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スリーパー(ポケモン)

すりーぱー

スリーパーとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場したキャラクター(モンスター)の1匹である。
目次 [非表示]

基礎データ

全国図鑑No.0097
カントー図鑑No.097
ジョウト図鑑No.088
アローラ図鑑No.067
パルデア図鑑No.067
ローマ字表記Sleeper
ぶんるいさいみんポケモン
タイプエスパー
たかさ1.6m
おもさ75.6kg
特性ふみん/よちむ(第4世代から)/せいしんりょく(隠れ特性)
タマゴグループひとがた

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語スリーパーsleeper(眠っている人)
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語Hypnohypnosis(催眠術)
フランス語Hypnomadehypnose(催眠術)+nomade(遊牧民、流浪者)
韓国語슬리퍼日本語名の音写
中国語(簡体字)引梦貘人引梦(夢を見させる)+貘(バク)+人
中国語(繁体字)引夢貘人引夢(夢を見させる)+貘(バク)+人
中国語(大陸)素利拍・素利柏日本語名の音写
中国語(香港)催眠獸催眠+怪獸(モンスター)
中国語(台湾)索利柏日本語名の音写
ヘブライ語היפנו英語名の音写
ヒンズー語हिप्नो英語名の音写
ロシア語Гипно英語名の音写
タイ語สลีปเปอร์日本語名の音写

進化

ポケモンかわいいね!

スリープスリーパー(Lv.26)


概要

スリープの進化系で、初代から登場している古株のエスパーポケモン。

進化前同様いやらしい目付きが特徴的で、夢を喰らうといわれる空想の動物「」をモチーフにしている。しかし実際の体型および顔立ちは獏よりもトロールなどに近いものへと変化しており、受ける印象はかなり異なる。

また、首の回りには白い毛が襟巻きのように生えていて、♀の方が長い。


様々な超能力を使いこなし、その中でもさいみんじゅつを大の得意としており、いつも持ち歩いている紐でつるした五円玉のような振り子を使って行う。

この振り子はどうやって手に入れたのかは不明であるが、ケーシィから進化したユンゲラーがいつの間にか持っていたスプーンと似たようなものと思われる。


当然、さいみんじゅつの効力はスリープ時代よりも更に磨きがかかっており、どんな時でも決まったリズムで振り子を揺らし、その揺れが大きい程に催眠の効き目は長くなる。例え眠りから目覚めたばかりの人であっても3秒後には眠ってしまう程で、「みんなのポケモン牧場」では周囲のポケモン達が眠ってしまう様子が見られた。


現在のポケモンの中で最も強力なさいみんじゅつを操れるのはカラマネロとされており、スリーパーはNo.2の地位に甘んじているが、「世界中のポケモンの中」というとんでもなく広い枠組みを考慮すれば、非常に強力である事実に変わりはない。


スリープと同様に他の生き物が見るを主食としているが、知能がかなり高くなった為なのか、より夢を食べる為に手段を選ばない傾向となっており、出会った者をとりあえずさいみんじゅつで眠らせ、夢を味見。美味しかったら食料元として連れ去るという物騒な生態を持ってしまった。

特に子供が見る楽しい夢を好んで食べる為、被害に遭いやすいのも子供であり、催眠術で操られ誘拐された事件があったという。


ラルトス擬人化+ロリーパースリーパーのさいみんじゅつ!

後述する『FRLG』でのイベントや人相の悪さも相まって、ロリーパーなる蔑称でネタにも事欠かない、非常に危険なポケモンとなっている。


一方、スリーパーのさいみんじゅつは不眠症の人間であっても眠らせる事が可能な為、それに悩む人々からは救世主とありがたがられる事もあり、病院で手伝いを行う個体も多い等、医学的にも信頼がおける物となっている。

恐らくだが、カラマネロでは強すぎて繊細な加減が効かないのだろう(アニメでもズバットの超音波医療をゴルバットでは強すぎて担えないとされる)。


主にカントーやアローラ、パルデア等に生息するポケモンだが、ネッコアラが同じ地方に棲んでいる場合は、一生眠り続けている彼らの夢を主食としている為、人間が被害に遭う事は少ないのだという。

