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※この記事は主に2020、21年の枠が書きかけです。追記をお願いします


概要編集

佐竹博文が遭った災難をまとめていく。一部はパラレルワールドの可能性もある。23年以降佐竹の災難纏め/バグアカデミアを参照。


シリーズ確立前編集

  • 宝くじ
  • マグロ漁船

無職なのにパチンコ中毒で500万も借金を作りマグロ漁船に1年間乗せられた。その後は貯めた金は全てむしり取られるが仕事を探すことを決意した。

ちなみにある男性からゲイ♂を強いられそうになったのは黒歴史らしい。


  • 小西ボートスクール

中学時代のいじめで引きこもりになった18歳。自宅警備員と言い張って来たがが勝手に入学手続きを行った。スパルタ生活に耐えきれず脱走。真実を調べ母から助けを求めるように電話したが再度捕まったが母が危険を察知したのか引き取った。その後はアルバイトをするように。


  • 産業処理業者

最初に始めた仕事であり新入社員。麻雀にハマってしまい講義がついていけず大学は中退。ネットで見つけてすぐにでも採用された。怪しい気配を放ちながらも日々過労を強いられたが数ヶ月後に社長が警察に逮捕され就活が失敗に終わった。


  • 治験

治験の被験者として生活。フリーターであり万年金欠。一部の人が重症を負っていたが彼のグループは何の影響も無かったが先輩は重症を負ったグループであり死亡した。その後は供養している様子が窺えた。


  • 不眠検証

人はどれだけ眠れずにいられるのか検証。記憶障害などの大きな障害が見られ最終的には11日で中止。15時間爆睡したのち記憶が元に戻った。ギネス世界記録には載らなかった。


  • 原発の除染作業
  • 網膜剥離による心気症
  • 迷惑行為とボンズ
  • 共感性羞恥

シリーズ確立以降編集

  • 煽り運転

行楽シーズンで遠出し高速道路の上だが煽り運転に遭遇。顔に重傷を負い警察に通報、煽り運転をしていた人物は呆気もなく逮捕された。その後は高性能のドラレコを購入した。


  • ダイエット

超デブで歩くトンカツと呼ばれていた。彼女にフラれた悔しさをバネにダイエットを決意。382日間も断食しダイエットに成功、ギネス認定され根岸千恵と思われる人物に告白にも成功した。


  • 水虫

足に水虫が生えたが放置、その結果尻に菌に移ってしまった。その後は闘病することに。


  • 鼻ほじり

鼻をほじりすぎて太い血管を切り重体に。しかしこの性はやめれず再発の可能性も出てしまう。


  • 爪噛み

子供の頃から爪を噛む癖があり二日以上も意識不明となっていた。敗血症だと判明し1ヶ月間も入院、l間一髪のところを救われた。


  • 年金

年金通知が何度も来ていたが金欠が理由で無視、ネットの連中に踊らされ家具は取り押さえ、バイトは解雇されホームレスとなってしまった。


  • ヒアリ

肉体労働をしていたが激痛が走った。その後病気が悪化し病院へと行った。アナフィラキシーショックが起こらなかったが大事をとって入院、なんとか完治した。


  • 西成あいりん地区その1

年金滞納が原因でホームレスとなり重労働したが給料が何故かマイナスに。その後は脱走し行政に相談した。

余談だが佐竹の給料がマイナスになったのは労働者に不当な賠償を負わせようとするものだったため労基法24条違反である。


  • 西成あいりん地区その2

1週間シェルターに入れられただけで再びホームレスに。金に目が眩み違法したが捕まらず罪には問われなかった上、さまざまな支援をしてくれた。


  • チャック

急いでたせいでトイレのチャックが局部に挟まり病院へ。最終的には治療してもらった。


  • 脳卒中

首をぼきぼき鳴らしてたら脳卒中を発症。入院しなんとか自宅療養にまで持ち込めた。医師によると首を鳴らす行為は首に数トンの衝撃がかかる危険行為である。


  • 肛門日光浴

ネットで調べてた健康法を見かけ実践したが隣人に見つけられてしまい警察に通報され逮捕される前に弁解しその場をやり過ごした。


2020編集

闇金業者で働いていたが借金が出来てしまい退職もできず窃盗をすることに。ある女性から窃盗しようとしたがアジア随一の総合格闘家だったため失敗に終わり、警察署の医務室に連行された。その後は闇金業者の事を全て話して万事解決となったが彼自身も強盗未遂で留置所送りになりニュースで馬鹿にされてしまった。

なおこの回のみ髪色を染めている。

  • ウマバエ

保健所のペット収容所で犬の殺処分の仕事で働いており、犬の最期を涙目ながらに思いながら人間の悪意や動物の悲しみに苦しんだ。

因みにこの回のあるカットシーンは2020年後半〜2021年末までのヒューマンバグ大学全動画のエンドカードの中心として採用された。


  • サルモネラ菌

車に缶詰を置いていたがこぼれてしまい激臭に。消臭しタバコをつけた途端なんと車が爆破した。全治数週間で社会復帰したがボンバーマンと呼ばれることに。


とある商談のため中国の武漢へと赴き、現地での仕事の打ち合わせや宴席で充実した時間を過ごしたが帰国した際に体に違和感を覚え検疫所へと移動し救急車が来る前に気絶・入院沙汰となり陽性と判断された。しかし数日後には完治し退院した。


  • 吸血ヒル

会社の休暇で友人と釣りをしに行った際、大物を網で掬おうとした時に海へと落下、ダツが首に刺さり死の淵へと彷徨うも命に別状はなかった。その後は連絡を受けた千恵に抱きつかれる。


会社から春休みをもらい、沖縄に着いた佐竹はこの時期の海が大好きで毎年ここでエメラルドグリーンの海を堪能していたが、ちょっと小腹が空いてきて休憩を取るにはいい頃合いだと感じて一旦海水浴場に戻ることにし砂浜まであと少し泳ぐこと数分ラストスパートを切ろうとしたその瞬間…彼の股間に灼ける様な痛みが迸った!今までも様々な痛みを経験している佐竹だが今回は桁違いに酷く、しかも此処はまだ足がつかない深さだったので痛みで痺れてしまい溺れてしまった…とその時不意に誰かによって彼はライフセーバーの兄ちゃん達に救助された。

精も魂も尽き果てた佐竹をライフセーバーが陸まで運んでくれたのだが…自分の股間を見て彼は絶叫してしまった。…そこには佐竹の海パンの中に尻尾を突っ込んだエイがいたからだ。震える手で海パンを覗き込んで見れば尾の棘が食い込んで血塗れな上に5倍くらいに腫れ上がった彼のムスコが見えた。エイの毒針には返しが着いている為結局、本体から尾を切り離すことくらいしか出来ることはなく、救急隊に身を委ねた…騒ぎで集まってきた野次馬達に針の刺さったアソコを晒しながら…。

病院に着いた時に医者に笑われた後、無理に引き抜けば傷が悪化する毒の影響もあるので手術で取ることになり、手術中に佐竹は「エイってどうしてあんなに平べったいんだろう?」ーなんてことを考えていた。医者曰く「手術は成功、ムスコの腫れも早晩引くだろう」らしい。

彼を刺したアカエイってエイはかなり危険で毒は下痢や筋力低下を引き起こす、刺され所が悪いと死亡するケースがあると言う。

ムスコの傷が治るまでしょうがないが佐竹は禁欲生活を余儀なくされたが、ブルーになっている彼にさらに追い打ちをかける事態が発生した。何故ならエイに刺された時の佐竹の写真がネットに流れバズっていたのだ、中には「ムスコが大きくなるならいいじゃん」「俺も刺されてえ」なんて書き込みもある始末で怒った佐竹はスマホを投げ、彼が海水浴に行かないと誓ったのは言うまでもない。


  • スナノミ

  • 落雷

  • 陰嚢味覚

  • 生野菜とヒル


  • 性器吸収症候群

  • ポップコーンで心臓破裂

  • 給付金騒動

  • 死のダイエット薬「FK」


  • ビルハルツ住血吸虫症




  • Bウィルス病


残り少ない夏休みも終わりに近づく中、一つ位は夏の思い出をと一念発起した佐竹は海釣りにやって来た。

今まで海に出たせいで彼は二度も命を落としかけていたので本人にとっては死を暗示する場所だが「水に入らなければ危険はない」「今日こそは無事に帰ってみせるさ」と心に誓いつつまったりとした時間を過ごしているとベテランっぽい釣り人のおじさんが「おう兄ちゃんも釣りかい?」と声をかけてきた。彼は佐竹と違い釣りのプロって感じだ、彼と話した後に準備が終わり「さあ釣りだ!」と糸を海へと投げてみれば竿から妙に重い物を引っ張る様な感触が伝わってきたので糸の先を覗き込んでみると防波堤の下に積まれたテトラポッドの隙間に糸が引っかかっていた。

