概要
自称ルイージのライバル。ワリオの相方として登場することも多い。
体は細く、非常に柔らかい。紫(青紫)のシャツに、黒いオーバーオールを着用し、紫(青紫)の帽子を被っている。
ピンと伸びた髭をしていて、顎が長い。
帽子のマークがLを上下反転させた『Γ』(ギリシャ文字の「ガンマ」のような文字)になっている。
一人称は「俺」「オレさま」(現行作品では「オレさま」が殆ど)で二人称は「お前」。
名前の由来は、言うまでもなく「ルイージのライバル」兼「ワリオの相棒」というポジションから「悪いルイージ」であるのだが、おそらく「意地悪」ともかけていると思われる。
提案当初は「ワイージ」という名だったり、アメリカ側のスタッフからは「ジェロージ」や「ジナニー」、「ジミー・ポッパドポロス」などの名前が出てきたが、言いやすさやインパクトから「ワルイージ」となった。
声優はマリオやルイージ、ワリオと同じくチャールズ・マーティネーが声を当てている。
『マリオテニス64』で初登場。それから様々な作品に登場している……が、未だにスポーツ系、カート系、パーティ系ゲーム以外の出演は無く、スーパーマリオシリーズ(マリオ本編)はもちろん、ルイージやワリオが主人公のゲームでも一度も直接登場した事がない。
本編に近いクロスオーバー作品の『パズル&ドラゴンズ スーパーマリオエディション』や『マリオ+ラビッツ』シリーズでも出演が無いのは同様。
また、上記の通り登場作品が基本的に番外作品であるためか、ストーリーに関わることも薄い。強いて彼がまともにストーリーで活躍したシーンを挙げるならば、『DANCE DANCE REVOLUTION with MARIO』や『マリオテニスGC』などだろうか。
こうしたジャンルが限られている出演は演じているチャールズ・マーティネーも憂いており、「ワルイージって不遇では?」というファンの声に対し「もっと演じてみたい、彼が主役のゲームがあってもいいのでは?」というコメントを残している
前向きに考えれば、毎年マリオシリーズのゲームが発売され、それに伴い新しくキャラクターが増え続けながらもスポーツ系、カート系、パーティ系ゲームでは、ほぼ毎回プレイアブルキャラクターとして出演している点はワルイージの強みとも言えるだろう。その為、登場作品数だけでいえばかなりの数である。
ちなみに、ワリオやヨッシーといったお馴染みのキャラクターよりも優先されての選出をされることもあれば、未登場に終わって次回作で復活したという事例もある(主な出演作を参照)。
ワリオとの関係
マリオとルイージの様な血の繋がった兄弟ではなく、所謂『いたずら仲間』である。『スーパーマリオスタジアム』でも二人の相性は相変わらず良い。基本息の合った動きを見せるが、時に口喧嘩をしたり、表彰式で仲良く踊っていたところ体重の差から突き飛ばされたりと足並みが揃わないことも。
上述の通りワリオが主役の『ワリオランド』シリーズや『メイドインワリオ』シリーズには未だ登場していない(ただし、『メイドインワリオゴージャス』のamiibo機能によるワリオが描いたイラストとしてなら一応登場している)。
任天堂ゲーム専門誌『Nintendo DREAM 』2008年9月号でのインタビューにおいて、ワリオとワルイージの関係について尋ねられたキャメロット副社長の高橋秀五氏は「(ワリオとワルイージは)相棒だけど仲間じゃない、助け合っていない間柄」と答えている。
登場の背景
元々彼は純粋な任天堂製キャラではなく、
NINTENDO64ソフト『マリオテニス64』開発元のキャメロットのスタッフによって新たに作り出された経緯がある。
ただし出自こそ外部ではあるが、キャラクター権利そのものは任天堂にあり、デビュー後は上記のように他のマリオシリーズにも主に派生作品で登場している。
当時はテニスというゲームの特性から、人型のキャラを大量に必要としており、主要キャラだけでは到底足りず、デイジー姫やドンキーコングJr.等、長期にわたって出番のなかった懐かしいキャラクターまで引っ張り出された。
しかし、ワリオとダブルスを組むのにふさわしい人物が見当たらず、キャラ選考に難航していた事から、ある社員が挙げた「ルイージのライバルキャラクターを作ったらどうか?」という案が、任天堂の宮本茂との相談を経て採用された。
ちなみにピーチ姫のライバルとして「ワルピーチ」というキャラクター案も候補に挙がったが、こちらは宮本から却下され、この一件がデイジーの復活に繋がった。
