に降臨。街は踏み潰されその残骸全てを混沌が飲み込んで一つになっていく。だが、みらい達は混沌に飲まれる直前に光に包まれて……
- 今日は冬休み最終日。朝目覚めるといい天気。ベッドの上でパジャマ姿のぺたん座りで、窓から空を見上げて「今日も一日わくわくもんだ〜」 ・・・・となぜか冒頭と同じやりとりを繰り返すみらい。
- だが、窓から外を見たみらいの瞳に映ったのは、魔法界とナシマホウ界がぐちゃぐちゃに融合した街の様子だった。ビル街の上空に浮遊島が浮かび、会社通勤するサラリーマンの上を魔法学校の生徒が箒で通学する風景に、さすがのみらいも「どうなってるの?」とポカーンとなる。
■第48話
- 町の姿の変わり具合に、ことはとみらいで互いにほほをつねり合う。激痛とともに「夢じゃな〜い!!」 それなら、あのデウスマストの降臨も夢ではなかった?
- 町の様子を散策する途中で、かなとまゆみが補習メイトに箒に乗らせてもらってるところに遭遇。順からホウキでヘリコプターと空中レースをするからみらいも付き合わないかと誘ってくる。魔法を隠そうともしないジュン達と、あまりにそれをあっけらかんと受け入れているまゆみ達の様子にみらいはもう大パニック。「魔法だよ!? 何も驚かないの!?」
- しかし友人たちは突然怒鳴りだしたみらいを怪訝な顔で見る。これはただ事ではないと感じたみらいはあえてみんなの前で猫を喋らせる魔法を使うが、ナシマホウ界のみんなからは「さすがみらいは魔法が上手だね」とか「自分も魔法学校に通ったら使えるようになるかな」と感心される始末。そう、今や魔法界とナシマホウ界は混ざりあい、誰もが初めから世界はこうであったと認識していた。
- 「まさか、『混沌』って…… こういうこと!?」
- だが世界の変容はこれで終わりではない。空には暗雲が漂い、明らかに何かが起ころうとしている不穏な気配がある。ことはは、地上に残されているラパーパのわずかな力が混沌がこれ以上に侵食をしないように必死に抑えてくれているのを感じていた。つまり、この状態は秩序と混沌のせめぎ合いが生んだ奇跡的な状況だというのである。そして天秤は今にも混沌側に傾こうとしており、この状態は長くは持たないようだ。
- リンクルスマホンの意思を受け取ったことはがデウスマストの正体を語ってくれる。宇宙スケールの話はピンとこなかったみらいだったが、太陽の力が減衰してピーカンみかんの育ちが悪かったという事実には強く憤る。「う~ん! 絶対許さないんだから!混沌め! わたし達で混沌を、デウスマストを追いはらおう!」
- しかしこんなみらいも、このままでは「みんな一つに混ざり合う」ことは理解はしている。そしてラパーパの最後の力の残滓の源である「母なる樹」を破壊するためその上空にデウスマストがやってきた時、プリキュアに変身したみらい達は言い放った。
「本当はちょっぴり嬉しかった。2つの世界の皆があんなふうに仲良く笑顔でいられる世界。でも…!」
「わたしは『わたし』で、その隣に『誰か』がいてくれる。それが何よりも素敵なの」
- 妖精の里で語られた伝説では、プリキュアの本当の役割は世界を繋げる魔法をかけることなのだという。だが、それはかつて価値観も常識もが「一つ」にまとまっていた花の海に戻ることではないとみらいは感じている。自分が知らない場所で生まれ、自分が知らない文化で育った人たちと交流し、その「違い」にワクワクもんになる気持ちを相手と共有すること。それがみらい、リコ、そしてことはがイメージする「世界を繋げる」ことだ。
- その思いで同質化を拒否したプリキュア3人の言葉に、ついにダイヤとエメラルドのリンクルストーンが認証。12のリンクルストーンは彼女達こそ世界の守護者たり得ると認定し、プリキュアの魔法伝説最終章が幕を開ける。
- さっさと戦いを終わらせていつもの日常を取り戻す。地球滅亡の危機を前にしてもみらいのモチベーションはブレずに変わらない。しかし、今回ばかりは戦いに赴く前に校長から指摘された事実がみらいの前に影を落としていた。強い力で融合しつつある2世界を引き離せば、その反動で二つの世界の次元的な繋がりは完全に絶たれてしまい、二度と行き来ができなくなるというのだ。