彼は切って捨てるのも環境に悪いと思いテトラポッドに降りて針を回収できないか試してみることにした、糸を辿って近づくが歩きにくいと思いつつも水面下に腕を伸ばしたその時!何かが佐竹の手に刺さり反射的に手を引き抜くと小さなタコが手に絡みついていたのだ。幸い手を抜いた拍子に針を外せたので彼は獲物のタコを持って防波堤に戻った、防波堤に帰った時さっきの釣り人のおじさんに笑い話にしようとタコを見せた時、彼の顔色が急変した!佐竹が持っていたタコは凶暴で何とフグと同じテトロドトキシンを持っているヒョウモンダコだったからだ!それを聞いた佐竹は何処かへ電話したおじさんに言われた通りに手の傷を絞っていたのだが数分も経たない内に体調不良が襲ってきて顔が痺れて目眩もしており座っていることすら辛い状態だった、そして昼に食べたものを全部戻し身体の鈍くなり呼吸困難に陥った。さっきのおじさんが呼んだ救急車のサイレンと戻ってきた彼の声が聞こえた後、佐竹はそのまま気を失った。

次に彼が目を覚ましたのは病院のベッドの上でタコの毒でやられた後の事態が飲み込めなかったので医師は「病院に担ぎ込まれた時あなたは意識不明の重体だった」「ヒョウモンダコの持つ神経毒テトロドトキシンは治療・解毒方法がない」「テトロドトキシンは時間と共に人間の代謝によって分解・無毒化される」と説明した。

退院後は「夏休みの最後を青酸カリの千倍の毒にあたって潰すとは…ツイてねぇ…」「もう海は行かないぞ!怖くて近づけない!コリゴリだよ全く…」と思う佐竹なのだった。


千恵から預かった鉢に入った観葉植物を枯らす訳には行かないと思いしっかり育てていた、預かってから一週間すると甲斐甲斐しく世話をした成果が現れその日の植物の芽が土からぴょっこりと出てきた。日に日に成長していく観葉植物を佐竹は楽しく育てていたが、それから暫くして困ったことが起きた。何故なら育てた植物が予想以上に大きくなってベランダに届く寸前ですでに彼の身長を超えてしまったからだ、自分の手に負えないと思い考えた末、佐竹は剪定することにしたのだ。

観葉植物を切ったその時、草から樹液が飛んで飛沫が佐竹の左目と両手にわずかにかかった「まあよくあることだろう…」と思った次の瞬間、草の汁が彼のかかった場所に激痛が走ったのだ。

目と手を洗う為に洗面台へ向かい目に水をぶっかけたがそれでも大した効果がなかった、おまけに手には火ぶくれが出てヤバいと思ったのでスマホで119番を呼び、一体どのくらい経ったのか痛みに耐えて耐えてやっと救急隊が来たところで緊張の糸が切れて彼の意識は遠のいて行った…。

病院に担ぎ込まれた佐竹は様々な処置を受けた様だが意識がないので覚えていなかった。先生が彼の

病室を訪れた時は「手全体が真皮に達するくらいの大火傷でしたからね」と言った時、佐竹は「火傷…?俺は植物を切っただけですよ?」と答えた後医者は急に真剣な表情になって語り始めた。

医者曰く佐竹の部屋にあった植物はジャイアントホグウィードと言う危険植物に指定されている種類で、あの植物の樹液は人間の皮膚に付くと日光に反応して深刻な水脹れを起こすらしく、水脹れは非常に痛む上に傷跡は数ヶ月〜数年消えず目に入ってしまうと失明する恐れもあるらしい、それを聞いて彼は恐怖を覚えたが検査の結果眼球そのものには異常がなくまぶたの腫れが引けば大丈夫らしいそうだ。

入院している間火傷に強いステロイドが含まれる軟膏を塗りプレドニゾロンと言う経口ステロイド剤を着用した。

お見舞いに来た千恵にあの植物の出所を聞いたところ…「私にも分からないのよ。通販で普通の花を買った筈なのに…」と半泣きして答えていた。

入院一週間で佐竹は帰宅を許され、軟膏を塗り続ける様に言われ左は問題なく見える様になり手の傷はほぼ残ったがほぼ回復した。

しかし帰り際「しかし…こんな意外な方向から災難が降りかかると思わなかったよ…植物に殺されかけるなんて…今後の人生が思いやられるな…」と思うのだった。


  • ギニアワーム

  • 西成あいりん地区その3

仕事を辞め放浪の果てにホームレスになった。その後は仲間の老人たちとゴミを漁る生活を送っていたが急な腹痛に襲われ、糞が暴発した……


実はこの回は回想オチだったため2020年に遭った災難ではなかった。


  • 無差別殺人

アンティークショップ帰りの佐竹が突如何かに首を攻撃され瀕死の重体になる。目が覚めていつもの医師から話を聞くと首切りトラップを使ったバイク乗りを狙った無差別殺人の被害を受けたとのことでその動機もニートの暇つぶしという理解し難いものだった。


  • アニサキス・アレルギー

  • 開放骨折で遭難

  • サルウイルス感染症

  • 腸炭疽菌

  • ハンタウィルス肺症候群

  • 精巣癌


2021編集

あの解雇リーチ宣告から数週間経った後、年越しでコンゴ共和国への出張を命じられて佐竹は着いた後で在庫チェックで在庫チェックなどを行い徹夜確定でも将来の為と思って頑張ろうとしたそんな缶詰状態で

ヒーヒー言ってた時地元の得意先から接待の及びがあってこの国では会食はOKだそうだ。

「正直仕事がパンパンで余裕はない」と思ったが相手はこの辺りの食品関係を牛耳る元締めで断る訳にはいかないと感じて仕方無くレストランに赴くと成金風の現地人1名と日本人1名がいた。

挨拶をした後に社長は隣にいた男・鬼頭丈二を紹介した後、適当に社長に話を合わせ酒を飲んでいたが、佐竹は「どうにもこの店は衛生管理がなってない…虫が飛び回り店員も不衛生」だと思って首の近くに飛んできた蚊を叩くと鬼頭は「やはり飲食店に虫がいるのは気になりますか?」と疑問が顔に出てきたのか鬼頭が彼に声をかけてきて、「郷に入っては郷に従えですよ」と言って笑う鬼頭からは何か狂気のようなものを感じた。

そうこうして最初の料理が運ばれ佐竹は目を疑った。なぜなら大量で気持ち悪さの酷い昆虫が…いや…茶色に揚がったコオロギが皿の上に乗っていたのだ。

しかし「同じ日本人の鬼頭が食ってしまっては逃れる術は無い」と思い覚悟を決めて噛み砕くと口の中に広がるのは塩味と香ばしさそして微かな苦味だ。

次の料理は大きな芋虫でまたしても鬼頭に逃げ道を潰された為に佐竹も食わざるを得ない状況になり一気に噛み砕いたが泥臭い中身が流れてきてとっても不味かった。

こうして嘗て無い試練を乗り越えた彼の前に最後のメインディッシュが出てきた。何やら皿に盛られた黒い肉だ。そう…燻製された猿の骨つき肉だった。

「無理だ」と思った彼だが、鬼頭が先に躊躇なく頭蓋の穴に齧り付き、社長共々「次はお前だ」と言わんばかりにこっちを見て「社長を怒らせたらクビが飛ぶ…」と思いもはや逃げ場無しと悟った彼は覚悟を決めて猿肉に喰らい付いたが口に広がる圧倒的に不潔な獣臭にそして舌や歯に絡まる縮れた毛と芋虫より不味かった、一方の鬼頭はそんなことは気にすることなくむしゃむしゃと猿肉を食べ続けていた。

悪夢の様な食事会から数日後、コンゴでの仕事中に案の定彼は体調を崩してしまい、そして帰りの機内で事態が深刻になる、何故かと言うと戻した物が真っ黒で普通ではなかったからだ。

当然検疫にも引っ掛かり佐竹はそのまま隔離用施設へ連れて行かれたのだが、コンゴで食事を共にした鬼頭と再会することとなった。

聞けば彼は正月は日本で過ごす予定だったらしく佐竹と同じタイミングで帰ってきたそうで、症状も同じ病気にかかってしまったらしい。

その後二人は感染症センターへと移動し様々な検査を受けることとなり、その後検査の結果を告げられたのだがそれは意外なモノだった…そう…千円札に描かれた野口英世の死因となった感染症である黄熱病だったのだ。

即時入院となった佐竹だがそれからは強烈で意識が飛ぶほど高熱に加えて血便が止まらない所為でおむつを履かされた、少し症状が和らいだので顔を洗おうと洗面所に向かえば肝臓の低下による黄疸で顔は真っ黄色、しかも鼻や歯茎は血塗れときた。何より辛いのは黄熱には特効薬が無いことで常に対症療法で回復は身体が持つ免疫まかせ、激務続きで体力が落ちていたこともあって彼は何度か生死の境を彷徨った。勿論、その時の鬼頭も同じ状況で目鼻口からの大量出血、止まらない血便、脳を焼かれるほどの高熱だった。

