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GhostWireTokyo

ごーすとわいやーとうきょう

GhostwireTokyoとは、東京を舞台にした一人称アクションアドベンチャーゲーム。
目次 [非表示]

概要

Ghostwire:Tokyoとは、2022年3月25日発売のアクションADV

印を結んだ攻撃や破魔具を使う除霊等、陰陽道をテーマにしたFPS


発売元はベセスダ・ソフトワークス、開発は傘下のTangoGameworks。

プロデューサーはかつてカプコンバイオハザードデビルメイクライディノクライシス逆転裁判といった今に続く名作を手掛けた三上真司

ベセスダがマイクロソフト買収後の発売だがPlaystation5時限独占タイトル(Steam除く)である。


一応オープンワールド形式であるが、ストーリー重視で終盤まで探索が制限されているため箱庭ゲームと表現するのが妥当。

フィールドを覆うHPを急速に減らす霧を発生源の鳥居を浄化して探索可能エリアを増やしていくのだが、序盤~中盤は浄化可能なエリアが限られている。鳥居の浄化作業が一気に解放されるのが終盤である第4章に入ってからとなる(数字上は後半に差し掛かったばかりだが、5章と6章はラストダンジョンと最終決戦のみ)。

とは言えフィールドの作り込みはかなりのもので、公園や路地、地下道や高層ビル内部と様々な場所がリアリティをもって存在している。高い場所から見る景色は絶景かつそれなりの解放感もあり、後述のパルクール要素を楽しむ分には何の支障もないと言えよう。


ロケーション

現代が舞台のためか、あるいはベセスダから見て海外のためかは不明だが、同じく現実(の延長)falloutシリーズと異なり、地名は一応架空のものとなっている。

が、舞台が渋谷ということもあって東京都民なら元ネタはすぐ察しが付くようになっている。

代山→代官山、幽玄坂→道玄坂など。

ただし、渋谷以外の東京の名所も無理やりねじ込まれている。


大型アップデート

発売から約一年後の2023年4月12日に、無料アップデート「蜘蛛の糸(Spider's Thread)」が配信開始となった。

新たなローグライクモード「蜘蛛の糸」をはじめとして、サイドミッション、敵クリーチャー、主人公のスキル、撮影モードの拡張など、様々な要素が追加されている。


世界観・あらすじ

謎のオカルト集団が渋谷で引き起こした、による「大規模人体消失現象」。

生者は強制的に幽霊となり、異界と化した都心はオバケマレビト」が跋扈し、彼らを黄泉送り、あるいは嬲りものにし始める。

そんな中でKKの憑依により生き残った主人公「暁人」と以前から計画阻止に動いていた亡霊「KK」はなおも続く計画を阻止すべく「二心同体」のタッグを組み、日本古来の妖怪や事件以前からの地縛霊など彼岸の存在の力を借りながら立ち向かう。


店や看板や商品に使用されている名前は現代に存在するパロディ物が多い。

町並み自体は路地裏に入れば微妙に昭和が残っているところも含め、リアルな21世紀の東京そのもの。

回復に使う食べ物や収集品等、劇中の小物や現代日本に関する解説は非常に凝っており、解説は無いが台風コロッケなどのネットミームもある。

冥貨やエーテル結晶体と言った現代の物ではない物は空中に浮いているが、食べ物はコンビニのビニール袋に入ってフィールド上に落ちている。


登場人物

伊月暁人(Akito Izuki)

Ghostwire:Tokyo

CV:西健亮/CORY YEE


「妹は麻里、僕は伊月暁人だ」


主人公。プレイヤー操作キャラクター。

22歳。大学生。

危篤状態の妹に会うべく病院へバイクを走らせていたところ、シブバレー・スクランブル・インターセクションで人体消失事件に巻き込まれ、それによる交通事故で生き絶える寸前、「KK」に憑依される。

KKの霊能力を借りてマレビトを倒しつつ病院へ辿り着いたものの、目の前で妹を「般若」に連れ去られ、自身も今度こそ殺される。

しかし、KKと完全に融合することで再び蘇り、妹を取り戻すため「般若」を追う。


KK

けーけー

CV:井上和彦/STEPHEN OYOUNG


「準備ができたぜ、相棒!」

「ぶっ飛ばされてえの誰だぁ!」


第二の主人公兼オペレーターキャラクター。前日談は生前の彼が主人公。

前日談の主人公の元警官兼元霊能力者。オカルト集団の計画阻止に失敗して本編開始時点では既に死亡。亡霊となっている。

事件を止めるために取り憑く先を探して渋谷を大慌てで彷徨っていたが生者には憑依できず、やむを得ず瀕死の暁人に無理やり憑依して乗っ取ろうとするも失敗。事件を止めることは出来ず、暁人の体に間借りする形でコンビを組み、共通の敵となった般若を追う。

