「トキメキ☆ウマドル、スマートファルコンです!ファル子って呼んでね♪」
プロフィール
キャッチコピー | ファンサなら任せて!未来のトップウマドル |
---|---|
誕生日 | 4月4日 |
身長 | 156cm |
体重 | 微減(生活ちょっとキツい) |
スリーサイズ | B78/W55/H80 |
靴のサイズ | 左右ともに23.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 名前と顔を覚えること |
苦手なこと | 勉強 |
耳のこと | ファンの声は1人残らず拾う |
尻尾のこと | 癖がつかないよう、座り方にも注意している |
家族のこと | 髪飾りは、母お手製のアイドル衣装第1号 |
ヒミツ | ① 手書きPOPの腕がプロ級 / ② どんな場所でもすぐに寝つける |
自己紹介 | スマートファルコンでーっす!ファル子って呼んでね!私、ウマドルになるのが夢なの!サインはいつでも受付中だよっ☆ |
CV | 大和田仁美 |
ウマ娘のアイドル、略してウマドルな女の子。
ウマドルとはウイニングライブにも重きを置き、かわいく勝ち、センターで歌い踊ることを目指す存在。ファンとの交流や宣伝など、草の根的活動にも余念がない。
ダートの方が得意だが、泥臭いイメージを少し気にしている。
(公式ポータルサイトより)
(旧プロフィール)
キラキラ栗毛がキュートな自称ウマ娘アイドル。略して「ウマドル」
ウイニングライブのセンターを狙っており、夢に向かってまっすぐ生きている。
自分のかわいさに絶対の自信があり、かわいさをアピールする努力を惜しまない。
ソロ曲
全速!前進!好きな気持ち抑えられない!
『 全速!前進!ウマドルパワー☆ 』
作詞:Apis(TRYTONELABO)作曲:no_my
ファル子 絶対的センター 目指しまーす!
『 立ち位置ゼロ番!順位は一番! 』
作詞・作曲:前山田健一 編曲:三好啓太
概要
メディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬であるスマートファルコンをモチーフとする。
レースに勝った後のウイニングライブでキラキラ輝けるウマ娘「ウマドル」を目指しており、そのために努力を惜しまず、校門前で勝手にゲリラライブを開いたりしている(もちろん校則違反である)。
ウマドルについてはなぜかミホノブルボンが強い興味を示しており、感情表現が苦手な彼女にレクチャーしている様子。
因みにテストなど、学業に関してはギリギリになる「追込」型。なお、モチーフ馬も芝では「追込」を得意としており、得意でないことは追い込みでなんとか乗り切るタイプのようだ。
また、トレセン学園の食堂は食べ放題であることが複数メディアで示唆されているが、体重については(生活ちょっとキツい)と表記されている。
おそらくトレーニングだけでなく、ライブや清掃活動など普段から精力的に行動しているのでその影響もあるのだろう。
ウマ娘基準でもとんでもない怪力で、アグネスタキオンの拘束具を破壊して脱出してきたり、蹴りで海を割ったり…と。
レースでもそのパワーは発揮されており、その強さたるやワンダーアキュートには赤鬼というおよそアイドルとはかけ離れた表現で例えられているほど。
高等部であるオグリキャップのことを「オグリ先輩」と呼び、同じく高等部であるサイレンススズカからは「ファルコン先輩」と呼ばれている。
これらのことからファル子は高等部2年生と考えられるが、高等部でデビューしてから学園に所属しつつ3年間レースに出るような世界観なので確定はできない(高等専門学校みたいに5年制の可能性もある。そもそも中高問わず15時で講義が終わるうえに「レース学」みたいな講義もカリキュラムに含むトレセン学園が一年で進級できるシステムなのかも不明)。
寮のルームメイトであるエイシンフラッシュはアイドル活動を応援してくれているものの、学業には厳しい。ちなみに、フラッシュのサポカイラストでは油断した寝顔が描かれている。
ひょっとするとあのツンデレ×天然コンビみたいに、朝の支度をやってもらっていたりもするのだろうか…?
