基礎データ
全国図鑑 | No.0741 |
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アローラ図鑑 | No.097 |
パルデア図鑑 | No.100 |
ローマ字表記 | Odoridori |
分類 | ダンスポケモン |
タイプ | でんき/ひこう(ぱちぱちスタイル) |
エスパー/ひこう(ふらふらスタイル) | |
ほのお/ひこう(めらめらスタイル) | |
ゴースト/ひこう(まいまいスタイル) | |
高さ | 0.6m |
重さ | 3.4kg |
せいべつ | 25%♂・75%♀ |
特性 | おどりこ |
タマゴグループ | ひこう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | オドリドリ | 踊り+鳥+色とりどり |
英語・スペイン語・イタリア語 | Oricorio | oriole(コウライウグイス)+choreography(振り付け)+oratorio(オラトリオ) |
ドイツ語 | Choreogel | Choreografie(振り付け)+Vogel(鳥) |
フランス語 | Plumeline | plume(英語で飾り羽)+ballerine(バレリーナ) |
韓国語 | 춤추새 | 춤추다(ダンス)+새(鳥) |
中国語(簡体字) | 花舞鸟 | 花+舞(ダンス)+鸟(鳥) |
中国語(繁体字) | 花舞鳥 | 花+舞(ダンス)+鳥 |
概要
第7世代の『ポケモンSM』で初登場したポケモンで、南国のイメージに合ったカラフルな色が特徴的。ゲーム発売前の特別情報で発表されたポケモンの一体でもある。
名前の由来はそのまま「踊り鳥」。
下記の説明からおそらくハワイミツスイがモチーフと思われる。多種多様なダンスを会得する生態からゴクラクチョウあたりもモデルだろう。
アローラ地方の4つの島全てで出現し、それぞれの生息地にある花の蜜を吸うとタイプも姿もそれぞれ異なった姿へとフォルムチェンジするという特徴を持つポケモン。
またタイプの他に全く違う踊りをし、鳴き声も違う。また体の色も、それぞれの島のカプ神に対応した色となっているのも特徴である。しかしストーリーの都合上、ミツを手に入れる時期にズレがあり、すべてのフォルムへ自在に変えられようになるには時間がかかる。
ちなみに野生で捕獲すると稀に「あまいミツ」を持っているものの、フォルムチェンジには使用出来ないので注意。
また、フラメンコも踊る為かパルデアにも生息している。この地域の野生個体はやはりというべきかめらめらスタイルが大半。
あまりにもそのものズバリな似合い具合のため、SVからポケモンを本格的に始めたり10数年以来の復帰勢である等の場合、オドリドリは本作からの新ポケモンだと思った人も中にはいるだろう。
パルデアでは前述のフォルムチェンジに必要なミツが序盤から4つとも市販されているため、捕まえた後は自在にタイプを変えられるようになり利便性が増した。
オドリドリのスタイル
ぱちぱちスタイル(でんき/ひこう)
チアリーダーを彷彿とさせる黄色いオドリドリ。
メレメレの花園に生息する「やまぶきのミツ」を吸わせる事でこの姿に変化する。
動きは軽快であり、落ち込んでいるトレーナーをダンスで応援し、励ましてくれる。
これは敵に対しても同様の力を発揮するらしく、気持ちが高ぶって油断した所へポンポンのような翼で電気を溜め、帯電した電気を一気に放出する他、近接戦では電撃を纏ったパンチを繰り出す…とあるがコイツはかみなりパンチを覚えない…よくある図鑑説明詐欺である。
パルデア地方ではあまり見られない姿のようで、南1番エリアの花畑だけと言う限られた場所しかいない。
チアリーディング文化の本場であるイッシュ地方には多そうである。
ふらふらスタイル(エスパー/ひこう)
フラダンサーを彷彿とさせるピンク色のオドリドリ。
アーカラじまのロイヤルアベニュー前に生息する「うすもものミツ」を吸わせる事でこの姿に変化する。
ふらふらとしたダンスを踊る事で精神を研ぎ澄まし、サイコパワーを高める。
そのダンスには守り神のポケモンに感謝の気持ちが込められていると言われている。また、相手をリラックスさせたり、健康維持にも効果があるとされる。
南国系なのか本人はマイペースで、トレーナーを時に困らせることも。
パルデア地方ではあまり見かけない姿のようで、野生の個体は発見不可能。代わりにブルーベリー学園にあるテラリウムドームのうちのコーストエリアにて生息している。