ワルイージのマリオ本編出演が未だ無いのも、こうした登場背景が影響しているのではないかと言われている。実際、『NewスーパーマリオブラザーズWii』のプレイアブルキャラクターの候補にワリオ、ピーチ、キノピオと共に名前が挙がっていたが、最終的に没になってしまったエピソードがある。
その一方で、他社開発でありながら、ドンキーコングシリーズはおろかマリオシリーズのレギュラーにまでなったディディーコングやキノピオの相方として「マリオカートダブルダッシュ!!』で初登場しアクションゲームやRPGにも登場しているキノピコがいるため、ますますなんとももどかしい。ただし、人気がありながらも共同開発社に版権を取られて全く登場できないキャラクターもいるため、それに比べればワルイージはかなり恵まれてはいる。
キャラ作りに際し、マリオを強調したワリオと同様に、体格はルイージを強調した長身のガリガリ体型となり、帽子には「M」を上下反転させて「W」としたワリオに倣い、「L」を上下反転させた「Γ」(ギリシャ文字の「ガンマ」の様な文字)のマークを付けた。当初、帽子のマークが「W」と「L」を重ねたデザインとなっていたが、当時の任天堂でキャラクター監修を担当していた小田部羊一氏から「ワリオのWはマリオのMの逆さまなんですよ」と助言を受けて「Γ」マークに変更された。髭の形は「L」をモチーフにしている。
衣装の色に関しては、マリオの赤、ルイージの緑、ワリオの黄色に加え、ピーチのピンクやデイジーのオレンジを外した色の中で印象的なもの、それらが並んだ時の色見のバランスを考えた際に紫が相応しいと制作スタッフ達が判断したため紫が採用された。
マリオテニス64の公式サイトによると、ルイージと同い年で、マリオブラザーズが「スーパースター」に上り詰めていく姿に対抗心を燃やし、マリオブラザーズに対抗できる力を蓄えるまで下積みを続けてきたという経緯が紹介されている。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のフィギュア名鑑でも、ルイージ兄弟に対抗する力を身につけるために下積みを続けた苦労人と紹介されている。『大乱闘スマッシュブラザーズX』のフィギュアでは『マリオテニス64』の設定の影響か努力家であると説明されている。
『マリオパーティ8』では、おじゃまボイスで「Waluigi No.1!」と発言したり、ゲームに勝ったりスターを獲得したりすると片手に薔薇を持ちながらもう片方の手で帽子のつばをつかむというきざなポーズを見せたりと、ナルシストな一面を見せている。
主な出演作
主に特殊な役割を与えられた作品について解説。
マリオテニスシリーズ
初登場作品。OPからワリオと共にマリオブラザーズと睨み合っていたりと早速馴染んでいる。コントローラーを差し忘れた際のメッセージ画面にも登場している。テクニックタイプ。
「ライバルはルイージ」という専用のミニゲームが用意されており、球を打ち返してLのマークを消すことでスコアを稼ぐ内容。8ビットゲーム機での唯一の登場作品。
『マリオゴルフファミリーツアー』に続きワリオ共々オープニングでメインを張り、更にはクッパと協力して打倒マリオブラザーズを目指す。
本作以降ディフェンスタイプで統一されており、スペシャルショットの動作は他作品を含めた後のキャラ付けに影響を与えている。
既存キャラクターのプレイアブルが6名のみの本作であるが、マリオ、ルイージ、ピーチ姫、クッパ、ドンキーコングに続いて何故か彼が選ばれた。また、ストーリーでは二言しか話さないが、この作品のみ語尾に「~ざんす」と言う。
元々『マリオテニス64』が初出演作なのと、ワリオ共々キャメロットのお気に入りだからか、シリーズが進む事に個性的なキャラ付けがされてきた彼だが、今作では…
・コスチュームがテニス仕様に一新(これはマリオ、ルイージ、ワリオにも当てはまる)
・テクニカルショットでムーンウォークを披露する。
・スペシャルショットで薔薇を加えて指パッチン後、ビールマンショットを決める。
等、かなり強烈な個性付けがなされた。
マリオファミリー屈指のナルシストキャラとしての道を歩み始めてるのかもしれない……もっともこれは他の連中にも言えることだが。