漫画版
うまよん
サイレンススズカとミホノブルボンとの3人で逃げウマ娘を集めたアイドルユニット「逃げ切りシスターズ」を(割と勝手に)結成した。当初は学園内の余興程度だったが後に学園の広報として正式に活動。後にアイネスフウジンとマルゼンスキーが加入した。
放課後は母親を待つ幼い少女の相手をしており、彼女が寂しくないように歌を歌ったりして楽しませていたりなど面倒見の良さも描かれている。
アニメ版
OVA『BNWの誓い』
初登場。BNW駅伝のレポーターを務めていた。
ゲーム版
ゲーム開始直後はR・SSRサポートカードのみが実装され、レースにはNPCとしても姿を見せなかったが、2021年5月6日に育成ウマ娘として実装された。ハルウララに続く、ダート適性A・芝適性非Aのウマ娘。
育成ストーリーは芝中心の環境の中でダートウマ娘として輝くために奮闘するファル子の姿が描かれる。スポ根モノというよりはアイドルモノのようなシナリオとなる。
育成ウマ娘
- ☆3[あぶそりゅーと☆LOVE]スマートファルコン
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
94 | 85 | 85 | 100 | 86 |
+20% | +0% | +10% | +0% | +0% |
芝 | ダート | |||
バ場適性 | E | A | ||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | |
距離適性 | B | A | A | E |
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | |
脚質適性 | A | D | G | G |
覚醒スキル
レベル | 名前 | 効果 | 必要SP |
---|---|---|---|
2 | 道悪◯ | 稍重・重・不良のバ場状態が少し得意になる | 90 |
3 | 注目の踊り子 | レース序盤にコース取りが上手くなる | 120 |
4 | 大井レース場◯ | 大井レース場でのレースが少し得意になる | 90 |
5 | チャート急上昇! | レース中盤に競り合うと速度が上がる[ダート] | 180 |
- キラキラ☆STARDOM
レース中盤の直線で先頭を奪われそうになると譲らない想いが力になる。
特性としてはダートの逃げウマ娘。加えて長距離以外なら対応できる幅広い距離適性を持ち、
成長補正もスピード+20%、パワー+10%と逃げウマとして完璧な配分。
ダートに長距離レースは無く、適性BのJBCスプリントは目標の関係で出られないため元ネタ通り
ダートならばどこでも無敵の強さを発揮できる。
ハルウララでは素の距離適性がGであるため重点的に継承因子を集中させなければ勝利が難しく、かといってダート適性B・中距離適性Aのウマ娘では目標レースに指定されがちな宝塚記念や有馬記念と日程が重なるために出走すらできない事も多く最後まで残りがちな帝王賞と東京大賞典が目標に入っており、トロフィーコンプを狙うためにも確保しておきたいウマ娘である。
逆にファル子で有馬記念を勝ち取るのはスケジュールの都合上絶対に不可能。
スキルは逃げウマ同士での先頭の奪い合いに強くなるスキルが中心で、逃げウマの事故パターンである「開幕で先頭を奪われそのまま負ける」パターンを避けやすい。
育成ストーリーでは特に強力なライバルは存在しないが、ダート重賞には高確率でマルゼンスキーが出てくるためスキルが活きる。
固有スキルは「レース中盤の直線で先頭を奪われそうになると速度アップする」というもの。
レースの中盤1/3であればスタート直後の直線での先頭争いでも発動し、これにより圧倒的に開幕で先頭を確保しやすくなり、事故率が低くなる強力なスキル。
開幕で発動しない場合は中盤での追い抜きを防げるため、最終コーナーまで先頭をキープしやすい。
固有スキルのレベルが上がるイベントはファン数を参照するが、芝の適性が低いファル子は芝Aのウマ娘と比較して少なめのファン数で条件を満たすことができる。ハルウララもファル子実装と同時にこの修正が入った。
