プロフィール
生年月日 | 1965年8月18日 |
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血液型 | B型 |
身長 | 150cm |
出身地 | 東京都 |
所属事務所 | マウスプロモーション |
デビュー | 1986年 |
概要
あのピカチュウの中の人として知られる。2021年現在で20年以上も続くご長寿アニメのレギュラー(ピカチュウ・円谷光彦・チョッパー)を務め、日本だけでなく世界中に知られる声優でもある。
子供のようなかわいらしい独特の声質で、動物キャラや幼い子供を多数演じている。また、90年代から00年代前半にかけてはいわゆる「ロリ声」を生かし、ロリータ系の美少女役を演じることも多かった。
純粋な性格のキャラクターが有名な一方で、ユニコンやロケット団のスマホロトムのように、生意気で嫌味なタイプのキャラクターを演じることも少なくない。
特に00年代以降はレギュラー出演でさえまともな成人役が稀有になっている御仁でもあり、『ペルソナ5』のラジオ番組では「人間役をやりたい!(笑)」と冗談めかして告白したことがある。
なお、本人はサバサバした性格のようで、ラジオなどのトークでは時に共演者に鋭いツッコミを入れたり毒づいたりしている。
その特徴的な声の可愛さや愛らしさで、原作者のキャラクターに対するイメージを変えてしまう事もある。
代表的なエピソードとしては以下の二つが挙げられる。
「名探偵コナン」の円谷光彦について:作者の青山剛昌曰く「本来はもう少し嫌な性格の奴にするつもりだったけど、担当した大谷さんの声が可愛かったから変えた」
「ONE PIECE」のトニートニー・チョッパーについて:作者の尾田栄一郎が「反則ものの声」と称し、「自分の中でチョッパーに対するイメージが変わった」と述べている。
ピカチュウやポケットモンスターにまつわるエピソード
テレビアニメ版ポケットモンスターにおいてピカチュウを演じて以降、ほぼ全てのシリーズでピカチュウ役を担当している。ただし、アニメ版においては主人公サトシの相棒である「サトシのピカチュウ」だけを演じており、それ以外の個体は別の声優が当てられている。
収録は基本的に1人別室で行っているという。脚本には「ピカチュウ」としか書かれておらず、演技の際はアドリブで「この時、ピカチュウならどんなことを言うのか」を考えた上で鳴き声として演じている、ということをラジオなどでコメントしている。
また、アニメ版は、基本的にポケモンたちは鳴き声として自身の名前に含まれる音のみを発音するか、ごく短い限られた音(リザードンの「グォー」のような声など)を発音するのに対し、ピカチュウは例外的に「ピカ」「チュウ」に加え「チャー」(あくびをするときなどに発音)という声を出す。この「チャー」も大谷の発案によるものである。
ピカチュウは全世界共通であの声(アニメを中心としたメディアミックスにおいて。第6世代以降は原作ゲームも)であるため、日本国外でも「ピカチュウの声の人」として認知されている。たとえ「大谷育江」という名前は知らなくとも、「ピカチュウ」がどんな声かを知っている人は多いはず。
2019年に公開された『名探偵ピカチュウ』では、ライアン・レイノルズ(日本語吹き替えは西島秀俊)が担当したが、限定的に大谷の声が使用されており、エンドロールのキャスト欄の最後(※)に“and IKUE OTANI as the Voice of Pikachu”というクレジットが記載されている。
※ちなみに、洋画においてキャストクレジットの最後に「and~」として載せられる名前は出演者の中でも一番の大物俳優であるという決まりがある。ハリウッドのトップスターではなく、ポケモンの象徴たるピカチュウを演じた大谷の名前をクレジットしたところに、製作陣引いては世界中のポケモンファンが大谷をどれだけリスペクトしているかが良く表れていると言えるだろう。
「フルハウス」で吹き替えを担当したステファニー役のジョディ・スウィーティンは自身の子供達に「ママの日本での声はピカチュウなのよ」と自慢したと語っている。
主な出演作
2006年1月から一時期全てのレギュラー番組を降板し休業していた。2006年5月ごろに復帰。休業中の代役は各項目の最後にまとめて記載する。
アニメ
キュオ・リュー@SHADOW_SKILL
流崎哲哉@元気爆発ガンバルガー
※1:代役は折笠愛。テレビアニメおよび2006年4月公開の『探偵たちの鎮魂歌』を担当。
※2:代役は伊倉一恵。テレビアニメおよび2006年3月公開の『カラクリ城のメカ巨兵』を担当。
※3:代役は吉田小南美。アニメ最終話まで担当。2019年配信の『金色のガッシュベル!! Golden Memories』で復帰
以下はすべて@ポケモンシリーズ
☆:XY以降のゲーム版では全てのピカチュウの鳴き声を担当。
※1:代役は半場友恵。
サンリオ
ゲーム
フワニータ・カッシング@サクラ大戦V_EPISODE_0 ~荒野のサムライ娘~
※1:代役はドラマCD版は釘宮理恵、テレビアニメ版は小林由美子。2017年配信の『テイルズ オブ ザ レイズ』で復帰。
吹き替え
ステファニー・タナー(左側)@フルハウス | マドレーヌ@マドレーヌ |
クローディア@インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(テレビ東京版)
海外アニメ
チャンパー@リトルフットシリーズ