一匹狼気味で口が悪く、劇中で入手できる資料からすると以前からそういう性格だったらしい。

初期の頃は買い物を嫌がったり、その他辛辣な態度をとってくるが、物語が進むと暁人を気遣ったり、突っ立っていても鼻歌を歌うなど態度が柔らかくなる。


般若(Hannya)

センシティブな作品

CV:咲野俊介/FEODOR CHIN

「寄る辺無き魂よ、私の元に集え…!」

般若の面で顔を隠したオカルト集団の頭目。大規模人体消失現象の主犯。

魂の肉体からの解放を高らかに嘯く狂人。

彼にとって肉体は器でしかなく、禁忌の霊能に手を染めている。


痩男/小面/

般若の配下。それぞれ能面で素顔を隠している。


伊月麻里(Mari Izuki)

CV:瀬戸麻沙美/ANNE YATCO

暁人の妹で17歳の女子高生。自宅の火災で意識不明の重傷を負い入院していた。

容体が急変し、「生きていながらあの世と接続されている」状態となっていたため、儀式の憑代として般若に連れ去られる。


KKの仲間

渋谷一角の路地裏にアジトを構え、計画の阻止のためマレビト絡みの事件を追っていた。

しかし仲間たちの間にはとある問題が燻っており、本編直前にてそれが表面化。

文字通り致命的な結果を招きチームは壊滅、半数が人として死亡してしまう。


エド(Ed)

CV:田村真/MAX MITTELMAN


「ある時 オマエの後ろに忍者がいるぞって言ってやったんだ」(KK)

「そしたらなんか喋ったの?」(暁人)

「いや、忍者に関する音声を20分聞かされた(呆れ)」(KK)

科学で霊能に迫る天才。本編に登場する幽霊回収装置は彼の発明。

一方で重度のコミュ障であり、会話を面倒臭がるあまり想定される受け答えを事前に予想して録音しておくほど。言い換えれば、それができる頭脳の持ち主

とあるクエストでベセスダファンの大好きなvaultスーツをくれる人。


凛子

CV:行成とあ/JUDY ALICE LEE

メカに強い女性。般若の元まであと一歩というところで死亡。

しかし抱いていた未練のおかげで亡霊として現世に留まる。

死してなおKKと暁人をサポートする。


絵梨佳

CV:石井未紗/JENNY YOKOBORI

KKの仲間では唯一の少女。中学生または高校生と思われる。

般若とは因縁があり、その計画を阻止すべく独断専行し行方不明となっている。

が、そこにはそうなるべくしてなった事情が隠されている。


支援者(?)

日本の伝統妖怪の一部が味方や商人として、犬猫がNPCとして登場する。


猫又(Nekomata)

「な、何あれ?猫?」

「ありゃ猫又だな」

尻尾が2つに分かれた日本の猫の妖怪。通称化け猫

人がいなくなったコンビニを乗っ取って商売している。

屋台も開いている個体もおり、特定のアイテムを探すことで報酬が得られるといった収集ミッションも用意されている。

ゲーム内データベースによると、稼いだ金で高級なあの世のマタタビを買いたいらしい。


天狗(Tengu)