■第49話
- リンクルストーンは太母マザー・ラパーパの12のカケラ。それらが人の心が生み出した1つのアレキサンドライトを祝福した時、地母神の権能はラパーパからプリキュアへと継承される。細かい流れは花海ことはの同49話項目へ。
- ラパーパの力を継承したプリキュアはついにデウスマストを浄化。しかし、ラパーパの後継者となったことはは、混沌に染められた二つの世界を元に戻すために大地と一体化することを決意する。前々から懸念されていたことはとの別れの時がついに来たのである。
- 別れはそれだけではない。前話で指摘されていた通り、二つの世界が元の姿を取り戻した代償として次元的な距離がわかたれることになる。そしてリコは、自分は魔法界へ帰られねばいけないと切り出す。リコの夢は立派な魔法つかいになること。みらいがいくら大切な友達でもナシマホウ界へとどまり続けることはやはりできないのである。
- それぞれの世界へと落ちていく2人。みらいがリコと出会った公園に降り立った時、モフルンはただのぬいぐるみに戻っていた。しかしこれもまた、予想されていた別れ。二人の世界の少女との出会いの奇跡がモフルンを喋れるようにしてくれたなら、少女達の別れはその奇跡の終わりである。
- 世界が修復されたことで、混沌に飲まれた時のことは誰の記憶からも消えてしまい、魔法は再び子供達の夢となってしまった。みらいもまた杖を失い、魔法が使えなくなってしまう。
- しかし別れる直前にリコは、いつか必ずもう一度再会できるように魔法をかけた。それはいつの日かの再会の約束。魔法とは思いの力。心から願えば必ず叶うはずだから。
- それから月日が流れ、みらいは大学生になっていた。勉学に勤しみながらも中学時代の友人達との付き合いはまだ続いており、まゆみ、かな、ゆうとと共に壮太のサッカーの試合の観戦をしていた。
- プリキュアシリーズで成長した姿での日常をちゃんとした尺を取って描いたのは初のケースであり、TVの前の視聴者もプリキュアシリーズとの付き合いが長い層ほど驚いていたようだ。
- みらいは魔法界と接触した経験から「自分が知らない世界のことをもっと知りたい」と強く思うようになり、このナシマホウ界でもまだまだ自分が知らないところがあるとして、いろんな国のことを勉強していた。母親の海外への仕入れにも同行している。なかなかの意識高い系だが、この時点でもモフルンを持ち歩くことは変わっていない。大したものである。
- そんな日常生活を送るある日、祖母のかの子の口からモフルンが初めてみらいに渡された日の思い出が語られる。かの子はみらいが今でもモフルンと一緒にいることを疑問に思いはしない。「モフルンはみらいを見守ってくれている。小さい頃からずーっと、今でもね」
- みらいよりもはるか前から魔法の存在を信じているかの子の言葉は、魔法から遠ざかっていたみらいの救いとなっていた。「わたし、おばあちゃんのお話大好き。不思議なお話をいっぱいしてくれたから色んなことに興味を持てて…だから出会えたんだ」
- 主語も目的語もないみらいのつぶやき。何に出会えたのかをかの子は問いただすことはなく、ただ優しく答える。「素直な言葉は力になる。想いが繋がっていればそれは…奇跡を起こすのよ」
- その日の夜。空を見上げるとあまりに綺麗な十六夜の月が浮かんでおり、みらいの心は疼く。かつての思い出に浸るようにリコと初めて出会った公園へ行き、最近の日常をリコに報告するかのようにつぶやく。もちろんリコに聞こえるはずがないことはみらいもわかっている。これは寂しい女の子のただの独り言にすぎない。
- ふと気づくと、公園にみらいが魔法の杖をさずかった木とそっくりのものが生えていた。まさか自分を連れにきてくれたのではと思ってしまい、近くに落ちていたその木の小枝を拾い、呟く。「キュアップ・ラパパ! もう一度みんなに会いたい!」
