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サモンライド!の編集履歴

2023-02-09 09:45:43 バージョン

サモンライド!

さもんらいど

バンダイナムコゲームスのプレイステーション3、WiiU用ゲームソフト「仮面ライダー サモンライド!」の略称。

概要

2014年12月4日に発売された、バンダイナムコゲームスによる平成ライダーを題材としたPS3・WiiU専用3Dアクションゲーム。当時最新作だった『仮面ライダードライブ』まで登場する。モーションやグラフィック、システムなどは「バトライド・ウォー」をモデルにしている。

最大の特徴はフィギュアと連動していることで、ゲームに付属する「ライドゲート」にライダーキックを放つ体勢の「ライドフィギュア」を置けばそのライダー召喚できる。


2014年クソゲーオブザイヤー大賞(据置機部門)を受賞してしまった←(ここ重要)


あらすじ

敗れた怪人ライダーたちの残留思念が集う異世界「クリスタルワールド」。闇の怨念の集合体たる大怪人「ギガスタル」によりクリスタルワールドは蹂躙され、蘇った怪人たちにより住人達は疎開生活を余儀なくされていた。

異世界から飛ばされた仮面ライダーは、クリスタルワールドを解放すべく怪人たちに立ち向かっていく…。


登場人物

クリスタルワールドの住人

水の世界の女王。なんと御年1990歳だがその種族の中では若い部類らしい。仮面ライダー的には、あの種族あの種族等から見れば確かに若いかもしれない。

名前はトレーナーからと思われ、ライダーたちのスキルツリー育成を行う。

風の世界の妖精。お転婆なボクッ娘。司会進行役。

火の世界の霊鳥。ワシじゃなくてフクロウ。名前の通りアイテムを探す。


ちなみにステージはヒューキャニオン(風)、ゴボルレイク(水)、エンデルガス(火)、ヨールダーク(闇)、ギランガーデン(光)と大きく分けて5エリア存在する。


ラスボス


ボス

太字はステージボス


ライダー型の敵の方が怪人より多いのは……まあ気にするな!!

あと一部のボスは複数体出てくることがある。


いわゆるザコキャラ

こっちもこっちで色々おかしいヤツばかり。太字は本来量産されるわけがないキャラ、☆は敵として登場するのがおかしいキャラ



大半が善玉キャラである。なぜ……


(※1)ナイトとギャレンは分身を生み出す能力を持つカードをどちらも所持している(トリックベント、ジェミニゼブラ)。また、レンゲルは設定上ギャレンのカードを使用して分身することが可能である。

(※2)仮面ライダー555小説版ではオルフェノクの排斥を唱える組織が仮面ライダーカイザの変身アイテムを量産しているという設定になっている。この設定がゲーム発売時までに映像作品に反映されたことは一度もないのだが。

(※3)ガタキリバコンボでは分身が可能であり、その分身体が別形態に変身することも可能である。このことから、ガタキリバコンボの分身体がブラカワニに変身したと強引に解釈することもできなくはない。


とはいえ、これらのライダーは多くが(主人公と対立することはあれど)基本的に善玉ライダー、ジョーカーやブラカワニコンボなどに至っては主役ライダーであり、結局のところザコ敵として登場する時点でおかしい


特徴(問題点)

  • 難易度調整が全くできていない。子供向けだがCEROの対象年齢は12歳以上対象である。(しかし字幕は何故かひらがな)
    • オプションで難易度を変えること等はできない。
    • 画面外から平気で攻撃を仕掛けてくる、ジャンプ台で飛んだ直後に全力でタコ殴りにしてくる、などの圧倒的不利な条件。こちらのHPが簡単に削られていく。
    • そもそも敵の火力が高すぎる。終盤のボスなど、レベルを限界まで上げても数発でライダーたちを半死半生に追い込むほど強い。
    • ザコキャラにも強いのが多い。戦闘員クラスのザコキャラの攻撃(特に遠距離攻撃)でHPを半分以上失うこともある。
    • カメラアングルも鳥瞰視点のイマイチなもので、操作性もお世辞にも良いとは言えない。ライダーゲーなのに台座が無いとジャンプできないというのはいかがなものか。勿論バイクなどの乗り物は一切登場しない。もはや「仮面ウォーカーサモンウォーク」である。
    • ライダーのHPが少なく、敵が強過ぎるにもかかわらず、回復アイテムは無いに等しい。残機制度は存在しないため、HPが0になった瞬間にそのライダーはステージで使用不可となる。