めらめらスタイル(ほのお/ひこう)
バイラオーラ(女性のフラメンコの踊り手)を彷彿とさせる赤いオドリドリ。
ウラウラの花園に生息する「くれないのミツ」を吸わせる事でこの姿に変化する。
情熱的なダンスでパワーを漲らせる事ができ、踊りながら羽を飛ばして引火させることで炎の舞をお見舞いする。
本人の性格も情熱的で指示を間違えたトレーナーに怒るほど。
当然の事ながらフラメンコはスペインの踊りなのでスペインをモチーフにしているパルデア地方の人に非常に人気がある。ゲームではボウルタウン周辺にて確認可能。
まいまいスタイル(ゴースト/ひこう)
日本舞踊の女方を彷彿とさせる薄紫色のオドリドリ。
ポニの花園に生息する「むらさきのミツ」を吸わせる事でこの姿に変化する。
しかし、肝心の「むらさきのミツ」はクリア後でしか入手出来なかった。
冷静な性格をしていて、扇子のような翼で舞を踊り、踊りで引き寄せられた魂の力を借りて戦う。
やろうと思えば死を招く呪いを浴びせるなどゴーストタイプらしい恐ろしい一面を持つ。
カントー地方から来た人は昔、まいまいスタイルのオドリドリの舞を見て故郷を懐かしんでいたらしい(ジョウトやホウエン、シンオウから来た人のリアクションは不明)。
パルデア地方ではあまり見られない姿だとされるがスペインはハワイ程日本人が観光や移住をしないからだと思われる。パルデア本土で野生の個体はゲットできないが、遠く離れたキタカミの里のフジの池周辺にて捕まえられる。
性能
※種族値は全フォルム共通
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
75 | 70 | 70 | 98 | 70 | 93 | 476 |
特攻と素早さに優れる特殊アタッカー。残りの能力は低すぎず平均的と言ったところ。
普通のたねポケモンと比べるとやはり性能は高く、これで序盤出現なので捕獲にはなかなか苦労する事になる。
ただし、早々に覚える「エアカッター」以降はわざマシンを含めても技に乏しく、フォルムを活かせる「めざめるダンス」の習得も遅いため登場の速さに反して技の完成はかなり遅咲き。
いわゆる「ひのこ」や「でんきショック」といった低レベル時用の繋ぎの技が無いので戦闘の出番が減りがちになり育成には苦労することになる。
習得技は攻撃技は特殊ひこう技を最低限に揃え、多彩な変化技の習得が多い。
専用技である「めざめるダンス」は自身のタイプ1と同じタイプの技に変化する、と言う変わった特性を持つ。そのためウソッキーがものまねして使った場合はいわタイプになる。
但しオドリドリ自身の技習得はスタイルに関わらず同じである為、事実上メインタイプの一致技はめざめるダンス1本である事に注意。
理由は簡単。進化するとフォルムが固定されるミノマダム、フォルムチェンジしている時だけ可変したタイプの技を習得できるロトムとは違って、デオキシスのようなアイテムによる可変型であるからだ。
しかし、デオキシスやシェイミは特定のフォルムでのみ習得できるレベル技(エアスラッシュやてっぺきなど)こそあれど、別の姿でもそうした技が持ち越せるので、オドリドリとはこの点で差別化されている。要はオドリドリのフォルムチェンジは耐性とめざめるダンスのタイプを変える以外に特にメリットはないという事である。
また、複数のタイプを渡り歩く事が出来るポケモンにしてはそのタイプの変化技を全く覚えられない。
「でんじは」や「おにび」はそのタイプならほぼ覚えるのだが・・・。
その為バラエティ溢れる外見に反して出来ることは各フォルムであまり変わらない。
一応ほのお・でんきと相性補完のいいこごえるかぜを習得できるため、差別化と同時にめざめるパワーのタイプを他に回し攻撃範囲を広げることはできる。
専用特性・おどりこは自分以外が使った踊り系の技を直後に使用できる面白い効果を持つ。
「ちょうのまい」や「フラフラダンス」のような変化技だけではなく、はなびらのまいやほのおのまいと言った攻撃技も返せる。
(しかもはなびらのまいを返した場合命令不可のリスクも混乱のデメリットも無い)
ただしデメリットもあり、みかづきのまいを返してしまうと当然ながら即死する(ダブルバトルでクレセリアとオドリドリが3匹になると問答無用で場のポケモンが全滅する)。
また、第9世代で復活した際にテラスタルレイドバトルにおける活躍も見込まれたが、さすがに4匹のオドリドリで集まって1ターンに合計16回行動なんて真似は出来ない仕様のようである(やはりズルは出来ないのかもしれない)。