ストーリーモードでは『GC』以来久々にワリオと共に今作の騒動の原因を作り出すトラブルメーカーとして活躍。恐ろしい力を秘めたラケット「エスター」によってルイージ、ワリオ共々操られ全身をグリップテープに巻かれたような姿へと変貌してしまう。その意地の悪さは健在で、パワーストーンの一つをマリオがクッパ像を相手にしている隙に奪ったり、ビラにマリオチームを見下した書き込みをしている。最終的に互いのパワーストーンを懸けた勝負を持ちかけ、ソル王の力を分け与えられたピーチ姫とデイジー姫のペアにダブルスで立ちはだかってくる。
マリオパーティシリーズ
本作で初参戦。ただし、「ストーリーモード」では使用できず、COMとして登場する。彼をテーマにした島型ボードマップ「ワルイージとう(ワルイージ島)」が登場。最初に連れているお助けキャラはパックンフラワー。「ストーリーモード」では、なんと足蹴りでクッパを倒すという凄まじい荒業を披露。
本作以降、「ストーリーモード」でも使用可能となった。「ストーリーモード」をクリアするとワルイージへのプレゼントとしてパックンフラワーをモチーフにした「パックンシャワー」を貰える。
また、「ワルイージのカレンダー」も登場。なんと毎日が日曜日である。
上述の通り、ゲーム勝利時やスター獲得時に薔薇を片手に持ちながらもう片方の手で帽子のつばを掴むというポーズを披露。本作以降、様々なゲーム作品で、薔薇を利用したナルシストの様なキャラクター描写が行われている。ある意味、本作はワルイージのキャラクターの一つを確立した作品だったのかもしれない。
本作ではミニゲーム「ポージングヒーロー」にて、ダンスインストラクターとして登場。プレイアブルキャラクター達がワルイージのダンスの動きに合わせてどれだけ動けるかで点数を競い合う内容となっている。ちなみに、ワルイージがプレイアブルキャラクターとして選ばれている状態では、代わりに他のキャラクターがダンスインストラクターとして登場する。そのため、このミニゲームでは、必ずワルイージが姿を見せる事になる。
また、「チャレンジロード」ではゴーストジャングルのエリアボスを務める。しかし、このエリアボスへ挑む際のセリフが「オマエに勝ってチャレンジする気持ちを再び取り戻す」、プレイヤーが勝った場合は「オレさまにまだ何か足りないのか・・・」というなど少し闇の深いものになっている。(このステージ自体、リタイアした者の思いがさまよっているらしいという設定がある)
本作では、過去作の要素が盛り込まれたおかげで「グルグルのもり」以外のリメイクされたボードマップにも行けるようになった。『8』同様、本作においても、ゲーム勝利時やスター獲得時に薔薇を口に咥えながら両手を上に掲げるというナルシストを連想させるポーズを披露。
マリオゴルフシリーズ
『マリオゴルフファミリーツアー』から参戦。シリーズ初登場ながらも、オープニングでワリオと共にその存在感を見せつけた。
本作では、ワイシャツにスーツベストを着用して薔薇飾り付きのソフト帽(中折れ帽)を被った姿で登場。非常にダンディーな衣装となっている。まさかのオールラウンドタイプ化。「スペシャルショット」は、ゴルフクラブを片手に身体中を回転させた直後に指を鳴らし、強烈なショットを放つ「ローングスティンガー」である。「アドベンチャーモード」の終盤では、ワリオと共に登場し、プレイヤーのMiiと協力して一緒に冒険に出かけることになる。
マリオストライカーズシリーズ
シリーズ2作目である『マリオストライカーズチャージド』以降はディフェンスタイプ。アンダーグラウンドアリーナはワリオと共に地下に建設したという設定。
ちなみに、チャージドにおけるワルイージの使用率が高い。
背番号は「No.0」。「ハイパーストライク」は薔薇を口に咥えながら強烈なキックを繰り出した直後に、紫の茨で対戦相手達を拘束する「スパイキーバリア」である。素早い動きと得意のタックルで相手を妨害することが持ち味。今作では、ワルイージの試合勝利時モーション、失点時モーション、得点獲得時モーションが非常に豊富であり、特に得点獲得時モーションでは尻を突き出しながら両脚を内股に曲げ、薔薇を口に加えると言う非常にお色気感が満載なポーズをとる。
マリオカートシリーズ
『マリオカートダブルダッシュ!!』以降、『マリオカート7』を除く全作品に登場。
シリーズを通してマリオより重さの性能が上の扱いになっており、初参戦からしばらくは中量級だったが、『マリオカートWii』以降は身長の関係で重量級として扱われている。
しかし『アーケードグランプリDX』ではタイプごとの人数比の均等化に伴ってか、なんとピーチやヨッシーと同じ「加速重視カート」となった。