日本に古来から存在する妖怪。登場するのはみな烏天狗で、ビルの上などを飛んでいる。

会話はできないが害は無く、ワイヤーを飛ばすと自分のいる場所まで引っ張り上げてくれる。


フィールドの至る所に出現し、撫でてかわいがったりドッグフードをやったり出来る。

餌をやると、お礼に冥貨を掘り起こしてくれたり重要なロケーションに案内してくれる。

お金をくれる場合(ノーマルでは)フードの値段より多額な場合が多いので、できるだけフードを買いだめしておきたい。


犬と同じくフィールドに一定数いるが、餌をあげることはできない。

しかし時折、近くに隠れている狸などのヒントをくれることも。


その他の伝統妖怪・霊rtc

主にサブクエストで関わる妖怪や霊。

霊や人に害をなす場合もあれば、逆に被害者という場合もあり様々。

狸と悪霊以外はクエスト達成で彼らの力の一部を勾玉と言う形で譲り受けることになる。


塗壁

一部のクエスト用エリアへの入り口を塞いでいる文字通り「壁」。

なので受注まで発見することはできない。

攻撃はしてこないが、こちらが使用する出入り口を塞いでいる有害な存在。


唐傘小僧河童

ステルスキルクエストの対象。

前者は空き地をふらついており、後者は水場に隠れているところをキュウリでおびき出す。


一反木綿鎌鼬ろくろ首

追跡クエストの対象。

一反木綿ははビルの屋上を、鎌鼬はビルの谷底を駆け回って捕獲する。

ろくろ首のみ、見つけると姿を隠してまた探して…とかくれんぼ形式になる。


木霊

護衛クエストの対象。

前者は各地の大きな古木におり、

後者は知り合いの「赤いバンダナの犬」に吉備団子を渡して案内してもらう。

本編中にでてくる鬼は争いを好まぬ大人しい気性で、持っている力故にマレビトに狙われ憔悴しきっており、快く勾玉を授けてくれる。


座敷牢(Containment Cubes)

メインクエストのムービーでも使われていた、マレビトが例を連れ去るための箱。

木霊や鬼の護衛クエストの高難度版。

護衛対象が3つに増えた上、発生地点に接近すると有無を言わさず強制開始される。

序盤はビルが壁になって、場所すらわからないまま護衛が失敗することも。

箱を吸収しているマレビトは即浄が可能。


収集要素。

親分狸に頼まれ、フィールド上に化けて散らばって子分を見つけるサブクエスト。

各子分を見つけると、フォトモードで使用するエモートを入手出来る。


悪霊

討伐対象。

マレビトに狙われる通常の霊とは逆に彼らを使役したり、時には発生源そのものとなる。

ただし本体は弱く、とりまきのマレビトを殲滅した後はイベントでお祓いされる。

死してなお丑の刻参りを続ける怨霊井戸の水脈に取り憑いた亡霊ゴミ屋敷に執着し続ける家主など、和製ホラーをテーマにしたが霊が多い。


血を啜る(Bloodthirsty Blossoms)

赤い花びらの穢れた桜。「桜の樹の下には死体が埋まってる」都市伝説そのもの。

周囲の桜の精気も奪っている。

調べると引き寄せられたマレビトを殲滅するクエストが開始される。

完了すると普通の桜に戻るだけでなく、穢れた桜のせいで枯れていた周囲の桜も満開になる。


百鬼夜行(The Hyakki Yako)

スクランブル交差点などの特定地点を低確率で闊歩する、マレビトや妖怪の大群。

設定上はマレビトの白無垢が率いているため、周囲を覆う靄は霧ではなく雪。

出現すると祭囃子のような打楽器の音がなる。

その強大さから空間を歪めており、接近すると引きずり込まれ殲滅クエスト開始となる。

ゲーム的には血を啜る桜の高難易度版。

クリアするまで出られない上、ゲームオーバーなどでロードが挟まると消えてしまい、再遭遇するまで再挑戦できない。

クリアすると大量の幽霊を保護できる。

賽銭箱のある神社で高額の賽銭をして出現させてもらうこともできる。


祟り屋(The Tatari)

ローグライトゲームモード『THE SPIDER'S THREAD(蜘蛛の糸)』にて登場する謎の三人組。

金銭を受け取り人を祟ることを生業とする能力者であり、KKのことを「祓い屋」と呼んでいる。

編み笠を被り、顔を布で覆った面妖な装いをしており、コスチュームとして彼らの衣装を着用することもできる。会話の相手となる先頭の「印使い」、向かって右手に立つ「棒術使い」、左手に立つ「射手」からなる。