史実では様々な地方競馬場の交流重賞に出走していたが、実装時点では大井のGⅠ/JpnⅠしか実装されていなかったゲームの事情に合わせて大井のGⅠ(※)と中央のダートGⅠを総ナメするような編成になっている。
※史実ではJpn格付けのレースでもゲームではG格付け。また、川崎・船橋・盛岡実装後にランダム開催となったJBCクラシックはファル子の目標レースとしては大井開催固定になっている。
その代わりに地方回りの再現として「ファンとの約束」という固有イベントがあり、地方に住むファンの前での勝利を約束した後に専用グッドコンディションが付き、その地域のレース場で勝利すると能力ボーナスが入り、そのレース場が得意になるスキルヒントが4~5レベルでもらえる(達成後は専用グッドコンディションは消滅する)。
条件達成のためにレースのグレードどころか芝レースに突っ込まねばならないこともあるが能力ボーナスがそこそこあるため元は取れるし、レース場スキルで評価点を稼ぎやすい。
ただし重賞レースの多い東京や中山、関西(京都・阪神)はともかく、小倉あたりは重賞レースそのものが少ない(開催時期も合宿と被る事が多い)ため、本当に地方回りを実施することになるかは微妙なところ。
アップデートで地方レース場が追加された後はイベントの対象に「川崎」が追加された。
また、中山が対象になった場合はかしわ記念などの船橋のレースでも達成が可能である。疑問に思う人は多いかもしれないが、これは中山競馬場と船橋競馬場が同じ船橋市に所在し、最寄駅(船橋法典駅と南船橋駅)も一駅分しか離れていない事に因んだものである。
また、東北の場合も盛岡レース場が対象に入ったため、以前より達成が容易になっている。
皐月賞は実質負けイベントではあるが、幸いハルウララの有馬記念と違って中距離適性がAなので、継承で芝適性を引き上げれば(目安はB~C、一応最大でAまで上げられる)勝てる可能性は上がる。
それ以外にも出走できるレースの幅が飛躍的に広がり、スキルPtやファン数を稼ぎやすくなるため可能なら芝因子持ちを継承元に選んでおきたい。
バ場不適によりパワーにデバフがかかるが、逃げ一択のファル子は他の作戦程影響は少なめで、距離不適でスピードにデバフがかかるウオッカの有馬記念よりは難易度は低い。
ただし、ノルマが「出走」のためコンティニューが利かない一発勝負である点に留意しよう。
そしてシニア級では全てのレースが1着指定となっている。
逃げ一択なので勝利自体は難しくないが、特に最後の3つは11月後半を除いてレースという過密なローテーションであるため、一度コンディションを崩したら立て直しは困難。体力・やる気といったコンディション管理をしっかりと行いたい。
ポイントとなるのは夏合宿。
クラシック級では目標のジャパンダートダービーが合宿期間中に入っているため強化が1回分削られ、シニア級では合宿直前に目標の帝王賞があるため、6月前半に体力を回復しておくのが無難。
育成における注意点はダートウマ娘であるゆえのファン数稼ぎの難しさ。
序盤の任意目標である「プレオープン以上で2回1着」はダート戦に限定すると本当にプレオープンしかなく、皐月賞出走条件のためにもう1戦費やすハメになる。この点はコパノリッキーの実装と同時に川崎の全日本ジュニア優駿が実装されたので多少は緩和されたが、2勝以上必要なのは相変わらず。
成長補正や距離適性、固有や自前のスキルはいずれも優秀なので芝適性を多少上げておけばGⅡぐらいは勝てるし、自信があるなら芝GⅠ(皐月賞までなら阪神JF、朝日杯FS、ホープフルS)を狙うのも手。
芝適性をB~Cくらいまで上げた上で不足するパワーは各種スキルで補えばマイル~中距離の芝GⅠは安定して勝てるため、芝もダートも関係なく片っ端からGⅠをかっ攫うどこぞの変態も真っ青なことも可能。地方ドサ回りってそういう……。
