………それは僕が一番分かってる!」
そのまま寝てろ、タコ」
ニコライ「さて ここでクイ~ズ♪☆
私の異能力は何でしょうか⁉」
※追記・修正ありましたら随時お願いいたします。
- 能力の記載についてはなるべく簡潔にお願いします。
本編
武装探偵社
能力名 | 異能力者 | 能力 | 元となった書物・文書 |
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月下獣 | 中島敦 | 白虎への変身。 | 中島敦が描いた変身譚『山月記』 |
人間失格 | 太宰治 | あらゆる異能力の無効化。 | 太宰治が描いた中編小説『人間失格』 |
人上人不造 | 福沢諭吉 | 探偵社員の異能力が本人達に扱いやすいよう出力調整ができる。 | 福沢諭吉の著書『学問のすゝめ』の一節 |
独歩吟客 | 国木田独歩 | 手帳のページを消費し、書いた言葉の物の具現化 | 国木田独歩の数あるペンネームのひとつ |
超推理 | 江戸川乱歩 | 専用の眼鏡を掛けることで、事件の真相の究明 | ※1 |
雨ニモマケズ | 宮沢賢治 | 空腹時のみ、体が頑丈になり驚異的な怪力を発揮できる。そして…… | 宮沢賢治の詩『雨ニモマケズ』 |
細雪 | 谷崎潤一郎 | 異能力で雪を降らせ、その空間内をスクリーンに変えることで幻像を生み出す。 | 谷崎潤一郎の長編小説『細雪』 |
君死給勿 | 与謝野晶子 | 効果対象が瀕死状態でなければならないが、あらゆる外傷を治癒させる。 | 与謝野晶子の詩『君死にたまふことなかれ』 |
夜叉白雪 | 泉鏡花 | 仕込み杖を持った女型の化身・夜叉白雪を操る。実は彼女自身の異能力ではない。 | 泉鏡花の著書『夜叉ヶ池』と、同著に登場する龍神・白雪姫 |
蒲団 | 田山花袋 | 愛でる布団「芳子」に入ることで触れずとも電子機器を操る上、その処理速度は軍の電脳戦部隊にも匹敵する。 | 田山花袋の中編小説『蒲団』 |
※1:実は乱歩は異能力者ではなく、単純に洞察力と推理力がずば抜けているだけ。本人は異能力を使っているつもりである(しかし、エフェクトはきちんと出ている)。
ポート・マフィア
能力名 | 異能力者 | 能力 | 元となった書物・文書 |
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羅生門 | 芥川龍之介 | 着ている衣服などを刃状などに変形させる | 芥川龍之介が描いた短編小説『羅生門』 |
汚れつちまつた悲しみに… | 中原中也 | 重力の向きや重力のベクトルを操作できる。さらに………… | 中原中也の詩集『山羊の歌』「汚れつちまった悲しみに…」 |
ヰタ・セクスアリス | 森鴎外 | 異能生命体の少女エリスを生み出す。 | 森鴎外の小説『ヰタ・セクスアリス』 |
金色夜叉 | 尾崎紅葉 | 和装にマントを羽織り、仕込み杖を持った女型の化身・金色夜叉を操る | 尾崎紅葉の未完小説『金色夜叉』 |
檸檬爆弾(レモネード) | 梶井基次郎 | 自身が手作りした檸檬爆弾の爆発でダメージを受けない。※2 | 梶井基次郎の代表作『檸檬』 |
落椿 | 広津柳浪 | 自身の手で触れたものを斥力で弾き飛ばす。 | 広津柳浪の小説『落椿』 |
ドグラ・マグラ | 夢野久作 | 自身を傷つけた相手を呪い、呪われた相手は発狂し、心が壊れてしまう。 | 夢野久作の傑作『ドグラ・マグラ』 |
天衣無縫 | 織田作之助 | 5から6秒未満の未来を見ることが出来る予知能力 | 織田作之助の短編小説『天衣無縫』 |
イリュミナシオン | 蘭堂 | 亜空間(通常の空間から隔離された別の空間)を作り出し、それを操ることができる。亜空間は物理法則を受け付けず、蘭堂自身が中に入れない限り亜空間を誰も出入りすることができない。 | アルチュール・ランボーの未完の散文詩の詩集『イリュミナシオン』 |