本編に直接の関わりは無いが、KKの調査資料や、ある特定の場面で隠し要素的にその存在を垣間見ることができる。


マレビト

討伐対象のクリーチャー。

不安怨念悪意と言った人のマイナス思念の集合体がエーテルと結びつき、思念の方向性ごとに形を成し人を襲うようになったもの。

都市伝説モチーフな種もいるため現代妖怪に見えるが、実際の設定上は作品によるオリジナルの物であって、妖怪や幽霊ではない。

前日談の時点から出没していたが、本編では事件の影響で渋谷を堂々闊歩するようになった。

事件で幽霊にされた一般人たちをあの世に連れ去る、または嬲りものにするのが目的と推察されている。

基本的に、生きた人間は見つけ次第殺そうとする。

マレビトの魂と言えるコアが存在し、それを喪失すると浄化される。


また、上記の設定通り幽霊を連れ去ろうとしていることがあり、救うには表示されるゲージが0%になる前に捕獲作業をしているマレビトたちを殲滅しなければならない。


影法師(Rain Walker)

のっぺらぼうのような頭と血色の悪さ以外は如何にもなサラリーマン

常に右手で傘をさしている。

仕事に追われ疲れ果てた心から生まれた

攻撃の際には背筋を伸ばしたまま早足で接近し、空いた左手で殴ってくる他、オブジェクトを念力で投げつけてくる遠距離攻撃や、紫色の光球を使ったガード不可能攻撃も行う。

徘徊している個体の他、ドアやシャッターを叩いたり、車の中を覗き込んでいる者もいる。


荒法師(Rugged Walker)

大型のサラリーマン。叩かれ、踏み潰された怒りから生まれた。

初登場時はそれまで現れてきたマレビトとは一線を画す強さ。

傘によるガードが固く、正面から戦う場合は傘を壊さないとなかなか攻撃が当たらない。

火属性を強化すればガードを貫通できる。


鉈女(Rain Slasher)

赤い傘をさし鉈を持ったOL。職場の人付き合いの軋轢から生まれた。


狩影(Shadow Hunter)

しゅえい。傘をさした守衛。自暴自棄な精神から生まれた。

守るべきものを見失い、狩る側になったとのこと。


赫法師(Rage Walker)

燃え上がる怒りが爆発して誕生した。真っ赤な頭部には口が複数ある。

ゲーム内での紹介順は剛法師よりも下だが即浄が有効。

しかし、火力は同等かそれ以上、更に複数体同時に現れることもある。


喜奇童子(Student of Misery)

首無しのセーラー服姿の女子学生。

女子学生が成長期に抱く不安から生まれた。

サラリーマン型やOL型より脆いが運動能力は高く、ダッシュで接近しての回転キックやハイキックの他、連続宙返り踵落としといったアクロバティックな攻撃をしてくる(ちなみにスカートの中も見えるが暗黒空間になっている)。

遠距離からは巨大なコンパスを投げつけて攻撃する。

白か黒のセーラー服の他、赤いパーカーや緑色のジャージを着た上位個体が存在し、そちらはさらに高速移動が可能。

暁人を見つけると全力で殺しにくるが、それまでは楽しそうにスキップしていたり、集団で遊んでいたり、スマホで自撮りしていたりと可愛らしい仕草を見せ、プレイヤーから一定の人気がある。


餓鬼童子(Student of Pain)

首無しの詰襟を着た男子学生。

見えない将来に対する焦燥から生まれた。

○○委員の腕章をつけている。

喜奇童子同様俊敏で、近距離ではキレの良いドロップキックを放ち、遠距離では三角定規を投げつけてくる。


睡飢童子(Student of Toil)

首無しのコンビニ店員。

眠らずに働き続ける狂気から生まれた。

作中の渋谷にて広く展開しているコンビニ2社の制服を着ている。

(アップデートにて追加)


快喜童子(Student of Fatigue)

首無しのジャージ姿の男子学生。

男子学生の熱狂的な好奇心から生まれた。

(アップデートにて追加)


照法師(Shine Dancer)

叶わぬ願いへの諦めから生まれた。

見た目は完全にてるてる坊主で、その負の都市伝説が元ネタと思われる。

街中に散らばってる犠牲者の衣服に擬態して奇襲を仕掛けてくる。

素早い上に5連射の火球、HP減少後はチャージ弾まで放ち、挙句三体以上の群れで現れることすらある。

赫法師同様、中ボス級の力を持っている。


血套法師(Sanguine Dancer)

真っ赤なマントを纏い、大量の刃物を持ったマレビト。

血を好む己の異常性を呪う想いから生まれた。

照法師の上位種にあたり、モチーフは都市伝説の「赤マント」と思われる。

常に一定の速度で動き、つむじ風のようにワープしてプレイヤーを追跡する。

刃物を連続して投擲してくる他、丸鋸のように高速回転しての突進攻撃がある。

(アップデートにて追加)


