「あら、わたくしの出番ですか? では、今から準備いたしますね〜」
プロフィール
キャッチコピー | 意志は固くペースは緩く!のんびりご令嬢 |
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誕生日 | 4月19日 |
身長 | 157cm |
体重 | 微増(まあ、食べ過ぎました~) |
スリーサイズ | B84・W59・H81 |
靴のサイズ | 左右ともに23.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | ドールの衣装づくり |
苦手なこと | 溶ける前にアイスを食べる |
耳のこと | 耳かきされると、すぐ眠ってしまう |
尻尾のこと | おしりに敷いてもあんまり気づかない |
家族のこと | 帰省シーズンは家族総出で迎えに来る |
ヒミツ | ①走っている電車を眺めるのが好き/②いつかひとり旅をしたいと思っている |
自己紹介 | …………まぁ? 自己紹介の時間ですの?うふふっ、メジロブライトと申します。メジロ家の一員として励みますわ〜。 |
CV | 大西綺華 |
そんな性格も手伝ってか不器用なところがあり、メジロ家のウマ娘ながら周囲の期待は高くない。
それでも自分のペースを崩さず、最後まで自分を貫き通す姿勢から、実はメジロ家の中でも一番の大物なのかもしれないとの噂も。
(ウマ娘ポータルサイトより)
概要
メジロブライトは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフは、実在の競走馬「メジロブライト」号。
ゲーム版配信後に初めて追加された、実在の競走馬の名を持つウマ娘。2021年11月19日に発表され、同日ゲーム版に追加されたメジロドーベルの育成ストーリーに登場した。
モチーフとなったメジロブライト号の瞬発力の無さと無尽蔵のスタミナを反映したのか、かなりおっとりとしたマイペースな性格で、その性格に違わず、「〇〇です〜」、「〇〇ですわ〜」、「〇〇します〜」など語尾に長音が入った非常に間延びした口調で話す。日常生活でものんびりおっとりマイペースに動いており、時々そのマイペースぶりでトラブルめいた事態に遭遇することもある。その反面、肝は据わっており、メジロ家の集大成として、未来へつなげる光となるべく動じない意志の強さを持っている。
父親がメジロ家の所有するテーマパークの経営者であり、自身もよく遊びに行くほか、時折ウマ娘の同級生を招待することもある。
ウマ娘人形(アンティークドール)愛好家で、特にお気に入りなのが「マキちゃん」と「キューちゃん」。史実の産駒のマキハタサイボーグとドリームキューブが名前の由来と思われる。
メジロドーベルとは幼い頃から行動を共にすることが多く、他のメジロ家の令嬢とも交流を交わしており、姉貴分のメジロライアンのことを「ライアンお姉様」と呼び慕っている(史実における関係は後述)。
寮のルームメイトはツルマルツヨシ。ツヨシが体調不良で入院して不在になることで、ブライトの一人部屋になることも多い。
容姿・デザイン
ボリューム感たっぷりの癖のある鹿毛の両サイドの一部を三つ編みにしたロングヘアーが特徴で、外見からマルゼンスキーを連想する人も多い。事実、史実のメジロブライト号はマルゼンスキーの血を引いている。
ゲーム版の名称はブリュニサージュ・ライン。
史実の馬主のメジロ牧場の勝負服「白、緑一本輪、袖緑縦縞」がそのままデザインに取り入れられている。
ゲーム版
前述の通り、2021年11月19日にゲーム版に追加されたメジロドーベルの育成ストーリーに初登場。なお、ドーベルの育成ストーリーには名前だけだがメジロラモーヌも初登場している。
育成ウマ娘としては2022年3月18日にメインストーリー第1部最終章前編の追加と共に登場した。
育成ウマ娘
- ☆3[ブリュニサージュ・ライン]メジロブライト
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
89 | 107 | 87 | 75 | 92 |
+0% | +14% | +0% | +8% | +8% |
バ場適正 | 芝 | A | ダート | G |
距離適正 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
F | C | A | A | |
脚質適正 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
G | D | A | A |
見てわかるようにガチガチのステイヤーでメジロでは珍しい追込型。覚醒スキルも長距離中心なので中距離も含めるとスキルはある程度吟味しよう。追込はゴールドシップ同様のロングスパート型。