- ・・・何も起こらない。当然だ。これはただの木の枝。「なんてね…。バカだな、わたし…」 自嘲気味のセリフとともに小枝を投げ捨て家路に帰ろうとする。かつてのみらいでは考えられない態度とセリフ。でも仕方がない。みらいはもう社会に責任を持つ大人なのだ。魔法に夢見る子供時代はすでに過ぎた。
- だが突然、みらいは公園に引き返し、先ほどの小枝を拾い直して空の月に向かって絶叫する。「キュアップ・ラパパ!みんなに会いたい! キュアップ・ラパパ!みんなに会いたい!」
- 昔、自分は魔法つかいと友達だった。大人になったらそれをなかったことにできるのか? よくわからない感情の波に襲われ、泣きじゃくりながらもただひたすら月に向かってキュアップ・ラパパと唱え続ける。喉は枯れ、声はかすれてもやめない。みらいの脳裏に祖母の言葉が思い浮かぶ。「素直な言葉は力になるのよ」。みらいはただただ、素直な思いを言葉に載せ続ける。
「キュアップ・ラパパ…… みんなに……会いたいよ…… キュアップ・ラパパ……リコに…みんなに…会いたい…!」
- そのとき、みらいの手に持っていた小枝があの日のように形を変え出す。それと同時になんとみらいはいきなりはるか上空に突然転移。そのまま重力に引かれて落ちて行き、手に持っていたモフルンも離してしまう。絶体絶命と思われたその瞬間、みらいの落下スピードが突如緩みだし空中で浮いた状態になる。そして上空から声がかけられる。
「ダメじゃない、気をつけなきゃ。モフルンは大切な友達でしょう?」
- 魔法のホウキにまたがりモフルンを回収した魔法つかい。それは美しく成長したリコであった。リコがみらいに浮遊魔法をかけて落下を防いだのだ。そして魔法学校での友人たちを乗せたカタツムリニアも転移してくる。そこにはことはもいて、モフルンも喋れるようになり・・・ 思いがつながり、世界も再び繋がったのだ。
- ご都合主義…いや、この結末をもたらすことこそがみらいとリコがプリキュアになった理由なのだ。43話でレジェンド女王はこう語っている。
「あの時、マザー・ラパーパはおっしゃられた。
”いつか必ず世界は再び結ばれる。そう魔法をかけた” と。
魔法は願い。奇跡を願う思いが繋がり、いつか世界に届いてくれるよう祈りを込めて与えた魔法の名前。
それが……『プリキュア』」
■第50話(最終回)
- 翌朝、公園にあるいちごメロンパンのワゴンのオープンカフェで、みらい、リコ、ことはの3人で女子会。一人だけ成長してないことはが寂しかったのか、魔法でみらいとリコを中学生の姿に戻してしまった。当のみらいはワクワクもんだぁと大喜び。
- そして相変わらず異常な量のいちごメロンパンを買い込んでいた3人であった。
- そこにドクロクシーの虫歯から生まれた忘れ形見「ドクロムシー」が現れ、ことはの魔法の杖と、大量に買い込んだいちごメロンパンを吸い込まれてしまう。ワームホールを開いて何処かへ逃げるその怪物を追ってみらいたちは魔法界とナシマホウ界をまたにかけた鬼ごっこをすることに。
- その途中で、新しくできたスイーツショップを見つける。みらいたちが派手なデザインの店を興味深く見ていると、その扉が勢いよく開いて店員が歓迎してくれる。
「いらっしゃいませ! 特製スイーツはいかがですか?」
- そこには元気な笑顔の宇佐美いちかが……ん? いちか? (つд⊂)ゴシゴシ (;゚Д゚) …!?
- そう、今回は次回作『キラキラ☆プリキュアアラモード』とのコラボ回だったのである。次回作のプリキュアが最終回にゲスト登場するのは今は定番化しているが、それを最初にやったのがこの時であった。事前告知が全くなかったサプライズなのでひっくり返った視聴者もかなり多かった様子。ただ、前話で「世界を繋げる奇跡の魔法」が発動したのだから「次の世界」と繋がってもおかしくないという見方もできるだろう。
- 美味しそうなものがあったらスルーできないみらいは「今、特製スイーツって言いました!?」と大興奮してご馳走になろうとする。いちかがキラッとひらめいて作ってくれたアニマルスイーツはモフルンの形をしたチョコムースケーキ。
- ボリュームたっぷりだったがものすごいスピードで食べ尽くし、その健啖ぶりにいちかをビビらせる。これも先輩としての貫禄?