事実街中でも普通に人々の生活に溶け込んでおり、随所で見かける事が出来る点からも、安定して夢を供給してやれさえすれば、人間と諍いを起こす事も無いのである。


ポケパルレポケリフレでの喜びポイントは襟巻き。嫌がりポイントは振り子で、大事にしている為触られたくないのだろう。

きのみのもり

色違いでは全身がピンクになる。


ゲーム上での特徴

  • FRLG』のナナシマにある「きのみの森」にて、迷子の少女マヨをスリーパーが追い回すというイベントが存在する。

  • SM』ではザオボーの手持ち、しかも切り札的なポジションとしても登場し、種族値の底上げなど対戦においての大きな強化は無かったが、出番の多さや世界観の構築という点では優遇された扱いを受けた。

  • USUM』ではスリーパーが関わってくるサブイベントが追加された。それぞれシナリオを進めれば挑戦できるフラグが立つが、しなくてもストーリーに影響はない。

性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
第1世代85737011567410
第2世代から8573707311567483

※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。


  • 特防が高い耐久寄りのポケモン。HPと防御も、全体的にフィジカルが低いエスパータイプの中ではそこそこ高い方。


  • 種族値的には攻撃も特攻も同じ73なので、火力不足感こそ否めないものの、一応物理技も特殊技も使いこなすことができる。特に3色パンチを使えるのは大きな特長と言え、オーベムが登場するまで、非伝説の単エスパーで最高の攻撃種族値を持っていた。攻撃の際は「わるだくみ」「めいそう」等で上手く積んでから仕掛けたい。

  • 補助技は豊富で、積み技以外にも「かなしばり」「トリック」「いばる」等イメージ通りのトリッキーな補助技を多く覚えられる(技マシンも含めれば「でんじは」や「トリックルーム」も)ので、それを駆使して相手をかく乱させるのが主な戦法。なのだが、いかんせんエスパータイプには強力なライバルが星の数ほど存在するため、そちらに席を奪われがち。

  • 意外にも、がモチーフであり図鑑にも『夢を食べる』と記述があるくせに、どういうわけかLPLEまでは自力で「ゆめくい」を覚えられなかった。

  • ちなみにDP~SMでは何故かレベルアップで「ずつき」を2回覚えられた。流石におかしいと思われたのかUSUMで片方差し替えられたがその技は「めざましビンタ」。夢を食うどころか起こしてどうすんねん。

  • 第1世代では97カップで98カップで決勝進出者が採用するなど大型大会レベルでの採用実績もあった。やはりフーディンと比べて入手難易度が低い事、フーディンもそうだがルージュラと比べても物理耐久が高かったことが利点だろう。98カップ地区予選のベスト8進出実績はルージュラの倍近くある。参考

  • 特攻と特防が「とくしゅ」として一括にされていた第一世代では、「サイコキネシス」による高い火力を持ちつつ、「でんじは」や「のしかかり」といった技を覚えられたため、トップメタとまではいかないものの、なかなかの人気を集めたポケモンだった。

  • バトレボ環境では、眠らない催眠技使いかつ当時それなりに多芸だった起点作り役として、地雷程度の活躍はあった。

  • USUMシングルレートシーズン8における採用率は無・最終進化系のエスパータイプ中最低(480位)で、あのアンノーン(467位)すら下回っていた。

  • 第9世代ではSVに内定。「トリックルーム」使いとしては同じ単タイプのゴチルゼルに差別化に困る状況。ゴチルゼルは第8世代以降「さいみんじゅつ」を覚えたため、それこそ「どくガス」ぐらいしか差別化点が無い。XD技の「バトンタッチ」がマシンわざ化してはいるが、初期ポケモンプールでもエスパー単タイプで「バトンタッチ」するならまずクエスパトラの壁は越えられないと言っていい。一応ふみんのお陰でリククラゲに眠らされることなく仕事ができるという点はあるが…が、スリーパーにとってはそんなことよりも「ゆめくい」の習得手段がなくなってしまった事の方が余程問題なのかもしれない。
    • 習得できる毒技が「どくガス」と「どくどく」しかなかったのに何故か碧の仮面でどくどく」を習得できる一匹に選ばれた。そんなにどくガスのイメージが強かったのか…「はたきおとす」や「くろいきり」も覚え、差別化はしやすくなった。

使用トレーナー

ゲーム版

※1:ポケモンスタジアム2

※2:ポケモンスタジアム金銀


アニメ版

  • ポケモン大好きクラブ会長(無印27話)
  • ミキ(無印176話)
  • ハヅキ(無印265話)
  • ザオボー

漫画版

  • ロケット団中隊長リョウ(ポケスペ)
  • ザオボー(ポケスペ)

