トランセル
とらんせる
基礎データ
全国図鑑 | No.0011 |
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カントー図鑑 | No.011 |
ジョウト図鑑 | No.025 |
セントラルカロス図鑑 | No.024 |
アローラ図鑑 | No.018 |
メレメレ図鑑 | No.018 |
アーカラ図鑑 | No.009 |
ガラル図鑑 | No.014 |
ローマ字表記 | Transel |
ぶんるい | さなぎポケモン |
タイプ | むし |
たかさ | 0.7m |
おもさ | 9.9kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | だっぴ:ターン終了時、1/3の確率で状態異常が治る。 |
タマゴグループ | むし |
各言語版での名称
ドイツ語 | Safcon |
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英語・スペイン語・イタリア語 | Metapod |
フランス語 | Chrysacier |
韓国語 | 단데기 |
中国語(簡体字) | 铁甲蛹 |
中国語(繁体字) | 鐵甲蛹 |
中国語(香港) | 鐵甲蟲 |
概要
初代『ポケットモンスター赤・緑』から存在する、コクーン共々所謂さなぎポケモンの先駆者である。
まんまサナギの姿をしており、緑色の特徴的な形状からしてアゲハチョウのサナギがモデルになっていると思われる。初期のデザインでは背中の突起が稀に2本になっていることがあったが、現在は1本で統一されている。初見だと地味にどっちが背中でどっちが正面か迷うポケモン。特に横から見ると怒った顔のついた三日月みたいなデザインにも見えるため、勘違いしていた人も少なくない。ちなみに困り顔に見える方が正面である(メイン画像の向かって左側)。
ポケモン図鑑を見てみても"進化を待っている状態で、中身は崩れやすい程に柔らかくトロトロである"とさなぎそのものの設定である。またひたすら硬くなることしかできず、敵に襲われたり、中身がうっかりこぼれてしまわないようにじっとしているらしい。その他、強い衝撃にも弱く激しいバトルは禁物らしく、ポケモンバトル中も中身が出る可能性が示唆されている。(ゲーム中では瀕死になるだけなのでその心配はない)
ちなみにその殻の硬さの設定はまちまち。鋼鉄や鉄板ほどの硬さになるらしいのだが、硬いといっても虫の殻で、割れてしまうこともあると『ムーン』説明文では明言されている。
名前の由来はおそらく「トラン(トランスフォーメーション・英語:変態)+セル(シェル・英語:殻、セル・英語:細胞)」と思われる。
色違いはオレンジ色の体色をしている。
トランセル等のさなぎポケモンのように、2回進化するポケモンの中間形態のみ参加できるルールのことを「トランセルカップ」と呼ぶことがある。
ゲームでの特徴
- 一応野生でも出現するものの、覚えている技はかたくなるのみで本当に何もできないので、何かしら事情がある訳でないならキャタピーから育てて進化させた方がマシ。トレーナーが使ってくる個体も同じくかたくなるしか覚えていない。非力なポケモンのレベル上げに役立つ場面も。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 50 | 20 | 55 | 25 | ※ | 30 | 180 |
第2世代から | 50 | 20 | 55 | 25 | 25 | 30 | 205 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
番外作品
『ポケモンスナップ』などの一部作品ではアニメ版で喋った事を逆輸入したのか、外部からの刺激を受けると「イヤンセル」と鳴く個体が出てくる時がある。
ポケモンスタジアム2
- ミニゲーム『かたくなるがっせん』でトランセルとコクーンを操作できる。ルールは飛んで来る岩から「かたくなる」で防御し、最後まで残った者が勝ち。
ポケモン不思議のダンジョン
- 『救助隊』にて、バタフリーに進化出来ず、レベルを上げようと頑張るキャタピーの友達として登場。
ポケモンGO
- 野生での出現率は低いが、進化前のキャタピーの出現率がそこそこ高めなので、入手自体はそこまで難しくはない。覚える技は通常技が「むしくい」と「たいあたり」、ゲージ技が「わるあがき」のみと貧弱なので、さっさとバタフリーへと進化させてしまおう。
- レイドボス
- 2017年11月、コイキングと入れ替わる形でレイドボスに抜擢。ランクは5段階中最低の★1。
- それまで最弱の座を守り続けてきたコイキング同様、ランク★1の他レイドボスと比較しても圧倒的に弱いため、始めたてのプレイヤーでも簡単に勝利することができる。その分報酬はしょぼいので、正直やるメリットはあまりない。EXレイドへの招待を見据えて、開催ジムに居座っている時を狙うくらいだろうか。
- 実装からほぼ1か月後の2017年12月22日以降はホエルコにその役割を譲る形でレイドボスの座から退くこととなり、わずか1か月余りでのリストラは全レイドボス中最速である。開発側もさすがに需要がなさすぎると判断したのだろうか…。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
- サトシのトランセル
- ゴウのトランセル
〈ゲストなど〉
- サムライのトランセル
- 無印4話にて、サムライが2体目として出したポケモン。サトシのトランセルと「かたくなる合戦」になり膠着状態になってしまうが、スピアーの群れによる襲撃でバトルが中断してしまった。
- ツクシのトランセル
- 無印144話にて、ツクシが2体目に出したポケモンで、ツクシ曰く「虫ポケモンの誇り高き戦士」。「かたくなる」で防御力を上げ続けてサトシのチコリータの攻撃をものともせず、そのまま体当たりしてチコリータに勝利。更に以外にも素早く、いつのまにかピカチュウの背後を取れる程。しかし、やはりピカチュウの方が素早さが高かった為、「こうそくいどう」で避けられ、しがみつきからの10まんボルトにより敗北した。
- AG142話
- ゼンキチがいつも連れ歩いてるキャタピーがトランセル、バタフリーに進化している。
- 新無印135話
- 喧嘩したサトシとゴウが再会して気まずげな中、少し離れた場所でトランセルの群れが羽化し、仲直りのきっかけとなっている。
その他
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- イエローのピーすけ
- タマムシシティで助けてくれたイエローを慕ってグリーンとの特訓場所まで追いかけて来た。しかし、捕獲の苦手なイエローは1人で1日かけても捕獲できず、グリーンの指導の下、さらに朝から夜までかかってようやく捕獲。
- ワタルとの決戦でトランセルに進化してイエローをワタルのプテラから守り、更に連続でバタフリーに進化した。
イエローの手持ち |
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ラッちゃん(コラッタ→ラッタ♂️) |
ドドすけ (ドードー→ドードリオ♂️) |
オムすけ (オムナイト→オムスター♂️) |
ゴロすけ (ゴローン→ゴローニャ♂️) |
ピーすけ (キャタピー→トランセル→バタフリー♂️) |
チュチュ(ピカチュウ♀️) |
(ピカ) |
- 3章:ツクシの手持ちで2匹が登場。コクーンを手持ちに加えており、さなぎポケモンの連携プレイでスイクンの捕獲作戦を行った。
『ゴールデン・ボーイズ』
こちらでもツクシのポケモンとして登場する。
余談
- *「絶対に出たくないトランセル」という寝袋が販売された事がある(参照)。