宝石王の乱心 | A | 自ら進んでAの持つ首輪を身につけた者の寿命を同価値の宝石に変換する。 | フョードル・ドストエフスキーの長編小説『賭博者』(とばくしゃ)に登場するアレクセイ・イワーノヴィチ |
名称不明 | ポール・ヴェルレエヌ | 中也の重力操作能力と同じだが、こちらはエネルギーに限界がある。 | 不明 |
※2:物語当初は「檸檬爆弾も異能力」で生み出しているものだと思われていた。
組合(ギルド)
能力名 | 異能力者 | 能力 | 元となった書物・文書 |
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華麗なるフィッツジェラルド | フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド | 自身に投資、課金する額によって身体能力を向上させる。 | F・スコット・フィッツジェラルドが描いた小説『華麗なるギャツビー』(The Great Gatsby) |
若草物語 | ルイーザ・メイ・オルコット | 個室で考え事をする時にだけ時間の流れが八千分の一になる。 | ルイーザ・メイ・オルコットの小説『若草物語』 |
深淵の赤毛のアン | ルーシー・モード・モンゴメリ | アンの部屋と呼ばれる異空間を作り出す異能力。アンとの鬼ごっこに勝たなければ投獄されてしまう | ルーシー・モード・モンゴメリの児童文学小説あるいは青春小説『赤毛のアン』 |
モルグ街の黒猫 | エドガー・アラン・ポオ | 読者を小説の中に引きずり込む能力。小説世界では異能力は使えなくなるが現実世界に戻ると負ったケガも元通りになる。 | エドガー・アラン・ポーの小説『モルグ街の殺人』と『黒猫』 |
怒りの葡萄 | ジョン・スタインベック | 葡萄の種を対象に植え付け、宿主と樹木を繋ぎ感覚を共有する能力。自分に植え付け、枝や根を操作することも可能 | ジョン・スタインベックの小説『怒りの葡萄』 |
旧支配者 | ハワード・フィリップス・ラヴクラフト | 異能力ならざる異能力で太宰の異能無効化も一切受け付けない巨大な怪物に変身する。 | ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが手掛けた『クトゥルフ神話』に登場する邪神の別名 |
緋文字 | ナサニエル・ホーソーン | 自身の血液を聖なる文字に変えて操る能力。弾丸のように飛ばしたり、障壁を作る、敵を縛ることなどが可能である。 | ナサニエル・ホーソーンが描いたゴシックロマンス小説『緋文字』 |
風と共に去りぬ | マーガレット・ミッチェル | 風を操り、物質を風化させる事が出来る他、ミイラにすることも可能 | マーガレット・ミッチェルが描いた長編時代小説『風と共に去りぬ』 |
ハック・フィン&トム・ソーヤ | マーク・トウェイン | 異能生命体 ハック・フィンとトム・ソーヤを生み出す。弾丸に彼らを憑依させることで跳弾、遠距離偵察などが可能 | マーク・トウェインが描いた有名小説『トム・ソーヤーの冒険』とその登場人物ハックルベリー・フィン。 |
白鯨(モビー・ディック) | ハーマン・メルヴィル | 空中に浮遊する白い鯨を具現化し操る能力。物語では空中要塞に改造されていて、メルヴィルの操作を離れている。 | ハーマン・メルヴィルが描いた世界十大小説のひとつ『白鯨』 |
時計塔の十騎士
能力名 | 異能力者 | 能力 | 元となった書物・文書 |
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そして誰もいなくなった | アガサ・クリスティ | 本編において描写も詳細もまだ明かされていない。 | アガサ・クリスティが描いた長編推理小説『そして、誰もいなくなった』 |
