楽曲データ
作詞・作曲・編曲:チバニャン
概要
「夢が僕らの太陽さ」カップリング曲。
12人のメンバー全員の自己紹介を連続して披露していく、いわゆる自己紹介ソングである。
(前半は、中須かすみ→天王寺璃奈→宮下愛→エマ・ヴェルデ→朝香果林→優木せつ菜。後半は、桜坂しずく→近江彼方→ミア・テイラー→鐘嵐珠→三船栞子→上原歩夢の順番である)
各メンバーを端的に表した歌詞とテンポの良さから、試聴動画が公開された途端、ファンの間で話題になった。
ファンからは「繚乱」の略称で呼ばれることが多い。
衣装
なんと専用衣装あり。
後述の5thライブにて、キャストが着用する形で初披露された。
そのデザインは、背中に各メンバーの名前を刺しゅうしたワンピース風の学ランというもの。
衣装の前面はボタンで留めた前開き式であり、本曲を歌った直後に「MONSTER GIRLS」を披露したR3BIRTHは、歌いながら衣装を脱いだ。
衣装の下は、ライブTシャツとメンカラーのミニスカートという服装。
ファンによっては特攻服と呼ぶ者もおり、『虹ヶ咲』キャスト以外の公式着用者(後述)の一部も「特攻服」と呼んでいる。
(特攻服も学ランも、軍隊の服を起源としているので、大きな違いはないと言える)
さらに、手には長めのペンライトを持っており、それをまるで剣のように振るうパフォーマンスを披露した。
この衣装もライブを見たファンに強い印象を残し、この衣装を着たキャラクターのファンアートがSNSで数多く投稿された。
また演者も、他の楽曲での衣装よりも「繚乱~」衣装のオフショットを数多く投稿。
しかも、特攻服というモチーフに合わせ、昭和のヤンキーを思わせるポージングのものが多い。
異次元フェスで歌唱を担当したメンバーの一人であるAqoursの国木田花丸役・高槻かなこ曰く、「自分じゃない自分が出てきそうになった」とか。
公式イラスト化
前述の通り、衣装はライブイベントが初出であり、キャラクターが着用したイラストは公式に存在していなかったが、2023年10月に行なわれたTOWER RECORDとのコラボのグッズに起用される形で公式イラスト化した。
ニジガクメンバー12人に加え、高咲侑もラインナップ。
ライブ当日の矢野妃菜喜は、スタッフ用に作られたスカジャン(背中の文字は「虹ヶ咲 寿汰ッ譜」)を着用していたが、侑が着用している衣装は背中に自身の名が刺繍された専用デザインになっている。
アニメ
ショートアニメ『にじよん あにめーしょん2』第1・6・11話「同好会とビクトリーロード」3部作の挿入歌(ノンクレジット)として使用。作中では本楽曲の冒頭部分(1・6話はオフヴォーカル版)が使われ、11話では後述する関連映像の節のライブMV冒頭をイメージした演出となっている。
アニメ放送に合わせ、2024年4月には都内のJR山手線の主要駅と錦糸町駅で、にじよん絵柄の本衣装姿の応援ポスターを掲出、下記表のとおり、駅によって異なるキャラクターを掲出していた。
掲出駅 | キャラクター |
---|---|
秋葉原駅 | 上原歩夢 |
新宿駅 | 中須かすみ |
池袋駅 | 桜坂しずく |
東京駅 | 朝香果林 |
品川駅 | 宮下愛 |
上野駅 | 近江彼方 |
原宿駅 | 優木せつ菜 |
有楽町駅 | エマ・ヴェルデ |
錦糸町駅 | 天王寺璃奈 |
恵比寿駅 | 三船栞子 |
浜松町駅 | ミア・テイラー |
新橋駅 | 鍾嵐珠 |
リアルライブ
虹ヶ咲5th_live
2022年9月10日開催のCDCS公演 Day1にて初披露された。
その後、CDCS公演Day2とNT公演Day1・2でも披露された。
NT公演では、最初の「走り抜けろ!」の直後に爆竹と煙幕が炸裂する演出が追加。
しかし、Day1では煙幕が多過ぎ、ステージのほとんどが煙で覆われるというトラブルが発生。
相良茉優は個人パートを歌い終わるまで姿が見えないという珍事が起きた。
Day2ではその点を反省し、煙幕がいくらか控えめになっていた。
ブシロード15周年記念ライブ
2022年11月13日開催の「ブシロード15周年記念ライブinベルーナドーム」では、大西亜玖璃、前田佳織里、小泉萌香の3人バージョンにて披露された。
衣装は5th同様の特攻服。と、曲自体が飛んでいながらも、ここまでは至って普通ではあった。が、以下に記すイベントより少しずつではあるが強化されていくこととなる。
BUSHIROAD ROCK FESTIVAL 2023
2023年5月27日開催の「BUSHIROAD ROCK FESTIVAL 2023」では、相良茉優、田中ちえ美、林鼓子(※)の3人で披露(※彼女としては本曲は初披露)。
加えて、『D4DJ』『BanG Dream!』の出演者も参戦、今回だけの専用の歌詞が設定された(ただし、『ニジガク』『D4DJ』両方の出演者であり、本イベントには『D4DJ』として出演した小泉は参戦しなかった。なお、エンディングにおいて、ニジガクの3人と並ぶ瞬間がある)。
参加メンバーは以下の通り(中の人つながりなどは割愛)。
- 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(オリジナルメンバー)
- D4DJ
- BanG_Dream!
なお、これを含むコラボ楽曲の各リズムゲームへの実装はされなかった。(版権が複雑になるためと思われる)
また、終演後ほどなくして、各キャラの曲中映像、加えてブシロードの社長、木谷高明の参戦映像が公開された。
- ラブライブ!シリーズ(※CD音源そのままのため、せつ菜は楠木ボイス)
- D4DJ
- BanG_Dream!