それでも佐竹の身体は朽ちず、致死率50%の病に打ち勝ってくれた嬉しさのあまり彼は泣いた。鬼頭もギリギリのラインで生き残った様だが退院するのにもう少しかかるらしい。「不思議な感覚だ…彼は親友のような…戦友のような…」とそんな感じがした。

それから数日後、何とか社会復帰をした彼を待っていたのは…会社からの冷たい解雇宣告で前述の理由は度重なる病欠と労災の使用過多だった。

「それを言われると返す言葉は無いよなあ」と少し落ち込む佐竹なのだった。

前述の黄熱病の件で友人となった鬼頭丈二と晩飯を食うことになり、彼に案内されて着いた焼肉店は客単価2万円の高級店でレバーの刺身も未だに食べることが出来るので、佐竹は久々のレバ刺しで胡麻油で頂き最高の夕食を堪能した。しかし…これが地獄の入り口とは知らずに…

それから五日後…彼は自宅で軽い腹痛を感じ便所に入ると人生で経験が無いほど大便が水状だったのだ。

これはヤバいと思った時にはもう遅かった…突然、内臓を抉り取られる様な凄まじい腹痛が襲ってきたと同時に便意が来て熱も猛烈に上がり這う様にして便所に辿り着くと信じられない量の血便が途絶えずに噴き出して一歩も便所から出られない。すると突然脳が脳が握りつぶされる様な激痛が走った、それも腹の中と頭の中に溶けた鉄でも流し込まれた様なダブル激痛で。血便は止まらないが…それでも便所から這い出るしか選択肢がなく血便まみれになりながら119番にスマホでダイヤルして彼の意識が消えた…。

佐竹が目を覚まして気がつくと病院の病室で意識が戻ったのはいいが症状は全く言って良いほど軽減されていなかった。そして医師は彼に「腸管出血性大腸菌O-157菌に感染していて脳症を発症しておりお腹の中に毒素に犯されています」と告げた。佐竹が思い当たる節は一つ…焼肉店で食べたレバ刺しが感染源だった。と…いうことは鬼頭も佐竹と同じ事になり救急隊により彼と同じ病院に担ぎ込まれていたのだ。

そこからがさらなる地獄だった…O-157が作るベロ毒素によって彼は重症化してしまい溶血性尿毒症症候群へと進行したのだ、激しい嘔吐、止まらない血便、それに40度を超える発熱…腹は内部から燃やされた様に痛み頭は万力で砕かれる様だった。体内の毒素を取り除く為緊急で輸血…抗生物質治療などあらゆる手が全て尽くされたが…彼の意識は途切れ途切れになっていった。

一方、鬼頭はやはり地獄の苦しみを味わい嘔吐と血便が酷かったようだが重症化せずに済んだ様だ。

医療スタッフの懸命な努力のお陰で佐竹はギリギリ死の淵から戻ってきた、命が繋がった事を感じた時、彼の目に涙が溢れ「皆さん…ありがとうございます…」と生きていられる事への喜びと寝ずにケアしてくれた医療スタッフへの感謝の言葉を言っていた。

後日、鬼頭も含め無事退院出来たが、噂じゃ違法行為で食中毒を出した焼肉店は刑事罰に問われる様だ。

しかし彼とは二度しか会ってないのに「二回ともダブルで死にかけるなんて…」「こりゃあ会わない方が良いな」と思う佐竹なのだった。


  • コクシジオイデス症
  • コレラ
  • 日本脳炎
  • 鳥インフル
  • 天然痘ウイルス
  • 類鼻疽

命を奪う危険生物編集





就活の際に佐竹が立ち寄った公園で案内の女性「リン」と共にカワウソの群れに襲われる。リンも佐竹も重体となりリンに至っては佐竹から守られていなかった場合死亡していた可能性があった。





警察関係編集

  • 無差別ウンコかけ男

ファーストフードを買った帰りにブラブラ歩いていると公園が見えて「たまには外で食うのもアリかな」「家に籠っていると気が滅入る一方だし…」と思った佐竹は公園に寄って食べる事にした。「気の早い話だが老後はこんな風にのんびりと過ごしたいものだ」と考えていると公園に入ってくる老人が目についてぼんやりと眺めていた、鳩に餌をやる爺さんを見ていた佐竹は爺さんの背後にある草むらから出る人影を見つけた。

其奴は薄汚れた衣服に身を包んだホームレス風の男だった。そして奴が足元からバケツを持ち出すのを見た瞬間、佐竹の背筋に冷たいモノが走った、それはバケツから溢れんばかりの茶色い液体。

「ヤバい」と感じた彼は素早くベンチから腰を上げて、奴が爺さんのすぐ後ろに立つのが見えた瞬間、声を上げたと同時に不審者の動きも止まった!爺さんも気付きこれで大丈夫かと思ったのだがここで思わぬ事が起きた、何と不審者が標的を佐竹に変えて突っ込んできたのだ。全力で走っていた彼は突然の奇襲に逃げる事が出来ず奴にバケツの中身をぶち撒けられた…結果、彼はその謎の茶色い液体を全身もろに浴びる事になってしまって生暖かい感触と共に…雫が入った口に苦味が走り目は痛みで開けられなくなった。

この鼻が曲がりそうな臭いには覚えがあった…何を隠そう田舎に漂っていた肥溜めの臭いだ!つまり今浴びせられた物は…最悪の事実が頭を過った瞬間彼はついさっき食べた物を吐き戻していた。

爺さんが警察に通報してくれたのかホームレスは駆けつけた警察官に逮捕され、佐竹は病院に搬送された。

身体を洗浄した後、彼は医師の診察を受けたが目が炎症を起こしており口にも入った為入院する事となったが暫くすると事情聴取に行っていた爺さんが病室を訪ねてきて丁寧に深々と頭を下げられた。

爺さんの話によると「あのホームレスは精神を病んでいたらしく相手を祝福するつもりで佐竹に謎の茶色の液体をかけた」らしい。(しかも浴びせたのは一ヶ月から溜めた代物らしい。)

爺さんは「お主に礼をしたいのじゃが何か欲しいモノはないか?」と訪ねて佐竹は冗談のつもりで「無職なのであえて言うなら仕事が欲しいですけどね。ww…」と言ったのだが…ここで思わぬ答えが返ってきた。「そうか、ならワシのところに来るか?」と彼は言った、驚いた事にこの爺さんは業界大手の総合会社の会長らしい、その後無事に退院した彼は爺さんのところで面接を受けて合格になって結果は上々約束を守ってくれた会長には感謝しかなかった。

こうして佐竹は念願の定職に就く事が出来た…ただ後々の検査でサナダムシが例の汚物に寄生されていた事が判明された。


  • 麻薬入り冷やし中華

残暑が続くある日の仕事の昼食で冷やし中華を食べていないことを察し、本場の中華料理店へと入店。

微妙な味わいだったのだが、その2日後辺りからその冷やし中華を忘れられず、例の店へと入店し冷やし中華中毒となり、縁のある男でもある鬼頭にも遭遇。2人揃って重度の冷やし中華中毒となり、仕事にも身が入らない事態へとなり、自宅へ戻っても冷やし中華のことが忘れられなくなってしまう。

そして重度な頭痛やストレスを抱えるようになり、おかしいと察知し病院へと足を運ぶ。先生の調査の結果大麻の陽性反応が出たのである。

1週間、例の店での冷やし中華を食べないようにするのだが、店へと向かってしまうこともあったがその更に1週間後に警察に逮捕され、店が潰れたことにより佐竹も鬼頭も中毒を脱することに成功した。


  • 精神病院

野上という犯罪者に間違えられて精神病院に入れられた佐竹。何度も自分は野上では無いと訴えるが佐竹の話を聞く気が無い異常な職員達に「佐竹さんね、正常正常」等の暴言を吐かれた挙句自分は野上では無いという訴えを精神異常者の発狂と誤認され薬漬けにされ自我が崩壊しかける。佐竹は最終的に解放されるのだが自我崩壊寸前の交渉により誤認逮捕と名誉毀損等の慰謝料を正当に支払われずにベンチに放置されるという結果に終わる。今回は他人の悪意により誤認逮捕やヤク漬けによる人格崩壊と実害が発生している。


  • HIV感染者に耳を食いちぎられる

HIV感染者の男(元々この男にHIVを移したのは男漁りを趣味としているビッチで男漁りがバレないように佐竹にレイプされたと騙っていた)により突然佐竹はマウントポジションで何度も殴られた上左耳を噛みちぎられるという凄惨な被害をうける。途中で紅林二郎が止めに入り彼の手で病院に搬送されたが噛みつきによる大怪我ということで様々な雑菌による被害及び耳の接合手術により3週間入院することとなる。男の方は恥も外聞もなく示談を試みたが怒り心頭の佐竹により却下されそのまま懲役及び佐竹への150万円の支払いが命じられた。女の方の処罰は不明。