上述の通り、芝適性を上げるのもハルウララほど絶望的ではない(とはいえ継承の相性がいいのはミホノブルボンくらい)+育成において適性を上げるメリットも大きいことから、因子が揃ってきたやり手トレーナーの場合は芝適性をS~Aまで上げて二刀流ファル子を爆誕させているケースも少なくない。誰が言ったか「芝のサイレンススズカ」。???「ウソでしょ…」
サイレンススズカのサポートカードが使えること、根性の代わりにパワーが伸びやすいこと、そして固有スキルの都合上先頭に立つ必要がある多くの逃げウマ娘(本家サイレンススズカやミホノブルボン、セイウンスカイ等)に対して相手の固有を発動させずに押し切ることができることもあって、チーム戦で芝を走らせているトレーナーも一定数いる模様。
特にチャンピオンズミーティングのキャンサー杯においては、当初セイウンスカイがトップメタと目されたのもあり、セイウンスカイ対策として芝ファル子を出走させるトレーナーが多数見られた。
- ☆3[黄昏トライアンフ]スマートファルコン
2022年8月に新たに実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
固有二つ名
砂のハヤブサ
JBCクラシック、帝王賞、東京大賞典を含むダート重賞を脚質「逃げ」で9連勝以上する。
- シニア級の育成目標だけでも5勝できるため、クラシック級でジャパンダートダービー・JBCクラシック・チャンピオンズカップ・東京大賞典を4連勝し、目標レース以外に出走しなければ確定で取れる。他の地方重賞で勝利数を稼いでもいい。ただし、芝レースは勝ってもカウントに入らないうえ負けると連勝が途切れるため注意。
- 余談だが、大井レース場でのレースを4勝するとシルバーランクの二つ名「大井の帝王」という称号が手に入る。名前の由来は、大井競馬場所属の騎手的場文男の異名である。
サポートカード
- SSR[これが私のウマドル道☆]スマートファルコン
リリース初期からサポートカードガチャにて入手可能なSSRサポート。タイプはパワー。
- SR[ギリギリ!?UMA♡DOL]スマートファルコン
2022年4月1日より開始された短期イベント「みんなでトップウマドルプロジェクト」で配布されるSRサポート。タイプは根性。
みんなでトップウマドルプロジェクト
2022年4月1日からファル子の誕生日である4月4日11:59まで開催された期間限定のスペシャルイベント。
期間中に特定のファン数(ファル子以外のウマ娘でもよいが、ファル子を育成もしくはサポートに設定するとファン数にボーナスが付く)を育成モードで集めることで限定SRサポートカード「 [ギリギリ!?UMA♡DOL]スマートファルコン」やイベント称号、ジュークボックスへの追加楽曲などの報酬を獲得していく。
このファン人数は個人と全体で目標が分かれており、個人でサポートカードを獲得するのは120万人と、期間が短いもののファン数としては妥当な人数であるが、全体(全トレーナーの合計)報酬のサポートカードを全部獲得するために必要なファンの人数は1兆6千億人、最後の報酬である「SSRメイクデビューガチャ第2R」チケットを獲得するためには2兆人が必要となっている。これはもちろん2022年現在の地球の全人口約80億人をはるかに凌駕する人数であり、物理的に2兆人が集まったらどうなるのか?が話題になった。
余談だが、人類が誕生したとされる紀元前5万年から2022年現在までの人類の総人口は約1082億人ほどと言われており、仮に有史以来誕生した全人類が生き返ったとしても2兆人どころか1兆人にすらほど遠い。
あるいは宇宙規模でファンを集めるのかもしれない。
イベント自体は2022年4月3日現在すでに2兆人到達済みであるため、2022年4月4日までに育成を1回完了させれば全体報酬は獲得できる。
なお、最終的に集まったファン数は…
3,364,231,669,265人
なんと3兆を超えるファン数となった。
また、公式Twitterではイベント開催中の宣伝と共に、ファル子の頑張る姿がショートムービーという形で毎日公開された。
4月1日には「STARTING GATE 09」で共演したメジロライアンと共に筋トレに励んでいた。
