中尾隆聖
なかおりゅうせい
概要
81プロデュース所属。
3歳の頃に児童劇団「劇団ひまわり」に入団。5歳でラジオドラマ『フクちゃん』でデビューし、1957年より東京俳優生活協同組合に所属。以降は学業と俳優業を並行して生活し、1965年になって海外ドラマ『わが家はいっぱい』、TVアニメ『宇宙パトロールホッパ』といった作品で初めてアフレコの仕事を受ける。
当時は「声優」という呼び名に懐疑的で反発していたという。しかし現在は81プロデュース養成所の講師を務め、2017年の声優アワードで、声優という職業を各メディアを通じて多く広めた声優に贈られる「富山敬賞」を授賞し、声優界に大きく貢献している。
教え子の中には大久保瑠美や斉藤壮馬、田中あいみといった人気声優が数多くおり、中でも『スイートプリキュア♪』では、当時は新人だった大久保瑠美との師弟対決が実現した。
肝付兼太や、後の山口勝平、くまいもとこと同じく、NHKの教育番組『おかあさんといっしょ』で2シリーズに渡って人形劇のキャラクターを演じた珍しい人物。具体的には『にこにこぷん』から『ドレミファ・どーなっつ!』まで18年連続で声優出演した(これは古今亭志ん輔の出演期間歴代最長記録の17年より長い)。
シャープで甲高い独特の声色を持ち、アニメや洋画吹替など長年に渡り多くの作品で活躍している。役柄としてはコメディーリリーフをよく演じる一方、狡猾でプライドの高い悪党や、皮肉屋で臆病な小物など、クセの強いキャラクターを担当することが多い。特に、長年演じ続けているばいきんまんやフリーザといった悪役のイメージが強いせいか、近年でも特にボスキャラ格の悪党を演じることが多く、中尾が演じる役といったら悪役しか思い浮かばない人も多いという。
その他、近年では老人役を演じる機会も比較的増加した。
なお、中尾自身は「自分にとっての役作りになる」という理由から、欠点だらけの奴を演じるのがかなりのお気に入りなのだという。
長男は同じく俳優であり声優の竹尾一真(本人の公式サイト内プロフィール)。
2011年に『それいけ!アンパンマン』でカンナくん役を担当し、親子共演を果たしている。
主な出演作
アニメ
以下@ドラゴンボールシリーズ
タンバリン@ドラゴンボール | フリーザ@ドラゴンボールZ | クウラ@ドラゴンボールZ(映画) |
チルド@ドラゴンボール エピソード オブ バーダック | フロスト@ドラゴンボール超 | |
イラスト未確認
魔術師係長@ガイコツ書店員本田さん
マスター・クレイン、マスター・トータス@ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン
ゲーム
イラスト未確認
海外アニメ
トランプ@わんわん物語 | ダークウィング・ダック@ダックにおまかせ ダークウィング・ダック | ホセ・キャリオカ@ディズニー作品 |
ヤッコ・ワーナー@アニマニアックス | バスター・バニー@タイニー・トゥーンズ | トッポ・ジージョ@トッポ・ジージョ |
クランキーコング@ドンキーコング(アニメ版) | フィリックス@フィリックス | スノーボール@ペット |
イラスト未確認
ドルーピー、ドリーピー@ドルーピー※DVD版
ジーニー@ダイナソー
特撮
舞台俳優としての出演
地獄大使(masked rider ~live & show~ 10年祭)