番外作品

ポケモンGO

  • 第一世代のポケモンであるため、サービス開始当初から登場している。一応野生の個体は存在するが、出現率は低いため、基本的にスリープを進化させて入手することになる。そのスリープの出現率も巣を除けばかなり低いのだが、2016年に行われたハロウィンイベントでは、妖怪モチーフだからかはたまた風貌故か進化系のスリーパー共々大量発生する対象に選ばれたため、ゴース系統やニャースなどと共に町中に大発生していた。このため、所持者は意外と多かったりする。

  • 性能はというと、原典同様耐久よりになっており、攻撃力はやや低め。実装当初は、バトルがジム・レイドしかなかったことから耐久性よりも攻撃力の方が重視される風潮が強かったことに加え、習得できるワザがフーディンエーフィミュウツー等とほぼ被ってしまっていたこともあって、実質これらの下位互換的な地位に甘んじてしまっているとして対して注目されていなかった(自慢の耐久面で勝負しようにも、そうなると今度は伝説ポケモンルギアの存在があまりにも大きかったのだ)。
  • そのため、総じて、攻撃面も耐久面もどっちつかずの非常に中途半端な性能という烙印を押され、コレクション用のキャラクター程度にしかみなされていなかった。


  • さらにその後レガシー技だったシャドーボールが復活し、ミラーマッチにも対応できるなど正にやりたい放題である。習得可能な技が大幅に限定されているポケモンGOにおいて6種類(シャドウ/リトレーン個体も入れるなら7種類)もの幅広いタイプの選択肢を持っているという点は非常に大きい。軽く技のデパート状態である。ただし、これだけの技追加による反面、厳選するものなら貴重なわざマシンスペシャルを十数個消費する可能性があるため、数には余裕を持たせるように。

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

  • ポケモン大好きクラブ会長のスリーパー
    • 無印27話でスリープと共に登場。都会暮らしのストレスのせいで睡眠不足に陥った大人達が催眠ポケモン・スリーパーの催眠術に頼っていたが、本来ポケモン相手に使う技を人間用に波長を変えて使った副作用によりポケモンや子供たちに悪影響を及ぼしてしまった。特に子供達やカスミは催眠状態のままポケモンになりきってしまう『ポケモンがえり』を起こしてしまう。スリープの夢の波長で打ち消す事で子供達や他のポケモン達を正常に戻すことに成功する。

  • 無印176話
    • 忍法学園生徒・ミキの手持ちとして登場し、練習試合でデルビルに敗北した。

  • ハヅキのスリーパー
    • 無印265話に登場したハヅキのポケモン。サトシのワニノコの「こわいかお」にも怯まず眠らせて勝利した。最初から眠っているカビゴンにも「ゆめくい」で攻撃するが起きて機嫌が悪くなったカビゴンにより倒された。

  • ザオボーのスリーパー
    • CV:サンシャイン池崎
    • 4年前、ザオボーが欲を出して秘密裏にウルトラホールを開けた結果、出てきたウツロイドに幼い頃のリーリエが襲われるという不祥事をやらかしてしまう。その場に居合わせた実験体のシルヴァディが彼女を助けた事で大事には至らなかったが、その事実が発覚する事を恐れ弱ったリーリエの記憶をスリーパーの「さいみんじゅつ」で封じ込めた為、ウツロイドに襲われた際の恐怖の部分だけが中途半端に残り、リーリエはポケモンに触れなくなってしまう原因となった。事件が解決した後はザオボー共々サトシ達に謝罪する。
    • その後、アローラリーグ本戦1回戦にて念力を利用してサトシのポケモンで一番弱そうなメルタンを引きずり出す(サトシは最後までその事に気付くことはなかった)が、スリーパーのコインをメルタンに喰われた事でエスパー技が使用不可能になり、その隙にラスターカノンで撃破された。

その他

無印169話
新無印18話・136話
劇場版ルギア爆誕

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

2章でロケット団中隊長・リョウの手持ちで登場、沈没するサントアンヌ号から逃げる際にヨガのポーズを使って中隊長3人を浮遊させる。しかし、キレたイエローにオムすけ(オムナイト)のれいとうビームで凍らされ、重みで落下しロケット団共々捕まる。

14章ではザオボーの手持ちで登場している。


余談

「子供を連れ去る」という点では民間伝承のハーメルンの笛吹き男と似ている。名前の由来には「Pied Piper」も含まれているかも知れない。


関連イラスト

No.097 スリーパー秋のスリーパー祭り

無題どうぞ、よい夢を

センシティブな作品かきおさめ


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン RGBP FRLG LPLE

ポケモン一覧 エスパータイプ 催眠術


0096.スリープ0097.スリーパー→0098.クラブ

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