オドリドリ自身の性能は決して悪くないのだが、それぞれのスタイルには同タイプにおける強力なライバルが多いのが対戦における難点。
例えばめらめらスタイルにはリザードン・ファイアロー、ぱちぱちスタイルにはサンダー・ボルトロス、ふらふらスタイルにはネイティオ・シンボラーがいる。
唯一、まいまいスタイルはタイプの被りがフワライドだけなので、差別化を気にしない運用ができるだろうか。
総じて、シングルバトルではスペック的に難しい立場にあるポケモンである。
しかし、特性おどりこは味方の踊り技をもコピー出来る点があり、ダブルバトルでは独特な強さを発揮出来る。
例えば超高速アタッカーのフェローチェの「ちょうのまい」をコピーしたり、超鈍足アタッカーであるコータスの「ふんか」を「オウムがえし」でもう一発打ち込んでやったりと夢が広がる。
この為、ダブルバトルにおける使用率は上記の差別化など全く無視したかの様に、めらめらスタイルが人気となっている。
各地の大会でも入賞報告が多数確認されており、決して侮ってはならない。
第8世代からジャラランガの専用技として登場した「ソウルビート」も踊り技の一つであり、強力なバフ技として使える可能性を秘めている。剣盾ではオドリドリがおらず、SVの初期にはジャラランガがいなかったが、DLCでジャラランガが内定したことで狙えるようになった。
第9世代ではテラスタル時のめざめるダンスが面白い噛み合いを見せている。テラスタルするとめざめるダンスのタイプがテラスタイプと同じものになるため、「テラスタルしなくてもメイン技として使える威力の高いテラバースト」のような使い方が可能となっている。
ただしタイプ1と同じタイプの攻撃わざをめざめるダンス以外に覚えないというのは相変わらずなので、その点には注意。
また、しれっとタマゴ技としてちょうのまいを覚えたため、自らの意思で舞踊ることが出来るようになった。
使用トレーナー
ゲーム版
めらめらスタイル
ぱちぱちスタイル
まいまいスタイル
アニメ版
ぱちぱちスタイル
- ジェイムズ(SM)
- アオキ(LR)
めらめらスタイル
- ウラウラ島のジュンサー(SM)
- ディバ(LR59話)
ふらふらスタイル
- モアニ(SM)
漫画版
- カヒリ(ポケスペ)
番外作品
ポケモンマスターズ
エピソードイベント『結成☆ドリームユニット』にて、ヒカリ(23シーズン)のバディとしてまいまいスタイルが実装。
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
- SM編
- 8話でリーリエの豪邸で執事をしているジェイムズがぱちぱちスタイル、82話で木の実・果物売りのおばあさんのモアニがふらふらスタイル、74話でウラウラ島のジュンサーがめらめらスタイルを手持ちにしており、まいまいスタイルは104・109話でハプウと共に登場した。
その他
SM | 18話(めら・ぱち)・28話(ぱち)・86話(ぱち)・113話(ふら)・123話(ふら)・125話(ぱち)・129話(ぱち)・133話 |
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アニポケ・第8シリーズ
55話のテラスタル研修生・ジムリーダー・四天王の交流戦でカラミンゴと共に登場。…だが、初手サンドウィッチ(サンゴ)のオニゴーリの「じばく」にカラミンゴとサンドウィッチとタッグを組んでいたハイダイのウミトリオ共々巻き込まれるという形である(なお、その場のポケモンが全て戦闘不能になった場合は「じばく」を使った側が敗北なので、この場合はアオキの勝利である)。
- ディバのオドリドリ
59話にてダンサー・ディバの手持ちとしてめらめらスタイルが登場。アオキの居場所を知る為にドットのクワッスがオドリドリとダンスバトルを繰り広げ、後にアオキ戦でこの事が活かされる事となる。
- 69話:モブでまいまいスタイルが登場。
関連イラスト
各スタイルが幸せを蓄積する少女戦士達のフォームチェンジ体に似ているのは気のせいである。
たぶんね。
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモンSM ポケモンUSUM
でんきタイプ エスパータイプ ほのおタイプ ゴーストタイプ ひこうタイプ おどりこ
0740.ケケンカニ→0741.オドリドリ(ぱちぱちスタイル/ふらふらスタイル/めらめらスタイル/まいまいスタイル)→0742.アブリー
同複合タイプ
ぱちぱちスタイル
ふらふらスタイル
めらめらスタイル
まいまいスタイル
ポケモン関連
- 踊り関連
- その他