「言の葉は時に霞のごとく伝えるのは難しきものですね…次なるレースにて、その真意をお伝えしましょう」
プロフィール
キャッチコピー | |
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誕生日 | 5月11日 |
身長 | 164cm |
体重 | すっきり |
スリーサイズ | B84・W56・H84 |
靴のサイズ | - |
学年 | - |
所属寮 | (美浦寮) |
得意なこと | - |
苦手なこと | - |
耳のこと | - |
尻尾のこと | - |
家族のこと | - |
マイルール | - |
スマホ壁紙 | - |
出走前は… | - |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | - |
自己紹介 | - |
CV | 不明 |
薬食同源の思想。それをもっと世に広め、皆を健康にしたいと願う漢方仙女。
サクラのウマ娘が集うちびっこクラブ『ヴィクトリー倶楽部』出身の中でも異色の存在で、
おっとり超然としている。 好きな数字は1と6。
(公式ポータルサイトより)
概要
サクラチトセオーは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬・種牡馬『サクラチトセオー』号をモチーフとする。
2024年12月2日、スピンオフ漫画「ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム」第39話(前編)の更新に合わせて、公式ポータルサイトでも正式に発表された。
「スターブロッサム」初出で実名でビジュアルを含めて登場したウマ娘としてはサムソンビッグに続いて2人目(現時点で名前のみ言及されているジェニュインも含めれば3人目)となる。
「ヴィクトリー倶楽部」出身およびサクラ冠名のウマ娘は、サクラバクシンオー、サクラチヨノオー、サクラローレルに続いて4人目。
漢方仙女なる呼称に違わず、古風な言葉遣いで話す物腰の柔らかなウマ娘。
「薬食同源」を謳い実践しているが、これは馬主のさくらコマース創業者が韓国出身であり、韓国料理の食思想である薬食同源が傘下事業にも反映されていることが由来だろう。
漢方や仙女といった要素からは道教などにも通じているようにも取れるが……?
実馬は1994年に1着と6着を交互に取っていたことから当時国内で活躍していたプロ野球選手をもじってイチローと呼ばれていた。ウマ娘でも好きな数字は1と6でネタにされている。
容姿・デザイン
サクラバクシンオーやサクラローレル同様、瞳の中に桃の花が浮かんでおり(桃の花言葉の一つには天下無敵がある)、黒鹿毛のロングヘアを後ろで三つ編みのおさげにし、後れ毛は2つ小さく束を作って前に垂らしている。左に流した前髪の一部に白いメッシュが入っているが、肌が色白なこともあってわかりづらい。右耳に桜の花がついたピンクのシュシュをつけている。
マンガ版
スターブロッサム
「山の静けさも良いものですが……賑わいもまた一興」
初登場は第38話のラストページ。後ろ姿のみで、その正体は明かされなかった。
そのため、直後のシーンから始まる第39話が実質的な初登場。
サクラローレルやサクラバクシンオーらと同じくチームアルケスの一員であったが、物語当初ではサブトレーナーの猿野と共に個別メニュー(山籠りだったらしい)消化のためにしばらくチームから離脱しており、合流が遅くなった。
ヴィクトリー倶楽部出身で、ローレルやサクラチヨノオー達とは古くからの馴染み。合流早々にお手製の「薬膳カレー」を出してヨシノプリヴェールにドン引きされる場面も(なお、香りは普通に良いらしい)。この自己流の薬膳料理作りについては、ヴィクトリー倶楽部の仲間達には慣れっこの模様。
