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編集者:光 メイル
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基礎データ

全国図鑑No.0713
マウンテンカロス図鑑No.080
ガラル図鑑No.359
ヒスイ図鑑No.216
パルデア図鑑No.364
ローマ字表記Crebase
ぶんるいひょうざんポケモン
タイプこおり
たかさ2.0m
おもさ505.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいマイペース/アイスボディ/がんじょう隠れ特性
タマゴグループかいじゅう/こうぶつ(第8世代から)

各言語版での名称

英語Avalugg
ドイツ語Arktilas
フランス語Séracrawl
韓国語크레베이스
中国語冰岩怪

進化

カチコールクレベース(Lv.37)

概要

カチコールの進化形。初登場は同じく『ポケモンXY』(第6世代)。

上下が逆転したような、下方向に大きく張り出した体型となった。同期のカラマネロとは異なり、進化レベルに達すれば自動的にこの形になる。

上部はテーブルにしか見えないほどに扁平で、実際『ORAS』では本種を模したテーブルも登場している。

ただしクレバス状の亀裂が生じるため、完全な扁平ではない事が多い。この亀裂は日中の活動により暖まる事で深くなるが、夜になり冷えるとまた綺麗に塞がるという。

ポケパルレやアニメでの描写から、しっかりとしたも生えていることが分かる。

の装甲と身体を完全に融合させた上で非常に巨大化しており、体高2mに対して全長は6m前後と、体積では並の伝説ポケモンよりも大きい。体重も同期では最も重くジガルデ次世代で完全体になってようやく抜き返せたほど。

のように頑丈な巨体ながら、主成分が氷なのでに浮き、本物の氷山の中を砕氷船のように移動できる。技としての「なみのり」も覚える。

また持ち前の平たい背中は運搬能力にも優れ、特に進化前のカチコールを載せている事が多い。山岳地帯に住むカチコールがを越えて住処を変えられるのもこの遊泳力と積載量によるものだと言え、『Y』の図鑑ではまるで 氷の 航空母艦のようだと評されている。

以上の特徴から、モチーフはかつてイギリスが構想した氷山空母「ハボクックであると考えられ、名前の由来も「クレバス+ベース(基地)」であると思われる。

これは船体を氷で造る事で、安価かつ被弾しても周囲の海水で簡単に修復できるというコンセプトであった。結局乗員その他が発する熱を解消できず机上の空論に終わったが、単体で動けて「じこさいせい」も覚えるクレベースならば問題は無いだろう。

イギリスがモチーフになった『剣盾』(第8世代)には当然のごとく登場している。

ゲーム上の特徴

『XY』ではウルップがエースにしている。

野生では「氷山空母」らしく、水に浮いた状態で現れる事も多い。

ポッ拳』ではバトルフィールドの一つ「スノーギフト」の背景にて、背中に大きなプレゼントの箱を乗せつつ氷の上を滑りながら一定のルートを周回しているが、時々プレゼントの替わりにレジアイスを背負っている事がある。

NEWポケモンスナップ』でもジュゴンを載せて流氷地帯を泳ぐ姿が見られた。

ポケモンユナイト』では何故かサンダーらと同等の扱いを受けており、「ジーヴルシティ」のボス枠として登場している。

「キャッチアンドバトル」で登場した際は操作も可能で、「てっぺき」と「れいとうビーム」が使える。

ちなみに『バイオレット』版のカチコールの図鑑で語られたセビエとの対立がその後どうなったのかは現状不明。

『スカーレット』版の本種の図鑑にはハルクジラの群れと出くわしても争いを回避するとの説明もあり、進化して落ち着いた可能性もある。

もっとも、当の『バイオレット』版には邪魔者は すべて 圧し潰すと相変わらず不穏な説明が見られるが。

対戦での評価

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計
クレベース95117184444628514
レジアイス805010010020050580

物理版レジアイスと言うべきステータス配分をしており、単こおりタイプという耐性上の不安を撥ね退けてしまうほどの恐ろしいまでの物理耐久を誇る。

メガシンカを除けば数値上では全ポケモン中堂々のナンバー1。レジアイスの同期で同じく「数値受け」で生き残ってきたレジロックすら上回った。

HPに「努力値」を振るだけでヒヒダルマの一致「フレアドライブ」を耐え、その体重から最大威力で入ってくる「けたぐりマニューラ程度ならば2発持ちこたえてしまう

先述の通り「じこさいせい」も自力習得するため、PP切れを狙ったり「ゴツゴツメット」などを併用したダメージを蓄積させる戦法も容易である。

「こうげき」も高いため物理アタッカーとしても十分戦える。

ただ、タイプ全体の問題で一致技の威力が伸び悩んでいる点は課題である。「ゆきなだれ」は鈍足との相性が良いが、行動が読まれやすく変化技を使われる隙を生みやすい。

一方、単こおりタイプとしては珍しく「じしん」や「ストーンエッジ」など不一致技には恵まれている。なお、「のしかかり」は、通常時も「トリックルーム」下でも、自身の素早さの関係から、麻痺をさせる目的ではあまり意味がない。