初参戦。中量級でスペシャルアイテムは「ボムへい」。専用カートはワルイージバギー。
100ccのレトログランプリをコンプリートすると出現する隠しキャラクターとして登場。専用カートはゴールド・マンティス、スタンダードWL、トリッパーの3つ。
とある理由からオンライン使用率最高クラスを誇る。
詳しくは、ワルイージカート8DXとハナチャンバギーを参照。
尚、2022年12月の更新、2023年3月9日の追加DLCのアップデートを経てこのオンライン環境が大きく変わることになるが、長年環境のトップにいたことや元々が高性能のセッティングであるためいまだに愛用し続ける人も多い。キャラ愛が出てきたのか「名残惜しい」という意見も見られる。ワルイージファンの中には、「やっとキャラ愛で堂々と使える」と喜ぶ人もいるとか。
当初は登場せず、開始から約1ヶ月後のハロウィンツアーからルイージなどと共に参戦。
マリオなどの他の主要キャラと同じレア枠で、スペシャルアイテムはワリオと同じダブルボムへい。
後にロンドンツアーにてバスドライバー衣装、2021年ハロウィンツアーにてヴァンパイア衣装のワルイージが配信された。スペシャルアイテムはトリプルバナナ(バスドライバー)、ボムへいキャノン(ヴァンパイア)。
また、2022年の1月26日から同年2月9日まで「ワリオVSワルイージツアー」が開催された。結果、ワルイージが勝利した。
アーケード版を除き、現時点で自身の名を冠したコースが2つ登場している。詳細は各記事を参照。
ワルイージスタジアム
『ダブルダッシュ!!』と『Wii』と『マリオカート8デラックス』に登場したコース。
モトクロスのコースでカーブが多い。
マリオカートDXの追加パス第4弾で、ダブルダッシュから初めてのリメイクコースとなった。また、ワルイージピンボールと同様にTwitterでトレンド入りして話題になった。
ワルイージピンボール
『DS』『7』『ツアー』『マリオカート8デラックス』に登場した、ピンボールをモチーフとしたコース。
BGMの人気が高く(勿論、コースも人気ある)、スマブラでも『X』からアレンジ版が収録されており、『8』においても同BGMを使用した「ワリオスタジアム」がリメイクされたことでアレンジされた。
スーパーマリオメーカー
スーパーマリオブラザーズスキン限定の変身、キャラマリオの一つとして登場。
アピールではスマブラのようにテニスラケットを持つ。
100人マリオチャレンジのクリアでランダムで手に入る他、ワルイージのamiiboを読み込むと、その場でワルイージのキャラマリオが解禁される。現在、スーパーマリオシリーズ及び、横スクロールアクションゲームにおける唯一の登場作品となっている(ただし、『ワルイージの姿に変身したマリオ』という設定なので直接登場したとは言い難い)。
ドクターマリオワールド
Dr.MARIOシリーズに初登場。
2019年8月のアップデートでデイジー・ワリオと共に白衣姿でプレイアブル化。スカウトで排出され、ワールド6のスペシャルステージではクリア報酬として入手できる。
「ステージモード」では、ダストウイルスを10匹消せる。「VSモード」では、相手のウイルスをダストウイルスに変え、レベルが上がるに連れて相手のウイルスをダストウイルスに変えられる数が増えていく。珍しく帽子を取ったレアな姿である。
外部出演
ゲームボーイギャラリー4
「レインシャワー」では妨害役として、「ボクシング」ではプレイヤーの操作するルイージの対戦相手の一人として立ちはだかる。ボクシングのデモムービーでは何故か増殖したワルイージがテレサにボーリングのピンの様に倒されるという非常にシュールな映像が流れる。
大乱闘スマッシュブラザーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降の全作品においてアシストフィギュアとして登場している。相手を踏みつけて連続攻撃をした後、ケンカキックもしくはテニスラケットで勢いよく吹き飛ばしていく。ダメージが蓄積していたり、無防備な状態で食らったらかなりのダメージを食らうので注意。
また、『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降のルイージや、『大乱闘スマッシュブラザーズfor』と『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のマリオの色替えパターンに、ワルイージを意識したものがある(ただし『for』以降のルイージは「L」マークの色が異なる)。