焔女(Paper Doll)

新聞紙で顔面を包んだOL。心にもない笑顔を浮かべる欺瞞から生まれた。

火球による射撃担当だが、本作のゲームスピードではどちらかと言うと空中機雷に近く、弾速は極めて弾速が遅い。

しかし多数放つ上に完全に止まっているわけでもなくさらに、肉弾担当のマレビトと組んで出てくることが多いのでペースを乱されやすい。


因率(Passenger)

いんそつ。受付嬢エレベーターガールキャビンアテンダントの類。

決められたレールの上を進み続ける生活に絶望した心が生み出した。


露女(Marionbette)

虚しい人生への悲観から生まれたOL系の敵。他のマレビトを回復させるヒーラーなので、最優先で処理すべき相手。


雨童(Forlorn)

虐げられた子供の無念から生まれた。前日談にも登場する黄色い雨合羽の幼女。

「誰カイナイカナー」などと呟きながら徘徊しており、暁人に気づくと必ず悲鳴を上げて大量のマレビトを呼び寄せて自身は姿を消す。

エーテルショットや札が効かず、倒すにはステルス即浄以外無いため、背後から近づいてステルスキルで処理しよう。

ちなみに他のマレビトに対しては力づくでコアを破壊するようなモーションで即浄するが、雨童に対しては安らかに昇天させるかのような特殊モーションになる。

元ネタはおそらく都市伝説「レインコートの女の子」。


血童(Forsaken)

幼い子供の尽きぬ憤怒が結集して生まれた。

雨童の上位種で赤い雨合羽。

「レインコートの女の子」はコートの色が赤と言う説と黄色の説が存在する。

こちらは数こそ少ないが上位マレビトを呼び出す。


虚牢(Wanderer)

どこかへ逃げたいという願望から生まれた。

シーツを被った幽霊のような姿で、中身は「虚ろ」でなにもない。

群れで現れる事が多く空中に浮いているため、先に発見されやすく危険。

放つ火球は単発だが弾速威力とも高性能で、炎を纏い突進してくる自爆攻撃も持つ。

反面HP、コア露出限界ともに低めで、気づかれる前なら弓で対処しやすい。

慣れたプレイヤーやイージーモードでは回復リソースになり得る。


黒土女(Retribution)

蛇のように長い体をしたマレビト。

他者の欲望を弄ぶ喜びから生まれた。

人魚のように地中を泳ぎ、飛びかかる、長い尾を振り回す、土塊を飛ばすなどして攻撃をしかけてくる。

(アップデートにて追加)


不見鏡(Silent Gaze)

ぶよぶよと白く大きな体をしたマレビト。

他人に見られることへの恐ろしさから生まれた。

透明な状態で出現するため、霊視をして足跡から場所を捕捉する必要がある。

不見鏡の周囲には看板・三角コーンといったオブジェクトが浮遊しており、攻撃の際にはそれらを真っ直ぐにぶつけてくる。

(アップデートにて追加)


上級マレビト

通常マップに時折出現する他、サイドクエストのボスとしてしばしば現れる。

麻痺札を当てないと即浄をキャンセルされる強力な種。


剛法師(Relentless Walker)

如何にも成金な外見の大柄なサラリーマン系最上位種(多分)。

凶暴な精神が生み出した。並び順的には赫法師より上だが、こちらは麻痺札無しでは即浄できない。

ハンマーを乱暴に振り回す近接攻撃は見た目通りの痛さ。

実際成金なのか、倒すと大量の冥貨もドロップする。


髪姫(Lamentation)

家族や友達から切り離された孤独から生まれた。

見た目や動きから、テケテケトイレの花子さんアクロバティックサラサラがモチーフな事が窺える。


口裂(Kuchisake)

狂おしいまでの苛立ちから生まれた。

モチーフは言うまでもなく口裂け女。また、その体躯と服装から八尺様も入っているかもしれない。

その現代妖怪レジェンドとしての存在感と人語をしゃべる知能、更にゲーム上の強さ故か、野良で出現した場合は周辺が油のような穢れエフェクトに汚染される特性があり存在がすぐに分かる。