- 美味しいスイーツを作ってみんなを元気にしたいといういちかの話を聞いて意気投合。すぐに友達になった。
- お腹も満足したので再びドクロムシーを追うみらい達。新たな友人ができたことに「やっぱり出会いっていいよね」と語り、「わたしに目標ができたのもみんなと出会ったおかげだよ」と感謝の言葉を述べる。しかしそれはリコにとってもことはにとってもお互い様のようだ。
- ドクロムシーが美味しいスイーツを狙うというならいちごメロンパンのワゴンが襲われる可能性が高いと踏んで、透明化フードで姿を隠し、いつもの公園へホウキで急行。そこでぬいぐるみを落とした小さい女の子と、それを拾ってくれた無愛想な別の女の子との出会いをみて、みらいは自分とリコが出会った日を思い出す。
- そこにドクロムシーとヤモーが現れ、無慈悲ないちごメロンパン狩りが始まる。周囲の人や物を巻き込みながらいちごメロンパンを吸い込んでいくドクロムシー。その恐ろしい惨劇が先ほどの幼女達にも…
- さすがにこれはみらいも放っておけない。チクルンの活躍でことはの杖がとり返され、3人はプリキュアへと変身する。視聴者にとっては一週間ぶりのプリキュアだがみらいにとっては… 「久しぶりだ!」と歓喜の笑み。
- 「いちごメロンパンの恨みは…恐ろしいのよ!」 最終回でも戦う動機が私的なのはブレない。そしてスイーツを守るためならば出てこないわけにいかないキュアホイップも助っ人に乱入してきて、まさにコラボ回らしいお祭り騒ぎに。
- ドクロムシーを浄化するが闇の力の源である虫歯部分のみ浄化しあえて本体は残した。そこに残ったのは単純に甘いものが好きという穏やかな思いのみとなった。中学生の頃は、自分の譲れないものを守るために襲いかかる敵に対してガムシャラに全力で立ち向かっていったミラクル達であるが、最終回で初めて敵へ手加減と情けをかける余裕を見せたことになる。大人になった証拠でもあるだろう。
- ドクロムシーから大量のいちごメロンパンを返してもらい、3人でパクつく。さっきでっかいムースケーキ食べたばかりだが今更気にしてはならない。
- 先ほどの二人の幼女がいちごメロンパンを半分こずつして友達になった様子を見て感きわまる。思えばみらいとリコもいちごメロンパンをきっかけにして友情が始まった。いちかが語っていたように、美味しいスイーツには魔法のような素敵な力があるのだろう。人と人とを繋げて笑顔にすることができるのだから。
- みんなの笑顔を見ることはみらいにとっては心地が良いこと。47話で神社で願った思いが蘇る。魔法界とナシマホウ界が再び繋がったならば「2つの世界のみんなが友達になって笑顔になれる世界」をいつか実現させようと3人で決意表明。そして、この昂ぶる気持ちをみんなにもおすそ分けしようと、レインボーキャリッジを空飛ぶ馬車に巨大化させて、魔法界とナシマホウ界を巡りながら、友人たちにいちごメロンパンをこっそりとプレゼントしていった。
HUGっと!プリキュア第36・37話
- 第36話では大学生の姿で登場するが、ドクター・トラウムの発明で中学生くらいの体格になってしまう。
- 同話後半のBパートではほまれチームに入り、2016年春のオールスターズ映画で共演をした桃園ラブと再会をする。
- 第37話後半の戦いではマジカルとともにスタイルを変えて戦った。
ひろがるスカイ!プリキュア第13話
映画
- ナシマホウ界に(一時的であるが)里帰りするみらいは浮かれるも今回の目的がプリキュアの調査であることからリコにたしなめられる。
- その後モフルンが春野はるかとぶつかったことでプリンセスプリキュアの4人と出会うことになる。リコともども魔法つかいとバレそうになり慌てて手品でごまかそうとする。
- ソルシエールがはるかの記憶を読み取りディスピアを再現して町中に出した。それに対してはるか達が変身したことで、みらいは「わたしたち以外にもプリキュアがいたの!?」と驚く。…幻影帝国が暴れていたころはプリキュアウィークリーが映らないような地方に疎開していたのか?それとも、当時のみらいは報道番組に関心が無く、幻影帝国も津成木まで侵略の手を伸ばさなかったのだろうか?
