ダンバル
だんばる
ダンバルとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
基礎データ
全国図鑑 | No.0374 |
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ホウエン図鑑 | No.190 |
イッシュ図鑑 | No.262 |
アローラ図鑑 | No.278 |
カンムリ雪原図鑑 | No.129 |
ブルーベリー図鑑 | No.137 |
ローマ字表記 | Dumbber |
ぶんるい | てっきゅうポケモン |
タイプ | はがね / エスパー |
たかさ | 0.6m |
おもさ | 95.2kg |
せいべつ | 不明 |
特性 | クリアボディ/ライトメタル(隠れ特性) |
タマゴグループ | こうぶつ |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ダンバル | ダンベル |
英語・スペイン語・イタリア語 | Beldum | dumbbell(ダンベル) |
ドイツ語 | Tanhel | Hantel(ダンベル) |
フランス語 | Terhal | haltère(ダンベル) |
韓国語 | 메탕 | メタングの日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 铁哑铃 | 铁的(tiěde、鉄の、鉄製の)+哑铃(yǎlíng、亜鈴) |
中国語(繁体字) | 鐵啞鈴 | 鐵的(tiěde、鉄の、鉄製の)+啞鈴(yǎlíng、亜鈴) |
ヒンズー語 | बलडम | 英語名に類似 |
タイ語 | ดันบัล | 日本語名の音写 |
概要
第3世代『ルビー・サファイア』から登場している、宙に浮かぶ青い鉄アレイのようなポケモン。
赤い1つ眼がある球体の頭部と、底部に3本の爪が生えた脚のような胴体という、機械の1パーツを思わせる姿をした生命体。山岳地帯や洞窟に生息する。
細胞全てが磁石となっており、体内でも血液の代わりに強力な磁力が巡っている。宙に浮かんでいるのも、体より出ている磁力と地球の地磁気を反発させているからである。
彼らにとっての脳波でもある磁力の波長で仲間と意思疎通を行い、群れとなったダンバルは、まるで1匹のポケモンのように一糸乱れぬ動きが可能。
この生態は進化にも反映されており、2匹(メタング)→4匹(メタグロス)→8匹(メガメタグロス)と、倍々の個体が結合・融合を行なって行くという独特の成長を遂げる。
尻にある爪は磁力で引き寄せた相手を引き裂く際に用いており、眠る際にもその爪を崖に食い込ませてから休む習性を持っている。
主な主食も磁鉄鉱の類らしく、調子が悪いときに磁石をあげると喜ぶようだ。
戦いでは一気に急加速して、鋼鉄のボディをぶつけるとっしん攻撃をお見舞いする。怒らせるとそうして暴れるだけでなく、より強い磁力を放って周りの電子機器を壊してしまうため、小さいからと侮らない方が良いだろう。
名前の由来はダンベルであると思われる。
ゲームでの特徴
- 一般ポケモンなのに捕獲率がむっちゃくちゃ低いことでも有名。その捕獲率は驚きの3。早い話が伝説ポケモンと同等の最も低い捕獲率である。(参考までにミニリュウは45である)その上技が「とっしん」であるため自ら体力を削り自滅してしまう場合が多々ある。技の都合上ゴーストタイプになす術がないため、さいみんじゅつで眠らせれば捕獲を狙いやすくなる。
ファイアレッド・リーフグリーン
- 出現しない。
ハートゴールド・ソウルシルバー
…と、条件を満たすとダイゴからダンバルを交換して貰える。ちなみにこの際こちらが交換に出すのはフォレトスなのであるが、この際フォレトスのなつき度が最大であるとはがねタイプについて熱く語る姿が見られる。毎日ぎゅーっとダンバルを抱きしめるらしい。
SM・USUM
- ウラウラ島のホクラニ岳に生息。
- あの捕獲率であるため、ダンバルはヘビーボールに入らない。ヘビーボールは対象が軽いと捕獲率にマイナス20の補正が掛かるのであるが、サン・ムーンでは0以下の値があろうことか0として扱うことになっている(らしい)。元が3しかないダンバルの捕獲率に20を引くとマイナスになってしまうので、計算式が途中で0になって捕獲不可能になってしまう。
- 『USUM』では「つかまえポン」を用いることでヘビーボールに収まるようになったようであるが、それでも超低確率であることに変わりはない。