4月2日にはカレンチャンと共に、SNSにアップするための自撮り写真を撮っていた。
そして4月3日には同室のエイシンフラッシュと、団扇を持って応援に駆けつけたアグネスデジタルが練習を見守っていたが、ファル子のファンサービスのウインクに、デジタルは尊さのあまり倒れてしまった。
余談ではあるが、この日の阪神12R(GⅠ大阪杯の次のレース)なにわステークス(3勝クラス)を勝利したのは、スマートファルコンを父に、アグネスデジタルを母父に持つシャマルで、4勝目を挙げたことでオープン入りを果たした。
そのことから、このショート動画はシャマル勝利のサインとも言われた。
公式YouTubeチャンネル
「みんなでトップウマドルプロジェクト」の告知のため登場。
また、本企画の一つ【ファル子のアイドル研究】にてモーニング娘。'22のリーダー譜久村聖と共演を果たした。
ちなみに、譜久村は前年に「うまぴょい伝説」を歌ったことがあったためファンからは納得の人選と言われた。
競走馬『スマートファルコン』
父はサンデーサイレンス産駒唯一のJRAダートGⅠ勝利馬ゴールドアリュールで、同産駒には他にエスポワールシチー、コパノリッキー、ゴールドドリーム、クリソベリルなどがいる。
母はケイシュウハーブ、母父ミシシッピアンという血統で半兄にはGⅠ東京大賞典の覇者で弟同様海外GⅠドバイワールドカップにも挑戦したワールドクリーク(父マジックミラー)がいる。
ダート最強格の馬として知られており、栗毛の馬体、超ハイペースの逃げ戦法、そして鞍上の武豊の姿に準えて「砂のサイレンススズカ」(武豊公認)と呼ばれた。
当初はオープン特別勝ち(※注)もありクラシック戦線に殴り込むもGⅠ皐月賞で最下位の18着に終わったことから芝戦線は諦めダート転向を決めた。これがピタリとはまり、以後数多くの地方交流重賞を次々と勝利。
しかし、転向当初からしばらくは地方のJpnⅡやJpnⅢばかりに出走し、なおかつ最後までJRAのレースにはまったく顔を出さないローテーションを組んでいたため「ドサ回り」「地方荒らし」など少しヒール寄りな見方をされていた。後には落馬負傷で低迷していた武豊騎手を支えた「相棒」というイメージが強くなっていったため、最近の競馬ファンやウマ娘から競馬を始めた人からすると意外かもしれない。
この頃から主に2ch競馬板で「スマファル師匠」という呼び方が定着していくことになる。06世代の一頭で当時現役だったマルカシェンクがその出遅れ癖から「シェンク師匠」と呼ばれていたため、同じ時代に「師匠」と呼ばれた馬が2頭いたことになるのだがそのニュアンスは全く異なるものであった。
ちなみに、JRAのレースに出走しなかった理由として坂が苦手な体質だったのではないか(JpnⅢ6連勝中に出走した、地方競馬場で唯一直線に坂がある盛岡競馬場のJpnⅢマーキュリーカップでは直線で勝ち馬マコトスパルビエロに4馬身離され2着。その後最後まで盛岡競馬場で走ることは無かった)と言われているが、関係者達からの言及は無い為真相は不明である。一応、現役時代のライバルの一頭フリオーソの波多野敬二厩務員がスマートファルコンの厩務員から「坂がちょっと苦手です」と聞いたと述べているインタビュー記事が存在する(競馬ラボ「地方の雄・フリオーソが集大成のラストランへ」2012/12/30)。
転機となったのは鞍上が武豊に代わってからで、超ハイペースの逃げ戦法を確立し覚醒。この戦法に切り替えた武鞍上の2戦目、2010年11月のJpnⅠJBCクラシックから2012年1月のJpnⅠ川崎記念までGⅠ・JpnⅠ6勝を含む破竹の9連勝を飾っている。
日付 | 競馬場 | 格付 | 距離 | レース名 | 人気 | 着順 | 単勝 | タイム | 騎手 |
2010/9/23 | 船橋 | JpnⅡ | D1800m | 日本テレビ盃 | 3 | 3 | 3.9 | 1:49.3 | 武豊 |