  • 誤認逮捕

精神病院に続き佐竹は再び犯罪者と間違えられて警察に捕まる。この事件の真相はヤクザを従えた警察高官の新村が息子の利光が犯した連続殺人の罪を隠蔽するために「たまたま事件現場の監視カメラに映っていた」佐竹を犯人に仕立て上げようと目論んだ冤罪逮捕であった。だが鬼頭から事前に聞いていたアドバイスと弁護士のサポートによりなんとかその場を切り抜けるが、途中でやってきた暴力刑事から拷問じみた暴行を受けて無理やり自供されそうになる。だが裏では別件で新村父子を居っていた伊集院茂夫達が佐竹を助けるべく暗躍しており、それと同時に真犯人とその父親も確保して処刑した。伊集院によって事件の真相と違法取り調べの事実が伍代千隼によって世間に拡散された事により、警察の不正が明らかになり佐竹は釈放されて担当刑事から謝罪されるが、取り調べで理不尽な暴行を加えた暴力刑事は顔も見せようとしなかった。当然ながら納得いかない佐竹は鬼頭と弁護士の協力を受けて国を訴える決意を固める。ちなみに暴力刑事の方は特別公務員暴行陵虐罪や名誉毀損罪に相当する行為を働いている。

その後、千恵と街を歩いている時に伊集院と出会い、いたわりの言葉をかけられるのだった。


この事件の結末はこちら






その他編集










  • 旅客機からの落下

商社勤めのころの話だが、チェコでの商談が非常に良い形でまとまり、同僚の与沢とともに日本へ帰るために乗っていた国際線の旅客機が上空1万mで異常を起こし、主翼エンジンの爆発炎上を皮切りに機体が崩壊し始める。他の乗客のように恐慌状態に陥りかけるも、自分とは対照的に冷静さを保ち続けた与沢になだめられていた佐竹だが、そこで窓際にいた佐竹の座席まで崩壊が到達し、佐竹だけが座席ごと飛行機から切り離され超高高度の空に放り出されてしまう。…が、これまで無数に命の危機とそこからの生還を経験してきたこともあってか、超高高度ゆえに地表落下まで数分程度の時間があったこともあり、落下中の座席の上で超高速化された思考で生還の為のあがきを模索。落下姿勢の自由度を確保する為にシートベルトを外し体勢を変え、地表の山林に落下する直前に座席を蹴って飛び上がることで(ごく僅かではあるが)落下加速度を減殺。それでも突っ込んだ山林の木々に全身を傷つけられ、山の地面に落下した際は吐血までしたが、(その落下した場所が平地や岩肌ではなく草生い茂る山林の急斜面で落下の勢いでそのまま斜面を転がり、平坦な草むらで止まれたことで転落の衝撃をかなり逃がせたことも手伝い)なんと地表落下のダメージはそれ以上はなく、生存に成功。全身が猛烈な痛みに苛まれたがそれも転落死を免れた歓喜と安堵をかみしめることで耐え抜き、そこから1日程度の時間を経て、半ば旅客機事故の犠牲者を探すつもりで山に来た捜索隊に「予想外の生還者」として救助・病院搬送され事なきを得た。治療・診断の結果、佐竹は両足の亀裂骨折と全身への打撲・擦り傷切り傷までで済むという(身に起きた災難を鑑みればあまりにも奇跡的な)軽傷に終わったが、病室で「自分がパージされたあの飛行機の事故は、最終的に生存者は自分を含めた3人だけで、与沢は助からなかった」という事を聞かされ、空に放り出された自分が生き残り、放逐を免れ機内に残った与沢は死んでしまったという皮肉な幸不幸のもつれ具合と、「家族に土産を買ったんだ」と話していた与沢の笑顔を思うと素直に喜ぶこともできず、病床で涙を流すのであった。


出社中にタイヤに轢かれ意識不明の重体に。三日の入院で済んだ。


前述のタイヤ事故から社会復帰はしたものの無力感に襲われた。その後も休日も寝てるだけの自堕落な生活をしていたが寝ている間にゴキブリが棲みつき翌日には耳が赤く腫れた。その後は強烈な頭痛で動けず耳から多量出血。病院で手術され全てのゴキブリを摘出し、2週間のリハビリに明けくれようやく完治した。


仕事のお得意先へ静岡へと後輩の木村と大西と向かう途中、運転手の過度な労働により不注意でトラックに乗せていた鉄骨が車に直撃、木村と大西は即死し、佐竹も瀕死状態となった。

その後、トラックの運転手を残った最後の力で運転手を殴り気絶した。

その1ヶ月後、退院することができ、運送会社を訴えるため裁判へと向かう準備をした。


  • 急性咽頭炎

数ヶ月前から、数日の多忙のせいで経験したことのない喉の痛みを痛感した。医者に診てもらうところ、上記の急性咽頭炎だと判明した。抗生物質を飲めば全快に戻る…そう思われていたが…。


  • 自動醸造所症候群

その急性咽頭炎から数日後、食堂で会社の仲間と昼食を食べしっかりと元気をつけた。しかしその数分後、酔っ払いのような効果が現れ気絶、顔面を強打した。しかし怪我も軽傷だったため仕事に復帰。

次の日、キャラメル工場の視察で取引し、パンを食べた途端にまた前日のような病気が発現、キャラメルタンクへと落下してしまう。

病院へと搬送され、全身がミイラ状態となる。その後はなんとか回復する。医師からは無意識のうちにビール酵母が排泄物から発見されたと告げられ、佐竹の体内になんとビールで溢れかえっていたことが判明、その正体は数日前に採った抗生物質の副作用だったことが明らかとなる。健康な他人の糞便を入れると完治することができることが判明、そこで佐竹は千恵のを糞便を使用し完治することができた。




ヤクザ関連編集

  • 京極組を破門された殺人鬼に殺されかける

黒焉街の職安に行く最中常温のコーヒーを自販機で飲んだ佐竹だったがそのコーヒーは自販機から今でてきたものではなく京極組を破門された仁義外れ「蝦川」がパラコートを仕込んだコーヒーでこれを飲んだ佐竹は久我虎徹により救急車に搬送される。医師達が何度も諦めそうになるほど状況は悪かったが持ち前の生命力で何とか生き残る(佐竹以外の被害者は亡くなった)。

なお蛯川はブチ切れた久我に捕獲され油風呂で抹殺された。


  • 腹を壊してる時に人質にされる

千恵と命の恩人である紅林との3人で焼肉屋に行き牛刺し等を楽しんでいた佐竹だったが突如現れた薬物が原因で京極組を破門された殺人鬼「九鬼」により焼肉屋で拡大自殺目的の殺戮が開始され、佐竹は九鬼に人質に取られている中、生レバーに付着したサルモネラ菌が原因で嘔吐の後脱糞してしまう。流石の紅林も混乱したが佐竹のゲロが偶然九鬼に直撃した隙を突いて拳で制圧。なおサルモネラ菌と刺傷で佐竹は死にかけた。


千恵と白い部屋で暮らしていた佐竹だったが下の階に薬物中毒者の山本が女と共に引越す。山本は騒音を連日起こしたりゴミの中に刃傷沙汰を臭わせるものがあったのだが山本は薬物中毒の果てに女に暴行、上の階の佐竹に発砲して最後はダルクにカチコミをかけて放火。佐竹を山本と勘違いした天羽組小林幸真に本当の山本の居場所を教え山本は小林によって始末される。最近佐竹は久我や伊集院といった裏社会の実力者に会うことが多いため何かの予兆なのかと疑った。


黒焉街のタイフェスタで「ソムタム・プー」を食べた佐竹は、食材の沢蟹が生煮えだった為に腹を壊したと同時に「ウェステルマン肺吸虫症」を発症。簡易トイレで用を足していたところ外で殺戮が発生。タイフェスタの出店者のうちの1人が他の店主にからかわれたことが原因で発狂し車で多くの人と佐竹がいた簡易トイレを轢くという地獄絵図が発生。車のフロントガラスにフルチンで乗った佐竹は我慢できずフロントガラス目掛けて大量の下痢を撒き散らしてしまい、これが目隠しとなり車は鉄柵に衝突して止まり、その勢いで佐竹は吹っ飛ばされてズタボロになるもどうにか地面に着地する事ができた。だが逆上した犯人が車から降りると持っていた鎌を振り回して暴れまわり、さらにその凶刃は地面に蹲ったまま動けない佐竹にも迫り、佐竹の傍にいた千恵が殺されそうになった時に呼吸困難で何も出来ず万事休すと思われたところを久我に救出される。犯人が大量殺人を働いたことに佐竹は怒りを覚えた後、二度も命を救ってくれた久我に紅林と似た雰囲気を感じ、恩返しの為にも何とか彼を見つけて食事に誘おうと考えるようになった。