Dance Dance Revolution with MARIO
前述の通り珍しくソロで悪事を働いており、世界一のダンサーになるためにミュージックオーブの封印を解いて盗む。BGMは「月夜にぶちこわせ」。
能力
- スピン
ワルイージの主力の一つであり、主にビールマンスピンの体勢で回転攻撃を繰り出す。スコアが入った時や勝利時のポーズとして披露することも多い。
竜巻を纏う「ビールマンショット」(『マリオテニスGC』)や、薔薇の花びらが舞う「イッツショータイム」(『マリオテニスエース』)など、必殺技として繰り出す時はよりそれらしいものとなっている。
『マリオゴルフスーパーラッシュ』のスペシャルダッシュ「ダンシングダッシュ」は、最後にわざわざ決めポーズを取るため硬直が長い。
- スイミング
主力その2。素早い平泳ぎで前進する。水面か空中のどちらで泳ぐかは作品によって異なるが、後者の方が多い。
『マリオテニスGC』において防御系のスペシャルショットにあたる「スイミングレシーブ」で初披露となるが、発動時コートが水面に覆われ、コート外からボール元まで泳いで打ち返すというどこかシュールな技となっている。GBA版でも使用。
「スクリューダンク」(『マリオバスケ3on3』)はバスケットボールが竜巻に包み込まれ、空中を泳ぐワルイージの周囲に大量の泡が発生する。
『マリオ&ソニック』シリーズでは、100m走やスノーボード、スポーツクライミング等で披露。こちらでは紫色のエフェクトを発しており、シリーズが進むごとにエフェクトの表現が派手になっている。
- 薔薇or茨
『マリオストライカーズチャージド』では、サッカーボールに茨のムチを叩きつける「パープルスパイク」を使用。
『ドクターマリオワールド』では、スキルとして巨大な薔薇を背景に、華麗にポーズを決めてウイルスを消す必殺技を披露。
また、上述の通りビールマンスピンに組み込まれたり、各種ゲームシリーズにおける勝利ポーズに使われてもいる。そして、性能もよく使用率も一番高い。
- その他
『マリオスポーツMIX』では4本のアームが付いた機械を背負い、連続で球技(もしくはパック)を飛ばす。
スーパーマリオくん
コミック24巻の「マリオテニス64」編から登場(マリオパーティ2編の合間に差し込まれたストーリー)。ワリオがマリオの仲間入りした後の登場という事もあり、原作と違ってワリオとは敵対関係にある。クッパの手先としてテレサとバディを組み、マリオ&ヨッシーとテニス勝負を繰り広げる。
だが正々堂々と戦うつもりなどなく、事前に二人のラケットを壊すことで不戦勝を狙おうとした。結局ルイージとワリオのラケットが使われたことで勝負となるが、マリオとヨッシーのチームプレーがめちゃくちゃだったため仲違いを起こし、更にテレサがマリオを赤ちゃんに変身させたことで優位に立つ。だがルイージとワリオの「おまえらの持ってるラケットにはおれたちの気持ちも入ってるんだ」という声援でマリオとヨッシーは協力し合うようになり、その奇跡によって出現したスターの力を込めた「ミラクルスターショット」で敗北した。
巻末のオマケ漫画ではクッパとバディを組むが、ワルイージの腕が長すぎて上手くショットが打てずヘタクソであることが判明する。そこでインチキアイテムの力でテレサを呼び出して仲間に加え、3人がかりでマリオたちを痛めつけた。だが今度はマリオたちにアイテム力で逆転され敗北するという皮肉な末路を辿った。
小学館の小学一年生の2000年10月号と11月号に連載された単行本未収録回である『それいけ!マリオテニス64』にも登場。「ワルイージだよ。」と自己紹介しながらマリオのテニス対戦相手として登場するが、その際にマリオから「ながいかおだなあ。」と突っ込まれている。
「マリオパーティ3」編ではみんなのスタンプを横取りするべく登場。のろいのキノコを使ってマリオの動きをスローにし、さんざんイタズラしてからスタンプを奪って逃げて行った。しかし追いつかれてスタンプを取り返された挙句、自分が作ったのろいのキノコ畑に落ちてしまっていつまでも動けなくなってしまった。
「マリオストライカーズバトルリーグ」編である2022年9月号(コミック59巻)にも登場。上記にある「マリオパーティ3」編以来、約20年ぶりの登場となった。試合会場にワリオ、ドンキーコングと一緒に入場する。
余談