固有スキル
麗しき花信風
レース後半に中団から残り持久力に応じたロングスパートをかけて速度をわずかに上げ続ける。
- ゴールドシップの「不沈艦、抜錨ォッ!」に似てるが効果時間はこちらが長い。
- 効果量が発動時の残スタミナ量に影響するのでスタミナ育成はしっかりと。
固有二つ名
のんびりステイヤー
メジロの冠名がつく継承ウマ娘から想いを継承し、
4回以上勝利し、ファン数が240000人以上になる
- 現在育成実装されているメジロの冠名がつくウマ娘はメジロマックイーン、メジロライアン、メジロドーベル、メジロアルダン、メジロパーマーの5名。レンタルでも可。
- 元々URA、アオハル杯、グラライ、グラマスの育成シナリオでは天皇賞(春)の1着が目標であり、継承するウマ娘も比較的手に入れやすいライアンが対象なうえ、1着が目標ではない菊花賞またはステイヤーズステークス(クラシック級)を落としても任意出走分でリカバリー可能だが、3000m以上のGⅡ以上の重賞が上述を含めて5つしかない(目標外の2つは阪神大賞典とシニア級ステイヤーズS)。達成を目指す際には目標外のレースの予約をお忘れなく。
- なお、プロジェクトL'Arcでも達成可能だが、最終レースがシニア級の凱旋門賞(10月前半)である関係上、シニア級のステイヤーズSに出走できない、すなわち3000m以上のGⅡ以上の重賞全てに勝利しなければならない点に注意。
サポートカード
- SSR[リトル・バイ・リトル]メジロブライト
ストーリーイベント「羽ばたきのRun-up!」にて報酬での配布として登場したSSRサポート。タイプはスタミナ。
性能的に言うと「長距離・追込」型であり、有用スキルである怒涛の追い上げが手に入るのが大きい。
練習性能はやる気・トレーニング効果が無い為控えめだが、絆80(友情トレ可能)まで上げると2凸以上でスタミナボーナスが+2される。
競走馬「メジロブライト」
君の使命
その冠を
戴いたものが
果たすべき
つとめを知れ
刻むべき
歴史を知れ
臆するな
万里を乗り切る
たくましさを
君は持っている
サイレンススズカやマチカネフクキタルと同じ97世代の牡馬で、父はメジロライアン、母親はレールデユタン、母父マルゼンスキーという血統。
半兄にメジロマックイーン・メジロライアン・メジロパーマー引退後の「メジロ・冬の時代」を支えたメジロモネ(父・モガミ)、半弟に2000年の朝日杯3歳ステークス(当時)を制したメジロベイリー(父・サンデーサイレンス)がいる。
所属は美浦の浅見国一廐舎(1997年2月定年)→浅見秀一廐舎。
スタートダッシュが苦手で瞬発力も無い、所謂「ズブい」馬だったが、スタミナに物を言わせた強力なロングスパートを繰り出せるステイヤーだった。
新馬戦での勝利は超スローペースだったためあまり評価されなかった。当時メジロブライトを担当していた浅見国一調教師は定年が近づいていた頃のある日、伊藤修司調教師から「何かいい馬を譲って欲しい」と言われた。そこで浅見は前述の新馬戦を勝ったばかりのメジロブライトの名を冗談で挙げた所、伊藤に「1800mを2分もかかるような馬はいらん」と返されたというエピソードがある。
この当時は勝ちタイムの遅い馬は高い評価を受けられない傾向があった(2世代後のテイエムオペラオーが不当に低く評価された理由の一つでもある)。しかし馬場状態(良馬場でも時と場所によって芝の状態は大きく異なる)や他の馬の動きによってタイムは変化するし、スローペースだと逆に勝ちにくくなる馬もいる。そのため「走破タイムが遅い=弱い馬」と決めつけるのは、現在では時代遅れな考え方とされている。
実際にメジロブライトも函館競馬場の短い直線で他の馬を全てごぼう抜きしているので、強さの片鱗は見せていた。
後に重賞を2連勝(ラジオたんぱ杯3歳ステークス・共同通信杯4歳ステークス(GⅢ))してクラシックの有力候補と見做される。1番人気で挑んだ皐月賞は4着だったが、勝ったサニーブライアンがフロック扱いだったこともありダービーでは再び一番人気。
当時のメジロ牧場はマックイーン・ライアン・パーマー等の名馬が引退してから不調が続いており、ブライトは同じ父を持つメジロドーベルと共に新たな希望となっていた。ダービー出走前に三宅正治アナウンサーが「父ライアンはレコードで駆け上るアイネスフウジンの後ろで涙を飲みました。その息子が今、父を超えようとしています!!」と実況した事からも人気ぶりが分かる。
だが結果はペースを完全に支配したサニーブライアンがフロックでも何でもなく二冠を達成し、その陰で3着。父同様逃げ馬に敗れてしまった。その後サニーが出走できなかった菊花賞でも3着と、父同様善戦するも勝ちきれない日々が続く。