もっとも、久我はあの戦争が控えている身であり、次にまた会えるかは謎だが……。


  • とある赤ん坊を抱いてたら狂人に焼かれる

アメリカから来た商業施設へ防犯グッズを求めて訪れた佐竹は、明らかに本職怖い人から赤ん坊を見ていないか聞かれた後すぐ、ゴミ箱に捨てられていた赤ん坊を成り行きで保護する事となる。救急車を呼ぼうと携帯電話をかけた次の瞬間、そこに火炎放射器を武装した放火魔がカチコミを仕掛け、佐竹ごと赤ん坊を焼き殺すために商業施設の各所への延焼もお構いなしに炎をまき散らす。佐竹は放火魔から身を隠すが、赤ん坊が防犯ブザーを鳴らしてしまい放火魔に居場所がバレて逃走、赤ん坊を抱えて必死で逃げ惑う佐竹は先ほど出くわした「本職の人(=工藤)」と再会し、工藤から赤ん坊に起きた事件の経緯を聞かされる。

放火魔は大物代議士堂馬利信に雇われたヒットマンで、事の始まりは堂馬の娘と天羽組の構成員廣島が恋に落ち、廣島は極道から足を洗って代議士に結婚を認めてもらおうとしたのだが、堂馬は反社会勢力が家族になれば政治生命に係わると猛反対するが既に娘のお腹の中には子供が宿っており、二人は駆け落ちして子供を産んだのだった。だが堂馬は全てを闇に葬ろうと裏社会の殺し屋に娘夫婦と孫を始末するよう依頼し、ヒットマンである放火魔に襲われた廣島は妻と子供を庇って焼き殺され、令嬢も赤ん坊を抱えて逃げるも追跡を躱す事が出来ず、せめて子供だけはと赤ん坊を商業施設のゴミ箱に隠し、天羽組の工藤に電話で助けを求めた直後に放火魔に見つかって焼き殺されてしまったのだった。

工藤は、平和裏にカタギに戻らせてくれた天羽組への感謝として守代を払い続けた廣島夫婦の子供である赤ん坊を助ける為に駆け付けたのだった。合流した工藤ともすぐ分断され、追い詰められて炎を浴びせられることになった佐竹だったが、抱えた赤ん坊に火が届かないよう覚悟を決めて己の背を盾にする。赤子を笑って焼き殺そうとする放火魔の悪魔の所業にブチ切れると、背中を焼かれ続ける激痛にも負けじと放火魔に吼える佐竹。「こっちは飛行機が落ちても生き残ったんだ!!お前の炎なんかで死ぬかあああ!!」その直後、自分たちを分断した段ボールの山を突破して再度工藤が合流。工藤が撒く消火器の煙幕で炎と視界を封じられ、迎撃の暇を与えられることもなく放火魔は工藤にドスで斬り捨てられた。放火魔が倒されたことの安堵と疲労・火傷ダメージにより意識が飛ぶ間際、工藤は佐竹が抱えていた赤子を引き取ると、カタギの身で子供を守るために殺し屋の前に立ちふさがり啖呵まで切った佐竹に、その男気をねぎらう賛辞を贈る。病院に搬送された佐竹は背中から尻にかけて皮膚の移植手術をする羽目になったが、佐竹の病室に送られてきた「差出人の名前がない高級菓子折り」と、それに同封されていた封筒の中身――工藤から送られて来た元気な赤ん坊の写真を見て安堵するのだった。

なお、この件で保護された赤ん坊のその後は不明(この事件を小峠華太サイドから語った動画によると、赤子を自分たちで引き取って育てるか施設に入れるかで天羽組長は悩んでいた模様。その後の動画での天羽組の様子を見る限りおそらくは後者か)。またこの廣島一家抹殺を企てた黒幕の堂馬は、別件で堂馬の被害者から抹殺依頼を受けこの騒動において別サイドから動いていた拷問ソムリエ伊集院茂夫始末されることになる。


プールで遊んでいた佐竹と千恵だったが郷田という反社構成員一味が起こした造波装置の細工による津波に巻き込まれる。間一髪千恵を助けた佐竹だったが自分は津波に巻き込まれ同じく巻き込まれた物にぶつかっていると郷田と遭遇。郷田と揉めた佐竹は郷田が隠し持っていた刃物で腹を切り裂かれてしまう。しかしここで郷田を足止めしていたことが幸いし京極組に実在する悪魔こと守若冬史郎による郷田の捕獲が間に合い事態は収束した。



  • スコポラミン

最近なぜか狂人ヤクザとの遭遇率が爆上がりしてしまい、その度に病院送りにされ己の非力さを嫌と言う程に痛感させられた佐竹は、せめて千恵を守れるくらいは強くなりたいと思い立ち、花宝町の恩田道場で護身術を習う事にした。道場に向かう途中で道に迷ってしまい怪しげな路地裏に入り込んだ佐竹は、見るからに筋者な二人組から不審者だと疑われて凄まれるが、どうにか説明してただの一般人だと信じてもらう。誤解が解けて佐竹がカタギだと分かった途端に二人組は強面な態度を一転して親切になり、道場への道を教えてくれたのだった。予定通りに恩田道場で護身術を習った帰り道に、再び迷い込んだ路地裏で佐竹は「蛾蘭」という半グレに襲われ、習いたての護身術を繰り出す間もなくスタンガンで気絶させられて拉致られる。そこで佐竹は加湿器の空気に含まれるスコポラミンという薬物で自我が破壊され蛾蘭の奴隷になり抵抗出来ず銀行強盗することになる。銀行強盗開始からすぐ最初に道に迷った際に出会った河内組阿蒜寛太伊武隼人が止めに入り伊武の手加減した鉄棒攻撃で内臓に車が衝突したような衝撃を受けて失神、戦闘不能になった佐竹は病院に搬送される。その後佐竹は阿蒜からことの次第と蛾蘭が伊武1人によって壊滅したことを知らされた。操られていたとはいえ犯罪に加担していた事にショックをうけたものの、誰も傷付けてはいなかったと聞かされて安堵すると同時に、自分は強くなる事には向いていないのだと思い知った佐竹であった。


  • 落雷と銃撃を連続で遭遇する

コロナ禍で巣ごもり需要が増えた昨今、佐竹はヒロという名前でオンラインゲームをしていたところ「コバ」というユーザーと仲良くなる。このコバの正体は以前シマ荒らしの場所を教えたデンジャー過ぎる極道様こと小林幸真だった。佐竹はビビりながらも小林とゲームイベントに参加する事となるが、まるで子供のように無邪気にはしゃぐ小林の姿を見ている内に恐怖心が薄れていき、新作のテストプレイを楽しむ等打ち解けたが小林がかつて壊滅させた「茂木組」の残党が小林を襲撃する。雷雨の中雷鳴に紛れた銃撃を回避する小林だったが後を追ってきた佐竹が雷に直撃し更には自分が避けた弾が跳弾して佐竹に直撃するという事態には驚愕した。

小林は茂木組の残党を壊滅させたあと佐竹を病院に運び、友人となった佐竹に名無しで見舞いの品を送った。


  • また薬物中毒

千恵が黒焉街の輸入雑貨店でマッドハニーという蜂蜜を購入し佐竹に勧め、そのあまりの美味さにすっかり虜となった佐竹は大量に食ってしまう。だがこの蜂蜜にはティースプーン3杯程度を超える量を摂取すると薬物中毒を引き起こすグラヤノトキシンという薬物が入っていた(佐竹と千恵は当然知らない)。何も知らずに薬物中毒になった佐竹は大量摂取により一気に興奮状態に陥って正気を失ってしまう。たまたまやってきた元雲嵐が佐竹を取り押さえようとするが、薬の効果で神経が狂い爆発的にパワーが引き出された佐竹は、いつもなら目にも止まらない元の動きを超反応で振り払い、頭の中を蜂蜜への渇望に支配された状態でマッドハニーを取り扱う輸入雑貨店に向けて爆走。丁度その頃、久我と佐古大和が件の輸入雑貨店にカチコミを仕掛けていた、実はその店は半グレが輸入雑貨に見せかけて違法薬物を売っており、マッドハニーもその一つだったのだ。久我達がシマ荒らしの半グレ共を制裁してる最中に佐竹は半グレから蜂蜜を強奪。久我は佐竹を止める為にやむを得ず拳を振るうも、ゾーン状態の佐竹は久我のスピードをも上回る超反応であっさりと躱してしまう。その直後、駆け付けた元が佐竹を止めようとするが、元と過去に殺し合った因縁を持つ久我は佐竹が殺されそうになっていると誤解して元に殴りかかるが、元との実力差は縮まっておらず軽くあしらわれてしまう。その後、佐竹は元にぶっ飛ばされ落下先に走ってきた車に轢かれ入院した。薬物中毒状態で車に激突したのにもかかわらず命に別状のなかった佐竹の悪運と生命力に、元はこの世の奇跡を見たとばかりにひどく感銘を受けたのだった。久我が呼んだ救急車で病院に緊急搬送され元から薬物中毒用の漢方薬を受け取った佐竹は、見舞いに訪れた千恵から謝罪され薬物違反で捕まるのではと心配されたが、マッドハニーは違法ではないからと言って安心させた。