2010/11/3 | 船橋 | JpnⅠ | D1800m | JBCクラシック | 4 | 1 | 16.1 | 1:49.9 | 武豊 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010/11/24 | 浦和 | JpnⅡ | D2000m | 浦和記念 | 1 | 1 | 1.1 | 2:05.8 | 武豊 |
2010/12/29 | 大井 | JpnⅠ | D2000m | 東京大賞典 | 1 | 1 | 2.5 | R2:00.4 | 武豊 |
2011/5/2 | 船橋 | JpnⅡ | D2400m | ダイオライト記念 | 1 | 1 | 1.0 | 2:33.2 | 武豊 |
2011/6/29 | 大井 | JpnⅠ | D2000m | 帝王賞 | 1 | 1 | 1.2 | 2:01.1 | 武豊 |
2011/9/23 | 船橋 | JpnⅡ | D1800m | 日本テレビ盃 | 1 | 1 | 1.0 | 1:50.6 | 武豊 |
2011/11/3 | 大井 | JpnⅠ | D2000m | JBCクラシック | 1 | 1 | 1.2 | 2:02.1 | 武豊 |
2011/12/29 | 大井 | GⅠ | D2000m | 東京大賞典 | 1 | 1 | 1.0 | 2:01.8 | 武豊 |
2012/1/25 | 川崎 | JpnⅠ | D2100m | 川崎記念 | 1 | 1 | 1.1 | R2:10.7 | 武豊 |
2012/3/31 | メイダン | GⅠ | AW2000m | ドバイワールドC | 2 | 10 | 7.5 | - | 武豊 |
相手が弱かった訳ではなく、フリオーソ・エスポワールシチー・トランセンド・ワンダーアキュート・テスタマッタといった名だたる強豪達を破っている。
あまりにも無双しすぎた結果、年間無敗を果たした2011年シーズンは単勝オッズ1倍台は当たり前、オッズ1.0倍の元返しもあった。
しかし、次戦のドバイワールドカップはスタート前にゲートに突進して顔をぶつけて出遅れてしまい、逃げることができずに後方での競馬を余儀なくされ10着に終わる。更に次走に向けての調整中に腱鞘炎を発症したため引退・種牡馬入りすることとなった。
地方では25戦19勝という高い勝率を誇り、稼いだ賞金は地方だけで約9億円にも上る。逆に中央ではオープン特別2勝のみという極端な成績だった。
引退後は現役の種牡馬として活動中。
2021年にオーヴェルニュ(母父タニノギムレット)が東海ステークス(GⅡ)と平安ステークス(GⅢ)を勝利し産駒初のJRA重賞勝利、
2022年には上記のシャマル(母父アグネスデジタル)が東京スプリント(JpnⅢ)、サマーチャンピオン(JpnⅢ)、オーバルスプリント(JpnⅢ)を勝利し産駒初の地方交流重賞勝利を挙げ、2024年にはかしわ記念(JpnⅠ)を勝利し産駒初のGⅠ級勝利を挙げている。
(※注)このオープン特別「ジュニアカップ」の2着馬オーロマイスターも後にダート路線に転向してJpnⅠマイルチャンピオンシップ南部杯を制覇しており、後のダートGⅠ/JpnⅠ馬によるワンツーフィニッシュという珍しい結果となった。
史実で対戦経験のあるウマ娘
※強調はスマートファルコンが先着したレース。
・フリオーソ:09年ブリーダーズゴールドカップ
12年川崎記念
- 08世代(同期)
・青鹿毛のウマ娘(サクセスブロッケン)(☆):08年JDD、10年帝王賞
・トランセンド:10年日本テレビ盃、11年JBCクラシック、12年ドバイワールドカップ
(☆)スマートファルコンの育成ストーリーに登場。
余談
「ファルコン」なあの人との関連
F-ZEROシリーズの主要キャラクターキャプテン・ファルコンとは名前繋がりに加え、
片やF-ZERO、片や競馬と「レース対決」という共通点があるためよくネタにされる。
「ファルコンパンチ」という名前の競走馬も実在するらしい。
ちなみに、ファル子の育成ストーリーでは最後に「こうして、伝説……といつか呼ばれるかもしれない~」と締められており、ファルコン伝説と呼ばれたりしている。
覚醒の要因?