素早い動きと巨大なハサミを武器としている。耐久力や攻撃力ともに非常に高い。

正面から戦う場合、確実に弾を当てていかないと弾切れが視野に入ってくる。

幸い攻撃はハサミで大ぶりに斬りかかってくるだけなので、ジャストガードのタイミングさえつかめば対処は楽な部類。ただしKK分離攻撃には要注意。

初遭遇時はジャンプスケア的な登場の仕方をするので心臓に悪い。

痺札を入力した際にチュートリアル要因としても登場するが、実は麻痺札が当たって動けなくなると、気づかれていても即浄出来てしまう。


裂紅鬼(Crimson Kuchisake)

醜い素顔を隠すマスクをかなぐり捨てた真っ赤な口裂。純粋に口裂の上位種。


口裂・無間(Infernal Kuchisake)

『THE SPIDER'S THREAD』でのみ出現する強力なマレビト。

「病」の苦しみと苛立ちから生まれ、感覚が無いため自身を顧みずに突き進む。

口裂の最上位種にあたり、対峙するのは非常に危険である。裂紅鬼に似ているが黒く陰鬱な姿をしており、顔面には層状の歪な穴のみが存在している。


白無垢(Shiromuku)

強い恨み、妬みによって生まれた。大きな呪いの力を持つ。

見た目は名前通り日本古来の花嫁衣装。雪女と八尺様がモチーフな事が窺える。

かなり巨大なので矢や火属性エーテルショットが当てやすく、ゴリ押しで倒せる。


ボスマレビト

痩術鬼(Sojutsuki)

プレイヤーと同じ攻撃を使用する最初に戦うボスマレビト。

名の通り巨躯の鬼であるが、エーテル操作を使いこなし、俊敏な動きをする。


猫多羅(Byotara)

動物の地縛霊を憑代に集め魔獣へと変貌させたマレビト。

長い髪を振り乱した人面の獣のような姿をしており、コアを内包した三本の尾を持つ。


槌蜘蛛(Tsuchigumo)

「病」に起因する穢れを元に、依代とその周囲の人間の思念によって形作られたマレビト。

蜘蛛に似た体は巨大で、その場からは動かず四対の腕で攻撃を行う。


槌蜘蛛・無間(Infernal Tsuchigumo)

『THE SPIDER'S THREAD』のボスであり、第30階層に潜む巨大なマレビト。

祟り屋たちの祟りが利用されて般若面の男により生み出され、その霊力はさらに強大になっている。


ゲームシステム

戦闘は作風に反してかなり真面目にFPSをしている。四大元素の霊能力+αを攻撃手段とするが、操作は完全にFPSのそれである。

全体的にはベセスダの誇る2大G.O.T.Y、スカイリムFalloutに近いかその中間ぐらいの塩梅。

初心者はV.A.T.S(FO3~76に採用されている確率制自動エイム)相当の共鳴システムが使えない最序盤は苦労するかもしれない。


攻撃手段

の基本5つ。これらはその辺のオブジェクトの破壊で残弾を(ノーマル以下では)簡単に補給でき、スキルツリーの速い段階でジャストガードや殴りでも弾が手に入るようになる。これに加えて

  • ヘッドショット可能だが、弾が貴重で高価な
  • 相手を麻痺させる、注意を逸らすなど様々な効果のある御札
  • 隙ができてしまうが、露出したコアを引き抜くワイヤー

などがある。


防御・回復

土属性はガードとなっており、完全シャットアウトではなくダメージ軽減制。

ジャストガード判定があり、成功すると敵は怯む。

スキルを習得するとジャストガードからのカウンターも可能に。


HP回復は(その辺に落ちているコンビニで買ったっぽい)食料で行う。(ノーマル以下では)割合回復で手軽。

ただし、エリアオーバーするとスリップダメージで10秒持たずにゲームオーバーする上、序盤はその範囲も狭いので回復も手軽だが追い込まれるのも一瞬。この辺もFPSっぽさがある。

ショートカットに設定できるのは「食べ物」「飲み物」「あの世の食糧」の3つ。

最後は「冥〇〇」とついているのがそれで、回復効果に加えてバフ効果を持つ。

なおKKの言葉から普通の生者には有害らしく、下手したらヨモツヘグイの概念がきっちり存在している模様。


パルクール要素

東京都心の渋谷が舞台なだけあって、上記の通り天狗を踏み台にしてビルの屋上に登ったりおりたりする。クリアだけならともかく幽霊を完全回収するためにはこれを何度も使用する。

