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合成怪獣の編集履歴2022/07/04 06:26:26 版
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もしかして →合体怪獣

概要

暗黒科学帝国デスダークが暗黒科学の力で作り出す怪人の総称。

デスダークは様々な特殊遺伝子を遺伝子マルチサイザーに貯蔵し、総統タブーの意思によって遺伝子が選ばれ、スーパー増殖機に遺伝子を注入する。

遺伝子は増殖しながらタンパク質と混合し、スーパーコンピューターのサイバネティクスプログラムに基づき、更に金属原子とも結合されて誕生する。

名称は「〇〇モズー」で統一され、敵味方からは基本的に「モズー」と呼ばれる。

主なモチーフは動植物だが、河童天狗などの妖怪モチーフの個体もいる(妖怪の遺伝子はどのように入手したのかは不明だが、第17話の描写から作品世界に河童は普通に存在する模様)。

そのように妖怪の遺伝子を所持している一方、第25話でプテラノドンの卵から遺伝子を採取した場面を見る限り、恐竜マンモスなどの古代生物の遺伝子は所持していない模様。

第34話以降は川田博士の開発したネオメタルの金属原子との結合で強化され、終盤では未知の超エネルギー「ハイトロン」のカプセルによって更にパワーアップした。

デザインの基本コンセプトの一つとして『電子戦隊デンジマン』のベーダー怪物のノウハウを応用し、「右半身がモチーフ(生物)、左半身が機械(金属質)で分けた」という姿をしている。

しかし、途中でマンネリ化の回避からモチーフと機械が混合したような姿に変更されている(劇中で「有機要素とメカ機能の均衡を図る為」といった説明はない)。

テレビマガジン版コミカライズでは初回からオリジナルモズーが幾つか登場している。また、投稿コラムでは作品別に読者から募集した合成怪獣が多数投稿されていた。

巨大戦

デスダークにはモズーを巨大化させる程の科学力がないのか、基本的に巨大ロボット「コング」でゴーグルロボとの巨大戦を展開する。

ゴーグルファイブに一度倒されれば、暗黒巨大城デストピアからコングが出動し、現地に到着したコングからのリフレッシュパワー光線を浴びて蘇生され、そのままコングに乗り込んで操縦する。

一覧

名前モチーフ登場話CV
カイモズー第1話丸山詠二
トリモズー第2話西尾徳
タコモズー第3話渡部猛
クモモズー蜘蛛第4話丸山詠二
カマキリモズーカマキリ第5話西尾徳
ヤモリモズーヤモリ第6話渡部猛
ネコモズー第7話西尾徳
ドクガモズードクガ第8話
バクモズー第9話渡部猛
ネズミモズーねずみ第10話拡森信吾
シシモズー唐獅子第11話渡部猛
アリジゴクモズーアリジゴク第12話
ナマズモズーナマズ第13話拡森信吾
アンコウモズーアンコウ第14話西尾徳
ハチモズー第15話岸野一彦
ヒトデモズーヒトデ第16話渡部猛
カッパモズー河童第17話丸山詠二
サルモズー第18話渡部猛
コウモリモズーコウモリ第19話拡森信吾
サボテンモズーサボテン第20話渡部猛
シーラカンスモズーシーラカンス第21話西尾徳
クジャクモズー孔雀第22話
カニモズーカニ第23話渡部猛
カメレオンモズーカメレオン第24話西尾徳
テラノモズープテラノドン第25話清川元夢
イノシシモズーイノシシ第26話渡部猛
スイカモズースイカ第27話西尾徳
サメモズー第28話丸山詠二
ハエモズーハエ第29話加地健太郎
テングモズー天狗第30話西尾徳
ガラガラヘビモズーガラガラヘビ第31話
ヤドカリモズーヤドカリ第32話丸山詠二
トラモズートラ第33話西尾徳
ワニモズーワニ第34話
ハイエナモズーハイエナ第35話渡部猛
ヤマアラシモズーヤマアラシ第36話大宮悌二
ムササビモズームササビ第37話丸山詠二
サイモズー第38話西尾徳
ミミズクモズーミミズク第39話渡部猛
セイウチモズーセイウチ第40話
カイコモズー第41話西尾徳
サソリモズー第42話渡部猛
ミミズモズーミミズ第43話丸山詠二
コンドルモズーコンドル第44話渡部猛
タヌキモズー第45話西尾徳
スカンクモズースカンク第46話渡部猛
ゾウガメモズーゾウガメ第47話西尾徳
チーターモズーチーター第48話渡部猛
クマモズー第49話西尾徳
モグラモズーモグラ劇場版渡部猛