調教師へのインタビューによると他の馬を怖がる臆病な性格で、他の馬達から離れるために前へ行こうとする為に騎手との折り合いが付かず、中々実力を発揮し切ることができなかったそう。
そこで馬と喧嘩せずにマイペースで走らせた結果、破竹の9連勝に繋がった。
逃げ馬にはこのような臆病な性格の馬が多いようで、他の馬だとカブラヤオー、ツインターボなどが有名。
口元について
常にアイドルスマイルを浮かべているのにも元ネタらしきものがある。
実馬が現在繋養されているレックススタッドの馬房から顔を出してくれる時があるのだが、下唇が離れて半開きの状態になっていることが多い。
お口ゆるゆる、ニコニコしているようで可愛いなどと評判である。
関連イラスト
関連項目
:逃げ切りシスターズのメンバー。
カレンチャン(ウマ娘):うまよんにてライバル視していたウマ娘。
エイシンフラッシュ(ウマ娘):史実では芝馬の為ほとんど同じレースを走ったことはないものの、2012年のドバイワールドカップに日本馬3頭(もう1頭はトランセンド)で出走した。
また、スマートファルコンと同じレックススタンドに種牡馬として繋養されている為、現実でもルームメイトと言える関係。
アグネスデジタル(ウマ娘):アイドルとファンの関係だが、古参でありライブを盛り上げてくれるデジタルに感謝している。同時にかつて自身が目指していた芝コースで活躍し、更にダートまでもファル子に匹敵する走りをする為、ファル子の理想の体現者なのもあってか明確にライバル視している。
コパノリッキー(ウマ娘):上記の通り父が同じ。史実での対戦はないが、スマートファルコン同様中央所属のまま地方交流重賞に積極的に参戦し、GⅠ・JpnⅠ合わせて11勝の最多勝記録を持つ。
JBCクラシック連覇、帝王賞・東京大賞典制覇繋がりでもある。リッキー・アキュート・タルマエの育成ストーリーではファル子がダート界の重鎮的ポジションとして登場した。
ワンダーアキュート(ウマ娘):帝王賞・JBCクラシック制覇繋がりでもある。
史実では2011年の東京大賞典で7連勝中だったスマートファルコンをハナ差の2着まで追い詰めた。リッキー・アキュート・タルマエの育成ストーリーではこのレースが元ネタとみられるエピソードが登場する。
ホッコータルマエ(ウマ娘):史実での対戦はないが、スマートファルコン同様中央所属のまま地方交流重賞に積極的に参戦し、GⅠ・JpnⅠ合計10勝を挙げた。
東京大賞典連覇、川崎記念・帝王賞・JBCクラシック制覇繋がりでもある。
タルマエの育成ストーリーではファル子がダート界の重鎮的ポジションとしてはもちろん、アイドルの先輩としても登場。理想と現実のギャップに苦しむタルマエとタルマエのトレーナーに度々アドバイスし、精神的支柱として重要な役割を果たした。タルマエがシニア期の東京大賞典までにダートGⅠ9勝を達成していると、現役としての活動を休止していたファル子が復帰を宣言。東京大賞典に隠しボスのような形で登場する。ただし、サクラチヨノオーの育成ストーリーに登場するマルゼンスキーやミスターシービーのような超ハイスペックではなく、弱点がほぼ無いバランスの取れたステータスでの登場となっている。
フリオーソ(ウマ娘):川崎記念・帝王賞制覇繋がりでもある。
史実では覚醒前に3回、覚醒後に3回の計6回対戦しており、ウマ娘化されたダート馬達の中では最多である。
エスポワールシチー(ウマ娘):史実では同期(08世代)で同じゴールドアリュール産駒。活躍時期や距離適性の微妙な違いで出走レースが全く被らず、対戦は1回のみ。
トランセンド(ウマ娘):史実ではJRAのレース中心のローテーションだったため、対戦は3回と少なかった。
トランの育成ストーリーではファル子がフリオーソ・エスポワールシチーと並ぶ「ダート3強」の一人として登場。史実同様URAのレースに出てくることは無いが、帝王賞・JBCクラシックではサクラチヨノオーの育成ストーリーに登場するマルゼンスキーやミスターシービーのような超ハイスペックで立ちはだかってくる。
那珂(艦隊これくしょん) 石山御坊 大坂城(御城プロジェクト) 篭手切江(刀剣乱舞)
:PC版をリリースしているDMMGAMESの擬人化作品におけるアイドルの先輩達。
佐藤心:アイドルマスターシンデレラガールズに登場するアイドルの一人。ファル子と同じく一人称があだ名で容姿が酷似している。ただし、年齢に関してはおそらく10代半ばであろうファル子に対し、こちらは20代後半に差し掛かっておりだいぶ開きがある。