ソード・シールド
- 同作のマックスレイドバトルは自力で受注した通常レイドであればどんなポケモン、どんなボールでも100%捕獲成功する仕様のため、現在ではヘビーボール入りのダンバル系統はそう珍しくない存在になっている。ただし、これはあくまでマックスレイドバトルを利用できればの話であり、通常の野生個体をヘビーボールで捕獲しようとなると依然としてとんでもない難易度であることに変わりはない。もっとも進化後が普通に野生で出現するので、そちらにヘビーボールを投げた方が手っ取り早い。
- 参考までにダンバルの体重(95.2kg)をヘビーボールでの補正値を参照した捕獲率は+1、メタングの体重(202.5kg)を補正値を参照した捕獲率は+3、メタグロスの体重(550.0kg)を補正値にした捕獲率は+43であり、メタグロスのほうがダンバルより43倍も捕獲しやすい計算になる。
LEGENDSアルセウス
- 未登場。
スカーレット・バイオレット
- 捕獲事情についてはおよそ剣盾と同じ。テラレイドバトルは受注が自分でなくても捕獲できるので、ヘビーボール入りのダンバル系統の敷居はさらに下がった。
- 4大サマーイベント第4弾として、2024年8月23日(金)9:00~9月2日(月曜日)8:59の期間中に色違い個体の出現確率の上がる大量発生イベントが行われた。後述のポケモンGOでは何度か見られたが、本編ではこれが初である。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
40 | 55 | 80 | 35 | 60 | 30 | 300 |
- 所謂600族の内の1体に進化するポケモンであり、ミニリュウやヨーギラスなどと同様な大器晩成型で、最終進化形態が非常に強い半面、そこに至るまでの道のりは非常に険しい。しかも、前者2種と異なり「とっしん」しか自力では覚えないため育成には非常に苦労することになる。
番外作品
『ポケモンGO』
- それだけならまだしも、駅前や工場などの都市部に出現する傾向にあり、住宅地や河原付近などには殆ど姿を見せない。そのため田舎ではまず見掛けない。天候を利用しても良いが出現率が上がる天候が強風と雪のため中々発生しない。
- 10kmタマゴから頑張って孵すのが一番早いであろうか。また、現在では不定期でダンバル系統がレイドボスに選ばれているため、それを利用するのも手。また、GOロケット団の実装後は、リーダーであるシエラやアルロの先鋒を務めたこともあり、勝利すればゲットチャレンジで捕獲することが可能。シャドウポケモンはレイドボスとは異なり手に入る個体の強さはピンキリであるため、必ずしも強い個体と巡り合えるとは限らないものの、リーダーを撃破できる自信があるのならばぜひ狙っておきたいところ。なお、ダンバル自体は「とっしん」と「わるあがき」しか習得できないため、戦力にするなら早急に進化させることをおすすめする。この性質上、GBLのリトルカップ(進化するポケモンのうち、第一形態にあたるポケモンのみが参加可能なルール)ではコイキング等と並んで最弱候補である。
- ちなみに、2018年8月末~9月初頭に行われた『Pokémon GO Safari Zone in YOKOSUKA』(通称『横須賀GO』)において、所定の公園内にダンバルが大量発生し、一定数ゲットすることでリワードとしてメタグロスが手に入る特別なフィールドリサーチも登場した。それだけでなく全国的にもダンバルの出現率が上がったのであるが、イベント対象区域内に比べると雲泥の差で、恩恵を受けられた人は少なかった(それでも普段よりは大分出現していたようだが)。
- そして2018年10月21日、遂にコミュニティ・デイの対象ポケモンとなったのだが……詳細はコミュニティ・デイおよびメタグロスを参照されたい。
- なお、上記のように原作では異常なまでに捕まえづらいダンバルであるが、本作では至って普通の捕獲率であり、捕まえるのにそこまで苦労はしない。さすがのナイアンもその辺りは自重してくれたようである。ただし、その逆パターンもあるが(原作では捕まえやすく、本作では捕まえにくい、現在は通常の捕獲率に変更されている)。
- 2024年8月18日には復刻コミュニティ・デイの対象となる。上記から比べると、ダンバルの大量発生イベント自体は過去に何度もあったが、色違い個体の出現確率が上がるイベントはコミュニティ・デイが唯一であるため、大いに盛り上がった。ちなみに偶然にも上記のポケモンSVのダンバル大量発生イベントと時期が近くなってしまった。