- 木谷社長
異次元フェス
2023年12月10日には、アイドルマスターシリーズとの合同イベント「異次元フェス アイラブ歌合戦」DAY2にて披露。
オリジナルメンバーは小泉萌香、鬼頭明里のみで、他の面々はなんと異次元フェス参加の各シリーズキャストから選抜して登壇することとなった。当然ながらオリジナルメンバー以外の歌詞は全部この日のためだけの専用歌詞(これによって、一部メンバーのみではあるが、ニジガク以外のラブライブ!シリーズにおいて初めて繚乱の歌詞が設定されたことになる)。
それに加え、登壇者の衣装も、各自のメンバーカラーの専用衣装もこの日のためだけに製作された。前述のD4DJや、バンドリとのコラボで前例自体は存在したものの、ここまでの大盤振る舞いは初めてである。
参加メンバーは以下の通り。
- 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(オリジナルメンバー)
- アイドルマスターシンデレラガールズ
- アイドルマスターミリオンライブ!
- アイドルマスターシャイニーカラーズ
- ラブライブ!サンシャイン!!・Aqours
- ラブライブ!スーパースター!!・Liella!
- ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
異次元フェスにおける反響
異次元フェスで披露された楽曲の中でも特に話題になったものの一つであり、特にこのフェスで本曲を初めて知ったであろうアイマスPからの反響が凄まじく、X上で#アイマスアイドル繚乱ビクトリーロードのハッシュタグが作られ、担当アイドルのオリジナル口上が作られている。
また、アイマスの自己紹介ソングである『団結』シリーズや『EVERYDAY STARS!!』の口上がほぼそのまま流用できることから、同曲のものを利用したり、ゲームの音声を利用したMADが多数作られている。
上記の盛り上がりを受けて、ラブライバー側も#スクールアイドル繚乱ビクトリーロードのハッシュタグを作っている。こちらはなぜ今までなかったんだと言う感じではあるが。
なお、今回一番反響を呼んだのは高海千歌役・伊波杏樹のパートであり、勢い、口上の内容、衣装のマッチングなど、あらゆる要素において非常に強いインパクトを残し、本家をはじめとする後輩、アイドルマスターなどの面々を圧倒するものとなった。Aqoursは東京ドームを単独で複数回経験したこの時点で唯一の声優グループであり、高い知名度や実績を積み上げているが、そのリーダーが切り込み隊長となったインパクトはイベントの如く、異次元と言えるものとなり、多くのファンから最高のリーダーと讃えられた。
(以下、2024年6月6日配信の異次元フェス振り返り生放送より)
なお、リハの際に彼女がかましにきた結果、未央役・原紗友里を筆頭にアイドルらしさ、かわいい路線で行く感じもあると思っていたところを圧倒されたとのこと。
さらに言えばリハで衣装を着てないAqoursの2人でも共演者が圧を感じていたらしい。
本家から参加の栞子役・小泉萌香はこの曲の衣装を着ると「尼崎出てる」(出身地。ガラが悪いとよく言われる街である。本人の肩書きも「尼崎の女」。)とコメントでよく来がち。共に虹ヶ咲所属で事務所も同じ修羅の国(成人式の服装がロックなのは今も有名)の狂犬と並んでよく様になってる、本領発揮してる、この2人のアクスタを並べたいなどとよくネタにされている。
※注:両市とも治安が悪いイメージが先行しているが、犯罪件数は減り続けている。あくまでネタと化している面が大きいものの、マイナスイメージとして苦慮している面もあるのでTPOは弁える必要あり。
虹ヶ咲7th_live
両日、アンコールのトップバッター曲として披露。
林加入以降、12人揃っての披露はこれが初めて。
さすがの本家と言うべきか、圧倒的な迫力で、幕間で若干落ち着いていた観客のボルテージを一気に引き上げた。
なお、幕間で上映されたピクチャードラマの終盤では、2024年春に放送された「にじよんあにめーしょん2」で「繚乱」が披露されたときの会話の流れが盛り込まれており、そのためアンコール1曲目に本曲が披露されることを予感できるようになっていた。
数々のライブでの経験を経たため、演者たちも色々と細かいネタを入れてきたり、7thの舞台装置であるサイドステージのクレーンを用いて、一部演者が客席の頭上を移動したりと、5thの初披露からアップデートされた内容になった。
なお、クレーンで客席の頭上を移動したのは、相良・村上(上手側)、田中・小泉(下手側)。
スクスタ
2022年9月19日に楽曲が実装された。3DMVは未実装。
12人分通しで編曲すると「楽曲ギミックが複雑になりすぎる」「イントロやアウトロを入れる時間が無くなる」といった理由から、本楽曲は内容の異なる2種類のバージョンに編曲されている。
「type A」はイントロ→前半→全員パート、「type B」はイントロ→後半→全員パートという構成になっている。
2つのバージョンはノーツギミックやアピールチャンスの内容こそ異なるが、「ソロパートの間、そのパートを歌うキャラクターにバフがかかる」というギミックが共通して採用されている。
スクフェス2
基本的な曲構成はスクスタ準拠だが、1に収録がなかったためABとも新規譜面となる。また、スクスタではできなかったLiella!の編成も可能に。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会オリジナル曲一覧
COLORFUL_VOICE:μ'sにおける自己紹介曲。奇しくも本楽曲と同じく、アニメ第2期EDのC/W曲として収録された。
RepezenFoxx:チバニャンが数多くの曲提供をしているDJアーティスト集団。そのためなのか、本楽曲とイントロが似ている曲が多い。