- みらい自身もリコと示し合わせて変身。しかし場数を踏んだプリンセスプリキュアに比べて動きがぎごちなくなってしまうがそのプリンセスプリキュアの援護を受けて盛り返したのと突如謎の歌声によって複製体が弱体化したことで戦闘が終了する。
- はるか達からお花見に誘われた後、突如現れたトラウーマによってキュアマジカルやプリンセスプリキュアと分断させられてしまい、次々と召喚される歴代のラスボスに苦戦させられる。
- そこに出会ったハピネスチャージプリキュアやキュアピーチ達ピンクカルテットに出会い助けられるが、見事な戦いぶりを見せる彼女らに比べて見劣りがする自分たちの姿や相方のマジカルが傍にいないことで心が折れ嘆いてしまう。
- しかし途中で出会ったルルンに助けを求められたことからミラクルは奮起。力強い反撃を見せ、さらにピンクカルテットが放つ技を修正して浄化をアシストした。
- ピンクカルテットと別れたミラクルはマジカルと再会。そのままソルシエールの屋敷に乗り込む。
- ソルシエールと対峙する2人は、彼女にピンクカルテットを捕らえたことを告げられ、彼女に何度も変身解除させられても再変身してソルシエールに立ち向かっていく。その様子に驚くように感心するトラウーマにミラクルたちは先輩プリキュアから「どんな困難にも希望を捨てず決してあきらめない心」を伝えられたと言い放ちソルシエールを押し返していく。
- その最中にソルシエールの過去の世界が再現され、彼女から過去の話を聞いたミラクルはマジカルと共に歌って説得する。
- 過去を思い出し泣き出すソルシエールを見て、もらい泣きする彼女。その涙をトラウーマに奪われ、真の目的を明かした彼は真の姿である闇の王に変化してしまう。
- 人間界に侵攻したトラウーマに立ち向かうミラクルとマジカルだったが、その力は強大で歯が立たない。それでも子守唄を歌って立ち上がろうとし、その姿を見たソルシエールの心境に変化をもたらす。
- やがてソルシエールが歌い出すと2人は回復。ミラクルたちがミラクルライトを振ると捕らわれていた歴代プリキュアも解放され、彼女らとともにトラウーマに立ち向かっていく。そしてミラクルとマジカルはソルシエールの歌でパワーアップし歴代プリキュアの助力もあってトラウーマを浄化した。
- ソルシエールから謝罪と新たな夢を伝えられた後、2人は改めて調査しようとするがはるかの一言でプリンセスプリキュア以外の先輩プリキュアにも魔法つかいだと知られることになり、彼女たちに取り囲まれて逆に自分たちを調査されてしまうという皮肉なオチとなった。
- モフルンとともに魔法のレッスンを行うミラクルだが、いろいろなトラブルに巻き込まれてしまう…。
- リコやことは、モフルンとともに魔法界で開かれる大魔法フェスティバルに参加するが、その会場で謎のクマ・ダークマターにモフルンを連れ去られ単独で探そうとする。
- みらいを探していたリコからは「みらいにまで何かあったらどうするのよ!」と怒られ、ことはから「モフルンがいなくて寂しいのはみらいだけじゃないよ」と諭されたことで3人でモフルンを探索することに。
- ヤナオニの実の説明を最後まで聞かずに種をかじったことはのせいで、悪臭をまともに食らう。みらいにしては本当に珍しく、ひどい変顔をさらす。
- 魔法界に来ていた宇佐美いちか達を怪しむが、危険を顧みずモフルンを助けたことからいちかがプリキュアだと信じる。
- 直後にヨクバールが出現しリコとことはともに変身して戦うが、苦戦しいちご坂に投げ飛ばされる。そこにゼツボーグも現れ3人は挟み撃ちにされるが、キュアフローラ達プリンセスプリキュアが加勢し見事な連携で勝利する。
- リコたちとこれから起こるとされる災いを調査するためパリにやってくる。そこで開かれたパーティに参加しごちそうを食べまくるが、リコに促されごちそうを食べながら調査を続行することに。
- 多勢に無勢の戦いを強いられるキラキラプリキュアアラモードに加勢。ミラクルは銀魔法「リンクル・アメジスト」で突進してくるスイーツお化けを転移して回避したり、ミラクルライトを降って応援していた。
- エンディングではリコ達とともにあるカフェでお茶していた。
- 魔法学校上空をリコやことはとともにほうきに乗って飛んでいたところ、空から野乃はな達が落ちてきたので彼女たちを助ける。
- その後ウソバーッカが来襲。リコとことはとともに変身して立ち向かうが歯が立たず、リンクルストーンが石化されリコとことはがウソバーッカに取り込まれる。
- やむを得ずカタツムリニアに乗って魔法界を脱出するがウソバーッカが追いつき線路を破壊してしまう。しかしミラクルライトの奇跡で新しい線路が出来上がり間一髪難を逃れる。
- 過去を悔いクローバーに謝罪したいというはなに宇佐美いちかとともに協力。とある町にあった六角形の建物に向かい、はなをそこの「時の扉」に向かわせ、自分はいちかとともにウソバーッカを引き付ける。
- はながクローバーに謝罪しウソバーッカが消滅すると、今度は闇の鬼火がパワーアップしてプリキュアと対決。その力に圧倒されるが、ミラクルライトの応援もあり合体技「プリキュア・クローバーフォーメーション」で闇の鬼火を撃破した。
- 謎の敵・ミデンによって仲間や歴代プリキュアとともに小さくなってしまう。予告映像では『HUGっと!プリキュア』のハリハム・ハリーをオモチャにしていた。
- クライマックスシーンで他の2人とともに登場。リコとともに7作連続登場だが、メンバーの3人の中で唯一声が有った。