因みに時系列が前の鬼頭と共にヒマラヤ登山した際に、マッドハニーを食べて酷い目に遭っていたのだが、その話は一切出てこず佐竹自身も忘れている様である。


  • シアン中毒

鬼頭旅団に元が加わった事で鬼頭から「元がいる!もう不安はない!」と秘境ハンター助手のお呼びがかからなくなった佐竹は、千恵との結婚の為にも安定した収入を得るべく就活を開始。面接に漕ぎ着けた黒焉街の会社に向かう途中で五十嵐幸光にぶつかってしまい、護衛の二階堂将平からヒットマンだと疑われるが、五十嵐が誤解を解いたので事なきを得た。面接を受けた会社からは即採用を貰うも、明日からいきなり中東に向かうよう命じられ、ヤバい会社だと察した佐竹は採用を辞退した。就活に失敗して落ち込みながら帰路を歩いていた佐竹は、先程出会った五十嵐と二階堂が戒炎の構成員に襲撃される所を目撃し、佐竹は襲撃者にタックルを決めたがその後すぐに謎の粘液が佐竹と二階堂と襲撃者に襲いかかる。体に異常をきたす液体により3人は死にかけ直ぐに病院に搬送される。医師の話によるとこの粘液は工場廃液で致死量を超えるシアンが含まれていた。二階堂よりも先に集中治療室から解放された佐竹は五十嵐から礼を言われ回復速度に驚かれたのも束の間、無理矢理動いた襲撃者が再び五十嵐に襲いかかる。だが駆け付けた二階堂が襲撃者を取り押さえて馬乗りでボコボコにして制圧したので五十嵐も佐竹も無事だったが、無茶をした襲撃者は症状が悪化して死亡した。なお二階堂の暴行は正当防衛が認められて罪に問われなかった。

襲撃者が言うには戒炎では失敗をしたら殺されるという掟があるようで彼はあの場で動かなくても死亡したらしい。

その後、五十嵐と会う事は無いまま退院した佐竹は、京羅戦争に巻き込まれて殺されかけた苦い経験を思い出して今回は関わらないようにしようと心に誓ったものの、五十嵐の無事を祈らずにはいられなかった。


  • コインランドリーで爆発事故

家の洗濯機が壊れてしまった佐竹は急場しのぎに近所のコインランドリーに向かい、そこで大量の洗濯物を抱えた佐古と再会した。佐古の苦労人っぽい雰囲気に親近感を覚えた佐竹は彼に声をかけると思いのほか話が弾み、佐古が若手の極道だと聞かされて若いのに苦労しているなと感心すると、調子に乗った佐古は自分が伝説の男と呼ばれていて次期エース候補だといつものビッグマウスを炸裂させた。それを聞いた佐竹は、過去に出会ってきた伝説級の武闘派極道達と比べて佐古には全く凄みが感じられないと訝しむが、彼がまだ若いからそう見えるのかと納得する事にした。洗濯が完了し衣類を取り込んでいた佐竹は、突然隣で発生した爆発で吹き飛ばされる。かろうじて身動きができる状態だった佐竹と佐古はランドリーから脱出しようとするが、入り口のドアが開かなくなり燃え盛る室内に閉じ込められてしまう。さらにガス漏れが発生、このままでは引火して大爆発が起きるのは時間の問題となり、佐古はテンパって消防署ではなく守若に電話してしまい、守若からは「まあ行けたらいくわ」と気の無い返事が返ってくるのみだった。爆発が迫る中、こうなれば一刻も早く自力で脱出せねばと佐竹は入り口のガラスを割る為に灰皿とタオルで即席のフレイルを作り、何度も叩きつける事でようやく頑丈なガラスにひびが入りあと一撃で割れる所まで来たが、そこでタイムアップとなり部屋に充満したガスが引火して大爆発が起こった。爆風で勢いよく吹き飛ばされた佐竹と佐古だったが、悪運は尽きておらず事前にガラスにひびを入れていた事が功を奏して、ガラスを突き破ってそのまま外に放り出されて結果的に脱出に成功した。だがそこに火事場見物……もとい救助にやって来た守若の運転するベンツに激突してしまい、幸いにも命に別状が無かったものの全身火傷と打撲により二人は救急車で病院に搬送された。

出火の原因は佐古が洗濯機に大量の洗濯物を詰め込んだせいで、乾燥中に内部に熱気が溜まって洗濯物に火が付いたからであった。病室のベッドの上で包帯塗れの状態でその事を知らされた佐竹は、洗濯機は正しく使わないと危険なのだと教訓を噛みしめたのだった。


鬼頭丈二との旅編集

  • シンクホールと地盤沈下

奇食ハンターアシスタントの初仕事として60年間地下が燃え続けている町「セントラリア」に赴いたが緩んだ地盤が崩れて開く「シンクホール」が突然佐竹の足元に発生。超高温の地下に下半身が埋まってしまう。鬼頭とガイドによって救出されたのもつかの間、地盤沈下が発生し地下の火炎が広がり始める。逃げ遅れたガイドを佐竹は担いで救出して3人とも生還した。

なおセントラリアに着く前に牛の金玉の唐揚げ(ロッキーマウンテンオイスター)を食べており奇食ではあるが佐竹も高評価した。材料を聞いた時は精神が削られていたが


  • コレラ再び

鬼頭とともに訪れたパプアニューギニアの部族マッドマンと仲良くなった佐竹と鬼頭はカンガルー肉をご馳走してもらう(佐竹が始めて喜んで平らげた奇食となった)。しかしカンガルー肉経由で佐竹はコレラに感染してしまい上下の口から食べた物を吐き散らかす事態になる。嘔吐の最中は鬼頭が盗賊からガイドを守っていた最中だったがコレラの脅威から盗賊は逃走、マッドマンが呼んだ医療スタッフに命を救われた。


なお該当動画の最後に鬼頭は「佐竹をアシスタントにつけてから怪我や病気にかかりにくくなった」と締めている。


  • 腸チフス

セルビア共和国でチェ・レ・クラを見に行った佐竹だったが強盗2人組に遭遇。噛み付いて抵抗した直後焼肉屋事件同様強烈な嘔吐を強盗に喰らわせる。強盗は鬼頭の鎖分胴で撃退されたが佐竹はその近くで腸チフスを重症化させていた。


  • VS違法ハンター

戦争の痕跡が色濃く残る地に赴いた佐竹と鬼頭とガイドのルイーズはそこで奇形動物を密猟する3人組のハンターと戦闘になる。まず佐竹はその辺に落ちている石を投げつけたつもりが手榴弾を投げてハンター達を攻撃し(何故か爆発まで距離があった佐竹もダメージを受けていた)逃げるつもりだったがハンターに佐竹とルイーズは狙撃され鬼頭は粘着弾と鎖分銅で反撃するが佐竹を人質に取られる。ただ佐竹のいた場所には凄まじい威力の不発弾があり起動音がしたため逃走、逆上して佐竹を追ったハンターは爆発のド真ん中に行ってしまったため即死した。


  • 火炎放射器で自爆

様々な危険を乗り越えたあと「ダビドの塔」というスラムそのものと化したビルへ突入した佐竹と鬼頭。いきなりギャングの見張りにカツアゲをされ鬼頭は捕火方という江戸時代の火炎放射器で反撃。ギャングが混乱している間に佐竹にも使わせようとするが炎が発射されないことを疑問に思った佐竹は放射口を覗いて顔面火達磨になる。この珍行動に驚いたギャングは退散した。


  • VS人間を憎む巨大チンパンジー軍団

シエラレオネのパンズ島でかつて4人の人間を殺害した巨大チンパンジー「マーチン」率いる巨大チンパンジー軍団が女性を襲っていたところに遭遇。助けに入った紅林はマーチンに吹き飛ばされて一時離脱。鬼頭はスタンロッドで応戦し佐竹にも渡すが佐竹は放電部分を持って感電してしまう。佐竹が戦闘不能になった所で復活した紅林のパンチでマーチンを撃退した。


  • 最強の殺し屋と秘境巡り

アメリカの熱水泉に佐竹と鬼頭、そして鬼頭の友人にして大陸最強の殺し屋「元雲嵐」の3人は赴いた。道中チンピラに絡まれた佐竹は鬼頭が投げた閃光玉を普通にくらって目が見えないところをグラサンをつけたチンピラに殴られる。遅れてやってきた元により殺し屋を殲滅されるが元が吹き飛ばしたチンピラがピンボールのように佐竹に直撃、吹き飛んだ佐竹は熱水泉に落ちてしまう。鬼頭が焦っている間に元がロープで佐竹を救出して事なきを得た。今回の1件で佐竹は命の恩人である元に感謝し、元は秘境巡りチームに加入した。


  • ホームレスを率いる悪人

ハワイの「ワイプヒアの滝」に訪れた佐竹、鬼頭、元はそこで廬山昇龍覇を喰らった五老峰の如く強風で逆流する滝を目撃。その帰りにとある軍隊経験者の悪人により借金と薬物に漬けられたホームレスにより強盗される。元の事故のような格闘と鬼頭の鎖分銅でホームレスは次々と撃退されるが非戦闘員の佐竹は悪人に人質にされる。悪人は元に飛び降り自殺を要求し元は何度も悪人に「飛び降りれば佐竹を助けてくれるな?」と確認しキレた悪人は元の背中を射撃。しかし元は鬼頭が「マジでぇぇぇ!?」と驚愕する程の凄まじい回避で真後ろからの銃弾を回避し佐竹を救出、悪人に怒りの打撃を叩き込み元が落ちるはずだった崖に直角で落下した。