死の家の鼠
能力名 | 異能力者 | 能力 | 元となった書物・文書 |
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罪と罰 | フョードル・ドストエフスキー | 未だ謎の異能力だが、兵士が彼に触れた瞬間に全身から血を噴き出し、即死だった。しかし、それは誤りだった | フョードル・ドストエフスキーの長編小説『罪と罰』 |
断崖 | イワン・ゴンチャロフ | 礫岩を操る異能で、岩で出来た巨人を作る、礫岩の高速回転させることによる全方位防御、自身を模した泥人形を作るなど芥川の異能力、羅生門同様、様々な活用方法がある。 | イワン・ゴンチャロフの小説『断崖』 |
黒死病の時代の饗宴 | アレクサンドル・プシュキン | 死に至るウイルスを自在に操る異能力。ウイルスを同時に2名に感染させ、助かるためには48時間以内にどちらかの宿主がウイルス以外の理由で死ぬことにより解除される。 | アレクサンドル・プシュキンの小悲劇小説『黒死病の時代の饗宴』 |
猟犬部隊
能力名 | 異能力者 | 能力 | 元となった書物・文書 |
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鏡獅子 | 福地桜痴 | 自身が武器と判定したものの性能を100倍に引き上げる。 | 福地桜痴が作詞した歌舞伎の長唄『春興鏡獅子(通称「鏡獅子」)』 |
魂の喘ぎ | 大倉燁子 | 自他の年齢を操作する能力で猟犬の異能力の中でも最も恐れられている。 | 大倉燁子の短編探偵小説「魂の喘ぎ」 |
千金の涙 | 条野採菊 | 自身の体を微粒子レベルまで量子化させる能力で物理攻撃は効かず、どんな隙間であろうと潜入することも可能。 | 条野採菊が書き下ろした歌舞伎の台本「千金の涙」 |
雪中梅 | 末広鐵腸 | 自身の刀を変形させる異能力で伸縮自在・屈曲させる。それも光速にも勝るとも劣らないスピードで襲いかかる。 | 末広鐵腸が描いた日本の政治小説を代表する小説「雪中梅」 |
真冬のかたみ | 幻の五人目(※ネタバレ注意) | ありとあらゆる金属を操る異能力 | モデルとなった人物の遺作『真冬のかたみ』 |
天人五衰
能力名 | 異能力者 | 能力 | 元となった書物・文書 |
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???(※ネタバレ注意) | 神威 | ???(※ネタバレ注意) | 『???(※ネタバレ注意)』 |
罪と罰 | フョードル・ドストエフスキー | 未だ謎の異能力だが、兵士が彼に触れた瞬間に全身から血を噴き出し、即死だった。しかし、それは誤りだった | フョードル・ドストエフスキーの長編小説『罪と罰』 |
外套 | ニコライ・ゴーゴリ | 外套の布面と、離れた空間を接続する空間接続の能力。接続できる距離は最大30メートル | ニコライ・ゴーゴリの近代ロシア文学の先駆け的作品『外套』 |
名称不明 | シグマ | 相手に触れることでお互いの知識の中で「自身が一番知りたい情報」と「相手が一番知りたい情報」を交換する。 | 不明 |
吸血種(ドラキュリア) | ブラム・ストーカー | 自身が噛んだ人間を吸血種の眷属にする能力。噛まれた相手から噛まれた相手へとどんどんねずみ算式に拡散してゆく。 | ブラム・ストーカーが描いた怪奇小説『ドラキュラ』 |
内務省異能特務課
能力名 | 異能力者 | 能力 | 元となった書物・文書 |