反対に、特殊面はからっきしであり、不一致抜群でも十分脅威になり得る。

その上「こおりのつぶて」を覚えず自力では鈍足のリカバリがほぼできないので、特殊アタッカー相手には何もできずに倒されてしまう可能性すらある。

一応、隠れ特性の「がんじょう」とタマゴ技の「ミラーコート」を組み合わせれば一矢報いることはできるが。

登場時はメガシンカや特殊アタッカーが跋扈する環境であったため、お世辞にも目立っていたとは言えなかった。

しかし、同世代で実装されたさかさバトルでのネット対戦が可能になると、持ち前の物理耐久を活かした要塞として、レジアイスや運ゲーの申し子オニゴーリらと共に重用されるようになった。

第8世代

剣盾』ではさかさバトルが廃止されてしまったものの、環境が物理に偏るようになったことや、「オーロラベール」「つららばり」「ヘビーボンバー」「ボディプレス」等の習得を受けて、通常ルールでも大きく躍進した。

弱点技の多くを半減で受けられ、自身もかなりの耐久を誇るドヒドイデと組むことが多かった。

「つららばり」は不安定ながら能動的に火力を出せるメインウェポン。「ボディプレス」は「ぼうぎょ」依存のクレベースのために用意されたかのような強力なサブウェポンで、「てっぺき」とのコンボがとにかく強力。加えて、特性「マイペース」も「いかく」を無効にするようになったので、物理アタッカーとしても今まで以上に強く攻められるようになった。

しかし世代後半のDLCでは、「冠の雪原」で同じ単こおりタイプかつ伝説級のブリザポスが登場。物理アタッカーとしてはあちらの方が汎用性が高かったので、耐久ベースに回帰している。

第9世代

SV』で「あられ」が「ゆき」に変わり、効果も「こおりタイプの『ぼうぎょ』が1.5倍」となった。クレベースにとっては願ったり叶ったりの強化と言える。

ゆき状態で特化バンギラスが特化クレベースと対面した場合、倒すには「こだわりハチマキ」を巻いてテラスタルを切っても「ロックブラスト」のフルヒットが2セット必要になる。クレベース側が「オーロラベール」を展開していた場合、3セット目にずれ込む。もはやタイプ相性など無くなったようなものである。

こおりタイプの多くに言えることだが、自身のテラスタルとの相性もかなり良い。

酷い耐性を捨てることができるため、自慢の物理耐久をより活かすことができるようになった。テラスタイプは単タイプ中では最良とも言われるみずや、「てっぺき→ボディプレス」コンボの火力を伸ばせるかくとうが人気。

また、相方としてある程度の相性補完が効く上に手薄な特殊方面をカバーできるドオーを獲得した。

一方、ドドゲザンは天敵と言える。はがね弱点をテラスタルで消せると言っても「オボンのみ」がなければ基本的に受け切れず、「つるぎのまい」も止めるのが困難。複合するあくタイプも汎用性の高いテラスタイプでは対処し難い。

物理耐久としては、「もふもふハカドッグという競合が現れており、しかもあちらの方が耐性も優秀である。ただし回復技が「ねむる」しかなく攻撃力でも劣っているため、クレベースのシェアは依然として残った。

ちなみに攻撃技としては「つららおとし」や「アイススピナー」を習得しており、さらに選択肢を増やしている。

その他、初期にはキョジオーンヘイラッシャがよく「じわれ」放っていたため、それを「がんじょう」で無効にてきる点も評価された。ドドゲザンにも「ハサミギロチン」を振り回す型がいたりした。

使用トレーナー

ゲーム版

アニメ版

  • ウルップ(XY)

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

余談

Googleイメージ検索で「クレベース」と検索すると、猫の顔が真っ二つに切断された画像や人の舌が切れたグロ画像が混ざってくることがあり、検索してはいけない言葉になっていたりする。

2015年の映画短編のポスターではピカチュウデデンネニャースがクレベースの上に立っていたが、実際には登場しなかった

「超物理耐久+超特殊耐久=最強」ということで、合成ポケモンの要領でレジアイスと合体させるネタが流行した。

「無敵要塞レジベース」などと銘打ったAAも出回ったほか、組み合わせをフリージオ等に変えた亜種も作られた。

レジアイスについては先述の通り『ポッ拳』にて公式のネタとなっている。

関連イラスト

性質上、「航空母艦大にしたもの」と「何かを載せたもの」の比率が高くなっている。

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