既に作中ではシニア級の重賞勝利経験も持つベテランウマ娘であり、椿曰く「アルケスの芝中距離最強」。山籠りから一度トレセン学園へと帰還したことも、シニア級最強の力を見せ付けていた同期ビワハヤヒデを打倒するためであった。
競走馬『サクラチトセオー』
秋の大舞台を目指し、
陣営は、そして馬は、雪辱に燃えた。
──「20世紀の名馬100 第76位 サクラチトセオー」ナレーションより
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1990年5月11日、北海道静内町の谷岡牧場生まれ。
主な勝鞍は95年天皇賞(秋)。
ウイニングチケット、ベガ、ノースフライト、ロイスアンドロイスと同じく、父トニービンの初年度産駒。
母サクラクレアーは父ノーザンテーストが初めてリーディングサイアーを獲った1982年の産駒(85世代)。
半兄にサクラヤマトオー(ウマ娘のアニメ2期2話、菊花賞で「テイオーに負けるもんか!」と叫んでいたモブウマ娘)、半妹に95年エリザベス女王杯(3歳限定)の勝ち馬サクラキャンドルがいる(いずれも父サクラユタカオー)。
また、サクラローレルとの間に産まれた半弟が2頭いる。
馬主はサクラ冠のさくらコマース、管理調教師は馬主御用達の境勝太郎。
主戦騎手はこれまた馬主御用達の小島太(全21戦中20回騎乗。1戦のみ代打で的場均)。
デビュー当初から脚部不安に振り回され、クラシックでも同期のBNWが活躍を残す中思うように走ることが出来なかったが、古馬になると徐々に解消。そのポテンシャルを発揮し始める。
5歳の中山記念で重賞初勝利を飾るも、GⅠでは惜しくも掲示板に入れない日々が続く。
6歳になる頃には本格化し、AJCCから始動し1着。その後は安田記念へ挑むが、ハートレイクとの叩き合いの末2着。続いて挑んだ京都開催の宝塚記念では安田記念からの厳しいローテーションと、ライスシャワーの悲劇を目の前で見てしまった事でメンタルをやられてしまい、大きく離された7着に敗退。
秋の府中に遅咲きの桜が咲く
…しかし、秋には持ち直し、ついに開花の時が来る。
1995年天皇賞(秋)。1番人気は単勝オッズ2.4倍、怪我の影響で陰りが見え始めたが、捲土重来を狙うナリタブライアン。チトセオーはそれに次ぐ2番人気に推された。ただし、オッズは前哨戦の毎日王冠を敗れた事で評価を大きく下げ、単勝5.3倍と大きく溝を開けられていた。
ゲートが開くとチトセオーは最後方から2番手に控える。レースはトーヨーリファールが逃げ、ジェニュインが追う展開となり、1番人気ナリタブライアンは先行策に打って出た。
馬群は縦長となったが、ペースは平均。先行有利な状況だったが鞍上の小島太は捕まえに行かず、後方でじっくりと脚を溜めた。
そして第4コーナー、チトセオーは徐々に進出を開始。直線で力なく沈むブライアンを横目に、上がり3f34.3の凄まじい末脚で一気に迫り、逃げるトーヨーリファールとそれを追うジェニュイン、アイルトンシンボリらを含む10頭近くをごぼう抜きし、差し切ってゴール。
ついに悲願のGⅠタイトルを秋の府中で掴み取った。
レース後、チトセオーは年内での現役引退を決定。引退レースには有馬記念が選ばれた。
迎えたラストランでは4番人気に推され、後方待機でレースを進めたが、『天才』マヤノトップガンの逃げに翻弄され、直線で猛追をかけるもタイキブリザードに次ぐ3着に終わった。
引退後は種牡馬となる。
初年度から83頭もの牝馬を集め、翌年からは3桁に増えるほどに人気していたが、2004年に繋養されていた静内スタリオンステーションが閉鎖し、レックススタッドへ移動。その影響で環境が変わったことが影響したか種付け数が激減し、2010年にはゼロとなり、翌2011年に種牡馬を引退。
以後は功労馬として余生を過ごすが、2014年1月30日に老衰で死去。享年24歳であった。