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堕落論 | 坂口安吾 | ものの記憶を読み取ることが出来る能力。犯人が異能力でいくら証拠隠滅を図ったとしても抽出ができる。 | 坂口安吾が描いた終戦直後の日本人に衝撃を与えた『堕落論』 |
きのうの影踏み | 辻村深月 | 「影の仔」と呼ばれる奇妙な異能生命体を操るのだが、異能自体が神出鬼没。影の中から現れる鎌を持った二足歩行型の獣の形をしている。 | 辻村深月が描いた傑作短篇『きのうの影踏み』 |
鉄鉢の中へも霰 | 種田山頭火 | 自分の近くで発動された異能の内容が瞬時に判る能力。 | 種田山頭火が描いた句碑『鉄鉢の中へも霰』 |
その他
能力名 | 異能力者 | 能力 | 元となった書物・文書 |
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吾輩は猫である | 夏目漱石 | 三毛猫に変身する異能力。一見、たいしたことのないようなものだが「万物を見抜く最強の異能力」と謳われている。 | 夏目漱石が描いたかの有名な『吾輩は猫である』 |
完全犯罪 | 小栗虫太郎 | 証拠隠滅を施す異能力。監視カメラをはじめとした電子機器の映像データなどを消去させる。 | 小栗虫太郎が描いた短編探偵小説『完全犯罪』 |
狭き門 | アンドレ・ジイド | 5から6秒未満の未来を見ることが出来る予知能力。これは彼と全く同じ能力である | アンドレ・ジッドが描いた小説『狭き門』 |
夜叉白雪 | 鏡花の母 | 仕込み杖を持った女型の化身・夜叉白雪を操る。敵襲を受け、鏡花を守ろうと夜叉に自身を斬らせ、死の間際にて娘に夜叉白雪を譲渡した。 | 泉鏡花の著書『夜叉ヶ池』と、同著に登場する龍神・白雪姫 |
名称不明 | 数字を操る異能力者 | 対象に数字を植え付け、その数字が『0』になった者は死亡してしまう。数字を植え付けられたものを念能力のように、飛ばすことができ、その攻撃により数字が減衰してゆく。 | 不明 |
名称不明 | 立原春蝉(とある人物の実兄) | 自身の周囲から金属を生成する能力。劇中では与謝野が付けている蝶の髪飾りや手の平サイズの鉄板を生み出していた。 | 不明 |
名称不明 | 怪盗キャット・レディ | 自身から半径3km圏内の時間を停止させられる。 | 不明 |
外伝等
能力名 | 異能力者 | 能力 | 元となった書物・文書 |
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ドラコニア・ルーム | 澁澤龍彦 | 街全体に霧が発生、異能力者と異能を引き離し、異能力者と異能同士を戦わせ、敗北すると異能は結晶化。そして、異能力者は死ぬ。 | 澁澤龍彦が描いた『ドラコニアの夢』 |
Another | 綾辻行人 | 殺人事件の犯人を見抜くと、必ず犯人が事故死する。 | 綾辻行人が描いたミステリー小説『Another』 |
憑き物落とし | 京極夏彦 | 上空から憑物(妖怪)を相手に落とし、精神を変調させる。 | 京極夏彦が描いた長編ミステリー小説『京極堂』(姑獲鳥の夏、魍魎の匣などが由来になっている) |
タイムマシン | H・G・ウェルズ | 古めかしい映写機の光を浴びたものの時間を操作する。 | H・G・ウェルズが描いたSF小説『タイムマシン』 |
合体技等
月下獣羅生門 | 中島敦+芥川龍之介 | 月下獣の半人半虎に羅生門を纏わせた強化形態。現在、敦の半人半虎に羅生門・叢雲を纏わせる渾身の拳撃『月下獣羅生門・虎叢』、敦に羅生門の外套自体を纏わせ、防御不能の神刃を行使させる『月下獣羅生門・黒虎絶爪』がある。 | 中島敦が描いた変身譚『山月記』と芥川龍之介が描いた短編小説『羅生門』 |
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