備考

八手三郎原作の戦隊シリーズも4作目となり、怪人デザインのバリエーションに迷いが見られた時期である(次作から出渕裕氏を中心としたアニメーション業界からのデザイナーが参加する事になった)。

メインデザイナー・久保宗雄氏が第2話で「鳥」の怪人を出してしまった為、中盤までモチーフに縛りが生じてしまった。

久保氏は「生物とメカの融合は前作と被った」とも語り、カニモズーについては「カニモンガーと同じ」と言われたらしい。

久保氏によるデザインはモチーフの印象を抽出した個体、渡部昌彦氏によるデザインは生物的特徴を生かした個体が多い。

この他にも渡辺昌彦氏(クモモズー他。第38話〜最終話までのメインデザイナーでもある)、沼倉氏(ヤマアラシモズー)が担当している。

デスダーク側の共通モチーフには当初は唐草模様が含まれていたが、バンダイ側から提示されたゴーグルファイブのデザインと被ってしまう為、赤坂徹朗氏によって幹部を中心に修正された。

ボツになった合成怪獣

デザイン段階でボツになりながらも、公式書籍でデザインが明かされた合成怪獣が数体存在しており、デザイナーの発想や苦労が垣間見える。以下の個体以外にも甲殻類型のコング(デザイナー:久保宗雄)も考えられていたようである。

  • アゲハモズー
    • デザイナーは渡辺昌彦氏。蜂女の蝶々版といった完成度の高い容姿であり、実現していれば初の女性合成怪獣になれただろう。口吻が髪になっている中々のナイスデザインである。
  • マツカサモズー
    • デザイナーは渡辺氏。マツカサの種子が目玉、腕に松の葉を模した棘が生えている。マツカサというありそうでなさそうなモチーフを選ぶところにデザイナーのセンスが光る。
  • クラゲモズー
    • デザイナーは渡辺氏。ヘドラのように目の配置をずらしたおどろおどろしいデザインが特徴。それでいて体型自体はクラゲダールのようなシンプルかつ王道寄りである。
  • キノコモズー
    • デザイナーは『宇宙刑事ギャバン』にも参加していた増尾隆之氏。胴体が裂けてメカバレしている。
  • 雷神型の合成怪獣
    • 天狗や河童と並ぶ妖怪シリーズ。デザイナーは沼倉氏で全体的に丸みを帯びつつも刺々しいフォルム。
  • イソギンチャクモズー
    • デザイナーは増尾氏。顔や足にイソギンチャクを生やした生物感の強いデザイン。
  • トリケラモズー
    • まさかの恐竜モチーフ。沼倉氏が担当しており、全体的に生物感は強いが、胸にメカ要素が集中している。
    • これ以外にもカビやピラニアを題材にしていたという。
  • ミノムシモズー
    • 全身を木の皮で覆ったようなデザインで、増尾氏が担当。
  • 遮光器土偶/蛇型の合成怪獣
    • 沼倉氏が担当。蛇で遮光器土偶を形作った秀逸なデザインが特徴で、ムチを武器にしているという。

(出典:2004年7月30日に双葉社より刊行・安藤幹夫編『ゴーグルV・ダイナマン・バイオマン大全 東映スーパー戦隊大全2』P74〜P75「アーリーデザインコレクション 大戦隊ゴーグルV・編」より)

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