産駒からは3年目産駒のラガーレグルスがラジオたんぱ杯3歳ステークスを勝ったのだが…皐月賞で暴れてしまったことで行われたゲート再試験において、心無い観客が再試験中に野次を飛ばしたり、ゲートを傘で叩くなどして再試験を妨害。主戦騎手の佐藤哲三も激怒し、その元凶に詰め寄るほどだった。そのせいか、以後は調子を崩し、早々と引退。種牡馬となるも2005年に転売され行方知れずとなってしまった…という悲しい事件があった。
その他の産駒からは中央重賞を2頭、地方重賞を3頭が取ったが活躍はそれのみにとどまっており、残念ながらサイアーラインは断絶がほぼ確定している。
しかし、母父として2頭が地方重賞を勝利しており、今後は牝系でその名が見られる機会はあるだろう。
史実で対戦経験があるウマ娘
強調はサクラチトセオーが先着したレース。◎は勝鞍、☆は勝馬。
〈※〉はスターブロッサムのオリジナルウマ娘。
〈◯〉はアニメオリジナルウマ娘、2期に登場。
〈△〉はアプリゲームの固有モブウマ娘。
〈■〉はシンコウウインディ育成に登場。
・ケーツースイサン(◯フジヤマケンザン)…94年中山記念、天皇賞(秋)
・ナイスネイチャ…94年宝塚記念、天皇賞(秋)、有馬記念、95年有馬記念
・インペリアルタリス(◯ハシルショウグン)…95年天皇賞(秋)◎
・シンプトンダッシュ(◯アイルトンシンボリ)…94年宝塚記念、有馬記念
・デュオプリュウェン(◯セキテイリュウオー)…94年天皇賞(秋)
- 93世代(同期)
・ビワハヤヒデ…93年東京優駿、94年宝塚記念☆、天皇賞(秋)
・アーケードチャンプ(◯ステージチャンプ)…93年東京優駿、94年宝塚記念、天皇賞(秋)
・シュガーネイション(※シュガーセーフティ)…93年東京優駿
・砂の女王(■ホクトベガ)…94年富士S◎、95年AJCC◎、中山記念、安田記念
・ナリタブライアン…94年有馬記念☆、95年天皇賞(秋)◎、有馬記念
・スノウインハザード(※タイキブリザード)…95年安田記念、宝塚記念、有馬記念
・ダンスリムリック(※エアダブリン)…95年安田記念、宝塚記念
(註1)落馬競走中止、予後不良。
関連イラスト
関連タグ
関連ウマ娘
同期(93世代)
- ビワハヤヒデ(ウマ娘)…史実では3回対戦。
- ナリタタイシン(ウマ娘)…史実では2回対戦。
- ユキノビジン(ウマ娘)…対戦経験なし。
《トニービン初年度産駒繋がり》
- ウイニングチケット(ウマ娘)…史実では2回対戦。
- ロイスアンドロイス(ウマ娘)…史実では2回対戦。
- ノースフライト(ウマ娘)…対戦経験なし。
- ペラ/ハープアルファ…共にモチーフ馬ベガ。史実では94年宝塚記念の1回だけ対戦。前者はアニメ2期、後者はアプリゲーム版のユキノビジン育成シナリオに登場。
馬主(さくらコマース)繋がり(サクラ軍団/ヴィクトリー倶楽部)
- サクラチヨノオー(ウマ娘)
- サクラバクシンオー(ウマ娘)
- サクラローレル(ウマ娘)
- ヨシノプリヴェール…モチーフ馬サクラエイコウオー。同じくスターブロッサム初出。
- アマギハピネス…モチーフ馬サクラスーパーオー。同じくスターブロッサム初出。
- ハードコントロール…モチーフ馬サクラアンプルール。母サクラメガはサクラチトセオーの半妹。アニメ3期に登場
トニービン血統の繋がり
※上記のウイニングチケット、ロイスアンドロイス、ノースフライト、ベガ除く。
《トニービン産駒》
- エアグルーヴ(ウマ娘)
- ジャングルポケット(ウマ娘)
- 貫禄あるウマ娘…モチーフ馬オフサイドトラップ。メインストーリー5章登場
- サンバイザー…モチーフ馬--サンフレア アニメ1期に登場
- ハルシオン…モチーフ馬エモシオン アニメ1期に登場
《トニービンの系譜》
- トーセンジョーダン(ウマ娘)…ジャングルポケット産駒。祖父(父父)がトニービン。
- アドマイヤベガ(ウマ娘)…ベガ産駒=母父トニービン
- カレンチャン(ウマ娘)…スプリングチケット産駒=母父トニービン