したがってフィギュアの数がそのまま残機の数になる。無課金でやるのであれば実質3機(定価税抜き8550円)である。

    • 一応回復ポイントのあるステージは存在するが数は非常に少なく、力尽きたライダーの復活はできない。しかもこの回復ポイントは敵キャラまで回復させてしまうタイプワイルドのスキル「マッドドクター」を使っても回復できるが焼け石に水程度。また、チップやスキルプレートの効果等でも回復できるが、効果を持つものや回復する量は多くない。
    • なお、いくら課金してもこれ以上楽になることは無い。勿論しなければ通常クリアそのものが困難なレベル。しかも通常クリアしても俺たちの戦いはこれからだ的な事を言われるだけであり、エンディングが実質ないに等しい
    • 通常クリア後にはこれまでより難易度の高いステージが解放される(ラスボスも強化復活する。この強化復活したラスボスを倒せば完全クリアとなる)。もはや無理ゲーの域である。

  • 世界観がライダーに見合わない。
    • 女王様とか妖精とか、どう考えてもプリキュアシリーズと出演作を間違えてるとしか思えないゲストキャラ達(しかし声優は豪華)。その違和感は「もともとライダーとは無関係のゲームに無理矢理ライダーをねじ込んだのではないか」「プリキュアなどの没ネタを流用したのではないか」という疑惑が浮上するほど。
    • そのゲストキャラ達はどうでもいいおしゃべりをするばかりで、全く世界観に入り込めない。しかも大抵台詞のスピードと口の動きが合っていない上にストーリーが進むにつれて平和ボケし始める。ちなみにクソゲーオブザイヤーの過去の次点作にも似たようなゲームがあった。
    • そもそも「世界の危機に立ち向かう」という王道かつ壮大さを感じさせるストーリーの割にはまともに喋るキャラクターが片手で数えきれるほどしか出てこないためスケールの実感が湧きにくい。クソゲーオブザイヤーの過去の大賞にも似たようなゲームが)
    • そしてライダーたちは戦闘時の叫び声以外何もしゃべらない
    • ライダーの人選に関しても、まずボスの顔ぶれを見ただけでも解るように主人公の別形態や善良な仲間キャラが敵として登場したり、ザコキャラに至っては量産型でもないのに同一のライダーが一度に大量に襲ってくるなど元の作品を見たことがある人ほど違和感を覚えやすい場面が多い(早い話が、味方側のグラを何のためらいもなく使い回して敵の数を水増し・穴埋めした弊害がモロに出ている)。
    • フィギュアはフレイムスタイルなのに水属性の仮面ライダーウィザード。これに関しては後の映像作品で公式が追いついた。
    • 極め付きには仮面ライダーJでも無いのに巨大化する敵まで出てくる始末。奇跡が起きた」とでも言うつもりだろうか。巨大フェニックスのような大袈裟な者を除いても、なぜか自機の1.5倍程のサイズがあるステージボスが数多く登場する。
    • 敵のモーションや種類、ステージのマップパターン等の変化が非常に少ない。
    • 上記のように、バトライドからの流用を除けば、原作再現は全くと言っていいほどなされていない。

  • 極悪で露骨な課金姿勢
    • このゲームを買った際についてくるフィギュアウィザード鎧武ドライブの3人のみで、フォーゼ以前のライダーはおもちゃ屋で買ってこなければ使えない。「ならその3人のみで遊べばいいじゃないか」と思うかもしれないが、上記の通りやたらハードすぎるゲームバランスになっているせいでたった3回死ねばゲームオーバーと厳しい縛りプレイ状態になってしまう上にこのゲームのライダーは5属性あり、その属性のライダーでないと通れないの先にレアアイテムが落ちていたりする。
    • おまけに特定のライダーでないと通れない門もあり、特定のライダーでないライダーが近づくとスキップ不可の販促ムービーが流れる始末(数は少ないが、同梱のライダーで通れる門もある)。ゲーム内容も踏まえ、定価税抜き8550円のゲームであるのに、課金することが前提になっている、と言っても過言ではない。
    • さらに言えばフィギュアの出来も悪く、ファンアイテムとしても期待できない。具体的に言えば後ろ側に塗装がしていない、ポーズが間違っているなどamiiboよりも劣悪。
    • フォームチェンジ等には「キョウカライドチップ」という玩具が必要であり、これも(同梱のタイプワイルド、カチドキアームズ、オールドラゴンを除いて)全て別売り。しかもライダーごとセットで発売されているわけではなく、全て泣き別れ仕様という鬼畜っぷり。(例を挙げるとカブトのハイパーフォームを使うにはフィギュアセット税込1728円とキョウカライドチップセット税込1620円を両方買う必要がある)一部のライダーはチップ自体が無く、フォームチェンジができない
    • そもそもただ金を払えばいいというわけでなくフィギュアやチップを買い集めなければならない事自体もネックであり、手間がかかるのはもちろんだが中にはガシャポン食玩などのランダム要素が関わる物イベントの限定品など特定の機会を逃すと著しく入手困難となってしまう物も存在している。フィギュアを全種類持っていないといくら経験値を稼いでもレベルが100にならないなど、フィギュアを全種類集める前提の仕様にもかかわらずである。フルコンプを目指すならば最低でも消費税込みの定価で21,252円かかる。実際はガシャポン(リアルの方)の運要素もあるため普通はそれ以上にかかる。
    • ちなみにレベルが100になるとプレートという装備アイテムの所持制限が解除され、攻略がものすごく楽になる。