しかし秋のステイヤーズステークスで12馬身差の大差勝ちを決めると、翌年の天皇賞(春)で悲願のGⅠ制覇を果たす。マックイーン以来となるメジロ軍団の春天勝利に、杉本清アナウンサーは「メジロ牧場に春!羊蹄山の麓に春!!」と実況した。
だがその後は再び苦戦を強いられることになる。スタミナはあっても瞬発力がないメジロブライトは、逃げ・先行の馬に強力な末脚を発揮されると為す術がなかった。同期の伏兵サニーブライアンはダービーの後怪我から復帰できず引退したが、後輩である98世代にも相性の悪いタイプの馬が多く、しかも彼らは黄金世代と評されるほどの名馬であった。しかしそれでも馬券に絡めたレースは多く、地力があるのは間違いなかった。
2000年秋、屈腱炎により引退。生涯戦績は25戦8勝、2着8回。種牡馬入りしたが2004年に心臓発作を起こし、10歳(人間の年齢に換算すると推定38歳)という若さでこの世を去った。受胎率が悪い上に早逝してしまったため産駒自体が少なく、唯一の活躍馬だったマキハタサイボーグがセン馬だった為、ノーザンテーストから続く父系は途絶えてしまった。
なお、メジロ冠競走馬は皆名前に元ネタがあるが、ブライトの場合は当時北陸本線を走っていた特急電車「かがやき号」に由来するとされている。
また、そのズブさに違わず普段は「ベコ(牛)」と言われたほど大人しい馬だったが、キレると非常に激しい気性を見せるタイプで、種牡馬入り後は他の種牡馬に嚙みついたこともあったという。ちなみに種牡馬時代のタマモクロスと牧場が一緒だったことがあるのだが、タマモクロスがいたパドックの横を通ったところ、威嚇してきたタマモクロスに応戦しようとして担当に怒られたとか。
(イラスト5・6枚目)
史実で対戦経験のあるウマ娘
強調はメジロブライトが先着したレース。
(※)はアニメオリジナルウマ娘。アニメ1期に登場。
- 97世代(同期)
・シーキングザパール……96年デイリー杯3歳ステークス
・マチカネフクキタル……97年東京優駿、京都新聞杯、菊花賞、98年有馬記念、99年天皇賞(春)
・サイレンススズカ……97年東京優駿、98年宝塚記念、天皇賞(秋)(☆)
・キンイロリョテイ(※ステイゴールド)……97年京都新聞杯、菊花賞、98年天皇賞(春)、宝塚記念、京都大賞典、天皇賞(秋)、有馬記念、99年天皇賞(春)、京都大賞典、天皇賞(秋)、有馬記念
☆……競走中止、予後不良。
・セイウンスカイ……98年京都大賞典、有馬記念、99年天皇賞(春)、天皇賞(秋)
・スペシャルウィーク……99年阪神大賞典、天皇賞(春)、京都大賞典、天皇賞(秋)、有馬記念
・ツルマルツヨシ……99年京都大賞典、天皇賞(秋)、有馬記念、00年京都大賞典
・マッシヴコウテイ(※ボールドエンペラー)……99年日経新春杯
・ジハードインジエア(※エアジハード)……99年天皇賞(秋)
・テイエムオペラオー……99年京都大賞典、有馬記念、00年京都大賞典
余談
追加への不安
彼女が実装される以前、最後に追加されたウマ娘は2月半ばのシリウスシンボリであり、そこからブライトの登場は半年以上もの開きがあった。そのため僅かながら「今後ウマ娘の追加はあるのか」という不安がファンの間で過ぎることもあった。
特別な縁
先述の通り、メジロドーベルの育成ウマ娘実装に合わせてウマ娘化した姿が発表およびゲーム実装された彼女であるが、これによりメジロライアン産駒2人目のウマ娘となった(母ウマが違うため、姉妹にはならないが)。
親子で実装されているコンビや父を同じくするがその父は未実装なウマ娘たちはこれまでも多々いたが、実装済みなウマ娘を親に持った2人が実装されるのはこれが史上初であった。
また、容姿がマルゼンスキーと似ていると書いたが、事実彼女の母父はマルゼンスキーであり、スペシャルウィーク・ウイニングチケット・ライスシャワーに続く4人目のマルゼンスキーをブルードメアサイヤー(母父)に持つ存在である。
アニメSeason1において
アニメが放送された頃は当然ながら彼女はまだデザインされていなかったため、史実でメジロブライトが走ったレースはメジロライアンが代役を務めている。
関連イラスト
関連タグ
〈メジロ牧場〉
- メジロライアン(ウマ娘):父。
- メジロパーマー(ウマ娘):初重賞勝利時の鞍上が松永幹夫元騎手繋がり。
- メジロアルダン(ウマ娘)・メジロラモーヌ(ウマ娘):河内洋元騎手繋がり。
〈メジロ商事〉
- メジロドーベル(ウマ娘):同期かつ同父。
- メジロマックイーン(ウマ娘):天皇賞(春)勝利繋がり。
モデル馬が同期(97世代)
モデル馬が血縁関係
- マルゼンスキー(ウマ娘):母の父
モデル馬が同厩舎
〈浅見秀一廐舎〉