今回襲ってきたホームレスはハワイがコロナ禍でリストラが多発したことが原因で悪人に従うしか無かった。


  • はじめてのハイジャック

鬼頭の秘境ハンターの助手として、新たに加わった紅林と3人でインドに向かう佐竹。到着するや当然の如く寄食巡りに付き合わされるが、出された羊の脳ミソカレーは見た目に反して美味であり久々の大当たり珍味に舌鼓を打ち、さらに古代インド文明の遺産チャンド・パオリの階段井戸を見学し、初めてトラブルに遭遇する事なく秘境を後にして帰りの飛行機に搭乗した。このまま何事もなく日本に帰れる……とはいかず、武装したテロリスト2名によって飛行機がハイジャックされてしまう。ハイジャック犯の一人が乗客の女性に狼藉を加えようとして目を離した隙に紅林と鬼頭が先制攻撃を仕掛け犯人一名を倒し、残りの一名が紅林に銃を発砲するが、超一流の武闘派ヤクザや殺し屋と数えきれない程の死闘を重ねて来た紅林にとって弾丸の軌道を予測して躱すなど朝飯前だった。紅林の超人的な強さを目の当たりにして最早これまでと悟った犯人は、死を賭してでも目的遂行すべく操縦席に駆け込んで自爆、機長を爆殺するという暴挙にでる。このままでは飛行機が墜落するため鬼頭は操縦を買ってでる。途中で佐竹は外に放り出されるが紅林がギリギリでキャッチしたため凍傷と酸欠による入院で済んだ。


  • 糞尿沼に落ちる

佐竹、鬼頭、紅林の3人はインドネシアのゴマントンという洞窟に向かう。この洞窟は蝙蝠の保護区で大量の蝙蝠が用を足したと思われる糞尿沼があったため強烈な悪臭が漂っていた。その糞尿沼にかけられた橋の上で海外マフィアと鉢合わせ、マフィアの銃弾を紅林は回避したのだが跳弾の末佐竹に直撃して手摺が腐っていたことも相まって落ちそうになったところを鬼頭に掴まれる。しかし銃に驚いた蝙蝠のせいでバランスを崩した佐竹と鬼頭はは糞尿沼に落下してしまう。マフィアを制圧した紅林は糞尿沼に飛び込み佐竹と鬼頭を救出した。




鬼頭、ヤクザ以外の共演編集

  • 殺人犯二人

深夜にコンビニに立ち寄ろうと出歩いていたところ、殺人犯に遭遇し刺されてしまう。そして不幸な事にもう一人の別の殺人犯にも遭遇。最悪な事に二人に前後同時に刺されてしまう。最初に遭遇した殺人犯は二人目の殺人犯を殺害。更に佐竹をさらに刺そうとしたが突如現れた紅林二郎によって倒され、同時に救急車を呼んでくれた事により命拾いした。

次に佐竹が目を覚ますと病院のベッドの上だった。医師の話だと腹の傷は急所を外れたが、背中の傷は腎臓にまで達していた。

事件から数日後、病院を訪れた刑事の話では最初の暴徒は連続殺人犯だったらしく近くのアパートで妻を包丁でメッタ刺しにしており、2人目は精神を病んでいたそうだ。

彼を助けた後、紅林は彼を名を名乗らず何処かへ立ち去ったらしい。

「命を救ってもらったんだ、恩義は返さないとな」と恩返しをすることを誓う佐竹であった。


  • ライフル海賊に撃たれ嘔吐

福引で豪華客船チケット4人分を手に入れた紅林から焼肉のお礼として招待された佐竹と千恵。紅林の友人であるアイドルのリサも含め豪華客船の旅を楽しんでいたが豪華客船が海賊のカチコミに遭う。海賊が現れた頃トイレに居て何も知らない佐竹は海賊に脚を撃たれ銃弾が貫通する怪我を負い千恵から手当を受ける。銃で乗客の生殺与奪を握った海賊は調子に乗り警察も迂闊に手出しが出来ない状況を作り乗客の女性の彼氏を切りつけたあと女性に奉仕を強要するなどの蛮行を行っていたところに佐竹はまた嘔吐。その後は佐竹を真っ先に処刑しようとした1人を紅林が無力化、もう1人は紅林に銃弾をかいくぐられパンチを受ける寸前で警察の狙撃班によって射殺された。

事件の前に紅林は佐竹から鬼頭の話を聞いており気分転換に海外に行くために鬼頭のアシスタントをやってみようと考えて動画を締めた。ちなみに、彼らが行く先々で死の危険に遭遇している事は聞かされていない模様。

ストーリーのモデルは「瀬戸内シージャック事件」だと思われる。


  • 動物園に行っただけなのに何故かラクダに追われる

流川隆雄が武藤という通り魔の調査をしていたところ武藤は動物ランドで係員に難癖をつけて攻撃していたため流川は武藤の足を破壊した。そこに暴走した駱駝が現れ武藤を吹き飛ばしたあと興奮が収まらないまま来場者たちに襲い掛かるが、何の脈絡もなくまるで引き寄せられたかのようにデート中の佐竹と千恵を標的に定めて追いかける。佐竹は自分を囮にして千恵に流川を預けて逃走を試みるが千恵と流川は支援する方針を固め駱駝を追跡、佐竹は簡易トイレに逃げ込むが簡易トイレで煙草を吸っていた武藤と鉢合わせ更に駱駝の頭突きでトイレの汚物タンクが壊れトイレ内にメタンガスが充満した結果、煙草の火がメタンガスに引火してトイレが大爆発。武藤は糞尿まみれで即死、佐竹も糞尿まみれになったが奇跡的に軽傷で済んだ。


  • タランチュラ・ホーク

佐竹は郵便局に向かう途中に蟲屋の利平と遭遇、ぶつかってしまったことで知り合った佐竹は利平に道案内をして郵便局に向かう。2人とも用が済んだ後に銀行強盗が現れる。今回は紅林も久我もいないためどうしようかと悩んでいた佐竹だったが利平が音の無い笛で虫に指示を出して強盗を制圧する…のだがその後その虫達は佐竹を餌と間違えて攻撃するという事態に発展してしまう。この虫はオオベッコウバチ(別名タランチュラ・ホーク)という世界最大ので刺された佐竹は強盗同様に毒を打ち込まれ激痛で入院することとなった。なお佐竹が気絶する前に利平が渡した軟膏はこの蜂の毒への特効薬のようで試しに塗ってみると痛みが引いた模様。強盗にはボコられ蜂には刺されと散々な目に遭ったにもかかわらず、不幸慣れしている佐竹は利平のおかげで(包丁で刺されたり銃で撃たれたりなどの命の危機に晒される事無く)この程度で済んだと安堵して、いつか彼に再会したら礼を言おうと心に誓うのであった。



  • 不幸の連鎖の末パン屋に疑心暗鬼になる

千恵の紹介でうりゅうのメロンパンに訪れた佐竹だったが、一般人でありながら長年にわたって死線を搔い潜ってきた経験と勘により店長の瓜生龍臣が放つ尋常ならぬ殺気を感じ取り、彼が常人では無いことにいち早く気がつく。そのすぐ後に佐竹は何者かにより意図的に災難を起こされ続け瓜生が黒幕なのではないかと疑う。鳥インフルエンザで苦しんだ後退院した佐竹はウェイトレスから何者かに狙われていることを教えられ佐竹は犯人が瓜生だと勘違いしていたところに佐竹が避難していた店にタンクローリーが突っ込んでくる。犯人の殺し屋「不運の不二」は、裏社会で不死身の男と噂されている佐竹を殺せば名が上がると思い何度も佐竹を不運(事故)に見せかけて襲っていたらしく、油断して得意げに語っている隙に香鈴が投擲代わりに投げつけたフォークで眉間を刺し貫かれて死亡、タンクローリーが爆発する前に佐竹の咄嗟の機転により業務用冷蔵庫の中に避難して爆破の被害は最低限に済ませた。爆破後に合流した瓜生の目の前で今度はトラックに吹き飛ばされ緊急搬送された佐竹は瓜生がシロだと分かり疑ったことを申し訳なく思ったのだった。