  • 使い回し多数のステージ
    • ストーリーを進める際に進むステージの殆どが「岩などの障害物でルートを無理矢理変更させているだけの同じマップ」である。廃課金しなければ攻略もままならないゲームに「あきらかに金が使われている形跡がない」というのはかなり心象が悪いだろう。

  • バグ不具合が多い
    • ムービーやグラフィックは美麗だが、そのせいで乱戦になる度にフリーズが頻発する。
    • 各ライダーのレベル等のデータはゲーム機ではなくフィギュアの方に保存されるようになっており、その影響からかデータの破損や読み込み不良が起きやすい(例えばライダーのレベルが1に戻るなど)。もちろんフィギュア自体を紛失、破損などしようものなら一巻の終わりである
    • ステージに入るたびに35秒前後のロード時間が発生する
    • 長いロード時間はもちろんステージクリアしてもフェードアウトの時間のラグが長くクリアしてもすぐにリザルト画面には行けない

とまあ、このようなことから批判の的となってしまった。仮面ライダーを題材としたゲームとは思えない場面やプレイヤーに不親切な仕様が多く、KOTY総評の著者曰く


「"このゲームは子供向けだ、子供が楽しんでいるならいいじゃないか"という擁護もあるだろうが、このゲームは12歳以上対象で、中盤以降の難易度は全く子供向け(というか、難易度や課金システムを考慮すると中学生向けとも言えない)ではない。だがそれ以前に、今一度"このゲームを通して仮面ライダーを知る"ことの意味を考え直していただきたい」

「我々が幼い頃見た"仮面ライダー"とはお金ではなく信念のために戦い、ふとした事で心を痛める等身大の青年たちの物語であった筈だ」

「断じて本作のように"金で買われたライダーが、なんの躊躇もなく味方殺しに明け暮れる地獄変"ではなかったはずである」

「こんなゲームを遊ばせるくらいならライドゲートの上にフィギュアを並べて紙相撲ならぬフィギュア相撲をやらせたほうがマシである、と声を大にして言いたい」


とまで言われてしまう有様であった。



去年の「ビビッドレッド・オペレーション -Hyper Intimate Power-」の反省を生かしていなかったバンダイナムコゲームス、もといバンダイナムコエンターテインメントに最後にこの言葉を贈ろう。


さあ、お前のクソゲーを数えろ!


余談

エンドロールではホースオルフェノクの声優が、オリジナルキャストの泉政行とテロップされていたが、実際は『バトライドウォー』からの流用で別人である。声変わりで雰囲気が変わったのではないかという意見もあったが、解析の結果泉氏の声ではないと判明した。

全く無関係な人間の名前がクレジットされるとは考えづらく、「出演の意思はあったが、諸事情で収録音源が使えなくなった or 全てを録りきれなかった」のではないかという可能性が挙げられた。いずれにせよテロップミスなのだが。

泉氏は今作の発売後である2015年に死去したため、クレジット上は遺作だが出演していないという変な事態になってしまった。


また、フクロウ(ミヌーク)とラスボスは同じ声優になっている。


仮面ライダーエグゼイドに登場する仮面ライダークロニクルとの関連性が指摘されている。理由としては「ガワだけ仮面ライダーを名乗っている」「製作側だけが得をするようなシステム」「何よりもクソゲー」なところ。


関連動画

関連項目

仮面ライダー

多々買わなければ生き残れない

クソゲー

グラディエーターバーサス:こちらも極めてあくどい課金体制となっている。

魔女っ子大作戦:版権作品クソゲー繋がり。ただしこちらは揶揄で言われるサモンライドとは異なり本当に洋ゲーのキャラ替え


外部リンク

仮面ライダー サモンライド! - Wikipedia

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