上へ登るにはグラップルとして天狗を利用する。

一定時間グライド飛行可能で、落下ダメージは一切ない


成長要素

  • マレビトを倒す
  • 食料をたべてHP最大値上昇
  • フィールド上の地蔵にお参りすると対応したエーテルの最大弾数増加
  • 形代で幽霊にされた一般人を救出し、EXPとお金を大量に獲得
  • KKが過去に解決した事件のファイルを取得し、スキルポイントを獲得
  • 穢された鳥居が霊的な汚染源で、これを浄化して霧を晴らし行動範囲を広げる
    • 神社のご本尊を拝借して基本能力を強化(形代の入手や基本動作のアンロック)
    • ビルの上にも小さい神社がある
    • おみくじやお賽銭でバフやデバフを獲得

猫又のショップには食料はもちろん、形代や御札や勾玉まで何でも揃っている。



レベルが上がるとスキルポイントが手に入りこれを使って主人公を強化していくが、主なリソースは幽霊の救出。マレビト狩りとは効率が全く違う。

一度に100人前後も救出できるが、渋谷全土約30万人単位を救うことになるので先はとっても長い。なおトロコンにはその数十万を一人残さず救出する必要がある。


THE SPIDER'S THREAD

大型アップデートにより追加された、メインストーリーとは異なるローグライトゲームモード。

タイトル画面から挑戦でき、120以上のステージからなる『蜘蛛の糸』の世界を30階層まで踏破することが目的となる。途中でゲームオーバーになると1階からやり直しとなるが、『猫又小判』や『冥界の糸』といったアイテムによる強化が可能であり、挑戦するたびに強くなれる仕様となっている。


登場人物

祟り屋

プレイヤーを『蜘蛛の糸』の世界へ呼び出した張本人達。

彼らの祟りが利用されて強大な怪異『槌蜘蛛』が生み出されたのが事の発端である。

攻略を進めていく途中で、たまに彼らのいる階層に行き当たることもある。


猫借亭の元締め

恰幅の良い巨大な猫又。

『蜘蛛の糸』の専用ショップである『猫借亭』を仕切っており、何の目的か猫たちを集めている。

攻略の際は、猫又小判を使って元締めからアイテムを購入することができる。


猫たち

元締めの他に猫借亭には「数珠が好きな猫」と「記録にこだわる猫」がおり、話しかけるとそれぞれ数珠の購入・強化とミッション報酬の受取ができる。

またエリア各所に散らばっている迷い猫たちの回収も達成目録のひとつとなっている。攻略が進むにつれ猫借亭は猫だらけになっていく。

最初に回収する「飼い主を探す猫」は、以後話しかけると体力を回復してくれる。(回復してくれないこともある。)


ステージ

『槌蜘蛛』のいる30階層を目指して1階層から地下へ降りていく構成となっている。

ステージは120以上あり、挑戦する度にランダムに配置される。3階層ごとに固定のボス戦となり、突破するとそれまでのスコアが精算され、休憩地点となる猫借亭へ戻ってくる。

ステージ攻略には様々な条件があり、必須条件に加え、達成すると報酬の得られるサブ目標も提示される。条件達成率やステージに配置されたアイテムの回収率が高い程スコアが加算され、クリア時にもらえる猫又小判が増えるシステムとなっている。


エリア途中で死亡すると1階からやり直しとなり、それまでに獲得した猫又小判やアイテムは全て失われる。ただし習得したスキルや数珠の強化状況等は引き継がれるため、より強い状態で攻略が継続できる。


ステージは本編中の渋谷の街に似た地形から始まり、階層が深くなるにつれてどんどん浮世離れした景色になっていく。特定の階層では、祟り屋から槌蜘蛛とこの世界について話を聞くことができる。


関連イラスト

百鬼夜行GW:T落書き

喜奇童子ちゃん達がめちゃくちゃ可愛いという絵暁人


関連タグ

Bethesda Playstation5 Steam


東京 渋谷 洋ゲー

伝奇 オカルト オバケ 都市伝説 妖怪 除霊 幽霊

コンビニ 神社 地蔵 下町 都心


陰陽師 ゴーストバスターズ本作に比較的近い作品。

真・女神転生Ⅲ人間がほぼいなくなり、魑魅魍魎が跋扈する異界と化した東京を巡るゲーム繋がり。

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