  • フリーフォールと悪霊

遊園地でデート中の佐竹と千恵はたまたま紅林と園田、そして園田の姪の四谷美幸と出会う。霊感が強い美幸は佐竹にド級に徳が高い守護霊が憑いているのが見えるらしく、ご利益にあやかろうと佐竹に向かって手を合わせ始め、佐竹はかつて拝み屋の老婆から自分にはとんでもない悪霊と強力な守護霊が憑いていると聞かされたのを思い出したのだった。絶叫マシン好きの千恵主導で絶叫マシンに乗る一行(飛行機から生身で放り出されたことが何度かある佐竹以外は絶叫していた)はフリーフォールに乗る。紅林が休憩している中4人はフリーフォールに乗るが佐竹以外の安全バーが解除されてしまった。これは紅林が見つけた不審者によって引き起こされた機械の故障によるもので千恵と美幸は救出されるも、美幸は佐竹の背後に邪神級の悪霊が現れたのを見て恐怖のあまり悲鳴を上げ、佐竹はこれから自分に不幸が降り注ぐ事を悟った。その直後、佐竹と園田は間に合わずフリーフォールが高速で落下。放り出された園田よりも安全バーが降りていた佐竹の方が大怪我をするという結果に終わった。激痛のあまり意識を失う間際、佐竹は化け物と鎧武者が殴り合っている謎の光景を見たのだった。

美幸は超強力な悪霊と守護霊に同居されている佐竹に興味津々で、そんな彼女に懐かれた事に佐竹は困惑しつつも、いつか悪霊と守護霊のせめぎ合いから解放されてラッキーマンになりたいと願うのだった。そんな美幸曰く紅林には「正直者の武者」の守護霊が取りついているらしい。


  • たい焼きを食べようとしたらこめかみにボウガンの矢が刺さった。

三門一郎太シリーズにゲスト出演、バグアカデミアに移籍してから約7ヶ月ぶりのバグ大での登場となる。

雲雀町を訪れた佐竹は、かねてより食べたいと思っていた美味いと評判のたい焼き屋「天野屋」に立ち寄りたい焼きを購入するが、うっかり手を滑らせてたい焼きを放り出してしまい、慌てた佐竹は地面に落ちる前にたい焼きを受け止めようと思わず前方にダイブしてしまう。

だが丁度その時、ライバル店が雇ったヤクザが店長をボウガンで狙撃しようとしており、偶々居合わせていた三門が店長を突き飛ばして射線から遠ざけるも、入れ替わるように射線に飛び込んだ佐竹のこめがみに矢が深々と刺さってしまう。

あまりの間の悪さに三門も一瞬面食らうが気を取り直して救急車を呼び、佐竹は緊急搬送された。

病院で緊急オペを受けた佐竹は一命を取り留め、怪我の後遺症で少し呂律が怪しくなっていたものの、無事に回復する事が出来た。

天野屋に嫌がらせしていたヤクザと雇い主のライバル店は三門の債権取り立てによって一文無しにされ、天野屋は多額の損害賠償を得る事ができた。

その後、病室に見舞いに訪れた天野屋の店長から佐竹が不幸を引き受けて身代わりになってくれたから自分は助かったと感謝され、店のゴタゴタに巻き込んでしまったお詫びとして分厚い封筒を手渡された。思わぬ大金を貰ってすっかり恐縮する佐竹だったが、付き添いに来ていた千恵から「ありがたく頂いた方がいいよ」と背中を押され、受け取る事にしたのだった。


城ヶ崎賢志関係編集

  • ヤクザトラブルに2連続で巻き込まれる

アルバイトをしていた佐竹は矢澤というそっくりな男と出会い仲良くなるがこの男は闇金を殺して逃げ回っている逃亡犯で佐竹殺して自分の死体に偽装しようと企んでいた。矢澤から毒入りコーヒーを飲まされて冷凍庫に監禁され瀕死の佐竹を野島翔が矢澤と間違えて連行して一条康明と共に詰め寄って来たが身の潔白を信じられ病院を手配してもらったあと解放された。2人にお礼をしようと京極組の事務所に行こうとした佐竹だったが城ヶ崎によるトラック爆弾の巻き添えをくらい大怪我、薄れゆく意識の中で城ヶ崎の写真を撮った。


  • 外道の奴隷にされる

闇金ウシジマくんコラボ回で肉蝮という暴力と理不尽の権化のような大男が佐竹の住むアパートで大麻の栽培を行っていた羅威刃構成員の部屋を強奪、たまたま目撃しただけで全く関係ない佐竹に羅威刃構成員の生き埋めを強要し、肉蝮から山に埋めろと指令され佐竹は無論逆らうこともできず車を飛ばし、山奥で肉蝮と共に構成員を埋める。しかし面倒臭がった肉蝮は佐竹に任せて自身は車の中で爆睡、殺人の片棒など担ぎたくない佐竹はその隙に羅威刃構成員を逃がしたが、肉蝮は佐竹を引き連れたまま早朝4時でまだ開店前の焼き肉屋に佐竹の顔面で入口の窓を突き破って押し入り、そのまま佐竹を給仕にして勝手に焼肉パーティをやり始めて佐竹も生肉の無銭飲食を強要され、さらに出勤してきた店長に見つかって警察に通報されかけるも、肉蝮は店長の顔面を焼肉のコンロに押し当てて丸焼きにしてしまう。傍若無人の限りを尽くす肉蝮は挙句に千恵を強姦しようとしたため、遂にキレた佐竹は肉蝮にタックルを食らわせて千恵を逃がすが、逆ギレした肉蝮に馬乗りパンチでボコボコにされる。そこで肉蝮と因縁があった城ヶ崎賢志が戦闘員を率いて現れ肉蝮と戦闘になり、肉蝮は恐るべき怪力で佐竹を片手でまるでタオルのように軽々と振り回して武器代わりにして暴れまわり、さらに城ヶ崎に向けて佐竹を投げつけるがあっさり躱され、佐竹は地面に激突するも命の別状はなく必死で這いながらその場を逃げようとする。戦闘が続く中、肉蝮が強盗した焼肉屋で生肉を食べたことで佐竹と肉蝮は食中毒に感染し、例の如く嘔吐。その隙を逃さず、城ヶ崎は懐から拳銃を取り出し2人共々射殺しようとするが、千恵の通報で駆けつけた警察により戦闘は中止となり、城ヶ崎は手下を連れて撤退し、肉蝮もそのまま姿をくらませた。その後佐竹は搬送されたが、重傷に至ることもなく数日の入院で済んだが、肉蝮は今まであった危険人物とは全然違うタイプの狂人だったと評した。


  • 爆破テロを通報したら刺される

京極組事務所爆破テロの件で佐竹は偶然にも、現場を立ち去る城ヶ崎の姿を写真に収めており、裏社会の揉め事に巻き込まれるのを恐れるあまり今まで黙っていたものの、半グレが街中で暴れまわり治安が悪化の一途をたどっている状況に黙っていられず、紅林からアドバイスを受けて警察に通報する。それによって羅威刃の支部が警察の捜査を受ける事となり、城ヶ崎は警察にタレコミをしたのが誰なのか情報屋を使って調べ上げて佐竹の仕業である事を突き止めると、その報復として城ヶ崎は手下の藤崎を連れて佐竹に闇討ちを仕掛ける。なんの警戒もしていなかった佐竹は為す術もなく藤崎にドスで脇腹を深く刺され瀕死になる。駆けつけた紅林が藤崎をワンパンで破壊し城ヶ崎をワンインチパンチで追い払って佐竹を病院に搬送した。



ノベライズ編集

  • シャーガス病
  • 西成あいりん地区4

アニメ編集

  • クジラ衝突で太平洋漂流
  • 暴力刑事により死にかける
  • ストーカーとの遭遇
  • 飛行機からの落下②
  • スクールバス運転手とマフィア
  • 悪ガキと強盗
  • 暗殺者に狙われる
  • 最悪の男のターゲットにされる。

終着点...?編集

会社の同僚から妻の千恵が不倫しているかもしれないと話を聞きその後逆上し妻とその男を殺害、こっそりと遺体を埋めパチンコをしていたところを逮捕された。

日常的にDVしていたことから死刑を言い渡される。数百日間を独房で過ごし刑務官から出房を言い渡される。

悔い改め、あの世へ旅立った2人に謝罪し最後の最後で死にたくないと足掻きながら死亡した。LINEスタンプによると佐竹家の墓に埋葬された模様。































...が、なんとアニメ版にて死刑執行が失敗したことが判明し、放免すべきか再執行すべきかの議論が交わされている。

佐竹は首に重篤な症状を受け、死刑執行によるショックで記憶の混乱という後遺症を残し、教授の手により一命を取り留めている。




余談編集

佐竹の死刑執行は令和元年(2019年)と明言されているにもかかわらず、その後の佐竹シリーズの動画では令和2年(2020年)以降に流行した新型コロナウイルスの話題が何回も取り上げられていることから、実際には佐竹が2020年以降も確かに生きているという矛盾が生じている。そのため、「死刑執行の動画は佐竹の前世の姿」とか「佐竹は前世の罪を償うために現世では様々な生き地獄の苦しみを味わい続けなければならない運命なのだ」といった視聴者の意見も多い。

と思いきや、最終話で原作佐竹とは同じ名前で同じぐらい不幸で同じくらい不死身な別人であることが判明した。


関連タグ編集

ヒューマンバグ大学

佐竹博文

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