- 本山一城版「スーパーマリオ 6つの金貨編」2巻では、悪堕ちしたルイージが登場している。マリオを蹴落として主役の座を奪おうと豹変し、この時にマリオが「たいへんだルイージがワルイージになったァ!」と叫んで逃げている。また本山ワリオは「兄弟が欲しい」「弟が欲しかった」と述べておりルイージを拉致したことがある。
- 1994年に勁文社から発売された『4コマランド マリオとワリオ』にも、ワリオが「もし俺に弟がいたら…」と妄想した際に、ワリオの架空の弟という設定でワルイージという名称のキャラクターがワリオの妄想劇中に登場している。こちらは、髭の形がバネの様な形状であり、奇しくも本家の初期デザインと同じく帽子のマークが「W」と「L」を重ねたデザインとなっている。
- 『ペーパーマリオRPG』において、マリオが「エムブレームL」を装備するとその衣装がルイージの衣装に変わり、「エムブレームW」を装備するとワリオの衣装に変わるが、両方のエムブレームを同時に装備するとワルイージの衣装に変わる。
- 『スーパーマリオオデッセイ』でも衣装が用意されており、マリオに着せることができる。ただし、帽子の「Γ」マークとオーバーオールのボタンの色が共に黄色ではなく金色である。さらに、海外版『スーパーマリオオデッセイ』におけるワルイージの衣装に関する説明文は、「This outfit makes you want to lurk In the shadows, waiting for a turn in the spotlight.(訳:この衣装はあなたは影に潜ませる、スポットライトを浴びるのを待ちながら…)」と何やら意味深な内容となっている。
- 『マリオ+ラビッツ_キングダムバトル』にワルイージをモデルにしたラビッツ、ブワルイージがブワリオと共にボスキャラとして立ちはだかる。元がスマッシャー(大型のラビッツ)であるため非常に恰幅のいい見た目をしている。赤いドカンを武器代わりに背負い、移動を封じるハニー状態の効果を含めて力強く叩きつけてくるほか、相手を引き寄せるマグネットダンスも使用する。
- 『ルイージマンション3』の8階ステージには、開発会社が同じである関係で、よく見ると壁に『スーパーマリオストライカーズ』の絵画が飾られている。そして、そこには他のマリオファミリーと共にワルイージのシルエットが描かれている。
- アメリカ合衆国にある任天堂本社の2階には、「WALUIGI(Waluigi)」という名称の会議室が設けられている。さらに、同本社の2階には「WARIO」というフロア名が当てられており、同階には他にも「DAIMOND CITY(Diamond City)」、「WARIOWARE(Warioware)」、「9-VOLT(9-volt)」というワリオシリーズに因んだ名称の会議室が設けられている。
- マリオカート7でリストラになった事で世界中のワルイージファンやマリオカートユーザーがショックを受けていた。そんな状況を知ったマリオカートのディレクターは「ワルイージがそんなに人気があるとは…」と、コメントをしていた。
関連イラスト
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クッパ…時に敵対することもあれば、マリオブラザーズ打倒のため結託したりと様々な形で関わっている。中にはワリオとワルイージの悪戯からマリオを守るといったシチュエーションも。
デイジー姫…同じくスポーツやパーティでの登場をメインにしている者。他の姫及びヒロイン(ピーチ姫とロゼッタ)と比べるとマリオ本編の出番が少ないが、一応本編出身。ワルイージを見下したりしている言動がある。ワルデジは常に一緒に登場し、例外は非常に少ない。
ロゼッタ…公式ではないがワルイージとロゼッタのカップリング(ワルロゼ)がある。理由は不明だが海外では人気があり、仲のいい関係である事が多い。『Waluigi Rosalina』と検索すれば結構出てくる他、最近ではpixiv上でも人気が出てきている模様。
アシュリー…同じくワリオファミリーの代表と言えるキャラだがこちらはワルイージとは逆に『メイン作品には登場するがマリオキャラによるお祭り系のゲームには出て来ない』。
シャドウ・ザ・ヘッジホッグ…任天堂とSEGAのゲームシリーズ『マリオ&ソニック』の一部作品にてワルイージとシャドウの特殊勝利ポーズが見られる(おそらくスマブラシリーズのアシストフィギュア繋がり)。この二人はこのペア以外での作品を超えた特殊勝利ポーズが存在しない。